混声合唱の練習で少し早いテンポの曲が出てきた。言葉がドイツ語で、そちらにも神経を遣うからか、みんなのリズムが合わない。


何度か同じ箇所を繰り返し練習したが、やはりリズムが合わない。難しいものだなと思っていたら、思案顔だった指導の先生が「皆さん、立ちましょうか」とおっしゃった。皆が立ち上がると、今度は「ここを足踏みしながら歌ってみましょうか」とおっしゃった。

「えっ?」というのが私の正直な反応で、何か子供だましのようにも思えたのだが、実際に足踏みしながら歌ってみると、ぴったりリズムが合った。「えっ?」が「へぇー」という感心に変わったが、リズムというのは頭で計算するものではなく、身体で感じるものなのだろう。