徐々にバッティングに復調の兆しが見える長男ですが、まだまだ本人は納得いかないご様子で…
そんな長男に父の話をしました。
父は野球を7歳の時に初めてから怪我や家庭の事情で途中やらなかったりしましたが、なんだかんだで20年以上は続けていると思います。
元々は左利きでそれを右利きに矯正された右投右打でしたが、その影響なのか特に練習しなくても左でベース間位は普通に投げられるし、親父に左打ちに変えた方がいいかもと言われた次の日には左に打ちになっていました。
ちなみに優劣を付けるとしたら投は右で打は圧倒的に左の方が良いと言われますけど、20年以上経った今でも左打ちってやつが良く変わらなくて、左の方が打てるし飛ぶんですけど打った感触や感覚がピンとこないんですよね。
だけど振ったら自然にボールに当たるもんだから、もう左で良いいやみたいな考え方で大雑把なバッティングなんです。
良く言うなら極々自然体なフォームとでも言うのでしょうか?
で左とは逆に右は対象的であり
力は入る、振り回してる感じもある、当たれば気持ち良く飛ぶ、最高に気持ちいいんですが、良い事ばかりではなくてビックリする位空振りが多く、ハマった時は強いですが大抵はお話になりませんか、満足度が圧倒的に高いんですよね。
そんなモヤモヤを抱えたまま20数年経ち、最近になってやっと
『気持ちと結果が必ずしも一致するとは限らない』
と考えるようになりました。
私はもう38歳で膝の手術もしてプレイヤーではありませんから、もう結果に囚われる事も無く楽しいとか気持ち良い事が先に来ちゃうので、例え空振りの山を築いて結果が出なくても右でぶん回す選択をしてしまう訳です。
これって勝ち負けとかチーム事情を考えなければ、それは自身のスタイルですから貫く追求するのは間違いじゃないとは思うんですよ。
長男も友達とのプアボール野球等々で軽いバットでブンブン引っ張り回す様になり、力一杯引っぱたいてカッ飛んだ時はさぞかし気持ち良いんでしょうね。
しかしチームに所属して真剣に勝ち負けを競い合う中で、自分の気持ち良さを優先した結果が引っ張り力んで内野ゴロを量産して1人だけチャンスが回ってきても潰している様な現状ですから、チームの為に自分を押し殺せとまでは言いませんが、本来長男の持ち味であるレフト方向へのバッティングを活かす方向でチームに貢献するのが大切なんじゃないかなと思うんですよね。
長男が初めて打ったホームランはレフトオーバーだった事を覚えてないかと尋ねると、長男は忘れる筈はないと言っていました。
それを思い出した長男のセンターレフト方向を意識したスイングは長男が自分で気が付くほど音もスイング自体もシャープになり、逆に力んで引っ張るスイングは力強さはあれどブオンという音でスイングも鈍いもの。
これまでの様に意図的に引っ張る事が出来ないかもしれないけど、本来のスイングをした結果がライト方向へ飛ぶ事は十分にある訳で、納得は出来ず気持ちは良く無いかもしれないけど、結果が出た方が良いんじゃないかなと話しました。
偶然にも父も初試合で打った打球は左打席で放ったレフトオーバーだったんですけど、緊張もあったし結果は出ても、打った感じしなかったので当時はそんなに嬉しくもなく、納得もしてませんでしたからね。
自分のやりたい様にやって気持ち良くなれた上で、それに結果も付いてきたら最高なんですけど、そんな上手い話が何処に…ハッ
昨日の記事を改めて読み返してみて同じじゃねーかと…野球と試験勉強の畑違いとはいえこれは長男に偉そうに言える義理はないですね。
長男はスッキリしたか分からないけど、お陰様で父のモヤモヤは晴れました。
長男のバッティングも父の電験三種の試験も結果を出したいですね!
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