同志社混声合唱団への入団を勧めて下さったSさんは多才な方で、絵を描いておられる。今年も展示会のご案内を頂いた。


コトバンクによると、アンデパンダンとは「アカデミー(官設の美術展)に対抗して、パリで1884年以来開かれている無審査・無賞の絵画展覧会」とのこと。これに倣い、1947年に始められた日本美術会主催の美術展が日本アンデパンダン展らしい。アンデパンダンは英語のインディペンデンスに相当するのかな。


Sさんは2点、出展されていた。上の作品は「池の鯉」というタイトルで、色や大きさの異なる鯉が泳ぐ池が描かれていた。菖蒲や蓮の花の色が鮮やかで、それに対して草木の緑や水の青には深みがあり、眺めていて飽きない作品だった。


もう一つの作品は「祇園花見小路」というタイトルで、雨の日の夕方に花見小路を行き交う和服姿の女性が描かれていた。濡れる歩道にお茶屋さんの灯りや赤いポストが反映し、10年前も20年前も、又は10年後も20年後も、この景色は一緒かなと思わせる古都の文化や歴史を感じさせる作品だった。

「次は絵に挑戦しようかな」と調子付いて言うことがあるが、こういう作品を見て、完成までに要する時間を想像すると、「偉そうなことを言ってすみませんでした」となる。前回もそんなことを言っていたかな(笑)
中学から大学まで一緒にラグビーをした同級生が祇園で旅館を営んでいる。両親が亡くなってからは、この宿が実家代わり。


和食の朝ごはん。いつもはトーストにコーヒーなので大変新鮮。美味しくてご飯をお代わりした。


満開の桜を見ながら駅へ。OB総会の会場は同志社大学田辺キャンパス。


総会は無事終了。昨シーズンはラグビー寮で新型コロナのクラスターが発生し、大学選手権出場を辞退した後も新型コロナとの闘いが続いた。その指揮を取り続けたOBたちに大きな拍手が送られた。


総会後は人工芝の総入替えが行われた緑も眩しいラグビー場へ。大変な費用が掛かったようだが、OBや校友、ファンの方々からのご寄付があったとのこと。私の寄付は50cm×50cm位かな。少なくてすみません(笑)


最初のグランド開きの日には聖書朗読と讃美歌の斉唱があったように思うのだが、今回のグランド開きは神式で。ここで練習する選手たちの安全を皆で祈った。


もう使いたくないし、できれば見たくもない練習用具を見てしまった。息苦しい(笑)


東京からやって来た私を「余程ヒマなんやな」とか「やっぱり東京ではお友達ができひんのですね」とか言って歓迎してくれた同級生と後輩。コラッ!


現役の頃は恐くて目も合わせられないし、名前を呼ばれただけで心臓がキリリと痛んだ「鬼のS谷先輩」が自らハンドルを握り、京都駅まで車で送って下さった。何か夢を見ているような気分だった。


もう京都に実家はないと思っていたが、親友が営んでいる祇園の旅館、田辺のラグビー場が実家みたいなものか。ほとんどヤンチャな男ばかりだけど(笑)
1年と3ヵ月振りに京都にやって来た。大学ラグビー部のOB総会に出席するためだ。

(子供の頃、遊び場だった鴨川の河原)

(祇園白川は桜が満開)

会社の同僚に、「今日は後半休を取って、これから京都に行くねん」と伝えたが、ずっと前は、「これから京都に帰るねん」と言っていたように思う。

京都に23年、東京に43年、関西弁が訛るほど東京が長くなった。しかし、自然に「京都に行く」と言い始めたのは、両親が居なくなったことを実感してからだろう。

京都にいると、あの時、もっと親孝行しておけば良かった、と後悔するが、そういう意味では「京都に戻る」が一番しっくり来るのかなと思う。