The soliloquy of the surfer -16ページ目

普通の休日

俺は普通の男だ。

趣味は普通で、波乗りをやっている。


そんな俺が、波乗りに行ってきた。

とても普通だ。

ただ、波が大きい予報だったから、普通よりワクワクしていた。


俺が行くのは、もっぱら千葉の外房だ。

場合によっては車で2時間かかるが、車中は友人とバカ話で盛り上がるからアッと言う間だ。


狙っていた場所は、潮が上げていてダメだった。

しかし、引いてくれば良くなることが分かっていたから、それまで他のポイントを見ることにした。


他のポイントは、ほとんどが強風で荒れていてダメだった。

波はデカいが、グチャグチャだ。


サーフィンをするには、オフショアと呼ばれる陸から海へ真っ直ぐ吹く風が適している。

サーファーではない人は、租税回避地?とか考えるが全く違う。

この風が水面をシェイプし、走りやすいクリーンな波にしてくれる。

この日は斜めからの強風だったので、風をかわすポイントを選ばないとキレイな波にありつけなかった。

風は弱いに限る。


結局、最初から狙っていたポイントに戻った。

潮が引いてきて、予想通りの良い波になっていた。

サーファーの考えることは同じで既に混雑していたが、他がダメなので仕方ない。


一番大きな良い波はロングボーダーが乗っていく。

ロングはテイクオフが速いから、俺らショートボーダーより早く波に乗れる。

この日は特に羨ましく感じた。

だが、ミドルサイズの波も充分良い波だった。

形よく50mは乗れる。最高だ♪




3時間楽しんで、混雑に飽きたので上がった。

着替えて友人と海を見ていると、どこかで見た顔のサーファーが近付いてきた。

ン?と思ったが、とっさに「こんにちは!」と言ってしまった。

俺は普通に礼儀正しい。


彼も躊躇なく「こんにちは!」と返してくれた。

俺の頭が回転すること10秒。坂口憲二と判明した。

また近くに来たので、一応握手だけしてもらった。

予想通り、彼はナイスガイだ。

それにひきかえ、俺は普通のミーハーだ。




海の近くの友人の家に行き、しばらく遊んだ。

楽しかった一日も終わりだ。


俺は、波乗りのおかげで本当に充実した休日を過ごせる。

仲間も最高なヤツばかりだ。

その大勢の仲間のおかげで、俺は暇を持て余すことがない。

この最高の仲間と最高の趣味に出会えた俺の人生に乾杯したい。

これがない人生など考えられない。

もし無くなったら、生きていくのも辛いだろう。

何故なら、俺は少し寂しがり屋だからだ。

普通の発注

俺は普通の男だ。

美味しい物を美味しいと思える程度の味覚を持っている。

特別ではない。

まぁ、普通だ。


そんな俺が、頂き物をした。

若い頃からお世話になっている生命保険会社の担当からだ。

お世話になっているというのは日本人らしい表現で、俺が十数年お金を払い続けているから、正しくは俺がお世話している。

明るく気が利くおばさんで、知識も経験も豊富な頼れる人物だ。


プレゼントというのは難しいもので、その人物の判断材料のひとつになる。

多少なりとも、相手の印象を変えてしまう力を持っているから、俺は贈る物に気を使う。

まぁ、普通の常識だ。


その人からのプレゼントは、ぬれ煎餅だった。

見た目は、特に感動もない。

銚子のぬれ煎餅は有名だが、今更誰も喜ばない。

この煎餅は、銚子ではなく茨城産だった。

ちょうど頂き物の新茶があったから、良い機会だと思いすぐに食した。


正直、少し驚いた。

これは普通ではない。

銚子の煎餅のように濡れっぱなしではなく、煎餅の香ばしさとパリパリ感がある。

気づくと腹いっぱい食べていた。


俺は凝り性だから、気に入ったものは毎日でも平気だ。

それ故、すぐに手に入れたい。

俺は袋に書かれた電話番号に連絡をとった。


先方は丁寧に対応してくれた。

昨今らしくネットでも注文できるようだが、この電話でもかまわないと言う。

更に、5000円以上なら送料も振込手数料も負担します!と言うので、流れで5000円分発注することにした。





自宅に届いて気づいたが、煎餅5000円分というのは大量だ。

エスパー伊東なら完璧に入れるダンボールいっぱいだ。

いくら凝り性の俺でも、これだけ大量の煎餅を見ると少し引く。

しかし、俺と同レベルの人なら喜んで食ってくれるだろうから、あげれば良い。


次の休日は朝からサーフィンに行くが、早めに帰宅して煎餅と新茶でゆったりした午後を過ごそう。

小春日和なら最高だ。

バルコニーで本を読みながらお茶して、そのままシエスタといきたい。

ただ、煎餅は歯に詰まるから、歯磨きを忘れてはならない。

何故なら、俺は歯医者が大嫌いだからだ。

普通の大統領選挙論

俺は普通の男だ。

日本で生まれ日本で育った、普通の日本人だ。

前回は半Englishで書いたが、実はCannot speakthe Englishだ。


そんな俺も、アメリカ大統領選は興味深く見ていた。

第44代アメリカ合衆国大統領にバラク・オバマ氏が選ばれたことは周知の事実だ。

初の黒人大統領ということで、変化を求める気運に乗って選ばれたように感じた。

まさにチェンジ!というわけだろう。

党内で代表争いをしていたヒラリー氏は初の女性大統領という触れこみだったし、とにかくこの不安定な情勢を革変させたい!という雰囲気を追い風にしたかった民主党の姿勢がみてとれる。


対する共和党は、見た目もたいして変わらないマケイン氏では勝ち目がないことが予測できなかったのか。

民主党の盛上りを一気に逆転する方法として、初の女性で黒人のコンドリーサ・ライス氏を!とくれば結果は違ったかもしれない。

俺ならそうして世論をゴチャ混ぜにする作戦をとったし、ネオコンの力が強いアメリカでは考えられないことではないだろう。

まぁ、これは普通の素人の考え方だ。


書きたいことはたくさんあるが、どうでも良いからもう書かない。

いくらアメリカの影響力が大きくても、俺の生活はほぼ変わらないからだ。

実際、投資家でも会社の代表でもない普通のサラリーマンは、さして収入の変化がない。

業績が悪化して会社が倒産した人や歩合で稼いでいる人は影響があるだろうが、毎月同じ小遣いをもらっているオッサンまで景気が悪い!と言っているから甚だ滑稽だ。

これではドラゴンボールごっこや仮面ライダーごっこをしている子供と同類だ。


そう!

ドラゴンボールで思い出したが、ナイツというお笑い芸人のドラゴンボールのネタは面白かった。

特にクソソソという所で吹き出してしまった。

何のことか分からない人は、是非youtubeで見ていただきたい。


いつもはあまりテレビを見ないクールな俺が、低俗なお笑いで笑わされたことについては多少プライドにさわる部分もある。

しかし、最近また流行っているお笑いは、景気が悪い時代に求められている癒しなのかもしれない。

くだらない物が多いが、そこもまた人に勇気を与える可能性を秘めている。

俺は日経新聞を読んで眉間にシワをよせるより、お笑いを見て気持ち良く笑った方が健康的にも経済的にも良い影響を与えると思った。

何故なら、俺は普通のひょうきん族世代だからだ。