献食菜集 -169ページ目

期せずして

126.7

今日はガス漏れを直しに東京ガスが来ました。
また偶然にも15年間使っている洗濯機の修理も重なりました。
また西谷修の講座の受講料も払い、国保の払いも済ませました。
一日に一度にやってきましたが、無事治めることができたのです。
これはひとえに慧文社のおかげで、ありがたいことです。

それは私の知らないうちに表紙絵の料金が振り込まれていて、
いつも文無しの私におかねがまさに「ふってわいた」のです。
経済力ゼロの…をうたうこのブログですが、
それをちょっとずつ返上できるようなってまいりました。

私の妻にも仕事で大きな良い変動があり、また私が長い間お世話に
なっている壁画工房も今年移転を決めたようで
長かった冬がようやく終りに向かっている、そんな感じがします。



大切な石工道具がさびてしまいます。
また大理石、御影石やズマルトを割り、壁画を作る毎日が戻ってくる事
を心待ちにしています。

失って初めてその良さがわかる、私にとってモザイク壁画の仕事はそういう
ものだったようです。

126.2

組み合わすこと

126.4

ここ3年来で、私が制作した何十点の作品のうち、
「完結した」作品はほんの数点です。
しかしそれは、それ以外の作品が「未完成」だということではありません。
それは作品の完成度の高低や、完成、未完成といったことでもありません。

わたしはいつも、一枚のパネルを一単位とした「部分」を作っています。
そしてそれを組み合わせた「状態」を個展やweb siteで提示しています。
そしてそれらは、別の時に別の組あわせの部分になることも
多いにありうるのです。

一単位でも美しいものを作ろうとしているのはもちろんですが、数枚組み合わされる(これは作者が画面に描くという行為をしないという意味でもあります)ことで
更に作者も意図しない美しい状態が出来る事がとても面白いことなのです。



「組み合わされて面白い」、これは言い換えれば「一枚で完成させなくても良い」
ということでもあるのです。これは私をかなり自由にしてくれる考え方だということに気がつきました。

そして更に「一人で完全でなくても良い」「組み合わせでおもしろい」ということにつながればもっと良いのかもしれません。

126.3

つむじかぜ

126.10

日中暖かい日が多くなりました。
春が来たのか。今日は外で弁当を食べていると顔に当たる日光が
暑いくらいでした。
しかし必ずといっていいほど12時半すぎから
北または北東の風が吹き始めるのは相変わらずです。

今日はそこで「つむじ風」に会いました。
あんなに長い間目の前をうろうろするつむじ風は見た事がありません。

まず、目の前数メートルの地面にある枯葉がゆっくり吸い上げられながら
地上1mあたりをゆっくりくるくる回り始めます。
その中にはまるで蝶が飛んでいるようにみえるものもありました。

くるくる、ひらひらとゆっくり目の前を横切ります。
舞い上がった枯葉の数が減りながら移動して行きますが
蝶のように舞う枯葉はずっと同じ高さをひらひらひらひら。

地面に敷きつめられたブルーシートの端から端までを
ちょっとずつ持ち上げながらていねいに移動し
休憩場所になっているテントの中を内側からテントの屋根を翻して
ヒマラヤ杉の横を通り抜けて見えなくなりました。

つむじ風の真ん中にはきっと誰かいるに違いない 。
そんな感じがしました。




水田地帯にたつ校舎の屋上で、風が青々と伸びた稲をなぎながら
遠くまで移動するのを見たとき、
中学生のわたしは、初めて風を見たと思いました。
まるで見えない群れが移動するようでした。

風はやわらかいかたまりです。

126.8

デジタル病院

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月曜日に子を病院に連れて行きました。
新しい中規模病院ですがいろいろな情報が端末で行われている事に
時代の移り変わりをかんじました。
まず各部所には診察カード読み取り装置が設置してあり
患者が自らカードを機会に読み取らせる事で受付が終ります。

また順番まちはロビーにおおきな液晶モニターが2台設置してあり
医師達の顔写真と受診番号が表示されています。
個人情報保護のため名前を呼ばれる事はなく診察室の前でも
液晶画面に診察中の患者の番号、次の受診者の番号、が表示されています。

レントゲン画像や超音波画像なども医師のデスクトップcpに直接送信されていて
カルテもcpに書かれるので、キイボードを打ち込む医師と一緒に打ち込まれる内容を見る事が出来ます。
時々変な変換が出てきて面白いですが、感心したのは病名や専門用語の短縮変換で
一文字うつと恐ろしく長い用語がすらっと出てきて結構楽しみました。
デジタライズされたレントゲン画像がモニターにうつっている様子は何だか
奇妙な感じでした。
医療機関でのポストグーテンベルグを見た一日でした。

ノート

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また楽器をさわる機会ができそうで喜んでいます。
なぜかと言いますと、友人が3、か4月に一緒にライヴをしようと誘ってくれたからです。前回は去年の、やはり3月に高円寺の無力無善寺というライヴハウスで同じ友人が誘ってくれました。(そのときのもようはMUZIEで聞けます。
興味のある方は私のサイトのinformationのページへどうぞ。)

音楽は17歳の時にbluesが好きでギターをはじめました。
絵の勉強も17歳からはじめました。
そして今年で46歳になります。
29年などあっという間です。

今でもギターをひき始めた頃の事、絵を勉強し始めた頃の事をよく記憶しています。その頃友達との間で回していた漫画回覧ノートを現在でも保管していますが、そこで自分自身で将来を予想していますが、だいたいが予想どおりなのに驚きます。

それで先日、別の紙にその続きを描いてノートに挟んでおきました。
何十年か後にみればまた楽しい。
そう思いまして。

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