週刊ボン・クラージュ

週刊ボン・クラージュ

この先の人生はどうなっていくのだろう。悪性リンパ腫(DLBCL)は寛解したけれど・・・。

 

    

 このブログは悪性リンパ腫(DLBCL)の発病と治療を機会に始めましたが、最近は寛解後の日常の「どうでもいいコラム」が主になっていますのでご注意ください。週イチ更新です。

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  2023年春に悪性リンパ腫(びまん性大細胞型B細胞リンパ腫=DLBCL)の診断を受けました。脾臓(特に肥大し他の臓器を圧迫)、肺、傍脊柱、肺門リンパ節の4カ所に腫瘤があり、ステージ4でした。Pola-R-CHP療法等を行い、その年の秋に寛解しました。
  治療開始     2023/03/17
  寛解       2023/10/16

 

※DLBCL治療の一連の経過を読みたい方は、上の時期を参照して記事を見つけてください。ほぼリアルタイムで書いています。何かの参考になれば幸いです。 

 

 こんにちは。いつもアクセス&いいねをありがとうございます。

 

 天候不順が続いています。2度3度と繰り返し浸水が起きた地域やら、崖崩れがおきた地域なども大変なことですね。

 

 関東地方には、また台風が近づいてきているうえに、また新たな台風まで発生するかも知れないとのこと。本当にこの天候はどうなってしまうのでしょうか。みなさんはいかがお過ごしでしょうか。
 

 

 

(オオアマナかな?)

 

現在の体調

 

○現在の後遺症等の状況
・手と足末端の末梢神経障害(感覚と温度)
・左脇腹の出っ張り、圧迫感(脾臓付近)

 

 状況に変化無しと言いたいところですが、気温が下がってきたのと、週末の2日間靴を履き、立った状況が多かったので、足先の痺れと足裏の違和感が増してきました。左脇腹の違和感も続いています。

 

 

 (ツチイナゴ)

 

 

今週のどうでもいいコラム

 

(前置き)今週は悪性リンパ腫に関わる内容で、「どうでもよくない」のでご注意を。

 

血液内科医の新規採用ゼロが3割



 全国の医療機関にある血液内科のうち、約3割で直近3年間の医師の新規採用がゼロだった。読売新聞のこの報道を目にした。悪性リンパ腫を経験し、寛解期にある身として、極めて重い現実だと受け止めている。

記事にはこのようにある。『日本血液学会の専門研修認定施設・専門研修教育施設の全国710診療科に[調査を]行い、成人と小児の計255診療科(36%)から回答を得た。2024年度からの3年間で血液内科医の採用がなかったのは75診療科(29%)に上った。また、常勤医が2人以下なのは84診療科(33%)あり、40歳未満の常勤医が1人もいないのは77診療科(30%)だった』

血液疾患の治療は、感染症や副作用などで急変するリスクが高く、常に命と隣り合わせだ。昼夜休日を問わず、不安を抱える私たちに寄り添い続けてくれた医療スタッフの姿は、今も忘れられない。私の主治医は、本当にいつ休んでいるのかと思うほどだった。あの手厚い医療は、現場の方々の並外れた熱意と献身に支えられていたのだと痛感する。

しかし、それを美談にしてはならないとも思う。2024年4月から医師にも時間外労働の上限規制が適用され、個人の無理に頼る従来の体制は限界を迎えている。担い手が減れば、将来の患者が必要な治療を迅速に受けられなくなる恐れがある。新薬や医療技術がいかに進歩しても、それを届ける専門の人がいなければ医療は成り立たない。現場の負担軽減は、社会全体で解決すべき課題だ。

今まさに治療を控えている方や、初期段階にある方は、先の見えない大きな恐怖の中にいるはずだ。私自身もそうだった。それでも、医師も看護師も、生身の人間として私たちの命を救おうと全力を尽くしてくれている。

そのうえで、患者側にできることもあると思う。診察前に聞きたいことをメモにまとめる。不安は遠慮せず伝える。感謝を言葉にする。小さなことだが、互いを尊重し、信頼を築く土台になる。私たち患者もまた、感謝の気持ちをもって医療者を支える側でありたい。

これから治療に挑む方々が、良い医療チームと出会い、寛解へと歩んでいかれることを願っている。

 

 

(キアゲハ)

 

あとがき

 

 総理大臣は上手に外交をやっていると評価できますか。私はまったくもってそう思えないのですが。国が急速に衰退している真っ只中にいるように感じます。

 

 土日と私の所属している放送大学の学習センター(キャンパス)の学園祭でした。私の所属しているサークルは去年に続いて今年も出展したので、金曜日午後の準備から始まって、土曜日・日曜日と夕方の後夜祭までよく働きました。病気療養中の前期高齢者の無職老人の行動とは思えないくらい(ウソです)。流石に身体に堪えました。てなわけで今日はスローペースで生活中です。

 

 天候不順中です。どうか治療中の方はお大事に。

 

 ではまた。Au revoir!
 

 

 (バイカモかと思って撮ったのですが、どうやらオオカナダモのようです)


(こちらはおそらく外来昆虫の

チュウゴクアミガサハゴロモの幼虫の綿毛)

 

 

    

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  2023年春に悪性リンパ腫(びまん性大細胞型B細胞リンパ腫=DLBCL)の診断を受けました。脾臓(特に肥大し他の臓器を圧迫)、肺、傍脊柱、肺門リンパ節の4カ所に腫瘤があり、ステージ4でした。Pola-R-CHP療法等を行い、その年の秋に寛解しました。
  治療開始     2023/03/17
  寛解       2023/10/16

 

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 こんにちは。いつもアクセス&いいねをありがとうございます。

 

 相変わらずぐずつき模様です。いまこれを書いているのはシルバーウィーク3日目の21日(月曜日)です。ただいま台風が関東地方に接近中です。今後の雨の状況がどうなるか心配です。やはり気分は上がりませんね。そんななかですが、みなさんはいかがお過ごしでしょうか。
 

 

 

 

(ヒガンバナ。関東のお彼岸の時期には必ず咲いています)

 

現在の体調

 

○現在の後遺症等の状況
・手と足末端の末梢神経障害(感覚と温度)
・左脇腹の出っ張り、圧迫感(脾臓付近)

 

 状況に変化無しです。気温が下がりつつあるので、足先の痺れ感が増してきました。痺れで季節の移り変わりを感じるとは‥

 

 

 (キンモクセイもいい香りを放ち始めました)

 

 

今週のどうでもいいコラム

 

ヒガンバナの赤と白 


今、あたり一面を赤く染めてヒガンバナが咲いている。少し前までは何もなかった場所に、忽然と姿を現すのがこの花の不思議なところだ。そんななかにときおり白い花を咲かせる株に出会うことがある。同じヒガンバナなのに、なぜ色が違うのだろうか。

 

 

 

 各地でよく見かける赤いヒガンバナ(学名 Lycoris radiata)は、種子ができない(不稔性)植物だ。染色体を3セット持つ三倍体であるため、正常な減数分裂ができず、花粉や卵細胞もほとんど作れない。つまり有性生殖による繁殖ができず、もっぱら地下の鱗茎(球根)を分けることで増えていく。日本中に広がっているヒガンバナは、遠い昔に大陸から持ち込まれた株のクローンが、人の手を介して全国に運ばれ、根付いていったものだと考えられている。

 鱗茎には水溶性の毒が含まれているが、飢饉の時代には水にさらして毒を抜き、取り出した澱粉を食べることがあったと伝えられている。また、滋賀県農業技術振興センターの研究では、田んぼの畦にヒガンバナを植えると、イノシシによる掘り返しで畦畔が崩れるのを防ぐ効果が高いことが報告されている。毒があることで動物に食べられにくく、あぜ道の保護に一役買ってきたようだ。

一方、白い花を咲かせるシロバナマンジュシャゲ(Lycoris × albiflora)は、成り立ちがまったく異なる。長らく赤いヒガンバナとショウキズイセンの交雑と説明されてきたが、専門家による近年の解説では、もう少し込み入った事情があるとされている。

三倍体の赤いヒガンバナは、前述の通り種子どころか花粉すらまともに作れない。そのため、実際に交配に関わったのは赤いヒガンバナそのものではなく、その近縁にあたるコヒガンバナ(ヒガンバナの二倍体)だったと考えられている。コヒガンバナは二倍体で稔性(種子を作れる)があり、正常に花粉や卵細胞を作ることができる。このコヒガンバナと、同じく二倍体で稔性のあるショウキズイセン(Lycoris aureaの一亜種)とが自然交雑した結果、シロバナマンジュシャゲが誕生したというのが現在の見方だ。

生まれたシロバナマンジュシャゲ自体は、その後は不稔性となり、赤いヒガンバナと同様に鱗茎で無性的に増えていく。花色は真っ白というよりほんのり黄色みを帯び、花びらの反り返り方も赤いヒガンバナほど強くない。分布としては、赤は全国的に見られるのに対し、白は主に九州南部を中心に、四国や南西諸島にかけて見られることが多いという。

同じヒガンバナという名前で呼ばれていても、赤と白では生い立ちがまったく違う。しかもその違いは、単に赤と黄色が混ざって白になったという単純な話ではなく、目には見えない染色体の数という、植物の奥深い世界を映し出している。

私の住んでいる埼玉県の日高市には「巾着田(きんちゃくだ)曼珠沙華公園」があり、500万本ものヒガンバナが群生している。この地はかつて高麗郡(こまぐん)と呼ばれ、渡来人が集団で住んでいた地域であり、高麗神社(こまじんじゃ)も現存している。巾着田の曼珠沙華=ヒガンバナにも、渡来人との密接な関係があるのかもしれない。

 

 

 

(ワタラセツリフネソウ。北関東3県+千葉、埼玉にしか自生していない。

ツリフネソウは各地で見られる)

 

あとがき

 

 内閣が改造されましたが、大臣・副大臣等のお顔からは暗い未来しか想像できません。報道によると好景気が続いているらしいですね。どこのパラレルワールドの話でしょうか。庶民にも明るい未来を示して欲しいものです。

 

 お天気も当分よくない日が続きそうですが、気をつけていきましょう。すでに埼玉県内の学校でインフルエンザによる学校閉鎖があったという報道がありました。治療中の方はお大事に。

 ではまた。Au revoir!
 

 

 (オオハナワラビ。上に立ち上がっているのは花ではなく胞子葉)


 

 

 

 

    

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  2023年春に悪性リンパ腫(びまん性大細胞型B細胞リンパ腫=DLBCL)の診断を受けました。脾臓(特に肥大し他の臓器を圧迫)、肺、傍脊柱、肺門リンパ節の4カ所に腫瘤があり、ステージ4でした。Pola-R-CHP療法等を行い、その年の秋に寛解しました。
  治療開始     2023/03/17
  寛解       2023/10/16

 

※DLBCL治療の一連の経過を読みたい方は、上の時期を参照して記事を見つけてください。ほぼリアルタイムで書いています。何かの参考になれば幸いです。 

 

 こんにちは。いつもアクセス&いいねをありがとうございます。

 

 今日の関東地方はやっと太陽を見ることができました。相変わらず毎週毎週日本のどこかで特別警報がでています。ずっと前線が停滞していました。まだこの先もしばらくは雨が続きそうです。なんだか気分が落ち込みますよね。

 

 みなさんはいかがお過ごしでしょうか。
 

 

 

 

 

(ミズアオイ〔水葵〕。

前にも書きましたが、私はこういう花の色が好きです)

 

現在の体調

 

○現在の後遺症等の状況
・手と足末端の末梢神経障害(感覚と温度)
・左脇腹の出っ張り、圧迫感(脾臓付近)

 

 状況に変化無しです。
 

 今日は朝一番で診察でした。結果は‥ 「寛解継続」

 腫瘍マーカーもCTも異常なしとのことでした。

 

 これでまたしばらくは自力で生活していけそうです。次回は12月です。

 

 CTを撮ってもらったので、リンパ腫以外のことも先生に聞いてみました。最近トイレが近くなってきているので、前立腺肥大があったらCTでわかるのかどうかについてです。

 

先生のお話では、画像解析の結果で気になるところがあれば、指摘されるはずとのことでした。もしどうしても気になるようなら専門科を受診してはどうかと言われましたが、いま急ぐ必要もないようなので、しばらくは様子をみながら暮らしていくことにします。

 

 

 (ヒガンバナ〔曼珠沙華〕の花芽が伸びてきました)

 

 

今週のどうでもいいコラム

 

90年前の写真がよみがえらせた法隆寺金堂壁画

 

  引き出しの中から汚れて色褪せた写真を2枚見つけた。約半世紀前の学生時代のサークルの仲間たちと撮った写真だ。後の時代に後輩たちが部室の掃除の時にみつけたという。汚いのでそのまま捨ててしまおうと思ったが、被写体の一人が私であることに気づき届けてくれた。それが長らく引き出しに入っていた。

 

その昔の古ぼけた写真を最近のAIでどれくらい綺麗にできるのかと思い、試してみたところ、つい最近撮ったかのようなクオリティーになった。なんだが気分まで若返ったようで嬉しくなった。ただこれはAIがオリジナルから失われた情報を「推測で補って作り出した画像」であることに注意が必要ではある。


このことで思い出したのが、先日NHKスペシャルで放送された番組だ。火災で焼損した法隆寺金堂壁画を、昭和初期に撮影された写真からよみがえらせる取り組みが紹介されていた。

法隆寺金堂の壁画は、7世紀後半から8世紀初めごろに描かれたと考えられる、東アジアを代表する仏教絵画である。ところが昭和24年(1949)1月26日、金堂の修理中に火災が発生し、壁画は甚大な損傷を受け、表面の彩色も大きく失われてしまった。現在、金堂にあるのは焼損した原画ではなく、戦後(1967~68年)に制作された模写である。

そこで大きな意味を持つことになったのが、火災の14年前、昭和10年(1935)に撮影された写真だった。

当時、法隆寺の保存修理事業の一環として、京都の便利堂の技師長・佐藤浜次郎を主任に、大規模な撮影が行われた。壁画を原寸大で細かく分割してガラス乾板に撮影し、さらに四色分解写真や赤外線写真まで記録した。撮影には70日を費やしたという。この時のガラス原板は現在、国の重要文化財に指定されている。

まさか14年後に火災が起こり、自分たちの撮影した写真が、失われた壁画を知るための貴重な資料になるとは、当時の撮影者たちは想像していなかっただろう。それでも、文化財を後世に残すため、できる限り正確に記録しておこうとした。その仕事が、90年あまり後の現在に生きた。

今回の復元では、このガラス乾板を高精細にデジタル化し、写真に残された細かな線や色の情報を読み取った。さらに当時の顔料なども調べ、富士フイルムの画像解析技術によって、白黒のガラス原板とカラーフィルター撮影の原板を組み合わせ、火災前の壁画の姿を再現している。今回公開されたのは、12面ある壁画のうち第6号壁の復元画像である。

ここで心を打たれるのは、古い写真を保存して終わりにしなかったことだ。現代の研究者や技術者たちは、90年あまり前に残された記録を一枚一枚読み解き、そこから失われた情報をできるだけ取り戻そうとした。

これは単なるデジタル技術による復元ではない。1935年に記録を残した人々の仕事と、それを受け継いだ現代の人々の仕事が、時代を超えてつながった結果なのである。

1300年前の絵、90年あまり前の写真、そして現在の科学技術。その三つが重なって、いま私たちは、もう見ることができないはずだった法隆寺金堂壁画の姿を、もう一度目にすることができる。

奈良国立博物館で行われていた特別展「南都仏画―よみがえる奈良天平の美―」(会期は9月13日まで)では、この高精細カラー復元画像が実際に紹介されていたという。いつか国立東京博物館でも見る機会を設けてもらえないだろうか。

 

(たぶんオオシオカラトンボ。ブルーがきれい)

 

 

あとがき

 

 また原油価格が急速に上昇しています。あいかわらず船舶はホルムズ海峡を通行できず、いままで紅海側に送っていたサウジアラビアのパイプラインが攻撃により閉鎖され、海上ではイエメンのフーシ派が支配権を握るなど、中東原油の調達はかなり難しくなっているそうです。

 

この先がまた心配になってきました。原油の国家備蓄量は紛争前の248日程度が現在200日程度になっているそうです。なんとか早く戦争を終わらせて欲しいものです。

 

 お天気も当分はすっきりしない日が続きそうですが、気をつけていきましょう。インフルエンザやコロナが流行っているそうです。治療中の方はお大事に。ではまた。Au revoir!
 

 

 (たぶんヒメジャノメ)

 


 (タコノアシ。紅葉するとゆでダコのような色になります)
 

 

 

 

    

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  治療開始     2023/03/17
  寛解       2023/10/16

 

※DLBCL治療の一連の経過を読みたい方は、上の時期を参照して記事を見つけてください。ほぼリアルタイムで書いています。何かの参考になれば幸いです。 

 

 こんにちは。いつもアクセス&いいねをありがとうございます。

 

 異常気象が続いています。毎週のようにレベル5特別警報がでています。これを書いている9月7日(月)は、伊豆の島に尋常ではない雨が降っているようです。

 

 天気図をみるとしばらくは前線が列島の南側に存在し続けるようです。2週間の予報のなかにお日さまマークが見あたりません。

 

そんななかですが、いかがお過ごしでしょうか。
 

 

 

 

 

(シュウメイギク。妻が植えたウチのシュウメイギクは
他の草花に負けてしまったようで姿を見せません)

 

現在の体調

 

○現在の後遺症等の状況
・手と足末端の末梢神経障害(感覚と温度)
・左脇腹の出っ張り、圧迫感(脾臓付近)

 

 変わらずです。今日は午後からCTと採血でした。CTは予約なので予定通りに終わりました。採血は当日の発券順です。午後ということもあり、かなり空いていて順調でした。

 さあ、いよいよ来週診察です。寛解継続の報告といきたいところです。さて、どうでしょうか。次回のブログでご報告します。

 

 

 (山椒の花。白くて可憐です)

 

 

今週のどうでもいいコラム

 

サイエンスで考える日本の成り立ち



 古代人の骨からDNAを取り出して解析する古代ゲノム学が、近年急速に進歩している。さらに、DNAよりも長く残りやすい古代タンパク質を分析する「古代プロテオミクス」も発展し、DNAが残っていない遠い過去の生物についても、タンパク質の配列から進化上の関係を推定できるようになってきた。

日本人のルーツについては、従来の「縄文人と弥生人が混ざって現代日本人になった」という二重構造モデルが見直されている。

2021年、金沢大学などの研究チームは、新たに解析した縄文人9個体・古墳時代人3個体、あわせて12個体のゲノムに、既存の縄文人・弥生人のゲノムデータを組み合わせて解析し、現代日本人には三つの祖先集団の遺伝的要素があることを示した。

 

第一に日本列島で長く暮らした縄文人

第二に弥生時代に大陸から渡来し稲作をもたらした北東アジア系集団

そして、第三に古墳時代に新たに流入した東アジア系集団である。

 

この研究成果は同年、国際学術誌Science Advancesに掲載された。この三重構造は、2024年にバイオバンク・ジャパンを中心とした約25万人分の現代日本人ゲノムデータを用いた大規模な解析でも、日本各地の集団に広く当てはまることが確認されている。

現在の本土日本人では、縄文系の祖先成分がおよそ13%、弥生時代に渡来した北東アジア系が約16%、古墳時代に流入した東アジア系が残る約7割を占める、という推定がある。

 

(ただし、この比率は研究や地域によって幅があり、北海道の一部や琉球諸島では縄文系の割合が顕著に高いことも分かっている)

 

つまり、日本人の遺伝的な特徴は、弥生時代よりも古墳時代の人口移動によって大きく形作られた可能性が高い。

さらに、私たちのゲノムには、アフリカを出たホモ・サピエンスがユーラシア各地でネアンデルタール人などと交雑した痕跡も残っている。日本人だけが特別なのではない。私たちのゲノムそのものが、長い人類史と東アジアの交流の記録なのである。

以前、国会で神話を歴史的事実のように語る政治家について書いた。いまや科学の力によって、私たち自身のゲノムから、日本列島に暮らしてきた人々の歴史を探ることができる時代になった。日本人は決して単一の民族として孤立して形成されたのではない。多様な人々が行き交った東アジアの歴史の中で形作られてきたのだ。

 

神話を振りかざし、近世に決めたことを伝統だといい、近隣諸国との違いばかりを強調し、対立を煽るのはやめて欲しいものだ。

 

 

(ゴイサギの幼鳥。あまりに成鳥と色合いが違うので別の鳥と
間違えられることがあるそうです。
サギなのに首を引っ込めていることが多いようです
)

 

 

あとがき

 先週は数ヶ月ぶりに映画館に行きました。中野量太監督、坂口健太郎主演の「私はあなたを知らない」を観ました。

 罪を犯した孤独な青年と被害者の娘が13年後に向き合う姿を通し、家族のあり方や温もりへの執着がよく描かれていました。作品も坂口健太郎も他の俳優さんたちもとてもよかったです。
 

 

 

 すっきりしないお天気が続きますが、気をつけていきましょう。治療中の方はお大事に。ではまた。Au revoir!
 

 

 (こちらはアオサギ。珍しくまるまっています)

 


 (通常モードのアオサギ)
 

 

 

 

    

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  2023年春に悪性リンパ腫(びまん性大細胞型B細胞リンパ腫=DLBCL)の診断を受けました。脾臓(特に肥大し他の臓器を圧迫)、肺、傍脊柱、肺門リンパ節の4カ所に腫瘤があり、ステージ4でした。Pola-R-CHP療法等を行い、その年の秋に寛解しました。
  治療開始     2023/03/17
  寛解       2023/10/16

 

※DLBCL治療の一連の経過を読みたい方は、上の時期を参照して記事を見つけてください。ほぼリアルタイムで書いています。何かの参考になれば幸いです。 

 

 こんにちは。いつもアクセス&いいねをありがとうございます。


 8月末日です。小中学生の夏休みも一番長いところでも今日まででしょうか。うちの娘の住んでいる地域は先週から2学期が始まっているそうです。週初めの今日からというところと、9月1日の明日からというところもあるようです。

 

 それにしても災害が多いですね。国内だと福井県などの洪水、世界でいえばネパール&チベットの土石流。そのほかあちこちで災害が起きています。各地の紛争が終わりません。人間同士で災いを起こしている場合ではないのですけどねえ。

 

 

 

 

(クサギ〔臭木〕の花です。可愛い花でいい香りです。

対照的に葉っぱはその名の由来通りかなり臭いです)

 

現在の体調

 

○現在の後遺症等の状況
・手と足末端の末梢神経障害(感覚と温度)
・左脇腹の出っ張り、圧迫感(脾臓付近)

 

 変わらずです。手足指の痺れ、左脇腹の違和感ともに継続中です。いよいよ来週がCT&血液検査になります。その翌週が診察です。ちょっとドキドキ。

 

 

 (ハッカ〔薄荷〕の花とシジミチョウの仲間。

野生のハッカは少なくなっているそう。

葉っぱをさわるといい香りがします)

 

 

今週のどうでもいいコラム

 

モロッコにあるスペイン?



 先日、モロッコから大勢の人々がスペイン領に不法入国したというニュースを見た。「スペイン領? モロッコに?」

ニュースに出てきたのはセウタという場所だった。地図を見ると、セウタはアフリカ大陸の北端、モロッコの中に食い込むように存在している。それなのに、ここはれっきとしたスペイン領なのである。

 

(ジブラルタル海峡付近の地図。

上がスペイン本土側。下がモロッコ側。

突端の東側にセウタがある。

Google Earthによる)



今、自転車ロードレースのブエルタ・ア・エスパーニャが開催中だ。連日スペインの風景が映し出されているので、スペインのアフリカの領土が改めて気になった。今年のブエルタは8月22日に始まり、9月13日まで21ステージで行われている。全体の3分の1が終わったが、現在最も強いと言われてるポガチャルという選手が、初日以来ダントツリードで進んできたのだが、落車・負傷で戦列を去った。絶対王者といえども勝負の世界は一寸先はなにが起こるかわからない。

本題に戻す。セウタの歴史はかなり古い。1415年にポルトガルがこの地を占領した。その後、1580年からポルトガル王位もスペイン王が兼ねる時代となったが、1640年にポルトガルが独立。セウタはポルトガルに戻らずスペイン側に残り、1668年の条約によってスペイン領であることが確認された。

なぜスペインはアフリカ大陸にある小さな土地を今も維持しているのだろうか。一つには、その場所が非常に重要だからだ。セウタはジブラルタル海峡の南側、つまりアフリカ側にある。海峡の向こうにはスペイン本土があり、地中海と大西洋を結ぶ海上交通の要衝である。港があり、軍事的にも重要な位置を占めている。

しかも、このあたりは領土関係が複雑だ。モロッコ北部には、セウタと同じようなスペイン領のメリリャがある。先の地図のスペイン本土側には海峡名のもととなったジブラルタルがあるが、ここはなんとイギリス領だ。

今回のニュースで特に驚いたのは、その人数だった。7月30日から31日にかけて、スペイン内務省の集計でおよそ5万人、現地当局の推計では最大6万人がモロッコからセウタに一気に入ったという(発表元によって数字には幅がある)。セウタの人口は約8万4千人だから、わずか一日余りで、普段暮らしている住民の6〜7割に相当する人数が流入したことになる。その後、流入した人の多くはモロッコへ送還されたようである。

地図の上では小さなセウタ。しかし、そこには大航海時代の後に確定した領土の歴史があり、現在ではヨーロッパとアフリカを隔てる国境でもある。ブエルタを見ていると、スペインの広大な風景が次々と映し出される。その一方で、海峡を越えたアフリカにもスペイン領がある。

今回のニュースをきっかけに調べてみて、地図の上の小さな領土が、歴史と国際政治の大きな問題につながっていることを知った。

 

 

 

(ツクツクボウシは綺麗ですね)

 

 

あとがき

 

 西日本は高温が続いているようですが、関東はぐずつき気味です。天気図をみるとすでに夏らしい気圧配置ではないですね。週の後半にかけては前線がのびてくる模様。またまた大雨になる地域があるかもしれません。気をつけていきましょう。治療中の方はお大事に。
 

 ではまた。Au revoir!

 

 

 (ヤブガラシ〔薮枯らし〕。

すごい繁殖力で他の植物を枯らしてしまいます。

花は綺麗なのですが)