ある方からメールを頂いた。私の近況を報告し、もうすぐ66才になるけれども、まだまだ変化がありそうだ、とお伝えしたことに対する返事だ。

「If all you have is  a hammer, everything looks like a nail. という言葉があります。ハンマーしか持っていなければ、全てが釘に見え、ハンマーで解決しようとしてしまう、という意味でしょうか。もしそうだとすると、ハンマーを捨てれば新しい価値観や考え方に出逢い、これまでとは違う世界に入って行けるとも言えそうです。」

短いメールだったが、環境が変わるなら、これまで使ってきたハンマー、すなわち、考え方や生き方、価値観を捨ててみてはどうか、という提案だろう。なるほど、いつもながら、そのときの私に適切な助言をくださる方だと感心した。

学生時代のハンマーは体力と素直な性格、社会人になってからは知識と経験、その次は回りの方々と協力し合えるネットワーク作りか。ただ、新型コロナが世の中を大きく揺さぶり、各々のハンマーを持った皆さんと一緒に、緩かに降るエスカレーターに乗ってしまったような感覚がある。多分、そういう状況下で、本能的にこれまでのハンマーでは何か足りないと感じていたからこそ、この言葉が胸に響いたのだろう。

(続く)
五重の塔という多肉植物がある。仏塔のように、葉が積み重なるように育っていくところから命名されたものと思うが、我が家の五重の塔が今年も可憐な花を咲かせた。


中央から茎が真っ直ぐに伸び、


途中で枝分かれして、左側にいくつかの蕾と今まさに咲こうとする花。


右に伸びた茎にもいくつかの蕾と、開いたばかりの花が。

「ここは陽が当たりすぎて暑い」とか「この間は水が足りなくて辛かった」とか「下手なバイオリンは週に2回までにしてくれる?」とか、文句一つ言わないで、毎年花を咲かせてくれる五重の塔を見ると、本物の五重の塔にお詣りするより和やかな気持ちになる。
花には花言葉がある。あぁ、上手いこと付けたなぁ、と感心することもあるし、私ならこう付けるかな、というのもある。


これは「金糸梅(キンシバイ)」という花かと思う。花言葉は「きらめき、太陽の輝き、秘密」とのことで、秘密というのは花が開き切らないことから付けられた花言葉らしい。私には多くの雄しべが雌しべを守っているように見えるので、「箱入り娘」という花言葉はどうだろう。


こちらは「未央柳(ビヨウヤナギ、美容柳とも書くらしい)」という花で、金糸梅と同じ仲間のようだが、花言葉は「気高さ、多感」らしい。私にはたくさんの雄しべが入り乱れ、我先にと雌しべに言い寄ろうとしているように見えるので、「求婚、争奪戦、生存競争」はどうだろう。

モテモテの男女に言い寄るときは、この花を贈って参戦の意思を示す。バレンタインデーのチョコレートより気合いが入りそう(笑)