財務省が25日発表した2012年上半期(1~6月)の貿易統計(速報)によると、輸出額から輸入額を引いた貿易収支は2兆9158億円の赤字となった。半期ベースでは過去最大だ。一方、6月の貿易収支は617億円の黒字となり、月間で4カ月ぶりに黒字となった。

 上半期は、輸出は前年同期比1.5%増の32兆5956億円で3期ぶりに増えた。輸入も同7.4%増の35兆5113億円。この差額の貿易収支は、2兆9158億円の赤字で、これまで過去最大だった1980年上半期の2兆6217億円の赤字を上回った。

 赤字の拡大は、東京電力福島第一原発の事故の影響で各地の原発が停止していることで、液化天然ガス(LNG)の輸入が前年同期比で49.2%増えたことが大きい。

 この夏のボーナスの手取り額は昨年より6万5千円減の61万円で、過去最低——。損保ジャパンDIY生命保険の調査で、こんな結果が出た。ボーナスの多くは貯蓄に回り、主婦のへそくり額も過去最高になるなど、消費にお金が回っていかない現状がうかがえる。

 6月、500人のサラリーマン世帯の主婦に聞いた。ボーナスが増えた人も減った人も24%で同じだが、減少額が増加額より大きかった。主な使い道は預貯金が72.8%と最も多く、実際にボーナスの4割を預貯金に回していた。へそくりのある主婦は43.6%で、平均額は昨年より50万円増えて384.3万円と過去最高だった。

 厚生労働省が3日発表した毎月勤労統計調査(速報)によると、基本給に特別給与や残業代をあわせた5月の現金給与総額は、前年同月比0.8%減の26万8301円となった。前年を下回ったのは4カ月ぶり。賞与など特別給与が同39.9%減の6606円となったことが影響した。

 特別給与は、震災対応への慰労金もあったとみられる昨年5月に同60.6%増えており、その反動が出た。今年5月の基本給など所定内給与は、同0.4%増の24万3290円、残業代などの所定外給与は同6.4%増の1万8405円だった。

 景気の動きを反映しやすい残業時間や休日出勤は、震災の影響で減った昨年の反動もあり、同4.5%増の10.1時間。製造業では12.8%増の13.9時間だった。