僕に良心を取り戻させてくれる映画です。

数年に一度見てるかな。

 

オードリ・ヘプバーンは亡くなった母に似てると勝手に思ってます。

病床で言葉も表情もなくなった状態になってしまった母に、

「髪をいつも短くしてたのは、オードリ・ヘプバーンが好きだったから?」

と聞いたことがありました。

表情が、ちょっと動いた気がしました。

 



浪人時代、予備校の英語の講師に聞いた話です。

 

彼がアメリカ留学しているとき、庭木の剪定のアルバイトで、オードリー・ヘプバーンの自宅で仕事をしたことがあったのだそうです。

仕事中、ヘプバーン本人が表れ、とても親切に話しかけてくれた、お茶をごちそうしてくれた、と。

 

彼女の優しさは、スクリーンに映し出されているだけのものではなかったんですね。

本物だった。

 

 

 

以前、「ローマの休日」のリマスター版のDVDをレンタルしたことがありました。

 

本編が終わった後の特典映像が面白かった!

 

あの映画のシナリオを書いた脚本家が、当時、ハリウッドをも巻き込んでいた共産主義者追放運動、“レッド・パージ(赤狩り)”の中、偽名でシナリオを完成させた、というのは有名な話です。

 

「真実の口」のくだりは、自分の境遇も重ね合わせて書いたプロットだったのかもしれませんね。

 

今度のリマスター版では、冒頭のスタッフロールに、その脚本家の本名が映し出されている、という解説でした。

 

 

 

その特典映像の中で、ヘプバーンが、この映画のスクリーンテストを受けている映像がありました。

 

最初、自己紹介からはじまって、様々な衣装を着替えてテストを受けていく映像だったと思います。

 

どこかしら垢ぬけない、はにかみ屋の少女という感じだったのが、衣装を変えるたび、どんどん美しくなっていく、まさに『神が宿ってる』と思えるような映像でした。

 

その時のひとこま

 

 

その映像の中で、彼女は第2次大戦中、レジスタンス活動に身を投じていた、というくだりがあったように記憶していました。

 

ウィキを見ると、

 

「1944年ごろには、ヘプバーンはひとかどのバレリーナとなっていた。そしてオランダの反ドイツレジスタンスのために、秘密裏に公演を行って資金稼ぎに協力していた。ヘプバーンはこのときのことを「私の踊りが終わるまで物音ひとつ立てることのない最高の観客でした」と振り返っている」(出展:wikipedia)

 

とあります。

 

 

また、ドイツ軍の包囲により、オランダが深刻な物資不足に陥った時、

 

「飢えと寒さによる死者が続出し、ヘプバーンたちはチューリップの球根を食べて飢えをしのぐ有様だった。」

 

 

その後も、『飢え』が彼女をさいなみ続けます。

 

「大戦中にヘプバーンは栄養失調に苦しみ、戦況が好転しオランダが解放された時には貧血、喘息、黄疸、水腫にかかっていた。ヘプバーンの回復を助けたのは、ユニセフの前身の連合国救済復興機関(UNRRA)から届いた食料と医薬品だった。」

 

「ヘプバーンは後年に受けたインタビューの中で、このときに配給された物資から、砂糖を入れすぎたオートミールとコンデンスミルクを一度に平らげたおかげで気持ち悪くなってしまったと振り返っている。」

 

「そして、ヘプバーンが少女時代に受けたこれらの戦争体験が、後年のユニセフへの献身につながったといえる。」

 

 

 

彼女もまた、身をささげ天命を全うした女性だったんですね。

 

 

 

 

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