今年の世相を映した言葉を選ぶ「2011ユーキャン新語・流行語大賞」(「現代用語の基礎知識」選)が1日発表され、大賞に「なでしこジャパン」が選ばれた。トップ10には「3・11」など東日本大震災に関係する言葉が5件入った。

 なでしこジャパンは、夏のサッカー女子ワールドカップで初優勝した日本代表の愛称で、「日本中に希望と勇気を与えた」が授賞の理由だった。表彰式で、日本サッカー協会女子委員会の上田栄治委員長は「これを励みに、来年のロンドン五輪では『金のなでしこ』を目指したい」と語った。

 震災関係では、ボランティアや支援の広がりを映した「絆」、震災時に大都市部で鉄道運休によって発生した「帰宅難民」、放射能汚染に伴う「風評被害」、金子みすゞの詩の一節を使い、震災後に繰り返し放映されたACジャパンのテレビCM「こだまでしょうか」がトップ10に入った。

 「帰宅難民」の代表として表彰式に登場した千葉県在住の会社員小川裕子さん(36)は「一番怖かったのは津波だった」と振り返り、東京湾岸にあるイベント会場で約30人の同僚と一緒だったため、「一人ではないという気持ちがありました」と話した。