Book Review’S ~本は成長の糧~ -11ページ目

延長戦に入りました

延長戦に入りました 延長戦に入りました
奥田 英朗

幻冬舎 2003-06
売り上げランキング : 10946
おすすめ平均

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★★★★★★★★☆☆

はじめての奥田英朗さんのエッセイを読みました。まず、この本を開くまでエッセイだということに気付いていなかったんですが。。。好きになった作家は中身以前に購入してしまう悪い癖があります。

スポーツに関連したエッセイなんですが、どれもこれもすごく面白い!!なんていうか、扱う視点がすごく独特で奇抜でそれでいて鋭い!って感じなのです。この本を読んで、作家だから書く内容、切り口が面白いのではなくて、変わった視点や鋭い視点、広い視野を持っているから作家になれるんだと思いました。

約10年前のスポーツネタが多かったので、わからないものもありましたが、全体的に脱力した、かるーく読める内容で、奥田さんらしさが出ていて一人読みながらにやにやしてしまいました。

日本人の気質や文化、価値観などについて巧みに突っ込んでいたり、そんなとこ誰も突っ込んだことないなぁ、と感心するような盲点への指摘などが面白いだけでなく「確かに」と思わせてくれて爽快でした。

中でも一番好きなのは、子供の頃に足が速いことによる待遇とその弊害についてです。

子供のころ足が速かった元少年たちは、根本の部分で少しも謙虚になることなく、ほとんど根拠のない自己に対する信念を胸に抱きつつ、シアワセな日々を送っているのである。

「うんうん!」と心の中で何度もうなずきながら読んでしまいました。

奥田さんの作品は小説ばかり読んでいたのですが、もともとはこういったエッセイを書いていた人なんですね。エッセイも独特な面白さが病みつきになってしまいそうです。

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ダオツンが好きに書きます!:延長戦に入りました
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社会人2年目、新人OLあこの日記(仮):奥田英朗*「延長戦に入りました」
本を読んだり… | 「延長戦に入りました/奥田英朗」読了
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グーグル―Google 既存のビジネスを破壊する

グーグル―Google 既存のビジネスを破壊する  文春新書 (501) グーグル―Google 既存のビジネスを破壊する 文春新書 (501)
佐々木 俊尚

文藝春秋 2006-04
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★★★★★★★☆☆☆


よし!!今日も更新です(笑)今日は、初めて一人で営業に行ってきました。ドキドキもしましたが、ワクワクの方が強かったかも。少しは成長した感じです♪営業先でもすごくいい人で、本当に心から役に立ちたい、お手伝いしたい!って思いました。これから頑張れそうです。

今日も、またまた新書の紹介です。今月は新書フェアになっていますね(苦笑)そして、グーグルやロングテールがアツいですね。そんなわけでご紹介。

前半、というか6章のうち5章までは正直な感想を言うと、「ウェブ進化論」とかぶっているところが非常に多くて、「ウェブ進化論」を読んでしまっている人にとっては退屈かもしれない内容でした。しかし、具体的な事例を挙げたり、「アテンション」「サーチエコノミー」といった言葉は興味深かったので、読む価値は十分あると思います。

この本で何よりも興味深かったのは6章になります。ただただ単純にグーグルを賛美するだけの本かと思いきや、6章ではグーグルの「影」の部分について触れていて刺激的でした。刺激的というのは適切な表現ではないかもしれません。むしろ、「恐怖を覚えた」と表現する方が近いかもしれないです。

圧倒的な技術力と発想力でインターネットの主役にのぼりつめたグーグル。巨大化し、絶対的な力を持ってしまったグーグルは巨大すぎる力に自らコントロールをすることが難しくなってきているのかもしれません。もしくはこれは「暴走」「迷走」ではなく、狙い通りの結果なのかもしれませんが。もし100%狙い通りだとすれば、本当に危機感を持ちながら見守っていく必要があると感じました。

公共の利益のために様々な事業を生み出し、既存の物を次々と「破壊」していく。それは爽快であり、センセーショナルに映るかもしれませんが、全ての情報が集積されるということは、何よりも強大な影響力を持ち、支配していくことができると言い換えることができるわけです。

グーグル八分、グーグルマップの矛盾、中国への閲覧許可など今まではサラッと聞き流していたものも、本書を読むことで何がおかしいのか、危険なのか気付かされた感じです。

グーグルがすべてのデータベースを支配し、人々の情報やコンテンツのやりとりをつかさどるようになってしまうと、グーグルは巨大な社会的基盤(インフラ)と化す。

突出した技術を持つ大学院生が作ったグーグルという企業は、技術志向であることによってある種の「無邪気さ」を前面に押し出すことができた。しかしその無邪気さは、裏を返せばしたたかな権力構造の中で利用されやすいという欠点も持つ。


と、本書で書かれているのですが、個人的にはその通りだと思います。絶対的な、強大な力が生まれた時、必ず悪用しようとする人が出てきます。グーグル自身にその自覚があるのか、エゴを振りかざしやりたいようにやってしまうのか、これからもグーグルは目が離せないです(笑)

そして、作者が最後に書いているように、これはたまたまグーグルが行ったというだけであり、インターネットの技術が進歩していけば、遅かれ早かれこういったことになると予測できるもので、グーグルがどうとかという以前に、これからのテクノロジーの発展がどのような社会を生み出していくのか、広い視野で見ていき予見することが大切なのだと感じました。

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The Intelligent Investor 『グーグル - Google 既存のビジネスを破壊する』
グーグル Google ― 既存のビジネスを破壊する
それでもやっぱり本が好き!:グーグル―Google 既存のビジネスを破壊する
一直没吐出不被 : 佐々木俊尚、グーグル―Google 既存のビジネスを破壊する
風に吹かれて:Books~グーグル―Google 既存のビジネスを破壊する
Google 既存のビジネスを破壊する   佐々木俊尚 著|薬剤師アイの生活日誌  
好きよと言い出せないうちに: グーグル Google 既存のビジネスを破壊する
本とゲームとWeb日記: 「グーグル 既存のビジネスを破壊する」読了
『グーグル Google 既存のビジネスを破壊する』 佐々木 俊尚|心の叫び
じょーむ49才 地方都市会社役員の毎日思うこと日記:グーグル 既存のビジネスを破壊する
想い出のブリーフケース: グーグル-既存のビジネスを破壊する
上野貴之のWHITENOTE REVIEW:グーグル Google ~既存のビジネスを破壊する~
硝子戸の中 : 『グーグル Google 既存のビジネスを破壊する』を読み終えて
Google|乱読日記

考具―考えるための道具、持っていますか?

考具―考えるための道具、持っていますか? 考具―考えるための道具、持っていますか?
加藤 昌治

ティビーエスブリタニカ 2003-03
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★★★★★★★★★☆


今日も更新です♪この調子で続けていければいいなと思います。いつも前置きが長いので今日はこの辺で。今日、読んだ本はアイデアに関係する本です。「アイデアのヒント」「アイデアのつくり方」とアイデアに関する本を紹介してきましたが、この本はまた違った視点で書かれています。

それは、タイトルからもわかるように

「アイデアを生み出すためのツール」→「考えるための道具」→「考具」

についてトコトン書かれているということです。

簡単に説明すると、

1.では「インプットする」ための道具について
2.では「アウトプットする」ための道具について
3.ではアウトプットしたものを「まとめて、整える」ための道具について
4.では「抜け道を探す」ための道具について
5.では「ひとつ上の」道具について


書いているという感じです。あくまでも「道具」について書かれている本ですので、結局のところは読んだ後に紹介された道具を使うか使わないかが非常に重要になってくる一冊です。

半数以上は、もっと詳しい人なら7~8割は「知っているよ」と突っ込んでしまいたくなるようなものの紹介をしている感じですが、アイデアを企画へと昇華させるための一連の流れに沿って書かれているので、忘れた時に読み直してみたり、新しい道具を使いこなしてみようと思った時には非常に役立つ本だと思いました。

「何を」「どうする」、ここまでをセットで考える習慣を持とう

と書かれているように、全ては自分自身の意識の方向や力点をどこに持っていくかが非常に重要になってくるんですね。ここは昨日に紹介した「集中力」にも通じる部分があります。また、アイデアを生み出すためのコツは

アイデアを出すことと、アイデアを選ぶ・判断することを別にしておく
何よりも大事なのは、とにかくアウトプットし続けること
アイデアや企画につながる頭の使い方は、拡げて絞って、また拡げて絞る


に尽きるということを教えてもらいました。インプットも大切だけど、アウトプットしていかないと洗練されたり、自分のものにならないわけで、「量は質を生む」ことから、くだらなくても馬鹿らしくても出し続けることも大切になってくるわけですね。

「カラーバス」や「マンダラート」など初めて知った言葉、手法もたくさんあって非常に面白い本でした。以前紹介した二冊とこの一冊を含めた合計三冊で「アイデア本」は充分なのかな、とも思ったりします。

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Pikolog = ぴころぐ 【読書】考具
総合職ケロゴロ☆ブログ
takapiro具: 考具
Way of Being | 『考具』
考具|夢を叶える方法
繁盛店を目指す飲食店のためのインターネット活用本 考具  加藤昌治
負け犬takakoのハッピー探しの道 考具―考えるための道具、持っていますか?
★夢を生きる☆ミ:考具
『考具―考えるための道具、持っていますか?』 :おすすめ本と映画の自己啓発・成功哲学
石井力重の活動報告: 『考具』、アイデア出しのすばらしい本です。
BOOKSHELF:考具/kayo
Mind Storm 考具
マンガやDVDのこと | 考具を読みました

集中力

集中力 集中力
セロン・Q・デュモン

サンマーク出版 2006-02-17
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★★★★★★☆☆☆☆

平日、二日連続の更新ができました。これができたのは土日に読んでいたからなのですが、これから仕事が本格化していくと、外出する機会が増えるのでもしかするといい感じで読書が進むかもしれません。ただ、もちろん仕事に直結する作業等もしないといけないのですが。。。

この本を手に取った理由はズバリ!タイトルにあります。というか、それ以外に全く理由はない。中身も見ないまま購入を決めたのですが、タイトルから期待していた内容とは少し違っていたので残念でした。ほんの少しでもいいからパラパラッと中身を見てから買うことの重要性を今更ながら再実感しました。

本書の内容は、アメリカでベストセラーになりそうな典型的な啓発本でした。これが残念なのかそうでないのかは、人によって違うとは思いますが、何冊もそういった傾向の本を読んでいる自分にとっては「うーん」と言わざるを得ないものであったのは確かです。もっともっと感受性を高めてスポンジのように吸収する意識を持たないといけないんですけどね。

全部で20のレッスンに分かれて書かれています。全体的にタイトルの「集中力」を意識した内容にはなっているのですが、ところどころピンと来ない内容も含まれていて、思っていたよりも内容が薄いものとなっています。とかなんとか言いながら、結局は啓発書が好きなので読み終えた後に見直すとそこそこ付箋を貼っていました。

そんな付箋の中から、いつも通り引用紹介

学べることはすべて学ぶ。自分にはこれしかできない、ではなく、自分にはこんなことができると考える。

何かにとことん粘り抜く人は、失敗しない人です。 成功の第一要因は粘り強さです。

自主性とは、自分自身のために考え、行動するパワーです。このパワーの欠如ほど、貧困の原因になっているものはありません。

長旅をするとき肝心なのは一時的ながんばりではなく、途切れることのない着実な努力です。瞬間的ながんばりは疲労を招き、継続を困難にします。

大切なのは、覚えるべきことが頭に入ってきた瞬間に、その印象を強める努力をすることです。


途中には、集中力を高めるためのエクササイズが書かれていて、その箇所がとてもユニークだと思いました。全てをすぐに実践することはできませんが、じっとしたまま座り続けたり、嗅覚に集中したり、水の張ったグラスを見つめ続けたり、鏡を見ながら意識するといった簡単にできそうなことは時間を見つけてやっていってみようかな、と思いました。エクササイズの箇所で思ったことは、集中力は体と密接に関係しているということです。

体が関係しているとともに、この本から学んだことの一番は

集中力とは、終始一貫して、心の強さ以外の何ものでもありません。

ということになります。こんなことを言ってしまっては、身も蓋もないかもしれませんが、やはり「集中しよう」と思うこと、意識することが非常に大切だというわけですね。

最近、仕事で落ち込み気味だったのですが、そういう時に啓発書を読むことは元気付けられますね。ただ、どこかで読んだのですが、そういったものばかり読んでいるとキリがないそうなので、この一冊!二冊!といったものを読み直す習慣に切り替えていこうと思います。

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集中力|Ryozy-World!
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GOTH―リストカット事件

GOTH―リストカット事件 GOTH―リストカット事件
乙一

角川書店 2002-07
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★★★★★★★★★☆


毎日があっという間に過ぎていきます。そのせいで立ち止まって自分の成長を確認できずに、不安になったりもしています。が、ここは成長している!と信じ切って頑張っていくしかないのかな、と考え直してやっていこうと思います。

さて、ついに念願の乙一さんの「GOTH」を読むことができました♪「暗黒童話」を読んでから、余計に乙一さんが気になっていたのですが、古本でも高い値段のままの「GOTH」をなかなか手に入れることができませんでしたが、昨日に行ってみると400円で単行本が売っていたので即行で買っちゃいました☆そして、即行で読み終えちゃました。それぐらい引き込んでしまう面白さがありました。

まだ乙一さんの作品は二作品目なのですが、乙一さんから感じることは「正常な感覚」を持ちながら「異常な作品」を追い求める姿勢です。これは個人的な思い込みである可能性が大なのですが。。。作中には、過激な表現やダークな描写が出てくるのですが、そのひとつひとつが枠をはみ出してしまわない範囲で書かれていて、抵抗や嫌悪、拒否を読者に極力与えないようにされているように思われます。

まぁ、つまりは自分の好きなタイプの小説です(笑)ジャンル分けは難しいと思いました。ホラーだとかミステリーだとかサスペンスだとか一括りにしてしまうこともありだとは思いますが、そうしてしまうことがなんとなくもったいないという印象です。

短編の集まりでいながら、一冊の本としてしっかりとした流れ、時系列が存在していて登場人物も「主人公」と「森野」の二人を中心に回っているのでとても読みやすいです。どの作品にもそれぞれの良さがあって面白かったのですが、中でも「土」と「声」と「記憶」の三つにはやられました。って絞りきれていないですね。ダメだったのは「リストカット事件」です。「犬」もちょっと苦しかったかな。

正常な感覚でもって書いているんだな、と思ったのはあとがきでの乙一さんのコメントにあります。作品のために作り出した価値観について、あえてあとがきで触れるところが乙一さんの生真面目さを垣間見た気がしました。

本作品には何度も驚かされたり、裏切られたり、してやられたりしてしまいました。それは僕が物事を素直に受け止めすぎるバカ正直で単純な人間だからだと思います。でも悔いは全くないです(苦笑)ひとつの小説として非常に楽しく読むことができたわけですから。楽しむだけでなく、「声」ではやはり「死」について考えさせられて、こういう作品を読む度に考え直している時点で、普段はどれだけ「死」と遠い位置で生活しているのか、ということにも気付かされました。

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MUSIC-BUMP! | GOTH
「GOTH」夜の章・僕の章 乙一|食べて飲んで観て読んだコト
『GOTH』 - 乙一 - 乙一の小説・著書
酒茶浸け:GOTH―リストカット事件
今夜、此の空を見上げて。
ファンタジー物書き(?)、水羽の徒然日記:GOTH
さかい江美:『GOTH』

愚直に実行せよ! 人と組織を動かすリーダー論

愚直に実行せよ! 人と組織を動かすリーダー論 愚直に実行せよ! 人と組織を動かすリーダー論
中谷 巌

PHP研究所 2006-04-19
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★★★★★★★☆☆☆

更新頻度が次第に落ちてきています。今週は会社での疲れが入社以来、一番だったのでそのせいかもしれません。まだ入社して一ヶ月半しか経っていないのにこんなことじゃダメですね(汗)さて、やっと「PHPビジネス新書」っも最後の一冊を読み終えることができました。

他の三冊とは違って、中谷巌さんの著書は初めてでした。といってもそれで何がどう違ったというわけではないのですが。本書でまず思ったことが、タイトルが内容と少しズレがあることが残念だな、ということです。タイトルが悪いわけでも、内容が悪いわけでもないのですが、やはりタイトルから本の内容を予測し期待しながら読んでいくわけですが、ところどころ違和感を感じてしまいました。

そして、一番面白い、というより素晴らしいと感じたことは、本書の内容があとがきで完璧にまとめられてしまっていることです。時間のない人はあとがきだけ読んでしまえばいいんじゃないか、と思えるぐらいに(笑)

つまり、リーダーシップの基本となる四点は

1.高い「志」があること
2.明確なビジョンや戦略を持ち、それを明確に説明する力があること
3.変革実現に向けて愚直に実行する粘りがあること
4.リーダーが理想実現のために「身をもって示す」こと


となり、これをひとつひとつ説明し、肉付けしているのが本書の内容となるわけです。日本とアメリカの文化の違いからリーダーシップの違いについて触れていたり、歴史観や文化、宗教についても書かれていて、内容が多岐にわたっている上にコンパクトにまとめられていて、面白いです。ただ、やはりリーダーシップに関して書き出すと、新書の容量では書き切れない感はありました。

備忘録代わりにいくつか気になった箇所を書き出しておきます。

「教養」があるということは、人間や社会について「好奇心」を持っているということであるが、実際、好奇心がある人は、いつも「なぜ、そうなのか」と考えている。

「個人的体験を昇華し、普遍化するための知的作業」が役に立つ。

「直感」の「概念化」

「リーダーシップとは命令することではなく、身をもって示すことであり、模範となること」


リーダーシップに関しては完全なる答えを見つけ出すことは難しいことだというのを、本書を読んで改めて感じました。それは本書で書かれていたリーダーとは「正しいこと」と「正しいこと」の間を選択していく役目があることや、リーダー像を「演繹的」「帰納的」に導き出すかによって変わってくること、ビジネスという時代や社会性によって大きく変化する世界であることなどの様々な理由があると思います。

今はリーダーシップとかよりも、仕事を覚えることに必至なんですが、将来リーダーになる時を見越して、教養はできる限り増やし続けていこうと思っています。

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トミーの仕事日記:愚直に実行せよ!
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陽気なギャングの日常と襲撃

陽気なギャングの日常と襲撃―長編サスペンス 陽気なギャングの日常と襲撃―長編サスペンス
伊坂 幸太郎

祥伝社 2006-05
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★★★★★★★★☆☆

少し元気がなくなってきていますが、大事になる前になんとか脱出したいな、と考えながら日々を過ごしています。打開策を見つけねば!!そんな僕の日常とはかけ離れたスリリングで刺激的な日常を過ごしている陽気なギャング御一行のお話でした。

前作「陽気なギャングが地球を回す」を読んでから、続編が出ることを知り、いつ出るかいつ出るか??とワクワクドキドキしていたのですが、ついに発売されましたね♪予想通りと言えば予想通りの面白さ、伊坂ワールドにドップリ浸からせていただきました。

前作よりは、4人の特徴が際立って描かれていないですが、出し過ぎず、出さなさ過ぎずの絶妙なバランスで1人1人のキャラが活かされていたのではないかな、と思います。少し雪子の活躍が少なかったことと、祥子さんの登場数が少なかったこと、慎一が全く出てこなかったことが残念でした。って不満タラタラですね(苦笑)

短編で書いていたものをつなぎ合わせたのが第1章ということでしたが、短編の時のものを読んでいないせいか、すごく上手くまとまっていて、つながりも伊坂さんらしいつなげかたで知的な楽しみを提供してもらいました。伊坂さんの作品の中でもこの作品が好きなのは、やっぱりストーリーの展開以前に登場人物ひとりひとりのやり取りが洋画を見ているような感覚を味あわせてくれるからだろうなぁ、と思います。

久遠はやっぱり愛嬌があって憎めないキャラですね。響野も捨て難い。成瀬は少し出来過ぎ感がありますが、物語を引き締める役割としてしっかりとハマっていた感じです。ストーリーのラストはやり過ぎかな?現実味ないよね??その後どうすんの?的な感想も持ってしまいましたが。。。

ここまで、全くと言っていいほどストーリーについて触れていないですね(汗)せっかくここまで書いたので、全く内容に触れないで終わらせてしまおうかと思います。拙い説明するよりも、実際に読んでしまった方が何百倍も良いですしね。第1章でそれぞれに絡むキャラクターも素敵でした。「陽気な~」に登場するみんなが素敵になるんかな?なんて思ってたら、憎めないのはわかるんやけど、どうもイラつかせる人物も出てきて油断ならない感じでありました。

毎度思うことですが、こんな作品を書いちゃう伊坂さんの頭の中を探検してみたい。このシリーズも4人+数人のやり取りを楽しませてもらうためにも、もう少し続いたら嬉しいなと思います。

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読み&書き日記。:「陽気なギャングの日常と襲撃」(伊坂幸太郎)
My Favorite Things 陽気なギャングの日常と襲撃    ~伊坂 幸太郎~
伊坂幸太郎「陽気なギャングの日常と襲撃」|映画とロックとミステリー
陽気なギャングの日常と襲撃―長編サス…
サトナカ書房/備忘録: 陽気なギャングの日常と襲撃(伊坂幸太郎)読了
生死不明の7年間
烏姫・烏丸のしゃべくりシネマ 伊坂幸太郎「陽気なギャングの日常と襲撃」
平気の平左:出してくれさえすればいい 「陽気なギャングの日常と襲撃」
活字中毒日記! | 『陽気なギャングの日常と襲撃』 伊坂幸太郎 (祥伝社ノンノベル)
イラストつきブックレビュー | 陽気なギャングの日常と襲撃 - 伊坂幸太郎

突破力! 仕事の「壁」は、こうして破れ

突破力! 仕事の「壁」は、こうして破れ 突破力! 仕事の「壁」は、こうして破れ
堀 紘一

PHP研究所 2006-04-19
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★★★★★★★☆☆☆



むりくりしながら更新を継続している感じになってきていますが、こうなりゃ意地というわけでクオリティも低いですが、お付き合いいただければ嬉しいです(汗)そんな投げやりな殴り書きのようなブログ更新をしてしまっている僕ですが、似たような感覚を覚えた書籍の紹介です。

紘一さんの書籍を読むのは何回目かになるのですが、初めて読んだ時から感じることは、「可もなく不可もなく」「面白いんだけど退屈にもなる」「こってりしているようであっさりしている」といった甲乙つけがたい(使い間違い)という印象です。

ビジネスパーソンとして成功されている方ですから、書かれている内容も最もであり、勉強になることばかりなのですが、論理的かと思えば気合や根性のような精神的なところに話が飛んでしまったり、言ってしまえば一貫性を感じにくいのです。そのギャップがリアルで接した時の武器であり、魅力であると思うのですが、読者として接する時には書籍には一貫したテーマを求めたくなってしまいます。

本書の内容は「THE21」というビジネス雑誌でのコーナーをまとめたものらしく、Q&A形式で進められていきます。ところどころで、書き下ろしと思われるコメントも含まれているのですが、全体を通して「あ~、時間をかけずに書いたんだろうなぁ。」という印象を受けてしまいます。

自分のことを棚に上げて、少し厳しい意見を述べてしまいましたが、全体的な内容としては正しいことを言っていると思いますし、書かれているひとつひとつのことを実践してきたからこそ成功しているわけですから、勉強になります。

また、時間をかけた感じがしないと言ったように、軽く書かれていて読みやすくなっています。新入社員として読むには良い一冊ではないでしょうか。個人的には時間のない中で読む「新入社員のための本」として一冊の本を薦めるなら、違う本を薦めるでしょうが。。。

本書の中で引用されていた言葉が良かったので引用の引用をします(笑)

「慌てず、焦らず、あきらめず」

できないことだらけの新入社員の自分にとっては身に染みる言葉です。心がけているつもりですが、時として忘れてしまうことがあるので気がついた時につぶやきたいと思います。

本当に全体的に投げやりで、思いやりのない感想になってしまいました。書き上げてから反省しています。が、時間も体力もないのでこのままでアップさせていただきます。

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“駄目社会人”小ヤギさんの戯れ:突破力
Type5w4のBook Diary:突破力!
『突破力! 仕事の「壁」は、こうして破れ』    堀紘一|学び・感動―365日
足の痛みが|ぼびーのぶろぐ(一行じゃないよ)
壁を壁と思うべからず|Catch The Wave ! なBlog
2006/4/27(仕事の「壁」)|F’s function
Asiapacific.jp アジアという枠での起業へ向けて下積み中

いろんなブームがありますが。。。

今日も更新が苦しいので、軽いネタでいこうと思います。わかってたことやけど、このブログは本の感想を書かないと人気ないわ(笑)書く内容が面白いわけやないから、本の感想ぐらいしか読者のみなさんに還元できることってないわけやから、しゃーないっちゃしゃーないんやけど、もっと面白い文章を書く力を鍛えないといかんなぁと反省です。

さてさて、そんなことは言っても一朝一夕で面白いもんが書けるわけではないので、気にしないでいきます。少しは努力をしろよって突っ込まれそうですが、考えるんもめんどくさいので。

最近はこのブログでも「特集か?」と思われるぐらいに「新書」を扱ってきましたが、本当に新書がブームになっていますね。他には小説の映画化、ドラマ化がブームで原作が売れたり、めちゃくちゃ売れているのに「本屋大賞」受賞しちゃって、売れていたはずやのにまだまだ息が長い「例の作品」があったりして、ぶっちゃけてしまうと僕個人の意見としては、

「出してしまえば何でも売れる時代」

な印象を受けてしまっているわけです。もちろん、売れている本を書いている方は僕にはない文才と書き上げるための努力をしているので、尊敬しているのですが、どうもプロモーションひとつで売れるイメージが払拭できない。事実、その通りになっているところは多々あるし。

活字離れが指摘されて何年も経っていますが、本当に問題なのは本に対するリテラシーの低下にある気がします。だって、いい本は他にもたくさんあると思うのに、みんな売れている本ばっかり手にとって、売れているから面白いだろう、面白いはずという先入観によって感想を決めている人も少なくないはずです。

誤解を生まないために言っておくと、売れている本も「いい本」だから売れている本はたくさんあります。「本屋大賞」も受賞できたのは、それだけ読者を感動させる「いい本」だった証明ですし。言いたいことは売れている本がダメだとか悪いとかではなくて、もう少し売れる本にバリエーションをつけましょうよ。ってことです。

そんな偉そうなことを言っている自分もどこまで流行に流されないで本を読めているのか自信が持てませんが。。。いろんな本を読むことを目標にしたい。ということですね。

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町長選挙

町長選挙 町長選挙
奥田 英朗

文藝春秋 2006-04
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土日なのに更新がはかどらない。土日だからはかどらないのか。。。あんまり休日は考え事をしたくない人間になってしまいました><てことで、楽しみにしていた「町長選挙」が届いたので、頭を空っぽにして読み切りました♪

さすがに第三作目となったこともあって、普通にやっては奇抜さが生まれないと考えたのか、それとも作者の奥田英朗さんが、こういう作風が好きなのか、今回は有名な人をモデルにした作品になっています。知識不足なのですが、「町長選挙」ももしかすると、どこかの島がモデルなのかな。

オーナー」はナベ○ネ。
アンポンマン」は○リエもん(逮捕されてから言わなくなりましたね)
カリスマ稼業」は黒○瞳


がモデルになっています。○に意味はあるのか??という感じなのと、みほさんに指摘されるまで、「カリスマ稼業」のモデルを勘違いしていました。恥ずかしい。。。どの作品も中立というか中性な感じの立場で書かれていて、納得がいくような、「え?こんな風に書いちゃっていいの?」と不安にさせるようなハラハラドキドキ感も味わいながら楽しんで読むことができます。

今回は残念ながら「これ!!」と言えるだけの作品はなかったのですが、個人的には全作品が平均以上の面白さで読むことができました。これが奥田英朗さんの実力なんだな、と思います。有名人も一人の人間であり、プライベートがあり、悩みがあるわけで、そこに焦点をあてた上で「伊良部博士」という化物をぶつけてしまうことで、うやむやなまま解決させてしまう。「伊良部博士」の地位が確立している三作目だからこそできた冒険なのかな、とも思えました。

ふたつ印象に残った箇所があったので、引用紹介。

「それにしたって程度があるでしょう。一人で勝ってると遊び相手がいなくなるよ」

「レーシングカーで公道を走るのは危険だよ。性能、落としたら?」

どちらも「アンポンマン」で出てくる言葉なのですが、ホリエもんのことを「言い得て妙」という感じでした。

それにしても、マユミのキャラクターはどこにいきたいのかわからなくなってきましたね。個人的には「イン・ザ・プール」の時が一番よかったかなぁ。「伊良部博士」のキャラでも言えない作者の主張を代弁するために上手いように使われてしまっているのが少し残念でした。

少し書きましたが、インパクトは弱まったもののやっぱり娯楽小説としては秀逸のデキで、これからも続編に期待したいと思いました。むしろ、これからが本当の作者の腕の見せ所なのでは??なんて風にも思っています。

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