The soliloquy of the surfer -2ページ目

普通のノープロフィットノープレイ

俺は普通の男だ。

昼間は普通の中間管理職として比較的自由に働いている。

サラリーマンなのに自由というのは変だが、自由にやりたい企画をして、業務を把握していない社長に口頭で承認をもらい、好きな仕事を選んでしている。

言われたことを黙々とこなすのが嫌いな俺には、かなり恵まれた環境だ。


ただ、この資本主義の世の中で、自由に仕事するのは責任も伴う。

結果を出すのが当然だからだ。

会社に利益をもたらせば文句も言われず自由に仕事できるが、損失を出せば終わり。

俺は入社以来、正攻法で利益を出し続け今のポストを手に入れた。

もっと自由に仕事するべく独立して頑張っている人は尊敬できるが、俺の方がリスクが低い点はメリットと思っている。

逆に、実績も出さず収入が低いだの仕事が辛いだの不平不満を語る人間は、俺から言わせれば自業自得で社会の落ちこぼれだ。


少し厳しい言い方をしたが、普通の人間である以上は自由の中にも厳しく律する日々から開放される時も必要だ。

企業戦士にはストレス発散が重要だからだ。

俺には週1日の休日があるが、夜も羽を伸ばすことができる休息の時間だ。



休日は趣味が大いに役立っている。

毎週のように早起きし、楽しい仲間と海に行く。

ちなみに先週の休日は、こんな素敵な波が傷ついた戦士の心を癒してくれた。


The soliloquy of the surfer


天気は悪かったが、波は良かった。

仲間と4時間以上遊び、腹ペコで昼間から生ビール3杯飲んで、助手席で熟睡しながら帰った。

サーファーにとっては贅沢な1日だ。


最近は毎週のように良い波に恵まれ、同時に良い仲間にも恵まれリセットしている俺だが、2日も仕事すると若干ストレスが溜まる。

俺は溜まった悪いものを放置しておくことができない。

当然ウンコが溜まるのも看過できないから、俺は便秘にならないようにしている。

具体的には、毎日必ず出るまでトイレに入り、下腹部を押しながら気合いを入れるだけだ。


休日まで時間がある場合、夜遊びでストレスを発散するようにしている。

休日は週に1日でも、仕事は必ず毎晩一段落させるし、夜は毎日訪れる。

先週はホルモンと焼肉と居酒屋で1日おきにストレスを忘れてきた。


The soliloquy of the surfer


The soliloquy of the surfer

ちなみに2次会としてキャバクラにも2回行ったが、これは失敗だった。

俺はキャバクラが好きになれない珍しい体質だ。

俺の周りに嫌いという人がいないくらい世の男性に受け入れられているキャバクラだが、いくら綺麗な女性でも営業目的で異性として見れない女性と社交辞令を交わすのは、俺にとって何のメリットもない。

やはり女性と飲むなら、少しは好意がある人と2人で飲みたい。

翌日は普通の男を保つために、普通の女性の友人と遊んだ。


昨夜は取引先数社の担当と、恒例の麻雀大会だった。

電動麻雀卓がある秘密の部屋で、仕事が終わってから26時まで遊んだ。

取引先との遊びでも、俺は手加減もしないし金も賭ける。

たまに行く付き合いゴルフも同様だ。

数万円払ったこともあるし数万円貰ったこともある。

昨日はドベ2回とトップ2回で、トータル200円の勝ちという何も無かったような結果だった。

ただ、良いか悪いかハッキリしたゲームは、遊んでいても一番楽しめる。

寝不足だが、実に良い夜だった。

他にも毎日のように様々な遊びで夜を過ごしている俺は、休日以外の平均睡眠時間が4時間だ。


つらつらと益にも害にもならない日常を書き綴り、せっかく読んでいただいた方を退屈にしたが、俺が言いたいのはたくさん仕事してたくさん遊ぶことによって良い人生になるであろうということだ。

俗にいうニートには共感してもらえないだろうが、普通の人間は何事も真剣に生きるべきだ。

今はまだ中途半端な仕事と遊びだが、近い将来は今の倍の金を動かし、今より社会に貢献し、今より感謝され、今の倍の内容の遊びをするつもりだ。

何故なら、俺の目標は~大統領のように働き、王様のように遊ぶ~だからだ。


普通のコンプリート

俺は普通の男だ。

若干凝り性ではあるが、必要なものを犠牲にしてまで没頭するほどではない。

毎度おなじみで恐縮だが、至って普通だ。


幼い頃、ウルトラマンの怪獣消しゴムを収集していた。

数にして1000個はあった記憶がある。

珍しいバージョンが出たと聞くと、遠くまで自転車で買いに行っていた。


子供の頃は原資が乏しいから、いくら安くても買うとなると必死だ。

袋に入って目視できない怪獣消しゴムを、持っていない物か必死に握って形で確かめていた。

ほどんどの袋がグチャグチャになるので店の人には非常に迷惑だが、必死な子供を抑えるのは難しいから仕方ない。


小学生になりスポーツに興味が移ると、しばらく収集癖が発揮されることはなかった。

定番の切手や外国のお金や古銭など少しは集めたりしたが、熱中するほどではなかった。

普通に友達と遊ぶ方が楽しかったから、特殊なコレクターにならずに済んだ。


中学になると服を買っていた。

収集とは異なるが、俗にいうDCブランドブームで、数々のアパレルメーカーが次々に大金を浪費させる提案をしていた時代だった。

俺は、これらを手に入れるために毎日のように悪事を繰り返していた。


高校になり部活動に専念するようになると、俺は普通に更生していた。

悪事はしなくなったが、収集癖はあった。

この頃集めていたのはレコードだ。

毎週入荷される新譜の12インチの中から、少ない情報の限りを尽くして買っていた。

特にガラージとアシッドジャズが好きで全て買いたかったが、バイトもしない高校生には週2枚が限度で、毎週苦汁を舐めていた。


その頃に比べ、今は安価なものであれば納得がいくだけ買うことができる。

面白みに欠けるが、手軽に楽しみを短時間で味わえるのは悪いことではない。


そんな俺の社内で、最近ちょっとした収集ブームが起きた。

懐かしいビックリマンチョコが目の前のコンビニに陳列され、つい買ってしまった部下がきっかけだ。

最初は懐かしさだけで客観的に傍観していた俺だが、毎日昼食後に1枚づつ食べている部下に協力しようと買ってみた。

俺のビックリマンチョコから出たシールは、金色に輝くレアシールだった。

部下も喜んでくれ、そこから話が盛り上がり、とうとう30枚入りを箱買いしてしまった。

もう全種類コンプリートするしかないと思ったからだ。


このビックリマンチョコ聖核伝なるものを調べると、全36種類のシールがあるらしい。

今までに収集したシールと運良くダブることなく出ればコンプリートできる。

勢いで買った30個のチョコは、部下2人と10枚づつ食べることにした。

子供のようにチョコを捨てるようなことはしない。

俺は普通のモラルある男だ。


いくら小さいチョコといえど、そう何枚も食べることはできない。

俺は甘いものが若干苦手だ。

他の社員にプレゼントしながら10枚開けたが、残念ながら7種類ほど出ないシールがあった。

さすがLOTTE、商売上手だ。


ここまで来ると乗りかかった船。

男として後戻りはできない。

俺達3人のビックリマンは、再度30枚入りを大人買いしてしまった。


この時点で、5日間連続でビックリマンチョコを2~3枚づつ食べている。

シールは早く見たくてたまらないが、チョコは見るのもうんざりだ。

黄金伝説というTV番組を見たことがあるが、仕事とはいえ芸能人は過酷だと思った。


俺達の苦労は約1週間で集結した。

全36種類コンプリート。

この偉業を皆様にも画像でご確認いただきたい。



The soliloquy of the surfer


こうして改めて見ると、くだらない物に労力を費やしたと思う。

いい大人の俺が、ビックリマンはない。

実際、特に好きでもなければ思い入れがあるわけでもない。

ただ、この1週間は何もない時に比べ少し充実していたようにも感じる。

数千円で仲間とシール1枚に一喜一憂し遊べたと思えば、悪くない遊びかもしれない。


この1週間は少し過酷な糖分地獄だった。

しかし、次に違う種類で発売された場合は、更に過酷にTV番組の黄金伝説さながら全種類コンプリートするまでビックリマンチョコだけで生活することにする。

何故なら、良いブログネタになりそうだからだ。



虫歯とかになったら更に面白い…

普通の許容量

俺は普通の男だ。

と、いつもこの調子で書いているが、普通というのは人それぞれ価値観が違うから意外と難しい。

知人の中には、俺を普通と思っていない人もいる。

ただ、これは俺の基準だ。

俺の普通は世間の普通で、誰が何と言おうと異常ではない。


俺の普通の基準は幅が広いのかもしれない。

少しくらい変わった人なら、普通と受け止められる。

自分では無頓着と認識しているが、俺のボーダーラインは太いということだろう。

まぁ、あくまで普通だ。


そんな許容幅が大きい俺が、休日に波乗りに行ってきた。

朝から冷たい雨が降っていたからテンションは上がらなかったが、俺にサーフィンを教えてくれた師匠といつも運転してくれる優しい後輩が迎えに来てくれたおかげで楽しく海に向かった。


約1ヶ月前だろうか、姉崎袖ヶ浦を降りて鴨川有料を通る道で崖崩れがおきたらしく迂回を強いられている。

それが面倒な俺達は、館山道の終点まで車を走らせた。

となると、最初にチェックするのは平砂浦だ。


南西ウネリ以外は反応しずらい平砂浦は、サイズが小さい時が多い。

この日も生憎のスモールコンディションだった。

ヒザ程度の波は割れているようだが、当然物足りない。

ただ、外は冷たい雨。

風が合う鴨川周辺まで北上するには時間がかかる。

波の形は悪くなかったから、妥協することにした。

波に対する許容範囲も大きいと思っているが、まぁ普通の面倒くさがりだ。


海に入ってすぐにセットに乗ると、いきなり3発リップできた。

大きめのセットでハラ位あり、パワーはないが形が良い。

嬉しい誤算で、波に乗る度にテンションが上がっていった。


The soliloquy of the surfer

セット間は少し長いが、総勢7名の仲間で完全貸切の海は話題が絶えない。

セットを待つ時間も、他人に気を使うことなく大声で笑える。

最高の一時だ。

度量深い俺にとっては、冷たい海水も雨も全く平気だ。


セットに乗ると、すぐにリップが張ってくる。

当ててくださいと言わんばかりのリップに遠慮なく当てるのは、サーファーだけの快感だ。


The soliloquy of the surfer

俺のサーフィンと友人のデジカメとは相性が悪いようで、ボトムでもなければトップでもない中途半端な瞬間しか撮影できなかったが、この後リップして次のセクションに向かった。

良い波のおかげで、冷たい海にパーリングすることなく3時間満喫できた。


楽しく遊んだ後は、楽しく食事だ。

館山のファミレスに行き、みんなでたっぷり食べた。

上機嫌だった俺と師匠は、運転手の後輩に申し訳なさそうなふりをしながら生ビールをおかわりしてしまった。

ビールの許容量もなかなか多い。

まぁ、普通の酔っ払いだ。


帰路は当然のように寝てしまう。

俺と同じく度量深い後輩は、酔っ払いの先輩が寝ても逆に気を使って運転してくれる。

中には配慮が足りないと思う人もいるだろうが、俺達の懐はそんなに浅くない。

逆に俺が運転手で後輩に寝てもらう時もあるが、持ちつ持たれつ楽しく付き合うには良いことだと思っている。


この日も仲間のおかげで最高の休日が過ごせ、今日も仕事が頑張れた。

来週も良い仲間と海に行き、楽しい休日が満喫できるだろう。

何故なら、俺の仲間は人を受け入れる器が大きいからだ。