KOBONBLOG
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プラトンよ、出でよ!

“哲人政治”wiki



お疲れ様です。

台風10号が接近中ということですが、それでもまだ影響はないようで東京などは今日も今日とてカンカン照りの強烈な日差しです。

 

(下の写真は散歩中に立ち寄ってストレッチをしている多摩川川岸の木陰です)



さて、昨夜はあれから伊藤貫氏の動画の続きを視聴していたのです。
いつもとても考えさせられる深い話をなされているのです。

そして今回はプラトンの“哲人政治”についてずいぶん詳しく解説してくれていたのです。

 

 

 

 

◆伊藤貫セミナー◆
【質問コーナー】政治経済のリアルに関して忖度なしで答えます。
(54分頃から)

 

 



伊藤氏は「今までの選挙による民主主義はダメだ。むしろ哲人政治なるものの方が良いのでないか。もちろんプラトンオリジナルのそれがそのまま通用するとは思わないが、その理念を忘れてはいけないのでないか」として。


私はそれに対して「確かに一理ある」と思うのです。プラトンオリジナルをどう改良して現実政治に適用するようにするのかは問題として。

私はこの哲人政治より、成田氏の提唱する「AI政治」の方が実現性も高く、また合理性も高いのでないかと思っているのです。しかしAI政治より広く万人受けするシステムというなら、この哲人政治の方が受け入れられやすいだろうとは思うのです。

いずれにしても伊藤氏が仰っている「もうまともな人は政治家になろうとしない。バカらしい、アホらしいと思っている」、「このままなら益々そうなって行くだろう」、「現代政治における選挙など、もう人気投票に過ぎないようなことになっている」、「衆愚政治」、「ポピュリズムだ」、「特にアメリカ政治などは堕落して金持ちが投票の行方をコントロールしている始末だ」、「国民世論など大手マスコミによって誘導されて作られているに過ぎない」、などというご指摘はまことにもっともでありましょうと。

そしてアメリカほど堕落していないにせよ、日本でも事情は似たようなモノであろうと。

もう「普通選挙による民主主義政治」など機能不全のダメシステムに成り下がっているということなのです。

なので「次に来るシステム」をこそ求めるのが「思想家」、「評論家」、「言論人」の仕事でないのかと。

伊藤貫氏は、そういう中で一人気を吐く先駆者の一人であろうと。


そういうことでありまして、日本の有識者も言論人も政治家も活動家も、右派も左派も、みんなみんな伊藤貫氏のご説を耳の穴をかっぽじって傾聴しなければならないのです。

伊藤貫氏がいみじくも、「プーチンは難解な哲学書を地方の首長たちに送りつけて、「これを読め!」と厳命しているが、こういう哲学をもっている政治家など他にいるのか?」、「プーチンはドゴールを政治家の模範として高く評価して自らもドゴールに学ぼうとしているが、確かにドゴールこそ哲人政治を実践しようとしていた優れた政治家だった」として高く買っているのです。

それもまた「一理ある」と思わざるを得ないのです。


そういうことで、私は特段にこの哲人政治を自分でブラッシュアップして世に問おうなどとは思わないのですが(それは余人にお任せで)、ただ伊藤貫氏のお説を広く世に宣伝して行きたいとは思うのです。



それにしても今次の自民党総裁選につきまして、マスコミのこれに対する取り上げ方と各言論人(コメンテーターや政治家諸氏や評論家諸氏など)の言説が、いかにも低レベルでありきたりでバカバカしい言説であることに少々の不快感すらもつようなことなのです。

各氏が皆さん、「自民党が勝つためには」とか「次の選挙で自民党が負けないためには」などという視点を前提に考えている、語っていることに対して、「そもそもその視点、その前提がダメではないか!」と強く言いたいのです。

「自民党を勝たせる総裁を選ぶ」のでなく、「日本を過たず導く総裁」をこそ目指して考えるべきであるのに、何やらそういうことは眼中にもないような。

私は小泉進次郎氏を推す=推薦する、支持する自民党議員など、それが誰であれ「お前、正気か?!」と問われなければならないと思うのです。しかし誰もそういう視点で彼らを見ようとしないという。

結局それは「進次郎以外に自民党を勝たせられる人物はいない。あの国民人気を利用しない手はない。進次郎ならオレも選挙で有利に戦える」というような考えが基本になっているのでしょう。

あの菅義偉元首相までもが、どういうお考えか知りませんが今回は小泉氏の背後で動いているだとか。私には到底理解できないところです。

そういう進次郎推しの自民党議員もバカなら、そういう思潮を無批判に受け入れて評論する言論人もアホだろうと。

はてさて、石破氏も全然買えないですし、小泉氏も買えないですし、河野氏も買えないのです。茂木、上川、林諸氏なども論外で。

結局、高市女史、斎藤健氏、小林氏あたりからしか選び様がないのです。

ですが、どうも自民党はその3氏を選ぼうとはしないような現状だとか。

ムムム・・・、

自民党はもう賞味期限切れです、完全に。

 



結局、世界中の政治家が小粒でダメな人間ばかりになっているのは、伊藤貫氏が見抜いている通りであるだろうと。つまり、まともな、大いに優れた人物はもう「アホらしくて立候補する気になれない」のだろうと。

そういう風に、もう戦後70年でこれまでの「普通選挙による民主主義」というシステムが完全に時代遅れのダメシステムになり下がっているのであると。私にはもうそのようにしか思えないのです。


あ~~・・・、

新しい時代を創る、新しい世界を創る新システムを、誰か創る人はいないのかと・・・。


東犀思想にその力はあるのでしょうが、いかんせん私が非力過ぎてどうしようもないと・・・。


なんとかならんか・・・




愚痴をこぼすしかできないような・・・。

いやいや、これからの人生、再び「命より大事なモノ」を見据えて生きなければと。



ではでは。

命より大切なモノがある

「命より大切なモノがある」(by西部邁)

 

 

 

お疲れ様です。

 

今しがた視聴していた伊藤貫氏のYouTube動画で、西部邁氏が自裁(自決、自殺)したことについて伊藤貫氏が言及していたのです。

 

「彼(西部氏)は“命より大切なモノ”があると言っていた。それは理念でありインテグリティでありプリンシプルというもの。その彼の信念に沿った生き方をしたことを、私は否定するのでなく評価したい」と。

 

私はそれを聞いて無性に何か語りたくなったのです・・・。

 

 

 

「命より大切なモノ」・・・

 

命より大切なモノ・・・、

 

 

 

そして自問したのです、

 

「KOBONよ、お前にとって命より大切なモノは何か?」

「あるのか?、それともないのか?」

 

 

 

ムムム・・・、

 

 

私は今、若かりし頃に胸に秘めていた自分自身の根源的信念というものを、なんや失いつつあるのでないかと気づかされたのです・・・。

 

 

私は24,5歳の頃、吉田松陰の「狂」の思想に触れて(たぶん司馬遼太郎の著作あたりから)、その「死をも超えて生きようとする狂に象徴される生き方」にほんまにいたく感動したのです。

 

幕末という沸騰するような時代の中で、若き志士たちが新選組などから命を狙われるという危険をも顧みず、国を思うが故に、国を良くしたいというシンプルな強烈な意志の下に、「国事に奔走」していたのです。

そしてそんな中、龍馬も中岡慎太郎も命を落としているのです。

 

彼らの心意気を象徴するモノを一言で言えというなら、もはやそれは「狂」であろうと。

 

 

 

そんな「命より大切なモノ」に殉じた彼らに、私は大いに心震わされたものなのです・・・。

 

そんな生き方を、自らの生き方にして生きたいと、強く、深く思ったものなのです・・・。

 

そして「『狂に生きる!』を、我が座右の銘としよう」と。

 

 

 

ですが、今、そういう「心意気」を忘れている、忘れかけている、失いつつある自分に、ハタと気づかされたような気分なのです。

 

 

 

私は今、改めて自分に問い直す必要があることを自覚するのです。

 

 

「KOBONよ、命より大切なモノがあることを忘れたのか!」と。

 

 

 

(改めて、考えなおして行こう・・・)

 

 

 

命より大切なもの・・・

 

 

 

 

<日記として>

 

 

 

 

 

【ご参考】

 

◆伊藤貫セミナー◆

【質問コーナー】政治経済のリアルに関して忖度なしで答えます。

 

(ここの43分頃に…)

(2本目)驚愕!人形?or人間?!

とてもビックリした動画がありましたので、ご紹介だけ。

 

 


世界一小さい女性との24時間の生活が異次元すぎた

(21分58秒)

 

 

 

 

世界はクレイジー&自民党、ダメだこりゃの件

お疲れ様です。

 

昨日今日と、私の中にとても多くの情報が入って来まして(というより私が自ら求めに行ってクリックして得た話ということだけのことなんですが、気分的にずいぶんそんな印象になっているので)、今このブログを書こうと思い始めて(何から書こうか…)と迷うようなことなのです。

 

 

とりあえず「高市早苗女史関係の情報」ということで。

「安倍氏が高市氏を前回の総裁選で押した裏話」という。

見城徹氏の裏話の暴露が大変興味深いものでしたのでご紹介したいと。

 

 

 

 

【緊急配信】前回2021年自民党総裁選の裏話 #高市早苗 #見城徹 #佐藤尊徳 #井川意高

(11分17秒)

 

 

 

いやいや、見城徹氏が「これ喋っていいのかな??」と首を傾げ少々悩みながらも「ままよ!」として喋っているのです、リアルな裏話を。

そのキモは「安倍さんは実は高市氏を人物としてあまり買ってはいなかった。高市女史の政策や考え方などは評価していたが、人物としてはどうかと。なので最初は高市氏の推薦人になることなど有り得ないことだった。しかし諸般の事情から高市氏を急遽、推さざるを得なくなってああなった、そして…」という。

 

 

う~~む、その話は事実だったのだろうなと頷ける話ではあったのです。

ですが、私はそれを聞いてもなお「高市女史でいいのでないか」と思えているのです。

その心は、「誰一人として完璧な〇(マル)の候補者などいない。小林氏にしても小泉氏にしても、石破氏だろうが河野氏だろうが同じこと。みんな1つや2つの欠点、弱点はある。よって「友達付き合いを一切しようとしない」という人間的にイマイチの弱点があるにせよ、高市女史の識見と政策は日本にとって一番必要なことであろうから」ということなのです。

 

 

 

さて2個目ですが、それは池田信夫氏のYoutube動画で、

 

 

 

 

【Vlog】コバホーク対進次郎:エネルギー政策は?

(8分52秒)

 

 

 

 

池田氏のエックス上で「エネルギー政策については、小泉氏と小林氏なら小林氏の方が断然マシだろう」と評価しているのです。(河野氏もあかんやろうと)

いや、よく分かるとても良いお話だったのです。

 

(ちなみに池田氏は高市女史のことはあまり買っていないようでありまして・・・)

 

 

 

次に岡本ヒロ氏のブログに「リーダーシップ」についてのお話が書かれておりまして、それで私は言いたくなったことがあるのです。

いや、私はヒロ氏のご見解そのものに異議を申し立てたいのでなく、それはそれで立派なご見識と思うのです、ただ、「時代はもうリーダーシップを論じるような時代でないのでないか?」という話でありまして。

 

私は最近になって思うことがあるのです。

それが「小泉進次郎をかつごうとする自民党議員の心理が、実はなんのことはない、自分が選挙で有利に戦えるから」というきわめて浮薄な理由からでしかない、ということを痛感させられているからなのです。

 

彼らにとって、「日本国に真に必要な人物である」というより、「自分が選挙で有利に戦える神輿である」ことの方が優先されているという現実なのです。

 

それは「自民党が次の衆議院選挙で勝てる総理総裁は誰か?」という観点が最優先されているということなのです。

つまりは、「党利党略第一、日本国の国益は第二」という。

 

「ふざけた話だ!」と吐き捨てるしかないのです。

 

いやいや、前回のこのブログで、「誰にもできない社会保障改革を進次郎にやらせる案」という話しをしたのですが、同じ「進次郎を利用する」にしても、こういう利己的な議員側の理由でそれをしようとするなら、「それは違うだろう!」と言わざるを得ないのです。

 

 

こういう、「誰を自民党総裁にするのが一番いいのか?」という本来なら「国益第一観点」から考えなければならないことを、今はもう「誰になってもらったら自分が一番得をするか」という「利己的観点」or「党益優先観点」から選ぼう、推そうという魂胆がさもしいことであると。

 

つまりは、「リーダーシップうんぬんなどどうでもいい」のです、国民人気が高くて、アホな国民がみんなその人気者のリーダーに引きずられて「自民党に投票してくれる」なら、「それでいい」という。

 

むしろ自分たちが裏でコントロールできる「人気者のバカ」(=軽い神輿)である方がいいのだという。まさに昔の小沢一郎氏の「神輿は軽くてパーがいい」という。

 

あ~、なんという。

 

それもこれも「政党政治」の故の弊害なのです。

 

結局、「国益より党益」が優先されるようになってしまうのですから。

 

それはもう自民党に限らず野党でもまったく同じ構図になってしまうのです。

 

共産党などはもう厳然たる既得権益集団そのものですから、代々木の党本部(そこにぶら下がって暮らす党関係の多くの人々の暮らしを守り、自分たちの議席を守る)ことこそが、もう彼らの最優先課題になっているのです。

 

いやいやいや・・・。

 

 

リーダーシップもなにもありゃしないのです。

 

「選挙に勝てるならバカでもいい」のが本音なのです、政党の。

(むしろバカほどいいのかもしれないくらいで…)

 

そういうことで、「政治家に求められるリーダーシップ」など、もはやお笑い草的なことでしかないのでないかと。まさに空虚な理想論だと。

 

海の向こうでのトランプ氏とハリス女史の低劣な非難合戦を見ているだけでムカついてくるのです、実際。

 

トランプ氏にもハリス女史にも、本当の意味でのリーダーシップなど皆無でしょう。

 

しかしそういうどうでもいいような愚昧な人物が大国のリーダーになろうとしているのです。

なんという悲劇でしょうか…。

 

 

 

(2024年08月23日)

 

 

 

 

さて、ここ最近になって読みに行くようになったある人物のエックスがあるのです。

これがまたなかなかに「ディープな情報」の宝庫でありまして、私はアッという間に30分をここで過ごしてしまったのです。

 

 


髙安カミユ(ミジンコまさ)
 

 

 

いやいやいや、何やら高名なネトウヨ論客らしいのですが、確かに尖ったご主張を…。

 

それにしても貼られている各種動画がすこぶる刺激的で興味深いのです。

いったいこういう動画をどこから入手しているのでしょうかと。(いいのですが…)

 

そしてこの氏のエックスを読んでいると、何やら「世紀末的ハチャメチャさ」を感じるのです。

 

正直、(世界はもうメチャクチャやん…)という感想を持たざるをえないのです。

 

アメリカも中国もどこもかも、めちゃくちゃ、ハチャメチャ、道徳的にも人間的にも「とんでもない行状」で溢れているのです。

 

いやいやいや…、

 

言葉も無いとはこのことです。

 

 

そういうことで、何やらここの記事を読んでいると、そうですね、少しく滅入って来るような・・・。

 

(ならご紹介すべきでないのでないか、というツッコミを承知で…)

 

 

う~~む・・・、

 

世界は、

 

狂っとるなと・・・

 

 

 

ご紹介まで。

 

ではでは。

 

「う~む…、一理ある…」件

おはようございます。

今日も午前中だけはゆっくりできる日なのです。

さて、散歩から帰ってwebチェックしていたのですが、今日は(ほぉ~・・・)と唸る記事を読みましてご紹介したいと。

それは小泉進次郎氏を「推す」記事だったのです。




◆アゴラ◆

(永江一石、 2024.08.22)





いやいやいや、私にとって進次郎氏は(そりゃないな・・・)という「最初に切り捨てられる候補者」の筆頭だったのです。

もし第1回投票で仮に石破氏と小泉氏の2人が決選投票に残るということなら、私にとっては「それはもうトランプorハリスと同じくらいいらん選択だ・・・」という最悪の選択でしかないような。

私にとっては石破氏も河野氏も小泉氏も「選んで欲しくない候補」でしかなかったのです。


私が推したいのは1に高市女史、2に小林鷹之氏、3に斎藤健氏あたりでして。

そして切り捨てられ候補がそれ以外に、林氏、上川氏、茂木氏、加藤氏などという。

そういう私の事前審査の中でこの記事を読んで、私は(ほぉ~、なるほど~、そういう見方も出来るのか~・・・)と、感心したのです。

そして「一理ある」と。



池田氏の常々大いに重視しておられる「社会保障の大問題を誰が改革できるのか?!」という難題について、確かに「誰が??」というなら、小泉氏以外にそういう大ナタを振るえる人物はいないかもしれないとも思えるのです。

しかし、その小泉氏が本当に「大覚悟をもってこれに当たる」ということなら、それは可能性も大いにある素晴らしいことなのでしょうが、当のご本人にそういう認識があるのかというなら、それは少々疑問符が付くのでないでしょうか。

池田氏は「それができる可能性があるのが河野氏だろう」という風に思ってらっしゃるようですが、確かに河野氏にはそういう「腕力」があるようにも見受けられるのです。

ですが小泉氏同様、ご本人にその意思があるのかないのかが問題でありまして。

現状では立候補予定者の誰にも明確にこれを政策として「やる」と明言している人はいない訳でありまして、もし総裁選に勝利したとしても、実際「なってみたら無視したまま」というようなことも、可能性としては否定できないのです。

そういうことですので、私は「ヨシ、ここは進次郎氏を応援しよう!」などとはならないのですが、しかし、永江氏の仰っていることは「一理ある」と思うのです。



そこでさらに翻って思ったことがあるのです。

それが、「時にはバカも必要なのだ・・・」ということなのです。

というより、「バカにしか出来ないこともある」ということでしょうか・・・。

・・・、

私にはこの構図がアメリカの「トランプ大統領の実現によって可能になること」、ということと同義なように思えてきたのです。

トランプ氏は言うのです、「私なら一日でウクライナ戦争を終わらせることが出来る」と。

もしトランプ氏が大統領選に勝利して、そして公言通りにウクライナ停戦を実現させるならそれは世界にとって大きな福音でしょう。

そしてそれは「バカにしか出来ないこと」なのでしょう・・・。


もし日本で、小泉氏が総裁選に勝利して、そしてその絶大な人気を背景に難題をバッサバッサと切り捨てて行くようなことになるとするなら、確かにそれは「バカにしか出来ないこと」、ということになるのでしょう。



「知性も識見もともに優れ、しかも人格高邁で誰からも嫌われない丸い人間=優秀な人物」がトップに就任したとしても、そういう人物に「大改革」が出来るかというなら、むしろ否定的でしょう。

大改革できるような人物、政治家というものは、むしろそういう「優秀な人物」でなく「バカに近い」ような人物でないと無理なのでないかと、そう思えたりもするのです。

「平時の指揮官、有事の指揮官」とかいいまして、平時ならリーダーは誰でもいいのだが、こと有事、大動乱の時のリーダーは、むしろ優秀な人物ではダメだろうという話があるのです。


そういうことでもありまして、今、これから未曽有の大危機に直面しつつある日本において、解決すべき困難な課題をクリアして行くことは、それは「大改革」ということと同義なのでないかと思える時、そうならここは「優秀な人物」ではなくむしろ「バカな人物」=「危険な人物」である方がいいのかもしれないと、そういう風にも思えてきたのです。

もちそんそれは当のご本人が「ヨシ!それをやろう!」と決断するということが大前提なのですが。



いやいや、そういうことで、小泉進次郎氏なる人物が、小林鷹之氏と較べて政治家としてどちらが優秀であるのかというなら、それはもう誰の目にも明らかなのでしょうが、今回のポイントはそこにはないかもしれないという・・・。


はてさて、人類史という大きな大きな流れは、こざかしい人間の知恵を大きく超えて行く不思議なものでありますので、今回の自民党の総裁選につきましても、私たち外野にとっては「なんだかなぁ~・・・。そんなんでええんか?」という風に疑問符のつくような結果に終わったとしましても、結果論としましては「それで良かった」という風になるのかもしれない訳でありまして、ほんまに真実の底の底を見通すなどということは、難しい話なのですねぇと・・・。


いやいやほんまに、これから先の展開にも目が離せないことですねと。


【ご参考】同じ永江氏の動画ですが、(なるほど~・・・)と。



小泉進次郎総裁になったら日本は救われる!!!(笑いながらのマジです)

(6分57秒)





ご紹介まで。



【おまけ】

fuRoの古田教授が新世代のAIロボットをデモ カメラとLiDARなしでも階段を登る

 



ロボット設計に革命の「異世界転生」技術が凄すぎた!ホリエモンが千葉工業大学fuRoを訪問

 

 

 

いやいや、「ロボット」&「AI」ですか、

凄いことになっちょりますねと。

男も日傘を差しましょう!

おはようございます。

 

今日は午前中の授業がないので少し楽な日程です。

 

それで朝、多摩川土手にウォーキングで行ってきていたのですが、そこで気が付いたことを一つ話題にしたいと思いまして。

 

それが、「男でも日傘がイイ」という話なのです。

 

今朝はたまたまですが、サラリーマン諸氏が会社に出勤する時間帯に歩いておりまして、そこでガス橋を歩いてキャノン本社に向かう人たちの列を下から眺めていたのです。

 

 

 

見ていると結構な数の男性が日傘を差していることに気づくのです。

 

で、キャノンの本社の様子ですがネット上から探せば次のような写真が。

 

 

中央に見える何棟かの建物がキャノンでして、左サイドの2棟はマンションでして、ガス橋右の建物もみなマンションです。

 

(これはガス橋の歩道部分から見た本社棟)

 

私はグラウンドと川の間の草地を歩いているのですが、左からガス橋を撮ったのが一番上の写真です。

 

ガス橋をはさんで下側の川崎側にJR線「平間駅」がありまして、そこから多くの社員さんが歩いて本社に通勤しているのです。

 

で、ここ最近気が付いたのが、「男でも日傘を差しているいる人が結構増えている」ということなのです。

 

私も一昨年(おととし)から長男に薦められて日傘を差し始めているのですが、これがなかなか良いのです。

 

それまでは帽子で済ませていたのですが、日傘を使ってみればそれの「良さ」に気が付く訳でして、帽子よりはるかに日差しを遮ってくれるのです。

 

で、今年に入って街を歩く男の人に、この日傘を差している人にちょこちょこ出会うようになっていたのですが、ガス橋のキャノンの社員さんを見て今日は改めてその傾向が進んでいることに気が付かされたのです。

 

(けっこう増えてるなぁ・・・)という印象です。

 

いやいやいや、日本列島の夏がここ最近猛暑になっている訳でして、これはもうもっともっとテレビで「日傘をさしましょう」アピールをした方がいいと思っているのです。

 

そうじゃないと、今まで通りに男たちは「通勤時の帽子はイマイチ」ということで、帽子も被らずに強い日差しの中を歩かなければならないのです。

 

それで日傘は女性の特権のようになっているのです。

 

もう都会のサラリーマン諸氏のために、「みんなで日傘を差そう!」キャンペーンを始めるべきだろうと、強くそう思っているのです。

 

どこかのワイドショーで先陣切ってやって欲しいものだと。

そしてNHKでもクローズアップ現代あたりでその流れを加速するべく応援して欲しいと。

 

いやいや、それほど「男どもは常識にがんじがらめ」になって可哀そうに酷暑にやられているという・・・。

 

 

いやいや、ほんまにサラリーマン諸氏は「満員電車」&「会社まで歩く」という夏の大変さから逃げられないのでお気の毒です。おそらく10分も歩けば会社に着いたら汗びっしょりになっているだろうにと。

 

ま、それでも頑張るしかないのですが・・・。

 

 

ご紹介まで。

 

ではでは。

「部屋の中の象」&「米」問題

❝この問題は国会の多数決では解決不可能だが、首相に決断力があれば不可能ではない。小泉首相や菅首相のような決断のできる自民党総裁を選ぶ必要がある❞



おはようございます。

 

これから午前中の一コマの授業があるのですが、その前に1本、ご紹介したい記事を。


 

 

◆アゴラ◆

(池田信夫、2024.08.19) 
 今回の自民党総裁選は、近年まれにみる混戦である。その原因は、今まで候補者を調整していた派閥が(麻生派を除いて)解散され、調整役がいなくなったからだ。しかし各候補の政策を見て気づくのは、日本社会の最大の問題に誰もふれていないことだ。


■「老人医療9割引」というタブー
 それは急速に進む高齢化である。特に来年は団塊の世代が75歳の後期高齢者になって医療費が9割引になり、社会保障給付が激増する「2025年問題」が起こる。それはずっと前から政治家なら知っているはずだが、岸田首相も言及しない。
 このように問題が大きすぎて口にできないタブーを部屋の中の象という。口にすると対策を立てないといけないが、それは後期高齢者の医療費を見直すことになり、有権者の反発をまねくからだ。

[…略…]

■現役世代から高齢者への「所得逆分配」
 高齢者は将来世代から巨額の「仕送り」を受けており、その生涯所得には1億円以上の差がある。このため貯蓄率は年齢とともに上がり、60歳以上が貯蓄の71%を保有し、金融資産保有額は死ぬとき最大になる。

[…略…]

 これは単なる社会保障の問題ではない。過剰な老人福祉が、貯蓄過剰という日本経済の最大の病の原因なのだ。この逆分配は来年からさらに悪化し、成長率は下がり、円安が進むだろう。

■社会保障という日本最大の既得権
この問題を指摘しているのは、日本維新の会と幸福実現党だけだ。公明党はこれに反発し、自民党は沈黙している。
 総裁候補がみんな沈黙しているのは、この問題を知らないからではない。老人票の恐さをよく知っているからだ。もしある候補が維新のような公約を出したら、選挙区から「医療費3割負担で選挙は戦えない」という批判が続出し、決選投票にも残れないだろう。

[…略…]

 このコストの一部は社会保険料でまかなうが、今年度の場合、140兆円の社会保障給付のうち保険料は80兆円。残りの赤字は一般会計で穴埋めする。この赤字は特別会計の簿外債務である。
 これを「将来世代へのツケ回し」と呼ぶのは正しくない。それはいま現実に起こっている現役世代から高齢者への逆分配なのだ。その規模は毎年60兆円で、国と地方の裁量的経費の半分を超える。
 さらに後期高齢者への給付費15.3兆円の赤字のうち6.3兆円をサラリーマンの健康保険料で埋めている。サラリーマンの払う健康保険料の半分は、自分の親でもない後期高齢者に仕送りされているのだ。
 このまま9割引医療を放置すると、全世帯の3割負担も維持できない。今の40代が高齢者になるころには、5割負担でも足りなくなるだろう。

■先送りしていると問題はどんどん大きくなる
 9割引医療は氷山の一角である。社会保障特別会計の簿外債務は今後40年で、年金債務だけで1100兆円にのぼる。医療・介護を含めると2000兆円近い。この象は成長する象なのだ。問題を先送りしていると、そのうち象は会議室の机を踏みつぶし、ドアを破り、建物を食い尽くすだろう。


 1990年代には銀行の簿外債務を海外に隠す「飛ばし」が流行した。これで見た目には銀行の帳簿はきれいになるが、不良債権は残っているので、最後は誰かが払わないといけない。山一証券が自主廃業した原因も、この簿外債務だった。
 日本経済を破壊した不良債権はたかだか100兆円だったが、今度はそれより一桁大きい。そのダメージは、来年から決定的に大きくなる。現役世代の負担は激増して世代間格差は拡大し、国民負担率は50%を超える。
 この問題は国会の多数決では解決不可能だが、首相に決断力があれば不可能ではない。小泉首相や菅首相のような決断のできる自民党総裁を選ぶ必要がある。<了>

*****************************

今、池田氏は自民党総裁候補者の誰一人これを取り上げないことに異議を唱えておられるのですが、当然ながら「自民党に限らず立民や共産党、公明党も同罪だ!」ということなのです。

池田氏もご指摘の通り、この問題を問題として取り上げているのは「維新」と「幸福実現党」だけという情けない実態です。

そういうことで、この問題はまさに「部屋の中の象」ということでしょうか。

「気づいているが誰も言わない…」という。

一人池田氏がずいぶん前から警鐘を鳴らしておられるのですが、それに応える政治家が一人もいないという・・・。

今回の自民党総裁選候補者の中から、勇気をもってこれに踏み込む人物が出て来るのだろうかと。

小林鷹之氏に期待したいのですが・・・。


 

そしてもう1本、

 

 

 

◆アゴラ◆

(永江 一石、2024.08.17)

 

 

う~~む・・・、

 

ウチは三重県のトミさんのお姉さん(米農家)から送って頂いている(実費的な値段で)ので関係ない話なのですが、それでもこれは大問題なのでしょう・・・。

 

最近はウチでもメルカリはよく利用しつつあるのです・・・。

 

そうですか、米までも・・・

 

コメントを読むと一概に「全面ヨシ!」とまでは言えないような感じもしますが、どうなんでしょうか・・・。

 

 

 

とりあえずご紹介まで。

(2本目)「英霊に相すまぬ…」

お疲れ様です。

 

いよいよ今日でお盆休みも終わり、明日からまた2週間の夏期講習が再開です。

 

そして自民党の総裁選もいよいよ本格化して来るでしょうから、それはそれでお気楽に楽しませてもらうのです。

 

 

 

さて、それで昨日読了した本ですが、こちらなんです。

 

 

目次ですが、以下のように、

 

まえがき
序章 「空気の研究」の研究
 赤の他人に無関心な日本人
 人骨投棄作業でダウンした日本人
 池田信夫氏の『「空気」の構造』
 池田信夫ブログからの刺激
 大東亜戦争の七不思議
 「空気」の研究は「日本教」の研究でもある
 「いいかげんさ」こそが日本の底力
 【ミニ知識】山本七平氏と『「空気」の研究』について

第一部 大東亜戦争「意志決定」のサイエンス
 第一部のはじめに
第一章 開戦のサイエンス
 漠然とした疑問
 開戦の経緯
 昭和天皇独白録
 アメリカによる〝突然〟の対日石油禁輸
 対日石油禁輸の真相
 バトル・オブ・ブリテンの予想外の影響
 独ソ戦を絶対に必要としたドイツ
 日本軍は「ダメな会社」だったのか
 【まとめ】
 【コラム】国民的人気があった東條英機
第二章 ゲーム理論のサイエンス
 行動経済学理論で考える
 プロスペクト理論によるシミュレーション
 ゲーム理論で考える
 囚人のジレンマによるシミュレーション
 【まとめ】
 【コラム】空気を読まないがゆえに成功した新幹線
第三章 情報戦のサイエンス
 情報戦が苦手な日本
 昭和16年夏の敗戦
 バイウォーター『太平洋大戦争』 
 1941年12月8日付朝日新聞夕刊の社説
 短期決戦はあり得ない
 後付けだった「大東亜共栄圏」
 有能な報道官だった宋美齢
 【まとめ】
 【コラム】大東亜戦争の開戦は真珠湾攻撃ではない
第四章 御聖断のサイエンス
 1945年の「御聖断」は3回あった
 6月終戦説と6月の「御聖断」
 原爆投下とポツダム宣言
 御聖断のインテリジェンス
 一死以テ大罪ヲ謝シ奉ル
 「鬼畜米英」が「マッカーサー万歳」になった理由
 戦時体制は継続しているのか
 【まとめ】
 【ミニ知識】地方政治における「御聖断」
 【コラム】オレンジ計画とレインボー・プラン
第五章 開戦を回避する方法はあったのか
 開戦を回避する方法はあったのか
 3つの選択肢
 御聖断で開戦回避は可能なのか
 日比谷焼打事件と二・二六事件
 戦艦大和が特攻出撃した理由
 ゲーム理論で謎は解明できるのか
 【まとめ】 
 【ミニ解説】開戦は「英霊に相すまぬ」からか
 【コラム】源氏物語と戦艦大和の共通点

第二部 古代史のオマージュとしての近代日本
 第二部のはじめに
第六章 日本教とは何か
 日本教の4つの「教義」
 話し合い絶対主義のサイエンス
 稟議書に見る話し合い絶対主義
 五箇条の御誓文
 一揆の規約
 怨霊鎮魂のサイエンス
 英霊に相すまぬ
 「戦死者に申し訳ない」という呪縛
 賭け事が嫌いな日本人
 肝試し大会に対する日米の対照的な反応
 日本一の大魔王・崇徳天皇
 言霊のサイエンス
 『日本教について』での言霊への言及
 穢れ忌避のサイエンス
 日本人は「無宗教」なのか
 「天皇の人間宣言」と日本型組織
 靖国神社が必要な理由
 【まとめ】
 【コラム】現代における「英霊に相すまぬ」
第七章 日本教のサイエンス
 日本型組織の構造
 アニミズムの世界
 五箇条の御誓文と帝国憲法と教育勅語
 アメリカの独立宣言との比較
 日本教と疑似血縁集団
 日本教と穢れ忌避
 自転する組織
 アメリカの追悼式との比較
 日本型組織 存続の条件
 なぜ日本国憲法は改正してはいけないのか
 進化心理学で考える日本教
 ネットオークション実験で考える
 【まとめ】
 【コラム】日本人は本当に平和的な民族なのか

著者プロフィール  (著/文)
金澤 正由樹(かなざわ まさゆき)
1960年代関東地方生まれ。山本七平氏の熱心な読者。社会人になってから、井沢元彦氏と池田信夫氏の著作に出会い、歴史に興味を持つ。以後、独自に日本と海外の文献を研究。コンピューターサイエンス専攻。数学教員免許、英検1級、TOEIC900点のホルダー。

 

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この書は、山本七平氏と池田信夫氏の論考をベースに、「日本教的な背景」を分析するところから、先の大東亜戦争(対米戦争)がなぜ不可避なものになってしまったのかを究明しようとする試みでしょうか。

 

結論的には、一つに、大きな要因として「英霊に相すまぬ」というフレーズが象徴的に示されるのです。

 

私もその分析を聴いて、(なるほどねぇ~、そういう部分も強く出て来るのかもなぁ…)と首肯されたのです。

 

言葉を換えれば、「理性では異なる結論に達するが、それは意地でも許せないこと。ここは意地に殉じてでも行くしかない」というような・・・。

 

もしアメリカと戦うなら、それはもう「必敗」が見えていたのです、誰の目にも。

陸軍にも海軍にも政治家にも、それは分かり切ったことだったのです、故に昭和天皇ですら「アメリカとの開戦は避けるように」というご意思だったのです。

 

しかし、ハルノートを突き付けられ、「満州から手を引け、大陸から出て行け、じゃないと石油禁輸だ!」と迫られて、「それは飲めない!」となったのです。

 

「満州は生命線」だったのです、日本にとって。英霊たちが数多の血を流して勝ち取った生命線の地だったのです。それを無視して「出て行け」などと言われても、「そんなことは出来るはずがない!」「戦えば必敗は分かってはいるけれど、もう窮鼠猫を噛むしかないではないか」、「座して死を待つより一戦あるのみ」という。

 

そこにおいての究極のフレーズが、「英霊に相すまぬ…」という。

 

 

そして私は改めてこの大東亜戦争がなぜ起こってきたのか、そして日本がなぜルーズベルトとチャーチルによって「戦争に引きずり込まれた」のかを改めて深く理解したのです。

 

そしてルーズベルトもチャーチルも、決して「日本を地獄の底に叩き込んでやる!」というような憎しみの感情をベースに「日本を窮鼠に追い込んできた」訳でないことも承知するのです。

 

彼らは彼らなりに必死に「ヨーロッパをナチス・ヒトラーの魔手から守る!」という強い決意の下に、日本を犠牲にしてそれを完遂しようとしたのです。

 

可哀そうに日本は墓穴を掘ってしまっていたのです、それがあの「日独伊三国同盟締結」という。

 

松岡洋右氏は、当時国民から英雄かのように喝采を受けていたようですが、実は松岡氏の独走的な外交が日本を良くない方向に連れて行ってしまったようなのです・・・。

 

そういうことで、パール判事とマッカーサーの述懐ではないですが、「日本は防衛戦争を戦っただけだ」という理解こそ、極東軍事裁判の公式判決という茶番を超えた不変の真実であることを強く認識したのです。

 

ナチスドイツの戦争指導者たちは、ヒトラーを筆頭としてひょっとするなら本当に「人類史に悪名を刻んだ本物の悪人たち」かもしれないのですが、しかし日本の東条英機首相以下の12名のA級戦犯たちは決してそうではなかったのです。

 

そういうことで、私はこの本を読んで改めて思ったのです、「ポイントオブノーリターン地点はどこだったのか?」という問いを発すること自体が、意味ないことであったのだと。

 

あの対米戦争は決して「するべきでないダメな戦争だった」のではないと。

 

日本は、世界史的な大きな大きな流れの中で、「不本意にも対米戦争に引きずり込まれたという見方」こそが正当な見方だと、今はそう確信するのです。

(ただ、日中戦争については別途の理解が必要かもしれませんが)

(そしてもちろん日本のそれまでの外交的振る舞いには、いくつかのダメ点があったのも事実でしょうが)

 

 

 

 

さて、私はこの本を読んでもう一つ別個の新しい感想をもったのです。

 

それが、日本人のアニミズム的な宗教観は、それは決して未開人的な遅れた宗教観ではなく、むしろそれこそが「本当と本質を予見、予感している人の感じる優れた感性である」のでないかという認識なのです。

 

金澤氏は「日本教」なるものに言及しているのですが、その一端に日本人の宗教観について触れている章もあって、なかなかに興味深い分析だったのです。

 

それが、「欧米人は幽霊をこわがらないが、不思議と日本人は幽霊に近しい感覚をもっている」というような分析なのです。

そして「言霊」の分析とか。

 

いやいやいや、私には納得できるのです、この日本人の「生命観」といいますか、「死生観」といいますか、現象(モノ)の背後にある実在的な「何か霊的な存在を感じる能力」があることを。

 

それは決して後ろ向きな「遅れた」ものでなく、つまりは「それはアニミズムでしょ」というように、未開人がもつであろうような迷信的な宗教観でなく、むしろそれこそに「本当がある」ことを直感(直観)している人の証(あかし)なのでないのかと、そう思えて来たのです。

 

 

いやいやいや、そうだと思うのです。

 

東犀哲学によれば、「現象の背後に実在がある」、そして「それはモノ(物質)ではない」と、そしてそれは「色も匂いも形も大きさももたないエネルギー的な存在(非物質)」なのであるというご指摘なのです。言葉を換えればそれが「幽霊的」、「霊的な存在」なのです。

それを直観的に感じ取る能力がきっと日本人は優れているのです。

 

そして西洋人は「この感覚」がきっと鈍いのです・・・。

それ故に「幽霊を怖がる感覚がない」のです・・・。

 

 

 

いやいやいや、そういうことで、この本はとてもとても興味深い、すぐれた本であったと思うのです。

 

もし皆さんがご興味をおもちになられるなら、是非お読み頂きたいと思うのです。

 

 

そして朝にご紹介した藤原かずえ女史の「日本人の太陽信仰、祖先信仰」というご指摘も、この金澤さんのご指摘に深く関わるものであると感じているのです。

 

 

日本人は、「虫の音」にもそれを「美しいと感じる(聴ける)」能力があるのです。

西洋人はこの虫の音を「雑音」としか感じられないというのです。

 

こういう細やかな感性のあることを知ると、もう私には「日本人こそ神に近い民族である」と言いたくなるようなことなのです。

 

 

いやいやいや・・・

 

 

そういうことで、昨日と今日はとても大きな刺激を受けた日だったのです。

 

素晴らしい文章に出会えて、良かった良かったですと。

 

 

ご紹介まで。

 

ではでは。

 

 

 

【ご参考】

(こちらもなかなか素晴らしい一文でしたのでご紹介したいと)
 

(2024年08月17日)

感動した!

おはようございます、

 

いやいや、今朝は(といいましても、もう10時過ぎですが)いきなり「感動した」のです。

 

何にか、というなら藤原かずえ女史のアゴラへの寄稿記事にです。

 

素晴らしい!

のです、本当に。

 

 

いやいや、でもきっと私が感じたような感動を他の方々が同じように感じられることは、まずないのでしょう。

 

私の中に、藤原かずえ女史がもっている「何か」と同じような「何か」があり、それが共鳴するというか共振するというか、私が藤原かずえ女史の中に「私と同じ何か」を発見した喜び、というようなことなのでしょうか。

 

いやいやいや、以前から藤原かずえ女史には驚かされ、そのご考察の素晴らしさ、ロジカルさや知性に大いに感心していたのですが、今日はそういう「感心」ではなく「語られた中味の凄さに感動した」、に近いものだったのです。

 

 

「凄い、凄すぎる!!」という。

 

 

私はいま大真面目に思っているのです、「この方にお会いしたい」と。

 

一度どこかでランチをご馳走させてもらえないものかと。

 

そして大真面目に私のこの感心と感動を伝え、握手してさらなるご活躍について激励させてもらいたいのです。

 

(う~~む・・・、なんとか実現させたい・・・、是非とも・・・)

 

 

 

 

(2024.08.17)


 

(2024.01.13)

 

 

 

〇「レイライン(ley line)」

〇ハイブリッドな「太陽・祖霊信仰」

〇古事記、日本書紀の神話とリアル

〇スサノオノミコト&アマテラスの物語

〇出雲の国の物語&大和政権の物語

〇”The land of  the rising sun”(日出ずる国)

 

 

 

 

いやいや、今日は別にもう一つ「大いに感心した話」を書きたいと思っていたのですが、それを書く前にwebチェックしていて藤原かずえ女史のこの記事を読んでしまいまして、その昨日の時点で書こうと思っていた話の印象が薄れてしまったのです。

 

それが、昨日読んだ本のことなのです。

 

一昨日、amazonで注文した本が届きまして、昨日一日かけて読了したのです。

 

それがこちらでして、

 

 

 

 

 

 

 

いやいや、こちらも素晴らしく、ここでご紹介したいと思いまして。

 

ですがこの件については午後にまた稿を改めて書かせて頂こうかと。

 

 

ご紹介まで。

 

ではでは。

 

 

※)余談ですが、私が日頃リスペクトしている二大知性の一人である池田信夫氏ですが、もうすでに一席もたせてもらっているのです。3年ほども前ですか、目黒の中華レストランにお招きさせて頂きまして、その時はランチでなくディナーを共にさせて頂いて歓談して来たのです。そういうことで、今度は藤原女史ですが、これからなんとか実現に向けて動きたいと。

真相がだんだん明らかになる件

おはようございます。

 

さて、日本では自民党総裁選話題がここ数日来のトップニュースになっているのですが、つい最近になって「ノルドストリーム爆破事件、真犯人はウクライナ政権」話題がエックス上で語られ始めているのです。

 

私はこれを池田信夫氏のエックスで読んで知ったことなのですが、池田氏もこの「犯人はウクライナ説」を信用しているようで、これを受けて「日本もウクライナ支援を考え直した方がいいのでは」というスタンスをとっているのです。

 

 

(そうですか、そうですか、そういう報道がすでに世に出回っていたのですか、知りませなんだ・・・)というのが私の感想なのです。

 

 

さて、この件では私は「真犯人はバイデン政権説」(=シーモアハーシュ説)を、きっとそうなのであろうなと認識していたのですが、どうやらそれは誤った見方であったような。

 

 

この件をググりましたところ次のような。

 

 

 

◆CNN◆

(2024.08.15) 

 

 

 

 

いやいやいや、さらにググってみれば、なんとこの件は昨年の10月時点でもう大きなニュースとなってNHKでも取り上げていたと!

 

 


◆NHK◆

(2023年10月2日)
「事件の“真相”は、世界を変えてしまうだろう」

 

 

 

なるほど・・・、私は少々うかつにもこういうニュースを見逃していたようです。

 

 

さて、エックス上ではこの事件を「真犯人はロシアでしょう」と見なしていた国際政治学者諸氏(東野女史、小泉氏、小谷氏あたり)がずいぶんご批判されているようです。

確かにこれら3氏は国際メインストリームメディア(アメリカ民主党系大手メディア)が報じている「ロシア絶対悪、ウクライナ正義」の大前提をこそ正しいとするスタンスでこのウクライナ戦争を論じてきていますので、やはりそのスタンスからは「ウクライナが犯人」だというような推測は取りようがない話だったのでしょう。

 

 

 

 

 

 

ということでありまして、だんだんと真相が明らかになってきているのです。

 

ウクライナ戦争開始当時はもう、何でもかんでも「ロシア絶対悪」的な見方がメインストリームでありまして、すべての「ダメ事件はロシアの仕業」という風に見なされていたのですが、おそらく今後、歴史の検証では、たとえば「ブチャの虐殺も実はウクライナの自作自演だった」ということが明らかになってくる、などということも有り得る話だろうと思われるのです。(もちろん今の時点ではそれは否定されているのですが)

 

とにかくあの停戦交渉が妥結寸前にまで行きながら、イギリスのジョンソン首相がキーウに飛んでゼレンスキー氏に「止めろ!」と圧力をかけて思いとどまらせたという話が、まだまだ国際世論上では「全然知られていない話」なのですから、これからも次々と英米のこの戦争における「黒幕の役割」なども明らかになって行くのでしょう。

 

つまりは、アメリカ民主党系(バイデン政権系)のメインストリームメディアが国際世論の主流派として「正義を作ってきている」(=西側先進諸国の常識)ということが明らかになって行くと思われるのです。

 

それはつまり、日本政府がとっている「西側先進諸国に足並みをそろえる」という現状のスタンスが「それで本当にいいのか?」という疑念を突き付けられることになる、という話に通じて行くでしょう。

 

それはひいては「日本がこのままアメリカの属国のような状態のままで良いのか?」という問いにも通じて行くことになるでしょう。

 

まさに、伊藤貫氏のお説の通りに。

 

 

そういうことでありまして、「歴史の真実」というものは、こうして「後になって初めて分ってくる」ということが多いのです。そしてそれゆえにこそ「現在進行形で過たずに真相を見抜く目が必要である」と。

 

しかして私もそれについてはまだまだ「年中誤っている、しょっちゅう過っている」ということですので、それは誰にとっても至難の業なのでしょう。

 

 

いやいやいや、政治というものは難しいものですねぇ、と。

 

 

さて、国内の総裁選について話を戻せば、「コバホーク」こと小林鷹之氏がなんとか出馬できるような状況になっているとか。結構なことですと。

 

それでも最終的に勝利するところまでは行かないでしょうから、「次」に向けて大いに知名度を上げることが出来るなら善き哉と。

 

どうも世論調査での人気度では石破氏がリードしているようでありまして、このまま行くなら石破氏か河野氏で決まりになりそうなのですが、私にとっては(それはなんだかなぁ・・・)と。

 

自民党の党員さん、および国会議員諸氏が、本当に本当に「日本国のためには誰が最善なのか」を考えて、「自分が引き立てられるのは誰なら一番いいか」的なつまんない利己的発想でなく、向こう20年先を見据えて本当に「能力のある」本当に「リーダーの資質の有る」、本当に「有為な人物」をこそ選んでもらいたいと思うのです。

 

その観点からするなら、決してそれは石破氏でも河野氏でも小泉氏でもないだろうと・・・。

 

つまりは小林鷹之氏以外にないだろうと。

 

そう思っているのです。

 

(いやいやいや・・・、それもまた「誤った判断」なのかもしれないのですが・・・)

 

 

 

 

ご紹介まで。

 

ではでは。

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