読書日記PNU屋 -17ページ目

2020年1月の読書まとめ

 新年最初の月ながら、次から次へとタイプの違う風邪にかかっていて、せっかくの冬休みながらあまり本が読めなかった。

鏡餅活字本 17冊

一行怪談(ニ)
ウルトラマンF
小田イ輔 実話怪談自選集 魔穴
義足と歩む ルワンダに生きる日本人義肢装具士
希望の糸
恐怖箱 厭還
凍りついた瞳2020
今年はどうする? インフルエンザ
実話奇譚 怨色
呪術廻戦 夜明けのいばら道
世界「倒産」図鑑
調理科学×肉の辞典
8050問題
間宵の母
もしかして、適応障害? 会社で“壊れそう”と思ったら
闇塗怪談 消セナイ恐怖
47都道府県・民話百科


門松マンガ 32冊

姉なるもの 4
衛府の七忍 8(再読)
おじさまと猫 4
顔がない女の子
餓獣 2
片喰と黄金 2
ガンズn'プライド 1
CreppyCat 猫と私の奇妙な生活
JKハルは異世界で娼婦になった 1
じゃあ、君の代わりに殺そうか? 2
シャドーハウス 1-3
ショタくんとおじさん 1
ダーリンは74歳 愛人稼業熊編
血と灰の女王 9
妻は他人 変化の日々を夫婦で歩む
電人N 2
透明なゆりかご 8
難病患者になりましたっ!
猫パン日記 幸せをはこぶねこと厄よびパンダ
バイオレンスバロン
パニくる!?
バビロンまでは何光年?
美容師あるある物語
不安の種✱アスタリスク
凡人すたいる。特盛
マンガ 自営業の老後
まんがで簡単にわかる! 日本人だけが知らない汚染食品
無限の住人〜幕末ノ章〜 1
息子は中二病でネット依存で不登校〜やしろあずきを育てたシングル育児日記 
レイジング・ヘル 01

黒木あるじ「怪談売買録 嗤い猿」


 怪談界隈でこの作家を知らなければニワカだと言い切れるほどの、トップシーンをひた走る作家である。そのリーダビリティは他の追随を許さず、ありふれた(というか、しばしば聞くタイプの)怪異であっても、黒木あるじの筆にかかれば思わず新味を覚えるほどだ。


 これが褒め殺しでない証拠に、拙作も掲載されているアンソロジー(四十九夜など)を体験者に献本すると、必ずや《この、黒木あるじという人の作品が良かった》と言われる。そんな彼我の差には茫然とするばかりであるが、とりあえず私的お気に入りを下記に。怪談入門者も怪談ジャンキーをも同時に魅了する怪異が本書にもまた、健在なのである。


シャツ持ってきて/怪異自体はありがちなのだが、語りにすごみがあればここまで鮮烈な印象をもたらせるのかと、感心しきり。


嬉しそうな声/ワケを知っていそうな、上司もちょっと怖いかも。


五階/とても気になる終わり方…!


あげる/こんな、不条理すぎる怪談こそが真に怖いのかもしれない。


新宿駅の内臓/見てみたいような、見てみたくないような…印象的すぎるワンシーン。

2019年12月の読書まとめ

 2019年、一年で読めた本は活字147冊、マンガ420冊。
 出張が多くなったため、活字本の減少が目立った。これからは、Kindleなど電子書籍の導入も考えた方が良いかも。

 12月読了本リストは下記の通り。もしリクエストあれば優先的に感想書くので、コメントよりどうぞ。

セキセイインコ青活字本

誘ゐ怪談
いのちは輝く 我が子の障害を受け入れるとき
茨城の怖い話 2
介護のうしろから「がん」が来た!
怪談売買録 嗤い猿
記憶する体
50代からのスマホ簡単マスター 15の必須アプリ
小箱
ごみ育 日本一楽しいごみ分別の本
実話怪事記 憑き髪
純粋怪談 惨事現場異話 
少女奇譚
少年奇譚
栃木の怖い話
宮城の怖い話


セキセイインコ黃マンガ本

OUTLAW STAR 1、2(再読)
悪役令嬢は隣国の王太子に溺愛される 3
あなたの鼓動を見させて 5
あやめとあまね
うぐいすさんちの日常怪話
うさぎは正義 6 
衛府の七忍 8
怪人令嬢 3
鬼滅の刃 18
クマとたぬき 2
経歴が黒すぎてテレビには出られない人たちの話をマンガにしてみた
外科医エリーゼ2、3
血海戦線 Back 2 Back 1-5(再読)、7
ゴールデンカムイ 20
極主夫道 4
ご主人様のしかばね 1
五等分の花嫁 1、2
ザ・ファブル 20
30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい 3
幸せカナコの殺し屋生活 1、2
自殺遺族になっちゃった!!
終末のワルキューレ 5
ジョジョリオン 22
白異本 弐
深夜のダメ恋図鑑 6
センサー
双星の陰陽師 20
父のなくしもの
腸よ鼻よ 2
TSUYOSH 誰も勝てない、アイツには 1
TALKING DEAD 1
童子軍艦 2
となりの稲荷 2
夏目アラタの結婚 1
藤井おでこげきじょー 1
不浄を拭うひと 1
プリンセスお母さん
平太郎に怖いものはない 後編
僕達の魔王は普通 1
ボンレス犬とボンレス猫
MAO マオ 2
満員電車は観光地!?世界が驚く日本の「日常」
マンガで夢を叶えるための“おもしろい”の伝え方
メイコの遊び場 2
リアル風俗嬢日記 ご指名も増えました
リビドーズ 3、4
ワールドトリガー 21
惑星クローゼット 1
ワンパンマン 21

真白圭「実話怪事記 憑き髪」


 軽妙洒脱な著者の怪談は軽すぎず重すぎず、サクサク読めて楽しい。

 表題作は、どこかレトロというのか、クラシカルな趣があるなぁと思ったらあとがきで納得。

 お気に入り作品を下記に。


引っ越し祝い/怪異自体は地味なのだが、いかにも身の回りで起きそうなそれはとても不気味だ。


幽体離脱/ボーダーラインの揺らぐさまが恐ろしい。


乗り換え/男性には乗らないのかな??


迷い家/因縁を知りたくなる!


静止/その一瞬、映像で見てみたい。怖さの理由に納得。


調光/こちらもまた、怪異の一瞬が鮮やかで興味深い。

さたなきあ「純粋怪談 惨事現場異話」


 自分が怪談ジャンルでデビューする前から、私はこの著者のファンでよく著作を読んでいた。

(↓当時の一冊)


 饒舌文体というのだろうか、読めば不可思議な空気に包み込まれてしまう、独特な読点のリズムが癖になるのだった。

 竹書房に移籍された今回も、読点こそは以前より控えめに感じられたものの、現実から怪異に読者を引き摺り込む豪腕は健在。

 お気に入り作品を下記に。


路地の女/それはただそこにいただけなのに、異様すぎるビジュアルが脳裏に焼き付くようだ。


外付け階段/それはアリジゴクのように、ずっと待っているのだろうか…。


優良物件を求める① 貸し間をさがす/まるで注文の多い料理店のように恐ろしい!


ゴミ捨て場彷徨/描かれないところがおぞましい想像を惹起させる、狂気のにじむ一品。


立地は申し分なし!①鈍感は美徳/高い時給のワケがとても不気味だ。