主食のコメが昨年、家庭での購入額で初めてパンに抜かれた。2011年の総務省家計調査で明らかになった。長期的な米価下落の影響もあるが、自宅でコメを炊くよりも、外食や、弁当や総菜など「中食(なかしょく)」への出費が増えている。

 家計調査によると、2人以上世帯(農林漁家世帯除く)のコメ購入金額は前年比4.2%減の2万7777円。一方のパンは、微増の2万8371円だった。コメの購入額は、統計で比較できる1985年は約7万5千円だったのが、3分の1近くまで減った。

 ただ、コメを食べなくなっているわけではない。スーパーやコンビニで買う弁当(おにぎり、すし含む)は、昨年の支出は過去最高の2万8836円だった。

 今年3月末時点の住民基本台帳に基づく総人口は、前年より26万3727人減って1億2665万9683人だった。人口減は3年連続。減少した数は前年(13万4450人)から倍増し、1968年の調査開始以降で最も多い。総務省が7日発表した。

 住民基本台帳には国内に住む日本人が登録されている。2011年度中の死亡数から出生数を引いた「自然減」は20万6572人。79年度以降で最多の125万6125人が亡くなったのに対し、生まれたのは最少の104万9553人にとどまった。一方、海外への転出入による「社会増減」は、5年ぶりに減少(前年比5万7155人減)に転じ、大幅な人口減につながった。「自然減」と「社会減」が重なったのは初めてのこと。総務省は「東日本大震災も一つの要因と考えられる」と分析している。

 都道府県別で見ると、人口が増えたのは東京、愛知、神奈川、沖縄、埼玉、福岡、滋賀の7都県で、増加率のトップは沖縄県の0.66%。減少率は福島県(2.17%)が1位で岩手県(1.28%)が2位、宮城県(0.70%)が8位と、東日本大震災の被災地の減少が目立っている。
 日本人女性の2011年の平均寿命が、27年ぶりに長寿世界一の座を明け渡した。平均寿命は女性が85.9歳で、前年を0.4歳下回った。男性は79.44歳で、0.11歳短くなった。男女とも2年連続の低下で、東日本大震災で多くの人が亡くなったことが大きく影響した。

 厚生労働省が26日に発表した「簡易生命表」でわかった。震災による平均寿命の押し下げ幅は、女性が0.34歳分、男性は0.26歳分と推計される。女性については、震災のほかに20代で自殺が増えたことも影響したとみられるという。

 厚労省が把握している海外のデータと比べると、日本人女性は10年まで26年連続で1位だったが、11年は香港(86.7歳)に次ぐ2位に。日本人男性も、前年の4位から8位に順位を下げた。男性の1位も香港(80.5歳)だった。