7月5日に63才の誕生日を迎えた。今年はその前後にいろんな約束や用事があって賑やかだった。

誕生日前日の4日は第2回川崎音楽祭に出掛けた。主催者の演歌歌手、夏木かずみさんの後援会長を日頃お世話になっているF川さんが務めておられる。演歌に親しみは無いが、F川さんに来てねと頼まれたら断れない。有給休暇を取って馳せ参じた。


司会の林家らぶ平さんが「歌を聞いたら各々の人生を感じられますよ」とおっしゃっていたが、ずっと組織の中で働いてきた私と違い、皆さん、自分の力を頼りに生き抜いて来られた方々だ。結婚されているのだろうか、お子さんはおられるのだろうか、生き方に迷われたことはないのだろうか、と気になったが、そういう生きざまそのものがその人だけの歌を作り上げて行くのだろう。

私のカラオケが上手くないのは、これまでお気楽に生きてきた生きざまを反映しているんです、これから上手くなりますから、ということにしよう(笑)

なかなか味わい深い言葉だ。
ラグビーをしていた頃は生傷が絶えず、傷の上に出来るかさぶたを当たり前のように見ていたが、確かに、かさぶたは傷が癒えるまで傷を守っていたのだ。そのかさぶたのように、私を守ってくれた人達がいる。感謝しなければ。それから、私も誰かのかさぶたになれるよう努力しないと。
調布に住んでいる友人からコンサートのチケットを貰った。6年目を迎えた調布国際音楽祭の最後を締めくくる「バッハ・コレギウム・ジャパン」のコンサートで、モーツァルトのオペラ「バスティアンとバスティエンヌ」、同じくモーツァルトの音楽付き喜劇「劇場支配人」が上演されるとのこと。私にとっては初めて尽くしのコンサートだ。楽しみに出掛けた。


「バスティアンとバスティエンヌ」は、羊飼いの娘バスティエンヌとその恋人バスティアンが恋の鞘当てをしたり悩んだりしながらも恋を成就する物語だが、驚いたのはこれを作曲したとき、モーツァルトは僅か12才だったことだ。モーツァルトは天才には違いないが、12才にして男女の恋愛をテーマにするとは何という早熟。彼を基準にすると、私のラグビー仲間などみんなオクテになってしまう(笑)

「劇場支配人」は、興行を前に歌手を探す劇場支配人の元に二人の歌手がやって来て歌を競い合う物語だ。どちらも自分こそプリマドンナに相応しいと譲らず、そこにテノール歌手がなだめに入るのだが、女性二人は言うことをきかない、それが喜劇に仕立てられている。舞台が調布になっており、パルコやコンビニが出てきたから、観客席から笑いが起こった。最後はハッピーエンドとなるが、皆さん素晴らしい歌声で、大いに楽しませて頂いた。

良い音楽を聴くと身体の細胞が活気付くような気がする。だから、私のバイオリンも何とかしないと(笑)