映画「96時間」はリュック・ベッソン製作・脚本、リーアム・ニーソン主演のサスペンス・アクション映画である。
▼「96時間」(2008年製作:フランス)
※監督はピエール・モレル
2008年製作のフランス作品だがリュック・ベッソン製作・脚本だけあってなかなか面白かったし、バイオレンスシーンは吐き気がするほど充実していた。
ヒットの甲斐あってシリーズ化されその後、「96時間/リベンジ」、「96時間/レクイエム」の二本が制作された。
▼「96時間/リベンジ」(2012年製作:フランス)
※監督はオリビエ・メガトン
▼「96時間/レクイエム」(2015年製作:フランス)
※監督はオリビエ・メガトン
各作品の詳細はDVD販売サイトの説明を参照されたいが、全体的にこういう話である。
秘密工作員だった主人公のブライアンは工作員を辞めた後、別れた家族との関係を修復しようとするが、家族が悪の組織の犯罪に巻き込まれてしまう。
ブライアンは父親として悪の組織から家族を守るために、元秘密工作員の知識と行動力で悪の組織に立ち向かう。
普通に面白いだけならブログ記事にはしなかったのだが、三作品を続けて観たら、
一人の人間の意志の強さ
というテーマで全体が貫かれているのを強く感じた。
そして、この意志を核心からブレない心が支えている。
象徴的なのは三作目の「96時間/レクイエム」の終盤のシーンだろう。
ブライアンが犯人ではないとわかった警察は、ブライアンに犯人逮捕は任せろと言う。
ブライアンは「何が一番大事だ?」と担当の刑事に問う。
犯人逮捕だと答えた刑事にブライアンは「俺は娘が一番大事だ」と言って、自ら娘の救出に向かう。
挫けそうになった時に観直す作品
として挙げておくことにした。
▼「96時間 コンプリートコレクション」 [DVD]
▼「96時間 コンプリートコレクション」 [Blu-ray]