秩父宮ラグビー場での決勝戦は同志社対早稲田・・・あぁ、これが大学ラグビー選手権なら、と思わずにはいられないが、昨日、秩父宮で開催された第2回 3CHEERS GAMEの決勝戦だ。全国から18校が参加し、予選を経て最終的には同志社と早稲田が決勝戦に進出した。以下、同志社の戦績を記す。トライした選手名の前にある「S」は昭和卒、「H」は平成卒、「R」は令和卒、数字は卒業年になっている。



【予選】

同志社6-0明治

(トライ)R2足立、R3辻倉、H13長谷川、H18君島、R7村岡、R7木村。

同志社7ー0法政

(トライ)R2足立、H4春山、H14堀越、R2久保田、R7木村、R7村岡。

同志社4-4早稲田

(トライ)R2足立、R3辻倉、R7村岡、H18君島。

2勝1分で決勝トーナメント進出



【決勝トーナメント】

同志社5-2日体大

(トライ)R2中村、R3辻倉、H14堀越、R5杉山、S59竹谷。

準決勝 同志社3-1成蹊

(トライ)R2中村(2トライ)、R3辻倉。

決勝 同志社3ー4早稲田



京都がホームグランドの同志社にとってはアウェイの東京、秩父宮での戦いとなったが、予選で明治と法政を零封、早稲田とは引き分けで決勝トーナメントに進出した。そして、準々決勝で日体大を、準決勝で成蹊を破り、決勝戦に進んだ。残念ながら優勝を早稲田に譲りはしたが、ラグビーのメッカ、秩父宮で「同志社ここにあり」を力強く示してくれた。感謝。



この同志社OBの活躍を現役に伝え、奮起を促そうかと思ったが、その思いが伝わったのか、本日、静岡で行われた慶應義塾との定期戦を47対44で何とか勝利したらしい。多くの課題が見付かったことと思うが、一つひとつ克服し、大学選手権での上京を果たして欲しいと思う。



勝間和代さんの「人づきあいはコスパで考えるとうまくいく」を読んだ。「人間関係に悩んでいるなら、この本がきっと役に立ちます」と勝間さんが言いきっておられるし、やるべきことは2つだけとおっしゃるから、これは手っ取り早いかもと思い、読み始めた。



さて、やるべきことの1つは、嫌いな人や苦手な人との人間関係に時間や労力をかけるのを止め、人間関係を「コスパ」で考えようというもの。確かに、そういう方々への気遣いや対応は空振りに終わることが多いだろうから、少し距離を取った方が良さそうだ。もう1つは、人間関係を構築するための「スキル」を身に付けようというもの。すなわち、快適な人間関係はスキルで解決できるとされており、私たちを困らせる人のタイプを分類し、快適なコミュニケーションを実現するためのスキルを具体的に解説されている。さらりと読めて面白かった。

最も印象に残ったのは、アメリカの心理学者アルバート・メラビアンが提唱したという「メラビアンの法則」だ。これによると、コミュニケーションの3要素に占める伝わり方を分析すると、視覚情報が55%、聴覚情報が38%、これに対し、言語情報は7%に過ぎない。


すなわち、人は話の内容そのものよりも、視覚や聴覚から得られる情報によってメッセージを受け取っているとのこと。平たく言えば、饒舌かどうかより、見た目や普段の行動がモノを言うらしい。見た目が老化していく私としては、これまで以上に普段の言動に注意しなければと思った。

大学時代、一緒にラグビーに励んだM柴の奥さまが書の個展を開かれたらしい。その写真が送られてきたが、見事な作品ばかりだ。その中に同志社の校祖、新島襄先生が詠まれた「庭上一寒梅」という詩があった。



新島先生は「寒梅」の詩を二つ残しておられるそうだ。その一つ。

 

真理似寒梅

敢侵風雪開

 

真理は寒梅に似たり

敢えて風雪を侵して開く

 

同志社で学び、日銀総裁となった深井英五への色紙に新島先生が記された詩とのこと。京都の地で多くの抵抗に遭いながらも同志社創立を成し遂げた新島先生の強い意志と、風雪に耐えた後に美しく花開く寒梅とが見事に重なる。そして、もう一つが「庭上一寒梅」という詩だ。

 

庭上一寒梅

笑侵風雪開

不争又不力

自占百花魁

 

庭上の一寒梅

笑うて風雪を侵して開く

争わず又力めず(つとめず)

自ずから占む百花の魁(さきがけ)

 

募金集めに奔走し、その過労が原因で倒れてしまった新島先生が大磯の百足屋旅館で静養中に詠まれた詩。深井英五に贈られた漢詩に比べると、少し肩の力が抜け、庭に咲いた寒梅を微笑みながら眺めておられるようにも思える。やるべきことはやった、という新島先生のお気持ちが込められていたのだろうか。

 

私は同志社で学ぶ機会を与えられ、その同志社でラグビーに出会い、その後の人生が大きく開けたと思っている。それを思い出させてくれたM柴の奥さまに感謝。