オペラ歌手、田村麻子さんのコンサートに出掛けた。「オペラ魅惑のヒロイン達」とパンフレットにもある通り、田村さんがさまざまなオペラに出てくるヒロイン10人を演じて歌われた。

プッチーニ作曲「ジャンニ・スキッキ」のラウレッタに始まり、ベッリーニ作曲「カプレーティとモンテッキ」のジュリエッタ、グノー作曲「ファウスト」のマルグリート、ヴェルディ作曲「椿姫」のヴィオレッタ・・と続いて行く。物語の場所も時代も異なるし、その中に登場してくる10人のヒロインは年齢も性格も環境も違う。例えば、「ジャンニ・スキッキ」のラウレッタは恋する純情な乙女だが、「椿姫」のヴィオレッタは求愛に心を揺さぶられる高級娼婦だ。


そんな違いを田村さんは見事に演じ分けられた。ステージ上での佇まい、手振りや身振り、そして歌に込められた感情が、そのヒロインそのものだったのだと思う。歌唱力が群を抜いているのは確かだか、それだけではなく、さまざまな感情や生きていく上での喜びや苦しさを田村さんは理解されているのだろう。見事だった。

共演の橋本恵史さんも素晴らしかった。各々のオペラの時代背景や登場人物、そして田村さんが歌う曲の意味や曲に込められたヒロインの気持ちをある時はユーモラスに、ある時はシリアスに語られ、私のようなオペラ初心者でも田村さんの歌を心して聴けるよう誘導下さった。このコンサートの形には欠くべからざる方なのだと思う。

何名かの方にご案内したコンサートだったが、オペラ初心者の方にも、オペラが趣味という方にも評判の良いコンサートだった。その理由は、やはり田村さんの歌が期待以上に素晴らしかったからだろう。次のコンサートにも行きたいと思う。
この日もお休みを頂き、小田原に住む叔父を訪ねた。長く中学の教員を務めた叔父は盆栽や家庭菜園が趣味で、お邪魔すると必ず何かしら野菜を持たせて下さる。今日は誕生日だ、堂々と頂こう(笑)

スイカの花と実。

紫も鮮やかな茄子。実は大好物。

赤い実だけ頂いたミニトマト。

丸々と太ったピーマン。

逞しく根を張った大根。

濃厚な味のトマト。

可憐なキュウリの花。


トウモロコシは、茹でる為の湯を沸かしてから採りに行けというらしい。もぎたてのトウモロコシは本当に美味しい。


スイカも頂いた。爽やかな甘みが口の中に広がり、火照った身体に水分が行き渡るような感覚になる。


叔父はこの春、米寿を迎えたらしい。どこも悪いところがなく、常用の薬も全くないとか。健康の秘訣を訊ねたら、「しっかり食べ、しっかり出すこと」とのこと。なるほど、分かりやすい。食べないとだめだか、食べっ放しもだめということか。

だったら愛情も同じで、しっかり愛情を受けたら、しっかり愛情を与えよう。ついでに、お金もしっかり稼いだら、しっかり使おうということか。この一年はため込まず身軽に行こうをモットーにしてみるか。モットーにしなくても、お金だけは貯まったことがないけれど(笑)
7月5日に63才の誕生日を迎えた。今年はその前後にいろんな約束や用事があって賑やかだった。

誕生日前日の4日は第2回川崎音楽祭に出掛けた。主催者の演歌歌手、夏木かずみさんの後援会長を日頃お世話になっているF川さんが務めておられる。演歌に親しみは無いが、F川さんに来てねと頼まれたら断れない。有給休暇を取って馳せ参じた。


司会の林家らぶ平さんが「歌を聞いたら各々の人生を感じられますよ」とおっしゃっていたが、ずっと組織の中で働いてきた私と違い、皆さん、自分の力を頼りに生き抜いて来られた方々だ。結婚されているのだろうか、お子さんはおられるのだろうか、生き方に迷われたことはないのだろうか、と気になったが、そういう生きざまそのものがその人だけの歌を作り上げて行くのだろう。

私のカラオケが上手くないのは、これまでお気楽に生きてきた生きざまを反映しているんです、これから上手くなりますから、ということにしよう(笑)