週刊ボン・クラージュ -2ページ目

週刊ボン・クラージュ

この先の人生はどうなっていくのだろう。悪性リンパ腫(DLBCL)は寛解したけれど・・・。

 

    

 このブログは悪性リンパ腫(DLBCL)の発病と治療、そして寛解後の日々を綴っています。発病からの流れがわかると思います。週イチ更新です。

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  2023年春に悪性リンパ腫(びまん性大細胞型B細胞リンパ腫=DLBCL)の診断を受けました。脾臓(特に肥大し他の臓器を圧迫)、肺、傍脊柱、肺門リンパ節の4カ所に腫瘤があり、ステージ4でした。Pola-R-CHP療法等を行い、その年の秋に寛解しました。
  治療開始     2023/03/17
  寛解       2023/10/16
※一連の経過を読みたい方は、上の時期を参照して記事を見つけてください。ほぼリアルタイムで書いています。何かの参考になれば幸いです。 

 

 こんにちは。いつもアクセス&いいねをありがとうございます。

 

 沖縄は梅雨明けしていよいよ夏のようですが、それ以外の地域は梅雨真っ盛りですね。西日本方面では前線が停滞して大雨のところもあるようですが大丈夫でしょうか。関東地方はいかにもな梅雨空です。

 

 

 

 

(ザクロです。まだ小さいです。)

 

現在の体調

 

○現在の後遺症等の状況
・手と足末端の末梢神経障害(感覚と温度)
・左脇腹の出っ張り、圧迫感(脾臓付近)

 

  最近ではもやはほぼ変化がなくなってきました。症状が解消しているわけではありませんけどね。

 

 

 

 (この鳥は識別できません。ムクドリではないかと思いますが)

 

 

 

 

今週のどうでもいいコラム

 

ハス(蓮)のハナシ

 

 


 写真は菩提寺の池に咲くハスの花である。蕾にはシオカラトンボが一匹、とまっていた。

毎年この時期になると、ハスの話題を書いているような気がするが、今年は少しだけ深掘りしてみたい。

泥の中から清らかな花を咲かせるハスは、仏教の象徴として親しまれている。しかし、その姿は生物学的に見ても驚くべき生存戦略を秘めている。ハスの種(実)は、鉄のように硬い殻で覆われている。この殻は水の侵入をほぼ完全に防ぎ、中の命をタイムカプセルのように守り続ける。

 

人が栽培するときには、ヤスリで殻にわずかな傷を付ける傷つけ処理を行わないと、水に浸しても何年も発芽しないことがある。自然界では、微生物による風化や水鳥の消化管を通過することなどによって、まれに殻へ傷が付き発芽すると考えられている。

このような長期休眠能力は、一度にすべての種が発芽して環境の変化で全滅するリスクを減らす仕組みとして進化した可能性が指摘されている。数百年、あるいは数千年もの眠りに耐えることができるハスは、植物の中でも際立った生命力を備えた存在なのである。

この頑丈な殻の奇跡を世界に示したのが、植物学者・大賀一郎博士である。1951年、千葉市検見川の泥炭地(約2000年前の地層)から古代ハスの実を探す大規模な発掘調査が始まった。重機のない時代、ぬかるんだ泥を掘り進める作業は過酷を極め、成果が出ないまま資金も尽きかけていた。

 

しかし博士の熱意に動かされた地元の中学生やボランティアたちが泥まみれになって調査を続けた結果、地下約6メートルの青泥層から、ついに3粒のハスの種が発見された。

慎重に育成されたその種は、翌1952年、美しいピンク色の大輪の花を咲かせた。これが当時世界最古の生命の復活として世界中で話題となった大賀蓮である。約2000年の眠りから目覚め、花を咲かせ続けるその姿は、ハスの生命力と人間の情熱が生み出した奇跡を物語っている。今ではその子孫たちが全国で大賀蓮として育成されている。

そして、この発見から約20年後、今度は行田市で、もう一つの奇跡が起きた。1971年、ごみ焼却場建設のため重機で地面を掘削していたところ、その土の中に眠っていた古代ハスの種が偶然発芽した。工事によってできた水たまりに、誰も植えた覚えのないハスが生えていることを地元住民が発見したのである。調査の結果、工事の際に種皮へ傷が付き、水や光を得たことで自然発芽したものと考えられた。

年代測定では約1400〜3000年前のものと推定され、行田蓮と名付けられた。人の手による発掘ではなく、偶然が重なって現代に姿を現した古代ハスである。現在、この場所は古代蓮の里として整備され、多くの人が古代の命に触れている。

余談になるが、この公園には映画「翔んで埼玉」で話題となった行田タワーが建っている。また、近くにはギネス世界記録にも認定された田んぼアートの会場もあり、この季節には合わせて訪れる人も多い。

話を戻そう。こうしたハスが持つ時空を超える神秘は、現代の研究者にも受け継がれている。高畑公紀さんは、京都大学で生命科学の博士号を取得した僧侶であり、お釈迦様が生きた約2500年前の古代ハスの種をネパールなどの遺跡から探し出し、現代によみがえらせる研究に挑んでいる。大賀博士の執念、行田蓮の偶然、そして高畑さんの科学と祈り。

一粒の小さな種に宿る、数千年を耐え抜く生命力。それは、過去から現在、そして未来へと命をつないでいく植物の神秘そのものなのだろう。泥の中から再び花が咲き、古代の景色が現代によみがえる。そんなロマンを秘めたハスは、今年も静かに私たちを魅了している。

ちなみに、私たちが食用としているレンコン(蓮根)は、こうした種から育てられているわけではない。農家では地下茎(レンコンそのもの)を切り分けて植え付ける株分けが一般的である。そのため、普段目にするレンコン栽培では、数千年もの眠りに耐えるハスの種の驚異的な能力を意識することはほとんどない。

 

 

 

(ほとんどのカモ類は冬鳥ですが、カルガモは一年中見ることができます)

 

 

あとがき

 

 サッカーワールドカップの試合は結局見られませんでした。日本に勝ったブラジルはその次の試合で負けてしまったとか。

 

 私はツールドフランスの方に興味があります。この週末から3週間のたたかいが始まりました。猛暑のヨーロッパですが、一応のピークは過ぎたとか。自転車ジャーナリストの方が日本のように湿度が高くないのでありがたいといっていました。

 

 ブラジルといえば南半球でいまは冬ですが、今年は厳寒だというニュースが入ってきました。世界中の気候が極端ですね。どうなっていくのでしょうか。

 

 これからの日本の夏も心配です。大きな台風も。気をつけていきましょう。治療中の方はどうぞお大事に。

 

 ではまた。Salut!

 

 

(なぜか家の中でニジュウヤホシテントウを捕獲。

草食性でナス類が大好き。お隣さんのナスウヤトマトに来たのかも)

 

  

(博物館のイベントのマコモ馬のサンプルです。

伝統的なものの4分の1の大きさとのこと。

イベント当日は別の用事があり製作の様子は見ていません)

 

 

 

    

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 こんにちは。いつもアクセス&いいねをありがとうございます。

 

 先週は連続で台風が来たり、大きな地震があったりと大変でしたね。海外でも大地震や異常高温などがありました。みなさんのところはいかがでしたか。

 

 私は土曜日の放送大学の面接授業(スクーリング)が台風の影響で休講となってしまいました。日曜日は開講されましたが、土曜日分は再来週の日曜日に振替が決まりました。私は長男家族との約束の変更を余儀なくされました。仕事のスケジュールをやりくりしている方の中には、代替日に出席できない方もいるでしょうね。そういう方には授業料などの配慮はあるようですが、なんともつらいところかと思います。

 

 

(アジサイの花も終わりに近いかな)

 

現在の体調

 

○現在の後遺症等の状況
・手と足末端の末梢神経障害(感覚と温度)
・左脇腹の出っ張り、圧迫感(脾臓付近)

 

  先週と変わるところはありません。痺れは続いています。

  腰椎すべり症&脊柱管狭窄からの腰や膝周りの軽い痛みや痺れも継続中です。

 

 

 

(クロコスミア。別名モントブレチア、ヒメヒオウギズイセン。栽培用に入ってきたようですが、野生化しています)

 

 

 

今週のどうでもいいコラム

 

「資さんうどん」デビュー


 

「埼玉県内にも資さんうどんができたものの、いつも混んでいてなかなか行けない」そんなことを以前書いた。

 

ところがその後、家の近所にも資さんうどんが新規開店してくれた。それでもなかなかタイミングが合わず、行く機会がなかったのだが、今回ようやく訪れることができた。


平日の午前11時過ぎ。幸い待つことなく入店できた。


注文したのは定番の「ごぼ天うどん」と「まる天」のおでん。やわらかく、やさしい食感の麺はいかにも博多うどん……と言いたいところだが、正確には「北九州うどん」である。資さんうどん発祥の地は北九州市戸畑区。店の看板にも「北九州」としっかり書かれている。

隣町にあったウエストが撤退して以来、近場で博多系のうどんを食べる機会がなくなっていたので、これは本当にありがたい。

 

ただ、単品で注文した「まる天」のおでんが、うどんより先に運ばれてきた。待っていればよかったのだが、つい先に食べてしまった。そのせいか、肝心のうどんを最初に口にしたときの印象が少しぼやけてしまった。もちろん十分おいしかったのだが、記憶の中では、これまで食べてきたほかのお店のほうが、もう少し感動があったような気もする。

博多うどんで最も印象に残っている店は、「かろのうろん」である。

 

 正式には「角のうどん」なのだが、博多弁の響きからかろのうろんと呼ばれるようになったという。看板はしっかり「かろのうろん」。

 

 

 

 

 初めてその名前を知ったのは、故・永六輔氏が紹介していたのを見聞きしたのがきっかけだった。CMだったかテレビ番組だったか、記憶は定かではないが、その後実際に二度ほど訪れる機会があった。


以前にも書いたように、武蔵野台地には、この「柔」のうどんに対抗するかのような「剛」の武蔵野うどんがある。


幸い、わが家の近所には武蔵野うどんの名店があり、私はそこが一番おいしいと思っている。先日、久しぶりに別の武蔵野うどん店にも行ってみたが、やはり私の中の一番には及ばなかった。

「剛」の武蔵野うどんと、「柔」の博多・北九州うどん。


まったく対照的なうどんを、どちらも近所で味わえるようになったのは、実にありがたいことである。頻繁には通わないだろうが、気分に合わせて食べ比べる楽しみが増えた。
 

 

(雨の日のベランダにいたノコギリクワガタ。どこから来たのでしょう)

 

 

あとがき

 

 サッカーワールドカップの日本代表は予選リーグを勝ち越せたのですね。スウェーデン戦の日、テレビをつけたら前半戦の終了間際でともに無得点、後半戦くらいは観てみようかと思っていたら、予期せぬ用事が入ってしまい観ることができませんでした。結局ダイジェストで見ました。決勝トーナメントもダイジェストでいいかな。

 

 太平洋をぐるっと囲んでいる国々で立て続けに地震が起きています。それぞれは違うプレートで起きているので、関連はないのでしょうが気になります。

 

 中東情勢もどうなっていくのでしょうか。我が国の国会終盤の動きもね。

 

 治療中の方はどうぞお大事に。

 

 ではまた。Salut!

 

 

(ナナフシがアカメガシワをムシャムシャ食べていました)

 

  

(先週書いたマコモです。田んぼの水路脇に生えていました。

いつか折をみて説明しましょうか)

 

 

 

    

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  2023年春に悪性リンパ腫(びまん性大細胞型B細胞リンパ腫=DLBCL)の診断を受けました。脾臓(特に肥大し他の臓器を圧迫)、肺、傍脊柱、肺門リンパ節の4カ所に腫瘤があり、ステージ4でした。Pola-R-CHP療法等を行い、その年の秋に寛解しました。
  治療開始     2023/03/17
  寛解       2023/10/16
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 こんにちは。いつもアクセス&いいねをありがとうございます。

 

 ここ数日は雨は降らずに気温が上がる予報の埼玉県です。明後日の水曜日に初めて参加する団体のボランティアで、マコモ(真菰=イネ科の多年草)刈りのお手伝いをすることになっているで、雨よ降らないでと思っている今日この頃です。その後台風が日本列島にやってきそうでそれも気になります。

 

 下の写真は自然観察公園のキヌガサタケです。別名「キノコの女王」。この白いレースのような状態は半日から1日くらいで、後は徐々に変色してしまうとのこと。いいタイミングでみることができました。

 

 

 

現在の体調

 

○現在の後遺症等の状況
・手と足末端の末梢神経障害(感覚と温度)
・左脇腹の出っ張り、圧迫感(脾臓付近)

 

  先週と変わるところはありません。なんとか付き合っていきましょう。

  このところ時々腰椎すべり症&脊柱管狭窄が少しずつ悪化している感があります。腰や膝周りの軽い痛みや痺れです。ひどくなってきたら整形外科の受診を再開かな。

 

 

(ガマの穂です)

 

 

 

今週のどうでもいいコラム

 

 血液型ハラスメント(ブラハラ)


 

 最近、「ブラハラ(ブラッドタイプハラスメント=血液型ハラスメント)」という言葉があることを知った。

血液型を理由に偏見を持たれたり、不利益な扱いを受けたりすることを指す言葉だという。心理学や医学の分野では、血液型と性格との関連性について科学的な根拠は認められていない。にもかかわらず、「A型は几帳面」「B型は自己中心的」といったイメージは根強く残っている。

特に問題視されているのが就職や職場での扱いだ。厚生労働省は採用面接で血液型を尋ねることを不適切な質問としている。しかし、実際には次のような事例が報告されているという。
・面接で血液型を聞かれ、「うちの部署はA型が多いから馴染めないかもしれない」と言われた。
・社内の人事評価やチーム編成で、「B型はマイペースで協調性がないからリーダーには向かない」と言われた。

結婚の場面でも、本人や親族が相手の血液型を理由に交際や結婚へ難色を示すケースがあるそうだ。民間企業の調査では、約3割の人が「結婚相手の血液型を意識する」と回答しているという。

なかでも偏見の影響を受けやすいのはB型だとされる。血液型によるステレオタイプの中で、B型には「マイペース」「自己中心的」「協調性がない」といったイメージが割り振られてきた。

経済産業研究所(RIETI)や拓殖大学の佐藤一磨教授らの研究グループによる大規模データ分析では、興味深い結果が報告されている。

まず、B型男性の結婚率は他の血液型より低い傾向が見られた。特に40歳未満の男性で顕著であり、女性には同様の傾向は確認されなかったという。

また、年収についても、B型男性は他の血液型と比べて低くなる傾向が見られた。

 

もちろん原因を断定することはできないが、研究者らはB型に対するネガティブなイメージが、採用や昇進などの人事評価に影響している可能性を指摘している。

では、なぜ血液型と性格はこれほど長く信じられ続けているのだろうか。研究者によれば、その背景にはいくつかの心理現象があるという。

例えば「確証バイアス」である。「B型はマイペースだ」という先入観を持っていると、その人がたまたまマイペースな行動を取ったときだけ強く記憶に残り、「やっぱりB型だからだ」と考えてしまう。一方で、それに当てはまらない行動は見過ごされやすい。

また、「バーナム効果」と呼ばれる現象もある。「明るい性格だが、ときには一人になりたいこともある」といった、誰にでも当てはまりそうな説明を、自分だけに当てはまる特別な指摘だと感じてしまう心理である。

血液型と性格は、1970年代以降、何度もブームと下火を繰り返してきたが、近年では明確に否定されている。しかし、その記憶は社会の中に残り続けていて、今もなおコミュニケーションのネタとして再生産されている。

私は先日科学的根拠のないマイナスイオンについて書いた。血液型と性格はマイナスイオン以上に問題であり、単なる疑似科学では済まない。実際の人間関係や社会的評価に影響を与え、実質的な差別として機能してしまっているからだ。

たとえコミュニケーションのネタであっても、血液型と人格や能力を語るのはもういいかげんやめてもらいたい。
 

 

(かつては沿岸部にしかいなかったイソヒヨドリ)

 

 

あとがき

 

 世間ではサッカーのワールドカップの話題で盛り上がっているようです。私個人は完全に盛り下がっています。かつてはスタジアム観戦にも何度も行きましたし、ドーハの悲劇もテレビ観戦しました。しかし、この10年くらいは野球もサッカーも盛り上がれなくなってしまいました。

 

年をとり、ひねくれ者の性分が増してきてしまったのか、最近の注目はもっぱらマイナースポーツです。JSORTSなどのスポーツ専門チャンネルやネットでのみ中継しているものとか。

 

でも一応勝敗は気になります。予選リーグを無事突破して欲しいですね。でも最近の選手の名前は聞いてもわかりません。

 

ヨーロッパあたりでは、異常高温になっているようです。ツールドフランスが近づいているので気になります。

 

 体調に気をつけてまた来週お会いしましょう。治療中の方はどうぞお大事に。

 

 ではまた。Salut!

 

 

(ムクドリ。繁華街には集まらないでね)

 

  

(今週は野生のネジバナ)

 

 

 

    

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  治療開始     2023/03/17
  寛解       2023/10/16
※一連の経過を読みたい方は、上の時期を参照して記事を見つけてください。ほぼリアルタイムで書いています。何かの参考になれば幸いです。 

 

 こんにちは。いつもアクセス&いいねをありがとうございます。

 

 梅雨らしい天気の埼玉県です。水不足にならない程度に適度な雨をお願いしたいところです。先日干上がりそうだった近所の池の水もなんとか持ち直してきました。稲作などに影響が出ると困りますからね。

 

 今日でこのブログ記事がで200本になりました。書いている本人がびっくりです。 このような生存確認のためのようなブログにお付き合いいただいていて感謝に絶えません。いつまで続くわかりませんが、おヒマがあったらこれからもお付き合いください。

 

(今回もアジサイ)

 

現在の体調

 

○現在の後遺症等の状況
・手と足末端の末梢神経障害(感覚と温度)
・左脇腹の出っ張り、圧迫感(脾臓付近)

 

 先週の診察で「寛解」継続とお知らせしました。手足の指などに副作用の後遺症が残ってしまいましたが、とにかく付き合っていくしかありません。生活に支障が出ていなだけでありがたいです。

 

 

(アジサイは漢字で書くと紫陽花)

 

 

 

今週のどうでもいいコラム

 

 

  小説「宙わたる教室」の続編を読んだ


 

 

 伊与原新氏の小説『コズミック・ガール 宙わたる教室』を読んだ。

 本作は『宙わたる教室』の続編である。前作はNHKでドラマ化され、原作・ドラマともに高い評価を得た。私自身も両方を楽しませてもらった作品だ。このブログでも紹介したような気がしていたのだが、検索してみても出てこない。どうやら別の場所に書いた感想と混同していたらしい。なお、ドラマ版は原作の雰囲気を損なうことなく、かなり忠実に丁寧に制作されていた。

 前作『宙わたる教室』は、定時制高校の科学部を舞台にした物語である。さまざまな事情や葛藤を抱える生徒たちが、情熱的な教師とともに火星のクレーター再現実験に挑む。実際の出来事に着想を得て書かれた作品であり、科学の面白さだけでなく、人間ドラマとしても読み応えがあった。

 今回の『コズミック・ガール』は、その六年後が舞台である。顧問教師が去り、事実上消滅してしまった科学部に、進学校から転入してきた宇宙好きの少女が現れる。彼女は孤独や困難を抱えた仲間や先生たちと出会い、再び科学部を立ち上げ、ロケット開発という夢に向かって歩み始める。彼女の行動は先生や応援してくれる大人たちをも変えていく。

 こちらも実話に着想を得た作品で、物語の骨格には現実の出来事がある。外国人差別、貧困、いじめ、病院内学級、定時制高校の統廃合といった社会問題が巧みに織り込まれており、単なる青春小説には終わっていない。作中にはリンパ腫や放送大学といった言葉も登場し、個人的には思わず反応してしまった。

 物語の途中からは前作の生徒たちもOB・OGとして登場する。前作のドラマ版で演じた俳優たちの印象が強く残っているせいか、読んでいると自然に彼らの顔が思い浮かんでくる。ぜひこの続編もドラマ化してほしいものである。

 そういえば今期、ある民放局で水産高校の缶詰が宇宙食になった実話をもとにした小説のドラマ化作品が放送されていた。申し訳ないが、私は途中でついていけなくなってしまった。昔ながらのテレビドラマのお決まりの演出がどうにも肌に合わなかったのである。

 ドラマといえば、数年前に民放ドラマの撮影現場を見学させてもらったことがある。テレビでは複数台のカメラで撮影しているように見えるが、実際には一台のカメラでアングルを変えながら撮影していた。そのたびに俳優たちは同じ芝居を何度も繰り返す。ほんの数分の場面の裏側に、それだけの手間と労力が注ぎ込まれていることを知り、撮影スタッフにも俳優にも頭が下がる思いだった。

 だからこそ、原作の魅力を損なわず映像化することの難しさも分かる。『宙わたる教室』のドラマ版は、その難しい仕事を見事に成し遂げた作品だった。そして『コズミック・ガール』もまた、映像で見てみたいと思わせる力を持った一冊だった。

 

 

(オレンジ色が目立つベニシジミ)

 

 

あとがき

 

 米海洋大気局(NOAA)がエルニーニョ現象の発生を正式に宣言しました。今年は「スーパーエルニーニョ」へ発達し、観測史上最強級になるとの見方もあります。南米ペルー沖の海面水温が異常に高くなる現象がエルニーニョで、そのうちの特に規模の大きなものがスーパーエルニーニョです。

 

 過去にスーパーエルニーニョが発生した年には、世界各地で深刻な干ばつや洪水、日本では記録的な豪雨や台風被害などが発生しました。猛暑や暖冬にもなるようです。心配ですね。

 

 天気だけでなく中東情勢も心配です。最新のニュースではアメリカとイランは19日に最終合意するとありますが、どうでしょう。イスラエルの動向が気になります。

 

 仕事はあるのに、原材料がなくて働けないという状況から早く脱して欲しいと願っています。

 

 治療中の方はどうぞお大事に。

 

 ではまた。Salut!

 

 

(これはザクロの花かな)

 

  

(ネジバナを鉢植えにしているお宅がありました)

 

 

 

    

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  治療開始     2023/03/17
  寛解       2023/10/16
※一連の経過を読みたい方は、上の時期を参照して記事を見つけてください。ほぼリアルタイムで書いています。何かの参考になれば幸いです。 

 

 こんにちは。いつもアクセス&いいねをありがとうございます。

 

 みなさんのところは台風の被害はどうだったでしょうか。次の熱帯低気圧も台風になるかもと言われていましたが、成長は続かず一安心です。ダムの水位が改善したところもあるようですね。

 

 ただ今朝はフィリピンのミンダナオ島付近で大地震があり、日本にも津波注意報が出ました。被害がないといいのですが。

 

 関東地方は平年並みの梅雨入りになりました。蒸し暑くなるのは嫌ですね。さてどうなるでしょう。

 

 

(ネムノキに花が咲いていました)

 

現在の体調

 

○現在の後遺症等の状況
・手と足末端の末梢神経障害(感覚と温度)
・左脇腹の出っ張り、圧迫感(脾臓付近)

 

  今日は3ヶ月ごとの診察に行ってまいりました。

 

  結果は「寛解継続」でした。これでまたしばらくは安心して過ごせます。

 

 足指の痺れや足裏の違和感などは一向に解消に向かいません。この先もずっとこれと付き合っていくしかないのでしょうね。

 

 脾臓のある側(左腹部)の違和感も解消しそうな雰囲気はありません。

 

 次回は9月の診察時に1年ぶりのCTをやることになりました。

 

(まだまだ小さなカマキリを発見)

 

 

 

今週のどうでもいいコラム

 

 

  生き続ける「マイナスイオン」という言葉


 今日の午前中の診察を終え、帰宅しようと車に乗り込んだ。エンジンをかけると、ラジオから流れてきたのはおなじみのラジオショッピングだった。紹介されていた商品はヘアードライヤー。その説明を聞いていて、思わず苦笑してしまった。

 

  「髪にやさしいマイナスイオンの機能」

 まだ使っていた!その言葉!

 私が「マイナスイオン」という言葉に引っかかるのは、それが科学用語というよりも、かつての健康ブームの中で広まったマーケティング用語だからである。

 もちろん空気中には負の電荷を帯びたイオンは存在する。しかし、広告で使われる「マイナスイオン」という言葉は、その実体や効果が曖昧なまま、「なんとなく体によいもの」「髪によさそうなもの」というイメージだけが独り歩きしてきた印象が強い。

 調べてみると、現在販売されている多くのドライヤーには何らかのイオン発生機能が搭載されている。メーカーごとに名称は異なるものの、「イオン」というキーワードはもはや業界の標準装備と言ってよいほどだ。

 おそらく消費者の側にも「イオンは髪によさそう」という期待があるのだろう。いったん市場に定着したイメージは簡単には消えない。企業としても、あえてその表現を捨てる理由は見つけにくいのかもしれない。

 しかし私は、こうした言葉が長年使われ続けることで、科学的に曖昧な説明があたかも事実であるかのように受け取られてしまうことを少し心配している。

 なぜ正しい情報がなかなか広まらないのだろうか。

 一つには、科学的な正確さよりも、直感的なわかりやすさが優先されるという市場の現実がある。専門的な説明より、「マイナスイオン」という一言のほうがはるかに伝わりやすい。

 もう一つは、かつてブームを盛り上げたメディアが、その後の検証や見直しを大々的に報じることが少ないことだ。人は新しい情報よりも、最初に聞いた印象を長く持ち続ける。結果として、古い知識がなかなかアップデートされない。

 そういえば先日、話題の某県知事が「休日にマイナスイオンを浴びてリフレッシュしてきた」と話していた。もちろん「森林の空気を吸って気分転換してきた」という意味なのだろう。しかし、その言葉を聞いて、20年も30年も前のあのブームがまだ終わっていなかったことを改めて実感した。

 先週も書いたことだが、私たち消費者であり市民である者は、流れてくる情報をそのまま受け取るのではなく、「本当にそうなのだろうか」と一度立ち止まって考える姿勢を持ち続けたいものである。
 

 

 

(枝や茎ではなくシャクトリムシです)

 

 

あとがき

 

 最新の内閣支持率は70%らしいですね。なぜこのような高支持率なのでしょうか。不審に思う私が異常なのでしょうか。

 

 首相就任後何か有効な政策がなされましたっけ?大日本帝国を再現させるようなこと以外の。そして疑惑追及をはぐらかし続けているというのに。

 

 私はこれからも首を傾げながら生きています。「私が異常?」

 

 治療中の方はどうぞお大事に。

 

 ではまた。Salut!

 

 

(集団になると大変なムクドリ)

 

  

(ホオジロ)