久しぶりに半袖のポロシャツを着たら縮んでいた・・というのは勘違いで、自宅勤務が増えて運動が減り、身体が膨張したらしい。慌ててジョギングを再開した。


近くの公園まで走ったら、前日の雨に濡れたたくさんのバラがあった。きれいだった。




私は一度も言われたことがないが、「水もしたたる良い男」という表現がある。どうもイメージし辛かったが、雨に濡れて光を受けるバラを見て本当に美しいと思った。そして、私は水もしたたる良い男と言われない筈だと納得した(笑)
一昨日の毎日新聞スポーツ面に同志社大学ラグビー部の記事があった。「日本一は使命であり責任」というタイトルは、澁谷先輩が先日のOB総会でおっしゃった言葉だと思うが、記事にもある通り、大八木淳史や平尾誠二を擁した同志社大学ラグビー部が大学選手権3連覇を遂げたのは30年以上も前のことで、今の現役たちは生まれてもいない。それだけに、澁谷先輩の言葉に対して、「選手が作り上げるのが同志社ラグビー」と共同主将の南が言っているのを嬉しく思った。


同志社ラグビーには選手の自由な発想や試行錯誤を是とする文化がある。快足プロップだった選手がウィングにコンバートされたことがあるし、10人スクラムが試されたこともある。キックを封印して戦ったことがあるし、今では当たり前だが、ドライビングモールを最初に取り入れたのも同志社だろう。同志社ラグビーが自由と表現されるのは、そういう文化が形に表れるからのように思う。

私が現役の頃には、各々の大学に異なる特徴や文化があった。例えば、明治ラグビーは重戦車フォワードを核として最短距離を行く「タテ」のラグビー。そんな明治と互角に戦うため、早稲田ラグビーは素早く「ヨコ」に展開し、明治フォワードから離れた場所で勝負をかけた。そんなチームカラーに憧れる選手が集まるから、各々の文化に磨きがかかり、継承もされたのかと思う。

これに対し、同志社ラグビーは「自由」と表現されることが多いが、私は「冷蔵庫ラグビー」だと説明している。冷蔵庫を開けて中にある食材を見る。その食材を最も生かせる料理は何かと考える。卒業して行った食材は使えないが、逆に入学してきた食材は使えるから、今年作る料理はこうしよう。それが自由に見えるのだろうが、私は極めて論理的かつ現実的だと思うし、同志社ラグビーの卒業生がいろんなチームで素晴らしい指導者になれたのは、そういうチーム作りを体感したからかなと思う。
面白かった。中帯にある通り、コロナ禍で世界は借金漬けだか、経済規模に対する借金の大きさで見ると、「一番ヤバいのは日本だ」。


アベノミクス、異次元の金融緩和、日銀の500兆円を超える国債保有、そして先が読めない新型コロナウイルスの感染拡大、と昨今の生々しい状況が綴られている。もちろん、小説ではあるが、これは安倍前首相かな? おっ、黒田日銀総裁の登場だ、麻生副総理はこういう方なのか、とモデルにされている人物が目に浮かんでくるので、途中から小説とは思えない緊迫感があった。

「EXIT (イグジット)」とは出口のことで、元々、赤字財政だったところに異次元の金融緩和と新型コロナウイルスに対する財政出動が重なり、日本政府は大きな借金を抱えるに至ったが、これをどうやって返済していくのかという後始末のことを言っておられるのだろう。確かに難しい問題だし、下手をすれば日本円の信用失墜や日銀の債務超過もあり得るということだろう。

しかし、著者の相場英雄さんが一番言いたかったのは、この小説で重要な役割を演じる古賀という登場人物に言わせた次の言葉だろう。「この国には考えることを放棄した人が多すぎる。言い換えれば、馬鹿ばかりです。もはや修正不可能です。」私もそう言われた気がするので、ちゃんと考えようと思う。