画材屋店長のbokoです。
今回は「水彩ベタ塗りの方法とコツー2」です。
ベタ塗りでの悩み、端の色が濃くなる、筆跡がついてしまう、色がムラになるを解消しましょう。
前回の記事 水彩ベタ塗りの方法とコツー1
え~、ベタ塗りってそんなに難しいものなの!?
何回も記事にする事なの、と思っているあなた、
ベタ塗りをなめてはいけません。
イラストレーターのSenJ4さんもブログの中で
http://illustclub.jugem.jp/?eid=48
透明水彩絵の具で均一なベタ塗りほどツマラナイものはありません
と、おっしゃっています。
ではでは、前置きは、これぐらいにして、はじめます(^o^)丿
■絵の具
絵の具はたっぷりとトレーに溶いておきます。
足らなくなって途中で絵の具をつくりなおしてはいけません。
透明水彩の場合は二度塗り(以上)をするつもりで
希望する色の少し薄い目の色(水の分量を多くした)を作ります。
二度塗りした結果、希望の色ができればいいですね。
【手順】
まずはボードを湿らせる。
ボード一面に刷毛で水を塗ります。
これは、次に塗る絵の具が自然にボードになじむようにするためです。
注意するのは、最初に塗った水がちゃんとボードにしみこんだかどうか見る事
ボードを目の高さに持ってきて見て、ボードの表面に水がキラキラしていたら
早すぎます。
絵の具を塗る1回目
キラキラしなくなったら、スピード感を持って筆を動かし一気に塗ります。
筆に含ませる絵の具の量は多めです。絵の具が途中でかすれる様ではダメです。
そして
ボードの端で筆を折り返さないこと
端の色が濃くなります。
筆をボードからはみ出させてから折り返します。
なので下に新聞紙をひいておくことが必要なんです。
完全に絵具が乾くのを待ちます。
絵の具を塗る2回目
最初の絵の具が乾いたら2回目を塗ります。
私の場合は横に塗ったら、次は縦に塗ります。
腕は上下よりも左右の方が動かしやすいので、
塗る方向は左右のままです。
ボード自体を90度回転させます