勝間和代さんの「人づきあいはコスパで考えるとうまくいく」を読んだ。「人間関係に悩んでいるなら、この本がきっと役に立ちます」と勝間さんが言いきっておられるし、やるべきことは2つだけとおっしゃるから、これは手っ取り早いかもと思い、読み始めた。



さて、やるべきことの1つは、嫌いな人や苦手な人との人間関係に時間や労力をかけるのを止め、人間関係を「コスパ」で考えようというもの。確かに、そういう方々への気遣いや対応は空振りに終わることが多いだろうから、少し距離を取った方が良さそうだ。もう1つは、人間関係を構築するための「スキル」を身に付けようというもの。すなわち、快適な人間関係はスキルで解決できるとされており、私たちを困らせる人のタイプを分類し、快適なコミュニケーションを実現するためのスキルを具体的に解説されている。さらりと読めて面白かった。

最も印象に残ったのは、アメリカの心理学者アルバート・メラビアンが提唱したという「メラビアンの法則」だ。これによると、コミュニケーションの3要素に占める伝わり方を分析すると、視覚情報が55%、聴覚情報が38%、これに対し、言語情報は7%に過ぎない。


すなわち、人は話の内容そのものよりも、視覚や聴覚から得られる情報によってメッセージを受け取っているとのこと。平たく言えば、饒舌かどうかより、見た目や普段の行動がモノを言うらしい。見た目が老化していく私としては、これまで以上に普段の言動に注意しなければと思った。