ドラマ「イチケイのカラス」 第4話 | 日々是本日

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bookudakoji の本ブログ

 フジテレビの月9新番組「イチケイのカラス」、初回放送原作漫画第2話第3話と4件も記事を書いてしまった。

 

 もうやめておこと思ったが、第4話もやっぱり書いてしまった。

 

 ブログの記事を書くのがクセになるような面白さである。(笑)

 

 ドラマの基本情報については下記を参照されたい。

 

▼ドラマ「イチケイのカラス」公式サイト

 

 

---以下、ネタばれあり注意---

 

 

 第2話の記事に書いた通り、原作のエッセンスを早々と出し切ってしまっているので、今回は何で魅せてくれるのだろうと思いながら観ていた。

 

 板間裁判長(黒木華)の職権発動!

 

は期待通り見物だったが、これは次回予告で既にわかっていたことである。

 

 今回の裁判は少年事件で、

「法律は人間が人間のためにつくり出したルール、
 必ずしも弱い者の見方になるとは限らない。」

というセリフで語られていたように、法律とは人がつくり出したルールで万能ではないし弱い者の味方でもないという現実が背景に置かれている。

 

 この現実に対して、「法を犯すのではなく正攻法で立ち向かうべき」という正論を諭す板間裁判官(黒木華)はなかなかの熱演であった。

 

 そしてこのドラマはここから裁判の観点でもう一歩先へ進む。

 

 だからまたこのドラマの記事を書いてしまったのだ。

 

 判決を伝えた後、裁判の終わった法廷で入間裁判官(竹野内豊)は板間裁判官(黒木華)にこう言う。

「自分を裁くことにこれだけ苦しんでくれた人がいる、
 それが被告人にとっては救いになったはずだよ。」

 このセリフは、既に提示されてきた「裁判官に真実がわかるとは限らないのだから最善を尽くせ」というメッセージに対して、「具体的にできることは何か」ということの答えになっている。

 

 実は似たような内容が、原作漫画中の最初の裁判の後にある。

 

 そこでは、「裁判官が真実を理解しようとする努力は被告人に納得感をもたらすという」という形で、同様の内容が描かれている。

 

 また、今回の最期の部分でやっと「カラス」について語られ、

ワタリガラスの創世神話では、カラスは「何者にも束縛されない、個性的で自由の象徴」である。

という「カラス」の意味が明らかにされた。

 

 さて、

 

 来週は何が出てくるのなぁ~

 

 次回も期待しちゃうなぁ~