延長戦に入りました
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延長戦に入りました
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はじめての奥田英朗さんのエッセイを読みました。まず、この本を開くまでエッセイだということに気付いていなかったんですが。。。好きになった作家は中身以前に購入してしまう悪い癖があります。
スポーツに関連したエッセイなんですが、どれもこれもすごく面白い!!なんていうか、扱う視点がすごく独特で奇抜でそれでいて鋭い!って感じなのです。この本を読んで、作家だから書く内容、切り口が面白いのではなくて、変わった視点や鋭い視点、広い視野を持っているから作家になれるんだと思いました。
約10年前のスポーツネタが多かったので、わからないものもありましたが、全体的に脱力した、かるーく読める内容で、奥田さんらしさが出ていて一人読みながらにやにやしてしまいました。
日本人の気質や文化、価値観などについて巧みに突っ込んでいたり、そんなとこ誰も突っ込んだことないなぁ、と感心するような盲点への指摘などが面白いだけでなく「確かに」と思わせてくれて爽快でした。
中でも一番好きなのは、子供の頃に足が速いことによる待遇とその弊害についてです。
子供のころ足が速かった元少年たちは、根本の部分で少しも謙虚になることなく、ほとんど根拠のない自己に対する信念を胸に抱きつつ、シアワセな日々を送っているのである。
「うんうん!」と心の中で何度もうなずきながら読んでしまいました。
奥田さんの作品は小説ばかり読んでいたのですが、もともとはこういったエッセイを書いていた人なんですね。エッセイも独特な面白さが病みつきになってしまいそうです。
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