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「部屋の中の象」&「米」問題

❝この問題は国会の多数決では解決不可能だが、首相に決断力があれば不可能ではない。小泉首相や菅首相のような決断のできる自民党総裁を選ぶ必要がある❞



おはようございます。

 

これから午前中の一コマの授業があるのですが、その前に1本、ご紹介したい記事を。


 

 

◆アゴラ◆

(池田信夫、2024.08.19) 
 今回の自民党総裁選は、近年まれにみる混戦である。その原因は、今まで候補者を調整していた派閥が(麻生派を除いて)解散され、調整役がいなくなったからだ。しかし各候補の政策を見て気づくのは、日本社会の最大の問題に誰もふれていないことだ。


■「老人医療9割引」というタブー
 それは急速に進む高齢化である。特に来年は団塊の世代が75歳の後期高齢者になって医療費が9割引になり、社会保障給付が激増する「2025年問題」が起こる。それはずっと前から政治家なら知っているはずだが、岸田首相も言及しない。
 このように問題が大きすぎて口にできないタブーを部屋の中の象という。口にすると対策を立てないといけないが、それは後期高齢者の医療費を見直すことになり、有権者の反発をまねくからだ。

[…略…]

■現役世代から高齢者への「所得逆分配」
 高齢者は将来世代から巨額の「仕送り」を受けており、その生涯所得には1億円以上の差がある。このため貯蓄率は年齢とともに上がり、60歳以上が貯蓄の71%を保有し、金融資産保有額は死ぬとき最大になる。

[…略…]

 これは単なる社会保障の問題ではない。過剰な老人福祉が、貯蓄過剰という日本経済の最大の病の原因なのだ。この逆分配は来年からさらに悪化し、成長率は下がり、円安が進むだろう。

■社会保障という日本最大の既得権
この問題を指摘しているのは、日本維新の会と幸福実現党だけだ。公明党はこれに反発し、自民党は沈黙している。
 総裁候補がみんな沈黙しているのは、この問題を知らないからではない。老人票の恐さをよく知っているからだ。もしある候補が維新のような公約を出したら、選挙区から「医療費3割負担で選挙は戦えない」という批判が続出し、決選投票にも残れないだろう。

[…略…]

 このコストの一部は社会保険料でまかなうが、今年度の場合、140兆円の社会保障給付のうち保険料は80兆円。残りの赤字は一般会計で穴埋めする。この赤字は特別会計の簿外債務である。
 これを「将来世代へのツケ回し」と呼ぶのは正しくない。それはいま現実に起こっている現役世代から高齢者への逆分配なのだ。その規模は毎年60兆円で、国と地方の裁量的経費の半分を超える。
 さらに後期高齢者への給付費15.3兆円の赤字のうち6.3兆円をサラリーマンの健康保険料で埋めている。サラリーマンの払う健康保険料の半分は、自分の親でもない後期高齢者に仕送りされているのだ。
 このまま9割引医療を放置すると、全世帯の3割負担も維持できない。今の40代が高齢者になるころには、5割負担でも足りなくなるだろう。

■先送りしていると問題はどんどん大きくなる
 9割引医療は氷山の一角である。社会保障特別会計の簿外債務は今後40年で、年金債務だけで1100兆円にのぼる。医療・介護を含めると2000兆円近い。この象は成長する象なのだ。問題を先送りしていると、そのうち象は会議室の机を踏みつぶし、ドアを破り、建物を食い尽くすだろう。


 1990年代には銀行の簿外債務を海外に隠す「飛ばし」が流行した。これで見た目には銀行の帳簿はきれいになるが、不良債権は残っているので、最後は誰かが払わないといけない。山一証券が自主廃業した原因も、この簿外債務だった。
 日本経済を破壊した不良債権はたかだか100兆円だったが、今度はそれより一桁大きい。そのダメージは、来年から決定的に大きくなる。現役世代の負担は激増して世代間格差は拡大し、国民負担率は50%を超える。
 この問題は国会の多数決では解決不可能だが、首相に決断力があれば不可能ではない。小泉首相や菅首相のような決断のできる自民党総裁を選ぶ必要がある。<了>

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今、池田氏は自民党総裁候補者の誰一人これを取り上げないことに異議を唱えておられるのですが、当然ながら「自民党に限らず立民や共産党、公明党も同罪だ!」ということなのです。

池田氏もご指摘の通り、この問題を問題として取り上げているのは「維新」と「幸福実現党」だけという情けない実態です。

そういうことで、この問題はまさに「部屋の中の象」ということでしょうか。

「気づいているが誰も言わない…」という。

一人池田氏がずいぶん前から警鐘を鳴らしておられるのですが、それに応える政治家が一人もいないという・・・。

今回の自民党総裁選候補者の中から、勇気をもってこれに踏み込む人物が出て来るのだろうかと。

小林鷹之氏に期待したいのですが・・・。


 

そしてもう1本、

 

 

 

◆アゴラ◆

(永江 一石、2024.08.17)

 

 

う~~む・・・、

 

ウチは三重県のトミさんのお姉さん(米農家)から送って頂いている(実費的な値段で)ので関係ない話なのですが、それでもこれは大問題なのでしょう・・・。

 

最近はウチでもメルカリはよく利用しつつあるのです・・・。

 

そうですか、米までも・・・

 

コメントを読むと一概に「全面ヨシ!」とまでは言えないような感じもしますが、どうなんでしょうか・・・。

 

 

 

とりあえずご紹介まで。

(2本目)「英霊に相すまぬ…」

お疲れ様です。

 

いよいよ今日でお盆休みも終わり、明日からまた2週間の夏期講習が再開です。

 

そして自民党の総裁選もいよいよ本格化して来るでしょうから、それはそれでお気楽に楽しませてもらうのです。

 

 

 

さて、それで昨日読了した本ですが、こちらなんです。

 

 

目次ですが、以下のように、

 

まえがき
序章 「空気の研究」の研究
 赤の他人に無関心な日本人
 人骨投棄作業でダウンした日本人
 池田信夫氏の『「空気」の構造』
 池田信夫ブログからの刺激
 大東亜戦争の七不思議
 「空気」の研究は「日本教」の研究でもある
 「いいかげんさ」こそが日本の底力
 【ミニ知識】山本七平氏と『「空気」の研究』について

第一部 大東亜戦争「意志決定」のサイエンス
 第一部のはじめに
第一章 開戦のサイエンス
 漠然とした疑問
 開戦の経緯
 昭和天皇独白録
 アメリカによる〝突然〟の対日石油禁輸
 対日石油禁輸の真相
 バトル・オブ・ブリテンの予想外の影響
 独ソ戦を絶対に必要としたドイツ
 日本軍は「ダメな会社」だったのか
 【まとめ】
 【コラム】国民的人気があった東條英機
第二章 ゲーム理論のサイエンス
 行動経済学理論で考える
 プロスペクト理論によるシミュレーション
 ゲーム理論で考える
 囚人のジレンマによるシミュレーション
 【まとめ】
 【コラム】空気を読まないがゆえに成功した新幹線
第三章 情報戦のサイエンス
 情報戦が苦手な日本
 昭和16年夏の敗戦
 バイウォーター『太平洋大戦争』 
 1941年12月8日付朝日新聞夕刊の社説
 短期決戦はあり得ない
 後付けだった「大東亜共栄圏」
 有能な報道官だった宋美齢
 【まとめ】
 【コラム】大東亜戦争の開戦は真珠湾攻撃ではない
第四章 御聖断のサイエンス
 1945年の「御聖断」は3回あった
 6月終戦説と6月の「御聖断」
 原爆投下とポツダム宣言
 御聖断のインテリジェンス
 一死以テ大罪ヲ謝シ奉ル
 「鬼畜米英」が「マッカーサー万歳」になった理由
 戦時体制は継続しているのか
 【まとめ】
 【ミニ知識】地方政治における「御聖断」
 【コラム】オレンジ計画とレインボー・プラン
第五章 開戦を回避する方法はあったのか
 開戦を回避する方法はあったのか
 3つの選択肢
 御聖断で開戦回避は可能なのか
 日比谷焼打事件と二・二六事件
 戦艦大和が特攻出撃した理由
 ゲーム理論で謎は解明できるのか
 【まとめ】 
 【ミニ解説】開戦は「英霊に相すまぬ」からか
 【コラム】源氏物語と戦艦大和の共通点

第二部 古代史のオマージュとしての近代日本
 第二部のはじめに
第六章 日本教とは何か
 日本教の4つの「教義」
 話し合い絶対主義のサイエンス
 稟議書に見る話し合い絶対主義
 五箇条の御誓文
 一揆の規約
 怨霊鎮魂のサイエンス
 英霊に相すまぬ
 「戦死者に申し訳ない」という呪縛
 賭け事が嫌いな日本人
 肝試し大会に対する日米の対照的な反応
 日本一の大魔王・崇徳天皇
 言霊のサイエンス
 『日本教について』での言霊への言及
 穢れ忌避のサイエンス
 日本人は「無宗教」なのか
 「天皇の人間宣言」と日本型組織
 靖国神社が必要な理由
 【まとめ】
 【コラム】現代における「英霊に相すまぬ」
第七章 日本教のサイエンス
 日本型組織の構造
 アニミズムの世界
 五箇条の御誓文と帝国憲法と教育勅語
 アメリカの独立宣言との比較
 日本教と疑似血縁集団
 日本教と穢れ忌避
 自転する組織
 アメリカの追悼式との比較
 日本型組織 存続の条件
 なぜ日本国憲法は改正してはいけないのか
 進化心理学で考える日本教
 ネットオークション実験で考える
 【まとめ】
 【コラム】日本人は本当に平和的な民族なのか

著者プロフィール  (著/文)
金澤 正由樹(かなざわ まさゆき)
1960年代関東地方生まれ。山本七平氏の熱心な読者。社会人になってから、井沢元彦氏と池田信夫氏の著作に出会い、歴史に興味を持つ。以後、独自に日本と海外の文献を研究。コンピューターサイエンス専攻。数学教員免許、英検1級、TOEIC900点のホルダー。

 

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この書は、山本七平氏と池田信夫氏の論考をベースに、「日本教的な背景」を分析するところから、先の大東亜戦争(対米戦争)がなぜ不可避なものになってしまったのかを究明しようとする試みでしょうか。

 

結論的には、一つに、大きな要因として「英霊に相すまぬ」というフレーズが象徴的に示されるのです。

 

私もその分析を聴いて、(なるほどねぇ~、そういう部分も強く出て来るのかもなぁ…)と首肯されたのです。

 

言葉を換えれば、「理性では異なる結論に達するが、それは意地でも許せないこと。ここは意地に殉じてでも行くしかない」というような・・・。

 

もしアメリカと戦うなら、それはもう「必敗」が見えていたのです、誰の目にも。

陸軍にも海軍にも政治家にも、それは分かり切ったことだったのです、故に昭和天皇ですら「アメリカとの開戦は避けるように」というご意思だったのです。

 

しかし、ハルノートを突き付けられ、「満州から手を引け、大陸から出て行け、じゃないと石油禁輸だ!」と迫られて、「それは飲めない!」となったのです。

 

「満州は生命線」だったのです、日本にとって。英霊たちが数多の血を流して勝ち取った生命線の地だったのです。それを無視して「出て行け」などと言われても、「そんなことは出来るはずがない!」「戦えば必敗は分かってはいるけれど、もう窮鼠猫を噛むしかないではないか」、「座して死を待つより一戦あるのみ」という。

 

そこにおいての究極のフレーズが、「英霊に相すまぬ…」という。

 

 

そして私は改めてこの大東亜戦争がなぜ起こってきたのか、そして日本がなぜルーズベルトとチャーチルによって「戦争に引きずり込まれた」のかを改めて深く理解したのです。

 

そしてルーズベルトもチャーチルも、決して「日本を地獄の底に叩き込んでやる!」というような憎しみの感情をベースに「日本を窮鼠に追い込んできた」訳でないことも承知するのです。

 

彼らは彼らなりに必死に「ヨーロッパをナチス・ヒトラーの魔手から守る!」という強い決意の下に、日本を犠牲にしてそれを完遂しようとしたのです。

 

可哀そうに日本は墓穴を掘ってしまっていたのです、それがあの「日独伊三国同盟締結」という。

 

松岡洋右氏は、当時国民から英雄かのように喝采を受けていたようですが、実は松岡氏の独走的な外交が日本を良くない方向に連れて行ってしまったようなのです・・・。

 

そういうことで、パール判事とマッカーサーの述懐ではないですが、「日本は防衛戦争を戦っただけだ」という理解こそ、極東軍事裁判の公式判決という茶番を超えた不変の真実であることを強く認識したのです。

 

ナチスドイツの戦争指導者たちは、ヒトラーを筆頭としてひょっとするなら本当に「人類史に悪名を刻んだ本物の悪人たち」かもしれないのですが、しかし日本の東条英機首相以下の12名のA級戦犯たちは決してそうではなかったのです。

 

そういうことで、私はこの本を読んで改めて思ったのです、「ポイントオブノーリターン地点はどこだったのか?」という問いを発すること自体が、意味ないことであったのだと。

 

あの対米戦争は決して「するべきでないダメな戦争だった」のではないと。

 

日本は、世界史的な大きな大きな流れの中で、「不本意にも対米戦争に引きずり込まれたという見方」こそが正当な見方だと、今はそう確信するのです。

(ただ、日中戦争については別途の理解が必要かもしれませんが)

(そしてもちろん日本のそれまでの外交的振る舞いには、いくつかのダメ点があったのも事実でしょうが)

 

 

 

 

さて、私はこの本を読んでもう一つ別個の新しい感想をもったのです。

 

それが、日本人のアニミズム的な宗教観は、それは決して未開人的な遅れた宗教観ではなく、むしろそれこそが「本当と本質を予見、予感している人の感じる優れた感性である」のでないかという認識なのです。

 

金澤氏は「日本教」なるものに言及しているのですが、その一端に日本人の宗教観について触れている章もあって、なかなかに興味深い分析だったのです。

 

それが、「欧米人は幽霊をこわがらないが、不思議と日本人は幽霊に近しい感覚をもっている」というような分析なのです。

そして「言霊」の分析とか。

 

いやいやいや、私には納得できるのです、この日本人の「生命観」といいますか、「死生観」といいますか、現象(モノ)の背後にある実在的な「何か霊的な存在を感じる能力」があることを。

 

それは決して後ろ向きな「遅れた」ものでなく、つまりは「それはアニミズムでしょ」というように、未開人がもつであろうような迷信的な宗教観でなく、むしろそれこそに「本当がある」ことを直感(直観)している人の証(あかし)なのでないのかと、そう思えて来たのです。

 

 

いやいやいや、そうだと思うのです。

 

東犀哲学によれば、「現象の背後に実在がある」、そして「それはモノ(物質)ではない」と、そしてそれは「色も匂いも形も大きさももたないエネルギー的な存在(非物質)」なのであるというご指摘なのです。言葉を換えればそれが「幽霊的」、「霊的な存在」なのです。

それを直観的に感じ取る能力がきっと日本人は優れているのです。

 

そして西洋人は「この感覚」がきっと鈍いのです・・・。

それ故に「幽霊を怖がる感覚がない」のです・・・。

 

 

 

いやいやいや、そういうことで、この本はとてもとても興味深い、すぐれた本であったと思うのです。

 

もし皆さんがご興味をおもちになられるなら、是非お読み頂きたいと思うのです。

 

 

そして朝にご紹介した藤原かずえ女史の「日本人の太陽信仰、祖先信仰」というご指摘も、この金澤さんのご指摘に深く関わるものであると感じているのです。

 

 

日本人は、「虫の音」にもそれを「美しいと感じる(聴ける)」能力があるのです。

西洋人はこの虫の音を「雑音」としか感じられないというのです。

 

こういう細やかな感性のあることを知ると、もう私には「日本人こそ神に近い民族である」と言いたくなるようなことなのです。

 

 

いやいやいや・・・

 

 

そういうことで、昨日と今日はとても大きな刺激を受けた日だったのです。

 

素晴らしい文章に出会えて、良かった良かったですと。

 

 

ご紹介まで。

 

ではでは。

 

 

 

【ご参考】

(こちらもなかなか素晴らしい一文でしたのでご紹介したいと)
 

(2024年08月17日)

感動した!

おはようございます、

 

いやいや、今朝は(といいましても、もう10時過ぎですが)いきなり「感動した」のです。

 

何にか、というなら藤原かずえ女史のアゴラへの寄稿記事にです。

 

素晴らしい!

のです、本当に。

 

 

いやいや、でもきっと私が感じたような感動を他の方々が同じように感じられることは、まずないのでしょう。

 

私の中に、藤原かずえ女史がもっている「何か」と同じような「何か」があり、それが共鳴するというか共振するというか、私が藤原かずえ女史の中に「私と同じ何か」を発見した喜び、というようなことなのでしょうか。

 

いやいやいや、以前から藤原かずえ女史には驚かされ、そのご考察の素晴らしさ、ロジカルさや知性に大いに感心していたのですが、今日はそういう「感心」ではなく「語られた中味の凄さに感動した」、に近いものだったのです。

 

 

「凄い、凄すぎる!!」という。

 

 

私はいま大真面目に思っているのです、「この方にお会いしたい」と。

 

一度どこかでランチをご馳走させてもらえないものかと。

 

そして大真面目に私のこの感心と感動を伝え、握手してさらなるご活躍について激励させてもらいたいのです。

 

(う~~む・・・、なんとか実現させたい・・・、是非とも・・・)

 

 

 

 

(2024.08.17)


 

(2024.01.13)

 

 

 

〇「レイライン(ley line)」

〇ハイブリッドな「太陽・祖霊信仰」

〇古事記、日本書紀の神話とリアル

〇スサノオノミコト&アマテラスの物語

〇出雲の国の物語&大和政権の物語

〇”The land of  the rising sun”(日出ずる国)

 

 

 

 

いやいや、今日は別にもう一つ「大いに感心した話」を書きたいと思っていたのですが、それを書く前にwebチェックしていて藤原かずえ女史のこの記事を読んでしまいまして、その昨日の時点で書こうと思っていた話の印象が薄れてしまったのです。

 

それが、昨日読んだ本のことなのです。

 

一昨日、amazonで注文した本が届きまして、昨日一日かけて読了したのです。

 

それがこちらでして、

 

 

 

 

 

 

 

いやいや、こちらも素晴らしく、ここでご紹介したいと思いまして。

 

ですがこの件については午後にまた稿を改めて書かせて頂こうかと。

 

 

ご紹介まで。

 

ではでは。

 

 

※)余談ですが、私が日頃リスペクトしている二大知性の一人である池田信夫氏ですが、もうすでに一席もたせてもらっているのです。3年ほども前ですか、目黒の中華レストランにお招きさせて頂きまして、その時はランチでなくディナーを共にさせて頂いて歓談して来たのです。そういうことで、今度は藤原女史ですが、これからなんとか実現に向けて動きたいと。

真相がだんだん明らかになる件

おはようございます。

 

さて、日本では自民党総裁選話題がここ数日来のトップニュースになっているのですが、つい最近になって「ノルドストリーム爆破事件、真犯人はウクライナ政権」話題がエックス上で語られ始めているのです。

 

私はこれを池田信夫氏のエックスで読んで知ったことなのですが、池田氏もこの「犯人はウクライナ説」を信用しているようで、これを受けて「日本もウクライナ支援を考え直した方がいいのでは」というスタンスをとっているのです。

 

 

(そうですか、そうですか、そういう報道がすでに世に出回っていたのですか、知りませなんだ・・・)というのが私の感想なのです。

 

 

さて、この件では私は「真犯人はバイデン政権説」(=シーモアハーシュ説)を、きっとそうなのであろうなと認識していたのですが、どうやらそれは誤った見方であったような。

 

 

この件をググりましたところ次のような。

 

 

 

◆CNN◆

(2024.08.15) 

 

 

 

 

いやいやいや、さらにググってみれば、なんとこの件は昨年の10月時点でもう大きなニュースとなってNHKでも取り上げていたと!

 

 


◆NHK◆

(2023年10月2日)
「事件の“真相”は、世界を変えてしまうだろう」

 

 

 

なるほど・・・、私は少々うかつにもこういうニュースを見逃していたようです。

 

 

さて、エックス上ではこの事件を「真犯人はロシアでしょう」と見なしていた国際政治学者諸氏(東野女史、小泉氏、小谷氏あたり)がずいぶんご批判されているようです。

確かにこれら3氏は国際メインストリームメディア(アメリカ民主党系大手メディア)が報じている「ロシア絶対悪、ウクライナ正義」の大前提をこそ正しいとするスタンスでこのウクライナ戦争を論じてきていますので、やはりそのスタンスからは「ウクライナが犯人」だというような推測は取りようがない話だったのでしょう。

 

 

 

 

 

 

ということでありまして、だんだんと真相が明らかになってきているのです。

 

ウクライナ戦争開始当時はもう、何でもかんでも「ロシア絶対悪」的な見方がメインストリームでありまして、すべての「ダメ事件はロシアの仕業」という風に見なされていたのですが、おそらく今後、歴史の検証では、たとえば「ブチャの虐殺も実はウクライナの自作自演だった」ということが明らかになってくる、などということも有り得る話だろうと思われるのです。(もちろん今の時点ではそれは否定されているのですが)

 

とにかくあの停戦交渉が妥結寸前にまで行きながら、イギリスのジョンソン首相がキーウに飛んでゼレンスキー氏に「止めろ!」と圧力をかけて思いとどまらせたという話が、まだまだ国際世論上では「全然知られていない話」なのですから、これからも次々と英米のこの戦争における「黒幕の役割」なども明らかになって行くのでしょう。

 

つまりは、アメリカ民主党系(バイデン政権系)のメインストリームメディアが国際世論の主流派として「正義を作ってきている」(=西側先進諸国の常識)ということが明らかになって行くと思われるのです。

 

それはつまり、日本政府がとっている「西側先進諸国に足並みをそろえる」という現状のスタンスが「それで本当にいいのか?」という疑念を突き付けられることになる、という話に通じて行くでしょう。

 

それはひいては「日本がこのままアメリカの属国のような状態のままで良いのか?」という問いにも通じて行くことになるでしょう。

 

まさに、伊藤貫氏のお説の通りに。

 

 

そういうことでありまして、「歴史の真実」というものは、こうして「後になって初めて分ってくる」ということが多いのです。そしてそれゆえにこそ「現在進行形で過たずに真相を見抜く目が必要である」と。

 

しかして私もそれについてはまだまだ「年中誤っている、しょっちゅう過っている」ということですので、それは誰にとっても至難の業なのでしょう。

 

 

いやいやいや、政治というものは難しいものですねぇ、と。

 

 

さて、国内の総裁選について話を戻せば、「コバホーク」こと小林鷹之氏がなんとか出馬できるような状況になっているとか。結構なことですと。

 

それでも最終的に勝利するところまでは行かないでしょうから、「次」に向けて大いに知名度を上げることが出来るなら善き哉と。

 

どうも世論調査での人気度では石破氏がリードしているようでありまして、このまま行くなら石破氏か河野氏で決まりになりそうなのですが、私にとっては(それはなんだかなぁ・・・)と。

 

自民党の党員さん、および国会議員諸氏が、本当に本当に「日本国のためには誰が最善なのか」を考えて、「自分が引き立てられるのは誰なら一番いいか」的なつまんない利己的発想でなく、向こう20年先を見据えて本当に「能力のある」本当に「リーダーの資質の有る」、本当に「有為な人物」をこそ選んでもらいたいと思うのです。

 

その観点からするなら、決してそれは石破氏でも河野氏でも小泉氏でもないだろうと・・・。

 

つまりは小林鷹之氏以外にないだろうと。

 

そう思っているのです。

 

(いやいやいや・・・、それもまた「誤った判断」なのかもしれないのですが・・・)

 

 

 

 

ご紹介まで。

 

ではでは。

明るい未来だ♪

お疲れ様です。

 

東京の今(昼の12時頃)は「雨風ともに強まってきている」という状況です。

これから夕方、さらに夜9時頃にピークを迎えて行くようです。

 

 

さて、私の方、午前中ゆっくりとwebチェックしていたのですが、是非ご紹介したい良記事を見かけましたので早速と。

 

毎度の増田悦佐氏のアゴラ記事ですが、素晴らしいのです。

 

その結論は、「大丈夫です、日本の未来は明るいです♪」という。

 

 

 

 



◆アゴラ◆

(増田 悦佐、2024.08.16)


こんにちは。

イスラエルによるパレスチナ人ジェノサイドへの全面加担、本来なんの権限も持たないはずの大手SNS各社による言論統制、ウソで固めた企業会計によって人為的に高値圏に貼りついている株価、……アメリカ亡国の兆候をこのブログやウェブマガジンや拙著でご紹介してきました。

そこで何人かの読者の方々から、いちばん簡単にまとめてしまえば「この先日本はどうなるのでしょうか?」という趣旨のご質問をいただいております。

今回はこのご質問にお答えしようと思います。

[…略…]

もちろん、金融業界や株式投資をしている方たちからは「だから日銀は利上げをしてはダメなんだ。永遠にゼロ%近傍、実質マイナス金利のままにしておけ」といった批判も出ています。

でもほんとうにそうでしょうか。日経平均が4年前までは2万円台の前半をうろつき、2年前でもなかなか3万円の大台を安定して維持することができなかったのに、過去1年半ほどであれよあれよという間に1989年大納会の最高値を抜いて、4万2000円台まで昇りつめました。

これは、決して実質GDP成長率が急上昇したからではありません。実質GDPは相変わらず低成長なのに、実質賃金の低下でGDPに占める勤労者の取り分が減って企業の取り分が増えたから、企業最高益をはやして株価が上がってきたわけです。

そして勤労者の取り分が減ったのは、毎年2%以上のインフレ率を維持して、実質賃金をマイナス成長にとどめるとともに、円安・低金利によって本来勤労者の賃金上昇に回るはずの労働生産性の上昇分がほとんど、資本の利益にかすめ取られてきたからなのです。

言い換えれば過去3~4年の株高は、インフレと円安で賃金を抑制することによって達成されたものなのです。株価上昇を謳歌してきた方々は、勤労所得にほぼ全面依存した日本国民の7~8割を貧しくすることで達成された株高だとご存じの上で、喜んでいらっしゃるのでしょうか。

つまり「企業利益がこんなに順調に伸びているのに賃金が上がらないのはおかしい」のではなく、企業利益が低成長のGDP増加分をほとんど一人占めしているからこそ、少しづつでも労働生産性は上がっているのに、実質賃金が下がりつづけているのです。

[…略…]

■国家債務の大きさは懸念要因ではないのか?
民間では行き過ぎた円安による過大な企業利益が適正水準に下がるとともに、あらゆるモノやサービスが今の半額程度の円で輸入できることになって、国民の生活水準は顕著に改善します。

さらに見落とせないのが、現在の米ドル換算で約3万5000ドルという1人当たりGDPは、円の対米ドルレートが2倍になれば(1ドル=150円から75円へ)約7万ドルになり、アメリカ以外の人口規模の大きな先進諸国ではビリからトップに躍り出ることになります。

また、アメリカのGDPがいかに大規模な粉飾決算によって「盛った」ものかを考えれば、日本の1人当たりGDPは経済規模の大きな先進諸国全体でトップになるでしょう。

[…略…]

日本の皆さんはあまりご存じありませんが、欧米の初中等教育での理科系分野は完全に崩壊しています。教師は科学手品のようなことで生徒の興味を持続させるのが精いっぱいで体系的に基礎を教えるなどということは放棄しています。

おそらく日本で工業高専を出た人のほうが欧米で4年制大学の工学部を出た人より工学的な技術だけではなく、自然科学の基礎をきちんと学んでいると思います。だからAIのようなつまらない流行を真剣にカネをかけて研究しようとは思わないけれども、必要なものを造ってくれと言われれば造ってしまうわけです。

[…略…]

最後にまとめておきましょう。

日本は基本的に健全な国だと思います。経済政策としては円安・インフレ政策をやめ、低いインフレ率とぎりぎり実質金利がプラスになる程度の名目金利に自然体で向かっていけば、円は現状の2倍程度になりますが、技術優位を確立した輸出主導型の企業はやっていけますし、庶民の暮らしははるかに豊かになります。

さらに、社会労働政策としてはキャリアを追求したい女性には、かなり長い産児休暇のあとも元どおりの条件での復職ができることを保証すること。これはますます若年層労働力が不足していく中で貴重な労働力の源泉となるし、仕事を続けるために出産を先延ばしにする女性を減らすことによって出生率の向上にもつながるでしょう。

[…以下略…]

***************************

 

いやいやいや、詳細は本部をお読みになって頂くしかないのですが、とにかく素晴らしいのです。

 

増田さん、グッジョブです!!

 

 

 

そういうことで、今の日本は「ポスト岸田どうなる?」問題一色になっているのですが、でも大丈夫と。

 

アメリカは「トランプorハリス」一色になっているのですが、でも大丈夫、どちらが勝とうがもうアメリカはダメです。

 

 

要は「日本の底力は決して低落してはいない、むしろ健全な強さを保持している」、「逆に欧米も中国も韓国も、実は全然ダメ」という構図です。

 

 

いやいやいや、そうですかそうですか、きっとその通りでしょうと!

 

 

そういうことで、決して日本の未来は暗くない、むしろ明るいと。

 

そしてアメリカの没落は近いし、同時に中国だって全然明るいどころかダメでしょうと。

そして欧州にしても実はダメだろうと。

 

う~~む、

 

私はこの増田氏の日本分析、世界分析から自分自身の日本観や世界観が正しいことを再確認するのです。

 

そしてその私の日本観も世界観も、なんのことはない、ルーツは東犀哲学にあるのです。

 

 

いやいやいや、そういうことで、今日は少しく「愁眉を開いた」ような恰好で嬉しく思うのです。

 

 

 

日本、ダメじゃない!

 

日本、むしろその未来は明るい、のです。

 

 

増田さん、

 

素晴らしいお仕事です♪

 

 

 

ご紹介まで。

 

ではでは。

現時点での方向性のご報告

お疲れ様です。

 

夏季休業中ということでずいぶん気楽にノンビリ過ごさせてもらっています。

 

ですが先ほど「岸田首相、総裁選不出馬!」という緊急記者会見のニュースが入ってきて少々驚いたのです。

 

 

さて、それはそうと致しまして、一つご報告のようなことを。

 

それは「家をどうする?」問題ですが、先日の日曜日に「家族会議」的なことを致しまして、とりあえずの方向性が決まってきたのです。夫婦と子ども3人の5人での会議です。

 

それまでは、「丸ごと賃貸化」案に傾いておりました私の方ですが、今回は「分割案(土地を二分してそれぞれに自宅を作る)」を新たに提案しまして、それについて議論してもらったのです。

 

それまで強く「丸ごと案」の方を支持していたトミさんも、今回は「その分割案がいいのかもねぇ」ということでそちらに傾き、私および次男と娘の方もその分割案を支持したことで、長男の方も渋々ではありますが、「皆がそう言うなら…」ということでここは自説に固執せずで、「じゃあその方向で…」という線に落ち着いて来たということなのです。

 

ただ、この案につきましては、次男の方がどういう風に決断して行くのかがキーポイントでありまして、現時点では「多分行けると思うが、まだ不確定な部分もあるので…」ということで、とりあえずの賛成という段階ではあるのです。

 

長男が強く勧めている「丸ごと賃貸化」案ですが、長男は「われわれは貧乏人なんだから、折角ある土地を有効利用しない手はない。新築の戸建て住宅を作ってそれに入るなんて、そんなのはお金持ちのすることでしょ。それは贅沢というものだ」という主張は、それなりに一理ある話でありまして一概に否定されるべき案ではないのです。ですが、何分「その手前の話」がありまして、そこに問題があるのが難点ではあるのです。

 

 

いや、それにしても事態は流動的(長男と次男のプライベートでの変化の可能性大)でありまして、来年春までにどういう風に事態が変わって行くのかがとてもとても不透明なことでありまして、それの変化具合で家問題も最終的にどういう風に落ち着いて行くのかはまだ未確定なことなのです。

 

一応、とりあえず、「分割案」を基本線として考え、実際に行動に移す最適のタイミングを見はかりつつ動くということになりそうなのです。

 

それにしても、それは早くても「来年3月以降」でありまして、何なら来年の秋くらいまで引っ張られる可能性も大きいのです。

 

そういうことで、まだ全然予断を許さない的なボンヤリした決定なのですが、一応その方向で固まりつつありますという報告なのです。

 

 

 

話は替わりますが、岸田首相、大きな決断をしたようです。

 

「自分の総裁再選」より「自民党の負けを回避」の方を優先して考えた結果のようですが、それはそれで「分かる話」ではあるのです。

 

なので余人がとやかく言う必要のない話なのかもしれないのですが、果たしてその決断が結果として自民党に良き風を吹かすようになるのか、というなら、必ずしもそうに決まった話でもないような気がするのです。

 

 

そういうことで、私としましては、対外的な日本の信用度という観点からは「もう3年」岸田氏にやってもらう方がイイのでないかと思っていましたので、この決断についても「どうかなぁ…」という疑問符を付けたい気分なのです。

 

と、いいますのも、仮に誰が次期首相になるにしても、岸田氏から替わることによって劇的に大きくプラスに転じる、という図が見えないのでありまして、「それなら岸田氏続投の方がマシでないのか」という風に思えてしまうのです。

 

そして2点目に、本命視されるべき人物が石破氏と河野氏の2人に収まりそうですので、それならアメリカの大統領選と同じように「どっちもいらんなぁ…」ということになるからなのです。

 

いやいやいや、私は若手の期待のホープ小林鷹之氏を買っているのですが、さすがに今回はまだ勝ち抜けないだろうと思っておりまして、残念なことでありまする・・・。

 

また、私としましては女性候補者として高市早苗女史を推したいのですが、こちらもまた党内力学的には無理ぽいようでありまして期待できないのです。

 

そういうことで、ドラマではありますが、イマイチ本気でこの総裁選を熱く見守りたいモードにはなれないのです。

 

 

 

ご報告&ご紹介でした。

 

ではでは。

名曲ご紹介編

ドラマチックなオリンピックだ

お疲れ様です。

 

ご無沙汰しました。

 

夏期講習の前期分が今日でほぼ終わりまして、明日の午前に一コマ残して完了なのです。

 

そして今日は「流しソーメン」の会を催しまして、子どもも入れれば、のべ50人くらいの人が集まって暑い中、流しソーメンを楽しんだのです。

 

 

それにしても宮崎の地震と神奈川の地震とでずいぶん賑やかなことになっていたのです。

 

そしてオリンピックも最終盤にかかっているのですが、日本勢の活躍が尽きることなく話題に上がってきておりまして、楽しませてくれているのです。

 

同じ金メダルでも、「余裕での優勝」と「きわどい優勝」や「運の味方した優勝」とでは、ずいぶん異なる種類のものであることを痛感させられるのです。

 

実力がダントツの選手が余裕で金メダルを獲得するのは、それはそれで「立派なものだ」として賞賛されるべきものなのですが、本来実力的にそれほどの力はないと見られていた選手が、上位陣が自滅的に失敗するなどで、強運の下に金メダルを獲得する様など見ると、本当に「ドラマ」を感じるのです。

 

まして、実力的に「優勝確実」と見られていた選手が、不覚をとるなり、アンラッキーに見舞われて「銀メダル」に沈む様を見ると、いやいや見ているこちらも「あ~~!!」とならざるを得ず、号泣する姿にも同情を禁じ得ないのです。

 

いやいや、まさに「ドラマ」があるのです。

 

 

 

そういうことで、後はドリームチームであるアメリカバスケット男子決勝が楽しみなのです。

 

あのレブロン・ジェームズとステフィン・カリーの伝説的選手の頭上に栄冠が輝くことを期待したいのです。

 

 

 

人生は、ドラマだなぁと。

 

ではでは。

「家問題、どうなった?」の件

おはようございます、

少々ご無沙汰しました。

 

いやいや、オリンピック話題があり過ぎくらいありまして、毎朝の新聞を読む時間が長いのです。

そしてここ数日は「株価大乱高下問題」やら「円高」などの国内問題始め、イランがイスラエルを攻撃しそうだとか、アメリカ大統領選でハリス氏の副大統領候補が決まっただとか国際問題でもビッグトピックが種々ありまして大変なのです。

 

ですが私の方は夏期講習の真っただ中で朝から断続的に授業が入っておりましてなかなか纏まった時間がとれず、ブログを書くこともままならずだったのです。

 

 

さて、そんな中なのですが、そういう「世の中」的な話題でなく、私個人のプライベートな話題を少し書いておこうと思った次第なのです。

 

それが、「家をどうする問題、どうなっているのか?」ということなのです。

 

 

結論から申し上げますと、現状「ペンディング」というやつでして、保留状態なのです。

 

一度は私も「丸ごと賃貸化案」に傾きまして、内心でも、(もうそれで行くしかないか…)という感じで、あまり前向きではない気分ではあったのですが、「それ以外がもっとダメ」というロジックの中から「丸ごと案」にほぼ決定しかかっていたのです。

 

それでハウスメーカーの方にも契約を進める方向で動いていたのですが、次男の方にきちんと説明しておかなければならないところから、その旨で話をしに行った時、説得しに行ったつもりが逆に説得されるような格好になって、とりあえず「一端保留で」ということになってしまっていたのです。

 

それで近々再度、家族会議を招集して改めて私の意思なども述べて、皆の意見も聞いた上で、それで慎重に決定して行くようなことになっているのです。

 

 

難しい問題なのです、この問題は。

 

いずれ最終的にどうなるのかの結論が出て行くのですが、次男の方の「拙速はよくない」という主張も大いにもっともなことでありまして、何もハウスメーカーに急がされるような恰好でバタバタとコトを進める必要もないのです。

 

そういう状態になっているのですが、この件ではまた改めて方向性なりを報告して行こうと思っている次第なのです。

 

 

はてさてほんまに、どういう風になりますことやら、五里霧中、一寸先は闇的なことになっているのです。

 

ご紹介まで、

 

ではでは。

 

 

【ご紹介】

 

昨夜視聴した増田悦佐氏のYoutube動画が良かったでしたのでご紹介したいと。

 

 

 

日本の時代が来る!

(37分56秒)

 

(2本目)「ホームがアウェイ」・・・

かつて(もう20年ほども前)、塾のある生徒(中3)と休憩時間に話をしている時、何かの話の繋がりの中からその子がこう言ったのです。

 

「ボク、家がアウェイなんです・・・」と。

 

「ん??家がアウェイ?、どゆこと?」と聞いた訳です。

 

そして説明を聞いて「う~~ん、そういうことぉ・・・」と、納得したのです。

 

 

「ウチの父親、再婚してるんですよ数年前に・・・。なので今のウチのお母さんは僕にとっては実の母親じゃないんですよ。それでそのお母さんには連れ子がいて、それが今のボクの妹なんです。なので妹とは血のつながりはないんです」

 

「それで、ウチの父は普段帰りが遅いので夕食はたいてい母親と妹とボクの3人で食べるんですけど、、、。結局ボクだけなんか他所のウチに行った他人のような恰好になってる訳ですよ、なんか母親と妹の家庭にボクだけ他人で混ざっているという感じなんですよね・・・・。なんかもう全然ホームって感じじゃないんですよぉ・・・」

 

 

いやいやいや、そういうことですか、なるほどぉ・・・、と。

 

その生徒は中3の夏休み前くらいから入塾した子でして、友達の紹介でウチに来た生徒でした。

なので入塾の際の丁寧な個別面談もなく、とりあえず入塾手続きでの「個人カード」だけの情報しかないまま3ヶ月ほどが経った秋頃の話です。

 

そしてその生徒の父親が再婚したのが、2年ほど前だったようですので、中1の頃に「新しい家族が出来た」ということだったようです。

 

父親がもっと前に離婚していて、その後の数年間は八王子に住む祖父母の家で暮らしていたようです。

なので、その子にとっては「ボクのホームは八王子」という感覚が抜けないままに、新しい4人家族の生活が始まっていたと。

 

話を聞いて、深く頷いたのです、その「家(ホーム)がアウェイ」という言葉のリアルな現実感を。

 

確かに、食卓の前にいる「母親の女性」も、「妹の小学生」も、実は「他人」なのです。

そんな他人二人の前で多感な中学生の少年が、どんな会話を交わすことが「フツウ」なのでしょうか。

いきなり、見ず知らずのオバサンと小娘が「家族」となってそれで一緒に食卓を囲むことになったのです。

そこに「父親」がいるならまだマシでしょうか、しかし父親はたいてい不在がちだと。

そんな「家(うち)」が、居心地がいい訳ないのです。まさに「アウェイ」なのです。

 

その子は、夏休みの間、少しく八王子の祖父母の家に帰って(まさに帰省です)ようやくしばしの安寧を得たとのこと。

しかし夏休みが終わって再び「ウチに帰る」という、実は「アウェイの地に行く」という緊張の中に戻らざるを得なくなったのです。

 

「ボク、早く独立したいです・・・」と語っていたのを、私は正直溜息とともに聞くしかなかったのです。

 

「そらそうだよなぁ~・・・」と。

 

 

日本中に、こういう子らがきっと益々増えているだろうことが推測される中、「離婚」→「再婚」ということが、その連れ子らにとってはどれほど厳しい過酷な状況に追いやられるようなことになるのかを知って、私は少々暗い気持ちにならざるを得なかったのです。

 

 

先ほど、次の動画を視聴して、久しぶりにこの言葉を思い出したのです。

 

 

 

 

(16分28秒)

 

 

 

涙を禁じ得ないのです、この人の言葉に、

 

「新しいお母さんの優しさも素直に受け入れられなくて「いらない!」って拒絶したり、実のお母さんにもまた辛く当たってました・・・。私はイイ子じゃなかったです・・・」

 

いやいやいや、そりゃ当然だよねと。

 

いやいやいや、人生は、深いモノなのですねぇ・・・。

 

そして、人は成長して行くものなのですねぇ・・・。

 

 

 

そんなキツイ環境の中に生きる子らにエールを送りたいのです。

 

「頑張ってな!」と、

 

そして同時に、「幸あれ!幸多かれ!」と。

 

 

 

ご紹介まで。

 

ではでは。