Book Review’S ~本は成長の糧~ -9ページ目

サバイバルプラン

サバイバルプラン―会社を甦らせる経営の手法 サバイバルプラン―会社を甦らせる経営の手法
奥野 信亮

近代出版社 2004-06
売り上げランキング : 168915

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★★★★★★★☆☆☆

6月ももうあと少しで終わりますね。こんなにあっという間に過ぎていくなんて予想もできなかったぐらいに時間が過ぎていきます。充実しているのか、振り回されているのか判断しにくいところですが、少しずつ成長している実感はあるので、焦らずやっていきたいと思います。


今日読んだ本は久しぶりに経営に関するものでした。社会人となり、会社の中に入ることでわかることも増えたように思います。ただ、知識として蓄えているだけでなく、知識を活かして知恵に発展させる機会が生まれたというこで、しっかりと考えて考えて考えることが大切だと感じます。

著者はバンテックという会社の会長兼CEOです。本書が発刊されたのが2年前ですから、もしかすると今は引退しているかもしれませえんが、文章から感じる力強さや勢いを考えると、いまだに現役でバリバリ頑張っているのではないかと思います。(調べようかと思いましたが、時間がかかりそうなので止めてしまいました)

日産にゴーンが来たことで、日産の子会社であったバンテックにも決断する時が来ました。その時に「サバイバルプラン」を打ち出し、生き延びるために「独立」することを選択した奥野さんの手腕。本書の内容を読むだけでどれだけ素晴らしい経営能力をお持ちなのかが伺えました。

子会社として無駄が多く、活気のなかったバンテックをドラスティックな手法で次々と改善していきます。その経営の方法は日本の企業文化では受け入れがたいところも多々あるかもしれません。しかし、企業価値を数年で数倍にしたという実績が正しさを証明しています。

MBOについて学べたことが良かったです。最近では、すかいらーくがMBOを行って話題になりましたが、全く知識がない状態とは違った見方ができました。やはり多くの視点を持つためには知識を身につけることが大切ですね。MBOは簡潔に述べると、自社株を自分たちで買い集めて独立するというものです。

企業経営の成功についてここまでストレートに書いた本は少ないと思います。それだけ、シンプルでわかりやすかったです。ひとつひとつの行動に対する意味を十分に理解するだけの経験と知識をこれからドンドン身につけていこうとモチベーションが上がりました。

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シャウト Shout

シャウト Shout シャウト Shout
有限会社エルビス出版監修 田中 圭介

エルビス出版 2005-07-25
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★★★★★★★★★★

今日は一日家に居て、ノンビリと過ごしました。今週末はほとんど人と話していません(苦笑)こういう週末の過ごし方もたまにはいいかな、なんて思いながらもやっぱり誰かと話しとけばよかったかなぁなんて風にも思います。

最近、仕事上の悩みが増えてきています。朝起きた時のテンションも寝不足なのもあるかもしれませんが、入社当時よりも下がってきている気がします。なんとかこのテンションを上げたいと考え方を変えてみたり、試行錯誤したりしているのですが、難しいものです。誰でもやっぱり新しい環境でこういう風に悩んでしまうものなんでしょうか。

そんな状態の中、読んだ今日の本は最高に元気付けてくれるものでした。過去に紹介したこともある「新入社員論」の著者である田中圭介さんが編集し、出版した本です。

多くの人にインタビューをして、心に残っている・残った言葉をエピソード付きで紹介していっています。インタビューされている人は職業や生き方、性別、年齢などがバラバラの人たちですが、共通して言葉によって助けられ、励まされ、現在は前を向いて生きている人たちばかりです。

読むだけで元気になる本に久しぶりに出会えた気がします。今の精神状態のせいかもしれませんが、それだけでなく、この本の持つメッセージがひたむきで真っ直ぐだからだと思います。

向き、不向きよりも、前向きに。

この言葉が特に印象に残りました。今の自分はまさに「向いている」か「向いていない」かで悩んでいました。そうではなくて、ただ単純に「前向き」に取り組んでいればいいんだよ、と励ましてもらえたようでした。

他の言葉も、その人の人生を大きく変えた言葉ばかりなので、いろいろと考えさせられます。悩んだ時、迷った時、苦しい時に読み直して元気を分けてもらおうと思います。

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絶妙な「速読」の技術

絶妙な「速読」の技術―この本を読むだけで速読脳開発のトレーニングができる「例の方法」 絶妙な「速読」の技術―この本を読むだけで速読脳開発のトレーニングができる「例の方法」
佐々木 豊文

明日香出版社 2005-10
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★★★★★★★☆☆☆

今日はひとりで映画を観に行ってきました♪ひとりで映画を観たのは初めてだったのですが、すごくいいですね。もともとひとりで行動するのが好きなタイプなのですが、映画館で知らない人と同じ箇所で笑ったりするのを共有できるのは良いものです。ちなみに観た映画は「TRICK」と「ミッション・インポッシブル3」です。

今日は、めずらしく?「速読」に関する書籍。読書量を限られた時間の中で増やしていきたい者としては非常に身に付けたいスキルですが、なかなか身に付ける機会がありません。

本書は「速読」に関する書籍ですが、トレーニングについてはほとんど書かれていません。そもそも、ショックだったのが、本書が目指す2000字/1分のスピードを現時点で超えていたということです。まぁ、かなり早く読んだらなんですが。

読書をするために必要なことにも触れられていて、食事や姿勢などについても書かれていたので面白かったです。

単純に「文字を読むスピードを速くしていく」という方法は、個人的にはフォトリーディングやマインドマップよりは抵抗なく受け入れられる「速読」の方法だったかな、と思います。

実際に速く読むと頭に内容が入らない時も多々あるのですが、無理矢理速く読んでいると次第に集中力が高まってきて気持ちの良い読書ができたりします。如何に集中して読書ができる環境を作り出すか。そして、目的意識を持って本を読む。これが大切なんだと思います。

得られるものとしてはあまりない本でしたが、面白かったのが、章ごとに読了の目安の時間が記載されていたことです。時間内に読んでやろう!って思って集中できたので、他の本でも何分で読み終えるかを意識して読書することは意味のあることだな、と感じます。

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今日から読書日記へ|Life can be beautiful!

あたりまえだけどなかなかわからない組織のルール

あたりまえだけどなかなかわからない組織のルール あたりまえだけどなかなかわからない組織のルール
浜口 直太

明日香出版社 2005-10
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★★★★★★★★★☆

昨日あたりから体調が優れなくて大変です。どうも同期の病気がうつってしまったようです。風邪なのかもしれないのですが、症状としてはお腹が痛くなるというもので、朝から電車の中で腹痛と戦うというのはテンションが上がらないものです。

先週、事業部での飲み会をした際に失礼なことをしてしまったようで、上司から指摘を受けました。言われてみれば、指摘されるのも当然の内容だったのですが、あまりにも当たり前のことができていない自分がショックでした。そんな背景があったから読んだわけではないのですが、タイミング良く読んだ一冊です。

「あたりまえだけどなかなかわからない仕事のルール」も読んだのですが、あたりまえだから忘れがちで適宜確認する必要があることばかり書かれていてとても勉強になりました。続編である本書も、書いていることはたしかにあたりまえなんだけれど、読んでから気付くものや忘れていたものもたくさんあって、とても勉強になります。

組織は人の集まりです。だから人と接するための最低限のマナーやコミュニケーションの仕方を身に付けることが大前提です。この当たり前の大前提をついつい仕事の忙しさで忘れてしまいがちになると思いますし、これからもそういったケースが多くなると思います。しかし、このことを忘れてしまっては「成功」することなんてできません。

本書でも会社(組織)の中で生きていく上で最も大切なことは

対人関係をうまくやることです。相手のことを思いやる気配りです。つまり、組織の中で苦労し揉まれながら人格を磨いていくことです

と書いています。僕の一番苦手なところなのですが、これを克服しないことにはその先に進むこともできないし、壁を乗り越えるための助けも得られないのだと再確認しました。

組織の在り方やリーダー論などにもシンプルにわかりやすく触れられいます。「あたりまえだけどなかなかわからない仕事のルール」と合わせて手元に置いておこうと思います。

浜口直太の独り言

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東京DOLL

東京DOLL 東京DOLL
石田 衣良

講談社 2005-07-29
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★★★★★★★☆☆☆

週明けはどうも体調が優れません。土日で不規則な生活になってしまうせいなのかな。昨日も寝たのは2時前でした。やっぱり毎日規則正しい生活を続けるのがベストですね。

石田衣良さんの作品は初めてです。初めて読む作品としてはふさわしくなかったのかなぁ、とアマゾンでのレビューを見ていると思ってしまいましたが、こういった作風なんだな、とイメージを持つことはできた作品でした。

MG(マスター・オブ・ゲーム)である主人公がゲームのモデルとしてヨリという一人の少女を見つける。MGは婚約を約束している女性、裕香がいるにもかかわらずヨリに惹かれていく。。。

単純にストーリーを説明すればこんな感じですね。あまりにも大筋すぎるとも言えますが。

個人的には風景の描写や衣服や店、車の詳細な記述が「こだわり」を感じさせて好きでした。ただ生々しい描写は個人的には嫌いではないのですが、作品としては好きじゃないかも(笑)

途中で読みながら、なぜか「東京タワー」(リリー・フランキーじゃない方)を思い出してしまいました。男女が入れ替わった感じだと思ったのかな、とも思いましたが、全体的に理想的な幻想?を語ったような作風が連想させてしまったようです。

作中に出てくるゲームの内容は面白そうだな、やってみたいな、と思いました。

「限りなくリアルなヴァーチャル」

がもたらす世界はどんな感じなんだろうか恐くもあり、楽しみでもあります。最近はゲームをしていないので詳しくはわからないのですが、ネットゲームはリアルな世界を映し出しているとは思えないので、「女神都市」のようなコンセプトのゲームはどんな世界を見せてくれるのだろうか、なんて考えちゃいます。

最後の最後まで、MGが良い子(まさに子供)で描かれていたのが少し不満。年齢に相応しい選択をしてくれてもよかったなぁ、なんてことも思います。

今まで出会ったことのない作風であったので、他の石田衣良さんの作品も読んでいって新しい世界観を広げられたらな、と思いました。

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石田衣良『東京DOLL』 正美樹の読書・音楽日記!
元へなちょこプログラマの日記 | 東京DOLL
Let's fight☆:『東京DOLL』
Chocolate Box | 石田衣良さん 東京DOLL
歳時記 | 東京DOLL -石田 衣良-
Schwarotz
Coquette:東京DOLL
『東京DOLL』(本の感想) / よろずことのは - 石田衣良
dawn: 東京DOLL
本を読んだら・・・by ゆうき | 東京DOLL 石田衣良

チルドレン

チルドレン チルドレン
伊坂 幸太郎

講談社 2004-05-21
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★★★★★★★★☆☆


比較的短いスパンで伊坂さんの作品を読みました。って「重力ピエロ」がまだ途中なんだよなぁ。。。やっぱり伊坂さん好きです。少し違う人に浮気していて忘れかけていました。すみません。

平和で牧歌的(使い方合ってるかな?)な全体の雰囲気が好きです。そして陣内のキャラクターがたまりません。「陽気なギャング~」の響野に似ているところもあって憎めないです。少し無理矢理かもしれないですけど、二人の違いを考えてみると、響野は形から入って言葉を紡ぎ出している感じ。一方の陣内は、価値観というか一本筋が通っていてそれを極端なまでに肉付けした結果が行動や言葉に表れている印象です。

「陽気なギャング~」と似ていると感じたせいか、比較しながら読んだせいで、鴨居に成瀬のような活躍を期待してしまいました。もう少し登場して欲しかったなぁというのが本心ですが、読者にそう思わせる作品づくりだと考えれば大成功な気もします。

伊坂さんは、「銀行強盗による出会い」(「陽気なギャング~」は映画館がきっかけなので少し違いますが。。。)っていうストーリーが好きなんでしょうか?読者としては面白ければいいんですけど(苦笑)「パンク」はイマイチかなぁ、って感じですが陣内と永瀬を読者に紹介するための導入箇所と捉えればすごくスムーズでよかったかも。

個人的には「チルドレンⅡ」が一番好きな作品です。ニヤッとしてしまうようなやり取りや台詞回しが多くあるし、何よりも最後が好きです。

伊坂さんの書くセリフにはいつも感動(いろんな意味で)しているのですが、今作品で最も印象的だったのは、セリフではないのですが

本当に感謝している。「ありがとう」以外の言葉が思いつかず、自分の語彙と表現の乏しさに悲しくなるくらいには、感謝をしている。

という箇所です。なんでこんなにオシャレな言い回しができるんだ!!って嫉妬してしまうぐらいに(笑)

陣内と永瀬、優子、武藤、そして鴨居の新しい話が読みたいです。特に陣内と鴨居の話が読みたいかも。「腐れ縁」って感じがして微笑ましいので。

「陽気なギャングが地球を回す」は映画化されましたが、「チルドレン」もWOWOWでドラマ化されてるんですね。どんな作品に仕上がっているのか見てみたい。

ドラマW チルドレン|WOWOW ONLINE

伊坂さんの作品を読み進むにつれて「死神の精度」の良さに気付き始めました。二冊目で読んだのがまずかったのか、「魔王」の次に読んだからなのかはわかりませんが、全て読み終えてから読み直すときに一番始めに読み直すのは「死神の精度」な気がします。

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Crescent Moon:チルドレン/伊坂幸太郎
たまにっきブログ版: チルドレン(伊坂幸太郎)
その傍で本を読むのは | 「チルドレン」 伊坂幸太郎
さぼり日記 | チルドレン 伊坂幸太郎
トリちらかしておりますが。 | 『チルドレン』/伊坂幸太郎/★★★☆☆
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日々是もりちえ:「チルドレン」伊坂幸太郎
たりぃの読書三昧な日々 「チルドレン」(伊坂幸太郎著)

「アイ・カンパニー」の時代

「アイ・カンパニー」の時代―キャリアを鍛える。モチベーションを高める アイ・カンパニー」の時代―キャリアを鍛える。モチベーションを高める
小笹 芳央 小畑 重和

中央公論新社 2003-04-11
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★★★★★★★☆☆☆

梅雨の季節はいやですね><本が濡れないように気をつかいながら読まないといけないので、めんどくさいです。

この本は、就職活動でリンクアンドモチベーションという会社があることを知り、興味を持ったので購入したものです。しかし、すぐに落ちてしまったため今まえ読むことなく放置していました。

自分自身をひとつの会社として考えて、戦略や弱点などを客観的に分析して行動にうつしていく。簡単に「アイ・カンパニー」というものについて説明するとこんな感じだと思います。

会社名や肩書きで勝負するのではなく、個人レベルで社会に通用する人間になることを目指す必要は現代社会では非常に大切なので、このような考え方は非常に有効だと思います。もちろん、肩書きや会社のブランドに左右される要素も少なくはないのですが。

会社での経営戦略やビジョンなどの内容をそのまま個人に落とし込めば良いという話なのですが、この考え方を実践して、徹底していくことは非常に大切だと思います。

「自分探し」ではなく「自分創り」のための行動をし、
塗り替えられない過去よりも、自らの力で作ることのできる未来に集中する。


手元に置いておいて、時々見直しながら、自分自身が何のために仕事をしているのか、何のために行動しているのかを確認したいと思いました。

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森蔵オフィシャルブログ:【本】 「アイ・カンパニー」の時代
一瞬懸命:アイ・カンパニーの時代

人間力

人間力 人間力
谷沢 永一

潮出版社 2001-04
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★★★★★☆☆☆☆☆

さよなら、スナフキン

さよなら、スナフキン さよなら、スナフキン
山崎 マキコ

新潮社 2003-07
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★★★★★★☆☆☆☆

平日に普通の小説を読むと少し後ろめたい気持ちになってしまうようになったきっちんです。でも、仕事を覚えるのが今が一番大切とは言え、仕事仕事しているのは良くないですよね、と言い聞かせています(苦笑)

素直にタイトルに惹かれて購入した一冊。そのくせスナフキンのことを良く知らない。なんとなく、アウトローで自由人な癖に、めちゃくちゃ優しくて男前というイメージをスナフキンに対して持っていました。スナフキンのファンだという人はかなりいるしね。

実際に本を読んでスナフキンについて知ったことがちらほらありましたが、どれも素敵なエピソードでした。もっとスナフキンのこと知りたいかも。ってストーリーの本筋から大きく外れてしまっていますね。。。

大学を中退して、再度入学したものの、やっぱり上手くいかない冴えない女子大生「大瀬崎」が編集プロダクションへバイトの面接に行き、シャチョーの「日比野」と出会うのが物語のはじまり。シャチョーと大瀬崎のやり取りも中盤は好きだったのですが、ライターとして一冊の本を書き上げるあたりから、僕の好奇心とワクワク感は尻すぼみ。。。

特に後半の大瀬崎にはイライラさせられっぱなしでした。作者の半自伝のようですが、最後の最後までどこにゴールを持っていきたいのかわからない、それでいてわからないならわからないなりの楽しみ、刺激があればいいのですが、それもあまりなくて辛かったです。正直、ここまで酷い人間っているんかなぁ。でも、やっぱりこういう人物が描かれるってことは、実際に存在するんだろうし、それは共感できる人にしかわからない感覚なんだろうな、とも思います。

最後のシャチョーはなんだか読んでいて寂しくなってしまいました。あと大瀬崎の最後は逆に好きです。

「スナフキンに会えなかったら、わたしがスナフキンになればいい」

それまでの大瀬崎を見ていると、途中で妥協して断念している姿が思い浮かびますが、そう思えたことに応援したくなりました。でも、やっぱりダメになっていそうですけど(笑)

大瀬崎の独白の中にも印象的なところがいくつかあって、それがあったからこそ最後まで読み通すことができたように思います。その中でも、

人に利用されることと人に必要とされることの違いはどこにあるのだろう
人は、どういうときに自分をかけがえのない存在だと感じるのだろう


この二つは特に気になるフレーズでした。愛すること、愛されることが本書のテーマのひとつであるなら、この二つも非常に意味深いものだな、と思います。

また、mochizさん の「エヴァンゲリオン」に置き換えた解説が非常にしっくりきて感動してしまいました。本当にその通りだな、と思います。

人は悩んで、迷って、ぶつかって、立ち止まって、追い立てられて、時には自分の足で歩けなくなったり、自分のペースを守れなかったりします。それでもやっぱり前に進んでいたり、後に戻ったり、横に逸れたりしながら生きていくのが人間なんだろうなぁ、なんてことを思いました。

     

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またたびの本箱 | 「さよなら、スナフキン」 山崎マキコ著
行けるかな?ワーキングホリデー!:さよなら、スナフキン。
寝ていられるのになぜ起きる? さよなら、スナフキン
感想いろいろなノート:「さよなら、スナフキン」
恋愛依存のススメ 「さよなら、スナフキン」
ひとひ  | さよなら、スナフキン
1K yokohama:さよなら、スナフキン
weathercock*note:山崎マキコ『さよなら、スナフキン』
常夏サラリーマン:さよなら、スナフキン
一葉日記: 山崎マキコ『さよなら、スナフキン』
最終的に砕け散って:山崎マキコ『さよなら、スナフキン』新潮文庫2006
ダメ人間からの脱却。 さよなら、スナフキン
由田番の日々の戯言@DIARY:【レビュー】さよなら、スナフキン
うーたんの足跡:さよなら、スナフキン
芦毛馬に悪いヤツはいない : 「さよなら、スナフキン」 山崎マキコ

終末のフール

終末のフール 終末のフール
伊坂 幸太郎

集英社 2006-03
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★★★★★★★★☆☆



久しぶりに伊坂幸太郎さんの作品を読みました。最近は寄り道、つまみ食いばかりしていたからなぁ。特に乙一さんにあんなにハマるとは予想もしていなかった。他の作品も早く読みたいぐらい。と言いながら、やっぱり伊坂幸太郎ファンなわけで、残りの購入済みの本も読まないといけないな、と思います。

8年後に世界が終わると言われてから5年後。仙台のマンションに住む人々の悲喜交々の物語。

ってこもごもって交々って書くんですね。変換して知りました。

面白かったんだけど、少し物足りなかったり。それでいて、一つ一つのストーリーに必ず一つは印象に残るセリフがあってニヤリとさせられたりしました。ただ、いつもの不意なストーリーのつながり方があからさま過ぎる感じだったのが残念。

個人的には、「鋼鉄のウール」と「天体のヨール」が好きです。でも、一番好きなのは「篭城のビール」かも。苗場のセリフ、

「明日死ぬとしたら、生き方が変わるんですか?」

こんなセリフを言ってみたいと思いながら、いつまで経っても言えないんだろうなぁなんて思ったり。

「終末のフール」の「フール」がまさかあの意味だとは気付きませんでした。それを知って、改めて伊坂さんのセンスに感動。ありえないようで、全く否定できない微妙な世界を演出し、そこに登場人物を放り込んで動かしていく。登場するひとりひとりに愛着を持ってしまう、しまわせるところが伊坂ワールドの真髄ですね。

世界が何年後かに滅びると知ったら、自分はどういう行動を取るだろうか?みんなが死ぬならいいや、って思う自分がいるような気がしますが、やっぱり現実に起こってみないことには予想もできないのかな。

   

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終末のフール|好き嫌い普通
ほしくずのあめ | 終末のフール
河の流れる日々:終末のフール
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物語の森: 伊坂幸太郎 終末のフール
読書感想文「終末のフール」伊坂幸太郎を読んで♪|ハーバード流鬼ヨメ日記☆ 留学を目指すオットのヨメのハッピー大学院生な日々♪
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由田番の日々の戯言@DIARY:【レビュー】終末のフール