The soliloquy of the surfer -4ページ目

普通の色白

俺は普通の男だ。

元々色白で、子供の頃は長髪だったせいもあり女の子と間違えられることが多かった。

今は波乗りしているおかげで信用してもらえないが、お尻を見てもらえれば理解いただけるだろう。

ただ、そこまでして色白アピールしても意味がないので、泥酔していない限り普通は見せない。

まぁ、普通だ。


そんな元色白の俺が、晴天の木曜に波乗りに行った。

波は遊べる程度あり、午前中は風が弱いらしい。

久々の波乗り日和だ。


先輩が迎えに来てくれて、南房総に向かった。

前夜のフットサルで下半身に疲労感があるが、美しい朝の景色は素晴らしい1日を想像させ疲れを忘れさせてくれる。

気分上々で目的のポイントに着いた。


この日はどこも良いコンディションだったから、混雑しないポイントをチョイスした。

セット間が長いが、面ツルでムネ位の早めの波だ。

良い波は5発くらい当てられた。

しかも、仲間で貸切。

文句なく最高と言える。


念のためブーツを履いて入ったが、気温も水温も高く必要ないことが分かった。

インサイドまで乗ったついでにブーツを脱ぎ、気持ちよく3時間半遊んだ。

南房総はもう春。

日焼けで顔が火照っている感覚は久しぶりだ。

 
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仲間とビーチで食事しながら談笑している時、以前頼まれた『一宮の海岸環境を考える会』の署名を書いてもらった。

俺の仲間だけだと40人に満たないが、声をかけた仲間の中にはネットで署名したという人が大勢いたし多くのブログで見かけたから、かなりの署名が集まったことだろう。


やはりサーファーとして、日本有数のポイントが魅力を失うのを黙って見ているわけにはいかない。

ひとりの力は微々たるものだが、サーファーが団結すれば大きなパワーになるに違いない。

個人的に、あまり混雑している一宮には入らないが、人を引き付ける良い波が割れているから他のポイントが空いている状況もある。

いずれにしても、様々な形で恩恵を受けているのは間違いない。


民意が反映される行政になっているか、今後の展開が非常に楽しみだ。

署名がどれほど集まっているか知らないが、行政はこれに対する回答を公に示さないわけにはいかないだろう。

工事を進めたいなら、どうしてもテトラポットを海にぶち込みたい人の票が署名を上まらないといけないのが民主主義だ。


海と砂浜のメカニズムは難しいから何とも言えないが、20年前からヘッドランド工事を進めている一宮周辺の砂浜が著しく減少し、一方人工物のない砂浜がいまだ魅力を持っている現状を研究しなければならないだろう。

ダムを造ったおかげで砂の流入が減り、その砂浜を人工物で加工する。

無駄と言えるか分からないが、悪循環に見えるのは俺だけだろうか。

我々の血税を浪費するのも重罪だが、自然を破壊するのは更なる重罪だ。


この手の話題は利権や癒着の話もよく聞くが、俺はそうした話が大嫌いだ。

様々な手段で稼がなければならないのが資本主義だから、大抵のことは許せる。

ただ、国民が信頼して納めた金でそれをするのは詐欺師より悪い犯罪者だ。

俺も悪さはするが、そんな裏切りは人として本当に許せない。

何故なら、俺は腹も白いからだ。





黒いのは顔だけだ。

普通の大雪


俺は普通の男だ。

子供の頃は雪が降ると喜んでいたが、今は雨と大差なく迷惑にしか感じない。

歳をとり、好奇心がなくなったのだろう。

まぁ、普通の成長だ。


そんな俺が、海に行ってきた。

先週も先々週も、用事があった上に寒くて行かなかったから久しぶりだ。

この日も寒い予報だったが、強い味方ができたおかげでモチベーションが戻ってきた。


その味方は、まずブーツ。

冬のサーフィンに欠かせないもので俺も以前から持っていたが、履いてテイクオフすると違和感があり板が動かしづらい。

フィット感を求めて何度も買い替えたが、結局調子が悪く1~2回しか履いていなかった。

ただ、今回は友人からサーフソックスなるものを聞いて購入。

違和感が薄れるらしい。


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もうひとつが、サーファーなら全員ご存じのポンチョだ。

ポロリを避けたい女性を中心に人気が高い。

防寒にもなり非常に優れた商品だが、俺は今まで買わなかった。

「男は黙ってバスタオル」と思っていたからだ。

同様に、海上がりに簡易シャワーを使用している人が多いが、これも「男は黙ってポリタンク」と思っている俺は購入していない。


友人と海で合流する約束をしていた俺は、適当に4時すぎに自宅を出た。

雨の予報だったが平気なようで、風も穏やかだった。


コンビニで朝食を購入し、車に戻ると小雨が降ってきた。

最近の天気予報はよく当たる。

あきらめて高速に乗ると、一気に吹雪に発展。

かなり躊躇した。


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少し分かりにくいが、東北地方に向かっているような錯覚を覚えるほどの雪だ。

鴨川有料の山越えをあきらめ、館山道を終点まで走った。


平砂浦に着くと幸い小雨になったが、コシ波だった。

ただ、寒さは依然厳しい。

サイズを求め和田方面に向かうのがセオリーだが、寒さに負けた俺は平砂浦の小波で手を打った。


程なく仲間が到着し、小波ながら遊べる波を満喫した。

サーフソックスは、従来のブーツより遥かに足を動かしやすく調子が良い。

素足の方が良いのは当然だが、寒さに耐えられなければ同じこと。

今まで15年間も路頭に迷っていたブーツ探しの旅も、これで一件落着だ。


今まで恥ずかしいと感じていたポンチョも、想像通り素晴らしい機能性だった。

冷たい北風から俺の柔肌を保護してくれる。

いつもより快適に着替えた俺は、今まで誰も理解できないようなポリシーのおかげで鳥肌を立てていたことを後悔した。


4時間近く波乗りし友人と暖かい食事をして、俺の休日は終わった。

雨が比較的早く上がってくれたおかげで、なかなか良い休日になった。

大雪の中海に行くのはキチガイだと後日言われたが、経験していない人からは何を言われても平気だ。

俺はバカにバカと言われても気にしない。



そういえば、帰路の高速で不思議な車を発見した。


The soliloquy of the surfer

The soliloquy of the surfer

俺が見た限りBMWのようだ。

6シリーズか分からないが、どうやら新しい車種のようだ。

古典的な泥棒のような模様の偽装をしているが、実際に盗み撮りしたのは俺の方だ。


この車がいくらするか知らないが、とにかく高い車だろう。

きっと5~6台で俺の自宅と等価交換くらいの価格に違いない。

しかし、俺にとっては100万円位の価値にしか感じない。

何故なら、この車ではサーフボードが運べないからだ。



今回はオチがない・・・

普通のチャンピオン

俺は普通の男だ。

仕事で使う事が多い word は得意だが、power point は少し苦手だ。

まぁ、普通だ。


少しヒマができたので、先日企画したエアショーのインビテーションカードを作ってみた。

これを印刷して知人に渡す予定だ。


The soliloquy of the surfer

大会は性別や実力に関係なく、マンオンマンの20分ヒートでトーナメント形式。

波に乗り、体ひとつでジャンプして、その高さと美しさと面白さを競う。

サーフィンの技を入れても採点されず、競うのは単純にジャンプのみだ。

良いスコア2本の合計点で勝敗が決まる。


高さは一番重要なジャッジ基準で、波より高く飛べば1点入る。

1m以上飛ぶと2点になり、1.5mなら3点。

0.5m刻みで1点多く入り、3m以上の大ジャンプは6点になる。

着水が水とはいえ、高ければ高く飛ぶほどリスクが伴う事はご理解いただけるだろう。

危険なギャンブルには高得点を与えるのが当然だ。


美しさは芸術点もしくは技術点と思ってもらえばいい。

これはジャッジの印象で0点から2点まで加算する。

単純に飛んだだけでは美しくないので0点。

回転を加えたり、開脚すると良いだろう。

何かしらの技をすると1点入り、華麗と認められれば2点加算。

私情の介入を許す項目なので、見た目に美しい女性は有利だ。


面白さは一番単純な審査項目だ。

ジャッジ本人が笑わなければ0点。

ややウケで1点で、爆笑なら2点加算される。


最高の10ポイントライドをするには、とにかく3m以上飛び、美しく回転を加え、顔面から着水するなどして笑いもとらなければならない。

ただのワイプアウトとは違う、リスクが伴う高度で危険な競技。

それが俺の企画エアショーだ。


この手の大会は過去に例がないはずだから、勝手に world championship とさせていただいた。

サーフィンのニューエアーという新たなカテゴリーで、非公認ではあるが世界チャンピオンになってみたい人は是非エントリーいただきたい。

もちろん優勝者には 『 AIR SHOW 2010 world champion 』 と刻印されたトロフィーと、シャンパンシャワーの栄誉が待っている。


開催日時は、ウエイティング期間内でコンディションが良い木曜8時から。

千葉か茨城の貸切できそうなポイントで行う。

コンテストディレクターの俺 borderline まで、事前連絡が必要だ。


もちろん俺も参戦するから、今は虎視眈々と作戦を立てている。

バック宙は序盤のお試し技で、場合によっては伸身1/2回転ヒネリや後方抱えこみ2回転も企んでいる。

だが、これはここだけの秘密だ。

このブログを読んだ人は、絶対に内密にしていて欲しい。

何故なら、俺は世界チャンピオンに憧れているからだ。