今年の世相を映した言葉を選ぶ「2011ユーキャン新語・流行語大賞」(「現代用語の基礎知識」選)が1日発表され、大賞に「なでしこジャパン」が選ばれた。トップ10には「3・11」など東日本大震災に関係する言葉が5件入った。

 なでしこジャパンは、夏のサッカー女子ワールドカップで初優勝した日本代表の愛称で、「日本中に希望と勇気を与えた」が授賞の理由だった。表彰式で、日本サッカー協会女子委員会の上田栄治委員長は「これを励みに、来年のロンドン五輪では『金のなでしこ』を目指したい」と語った。

 震災関係では、ボランティアや支援の広がりを映した「絆」、震災時に大都市部で鉄道運休によって発生した「帰宅難民」、放射能汚染に伴う「風評被害」、金子みすゞの詩の一節を使い、震災後に繰り返し放映されたACジャパンのテレビCM「こだまでしょうか」がトップ10に入った。

 「帰宅難民」の代表として表彰式に登場した千葉県在住の会社員小川裕子さん(36)は「一番怖かったのは津波だった」と振り返り、東京湾岸にあるイベント会場で約30人の同僚と一緒だったため、「一人ではないという気持ちがありました」と話した。
 27日投開票された大阪市長、大阪府知事のダブル選は、有権者の関心を反映して高い投票率となった。

 大阪市選管によると、市長選の投票率は60.92%で、40年ぶりに6割を超す記録的な高投票率。過去最高は51年の71.98%。市長の死去に伴って実施された71年12月の市長選以降、投票率が5割を超えたことはなかった。

 一方、知事選の投票率は52.88%。33年ぶりに国政の与野党第1党対決となり、橋下徹氏が当選した前回08年の48.95%を上回り、12年ぶりに5割を超えた。府選管によると、過去最高は51年の73.50%。91年に初めて5割を割り込み、横山ノック氏が当選した95年と99年は5割台を回復したが、00年以降は4割台で低迷していた。

 つきあっている異性がいない未婚者の割合が、昨年に男性で6割、女性で5割と過去最多に——。こんな実態が、国立社会保障・人口問題研究所の出生動向基本調査で浮かび上がった。このうち男女ともに半数近くが、「異性との交際を望まない」と答えた。

 この調査はほぼ5年ごとに実施。今回は昨年6月に行い、18~34歳の有効回答7073人分を分析した。「交際している異性はいない」と答えたのは、男性が61%、女性は50%。男性の28%、女性の23%は「交際相手がおらず、かつ交際を望んでいない」とした。

 「交際相手がいない」割合は、1987年の調査(男性49%、女性40%)以降、増加傾向が続いている。同研究所は「友人が少ない人が増えていることが影響しているのではないか」とみている。