大学の同級生、A山さんから、ある会社を紹介してくれと頼まれた。目的を聞くと面白そうだし、私の仕事の役にも立ちそうだ。そこで、私も商談に同席させてもらうという条件でお取引先を紹介した。

1時間を予定していた商談は1時間半に及んだが、テーマは共通でも、業界や会社の成り立ち、社風や経営哲学が異なると、ここまで熱く語り合えるのかというシナジー効果を感じた。ひょっとすると、新しいビジネスが始まるかも知れない。


商談後、A山さんが紹介のお礼にとコーヒーとケーキをご馳走してくれた。嬉しい紹介手数料だ。A山さんとは同級生だが、知り合ったのは僅か4年ほど前、校友会の集まりでヘンデルの「メサイア」を歌った際、偶然にも隣同士になったのがきっかけだ。それを思うと出会いの不思議を感じる。

神さま、今、同志社混声合唱団で再来年2月に歌う「メサイア」を練習中ですが、真面目に取り組み、心を込めて歌います。ささやかですが、これをA山さんを紹介して下さった紹介手数料としてお納めします。今、お納めすると「下手くそ」と言われそうですので、あと1年ほどお待ち下さい(笑)
昨日、同志社混声合唱団の練習に参加した。会場の森下文化センターまで清澄白河駅から歩いて向かったところ、小名木川に架かる西深川橋に大きなシーラカンスのオブジェがあった。なかなかの迫力で、わざわざ見に来る人もいるらしい。


シーラカンスは3億5000万年前から地球に棲息しているとのことだが、とっくの昔に絶滅したと考えられていた1938年に南アフリカで発見され、以来、生きた化石と呼ばれるようになる。3億5000万年もの間、命をつないで来たのだから大したものだと私は思うが、goo辞書で「生きた化石」を調べたら、こう書いてあるのが気になった。

【生きた化石】
現在でもほとんど姿形を変えずに生き続け、化石としても発見されている生物のこと。「これから転じて、俗に、時代遅れの人のこと。」

たかだか600万年の歴史しかないヒトなんだから、3億5000万年の歴史を誇る生きた化石に対しては謙虚に接し、誉め言葉として使うべきではないか。社歴に換算したら、創業5年の駆け出し企業vs創業300年の老舗企業だ。時代に遅れるどころか変化に敏感で、折々の環境に適応してきたから生き残れたのだ。シーラカンス始め生きた化石の皆さん、私は尊敬します。
アマゾンプライムで「Viva! 公務員」という映画を観た。イタリア映画だが、安定した生活を求め、子供の頃から公務員になると決めていた男が主人公だ。


晴れて公務員となり、最低限の仕事と便宜を図って貰うための付け届けにご満悦の日々を送り始めるが、そんな時、緊縮財政を目的とする公務員削減が始まり、彼も上司から希望退職を求められる。

安定した生活を捨てられる訳もなく、彼は断固それを拒否するが、やがて次々と僻地に左遷されることになる。ところが、不思議と行く先々に馴染み、快適な居場所を作ってしまう彼は全く辞める気配がない。業を煮やした上司は遂に彼をノルウェーの極寒の地へと追いやるが・・・

ネタバレになるが、その極寒の地で彼の人生を変えることになる女性と出会い、彼が少しずつ変化していく。その過程で、イケメンでもお洒落でもない主人公にも熱いイタリアの血が流れていることが分かり、何度も笑わされた。最後は温かな気持ちに包まれる良い映画だ。