心療内科非常勤心理カウンセラーだけど20代ひきこもりの双子がいます

二男は中2の終わりから不登校に

長男は専門学校中退後そのままひきこもり生活。

 

心療内科に非常勤で勤務する心理カウンセラーなのに、ひきこもりの双子の息子がいます。
ひきこもりになるまでのこと、今のこと、思い出したり、気づいたことを書いてます。

 

 

カウンセリングの中で、クライアント様の

気持ちや考えを明確にしていくために

 

“オウム返し” と “質問” を繰り返すことが

あるのですが

 

右矢印“ごめんね” なのか “偉かったね” なのか “ありがとう” なのか

 

 

これって、実は子どもとの会話の中でも

使用すると、有効に働くことがあります。

 

 

特に、“オウム返し” は私自身も日ごろの

子どもたちとの会話の中で、役にたって

います。

 

 

ところが、この “オウム返し” 実際にやって

みると、意外と出来ないのです。

 

 

たぶんいつも、子どもの言ったことを

一旦、親の頭のフィルターを通してから

返事をしているからだと思うのです。

 

 

二男が1年遅れで専門学校へ行くことが

決まった時、毎日のように朝から晩まで

溜息をついては

 

『行きたくない・・・』

 

と言っていました。

 

 

二男の溜息と『行きたくない・・・』の連呼を

聞いているうちに、私もだんだん不安が募り

 

つい

 

『もう1年家にいる?』

 

って、余計なことを言って、二男の逆鱗に

触れてしまいました。

 

 

この時、私の頭の中では

 

(このまま専門学校に行っても、また不登校

 になってしまうんじゃないだろうか・・・)

 

という不安と

 

(それなら、もう1年遅らせた方が、本人の

 ためにも良いんじゃない?)

 

という、二男の視点抜きの私の考えが浮かんで

いたのです。

 

 

二男の逆鱗に触れて、

 

(また、私の頭の中のフィルターを通して

 しまった・・・、オウム返ししなきゃ・・・)

 

と、反省し、今度は

 

『専門学校に行きたくないんだねぇ』

 

って、言ってみました。

 

 

そしたらなんと!

 

『そりゃそうだよ。5年間ずっと家にいたん

 だよ。筋力も弱ってるだろうし、電車通学

 できるのか不安だし、授業中ずっと座って

 いられるかも不安なんだよ。』

 

と、不安な気持ちを話してくれたではありま

せんか!

 

 

本当はね、最初から “オウム返し” のことは

頭にあったんです。

 

心理カウンセリングの勉強も、カウンセリング

の練習もしてたからね。

 

 

だけど、実際に二男に

 

『専門学校に行きたくないんだねぇ』

 

なんて言ったら、本当に行かなくなっちゃう

気がしたのです。

 

 

オウム返しする → 本当に行かなくなる

 

→ それは困る → 無理させない方がいいかも

 

→ それじゃあもう1年家にいてからにした方

  がいいんじゃない?・・・

 

 

私の頭の中のフィルター恐るべし!

 

 

フィルターを通ると、一瞬の間にこれだけ

変換されてしまうんですねぇ。

 

 

こんなややこしい思考回路で生きてきたら

そりゃ、生きづらいはずだわ。

 

 

子どもの言ったこと、あるは、自分にとって

大切な人が言ったことは

 

まず、素直に “オウム返し” するのがお薦め

なのです。

 

 

◆LINE公式登録特典プレゼント

・子どものタイプと関わり方簡易診断

・エビデンスに基づいた“人格適応論”

 をベースに作成しています。

・受け取っていただいた方のご質問や

 「うちの子○番でしたー。」なんて

 お返事には、チャットでいろいろ

 お話させていただいてます。

 

  ここから受け取ってね♡