ぼくの秘密日記 -24ページ目

恐妻家のワイフについて

一口に恐妻家のワイフと言っても、様々なタイプがある。
ワイフが機嫌を損なわれた場合、夫に以下のような処分が下される。

■言葉攻め
言葉で攻める。
「ありえない」とか「前は***だった」とか夫に言葉でダメージを与える。
【夫の対処法】
嵐が過ぎるのを待つ。(長期戦は覚悟)


■損害賠償請求
外食でワイフだけ特上寿司を頼むとか、通販で高額商品を購入するとか夫に対してじわじわと、資産や小遣いへのプレッシャーを与える。
【夫の対処法】
金で解決できるうちは、黙って払う。


■無視
とにかく無視。
文字通り「虫けら」の扱い。
"アウト オブ 眼中"
【夫の対処法】
いつか存在に気づかれる日を待つ。


■兵糧攻め
食卓に食事を用意しない。
または、食事がコンビニなどの弁当になる。
ただ冷めた状態でダイニングに置かれている。
【夫の対処法】
黙って耐える。
用意された食事は残さないこと。


■実力行使
睡眠中の水攻めや、ドアチェーンでの閉め出しなど、リアルタイムで夫に怒りを伝える。
【夫の対処法】
…。


世の中の夫、、いや、ワイフの苦労が忍ばれる。

夫とはそれほどまでに教育するのに手がかかる。

恐妻家のワイフの地位が高いのも当たり前か。


ワタシも生まれ変わるならば、恐妻家のワイフになりたい。

恐妻家を自称する

ワタシは恐妻家だ。

ワイフはいないが、本人がいうのだから間違いない。


この世には二種類の男がいる。
恐妻家か、独身主義だ。
ワタシは独身主義ではないので、やはり恐妻家だと言える。


ワタシの周りには非常に恐妻家が多い。
ワタシの同僚(♂)四人に聞いてみたが驚くことに全員が恐妻家だった。


恐妻家のワイフには、共通点がある。

同僚がワタシと一緒に飲んだ翌日に限って、ワイフの機嫌が悪くなるのだ。

ワタシが同僚のワイフのバイオリズムをコントロールしていると同僚にいつ疑われるか、気が気でない。
しかし、誓っていうが、ワタシは同僚のワイフの機嫌がどのような状態かは全く理解していない。
その証拠に、ワタシは同僚に対して、始終ワイフの機嫌を確認している。
同僚以上に同僚のワイフの機嫌を気にしていると言っても過言ではない。

特に同僚を飲みに誘う前と、飲みに行った翌日は注意している。
もし機嫌が悪いときには、お酒を飲みながら相談にのり、機嫌を治す方法を同僚と必死に考える。

まだ会ったこともない同僚のワイフに対して、これほどまで気をつかっているのだ。
しかし、それでも同僚のワイフの機嫌は悪化する。

結果、同僚には『人の家庭を不幸にする男』と評されてしまっている。

ワタシが恐妻家になるのも、当たり前だと思う。

健康を診断する心得

ここ数年会社の健康診断を受けていない。

不健康だったからだ。

健康を診断するのに、不健康な身体で望むことはプロ意識に欠けていると言われても仕方がない。

不健康のプロとしては、ただ不健康と診断されるのではなく、『筋がね入りの不健康』とか『筆舌の尽しがたい不健康』とか『そこはかとなく不健康』というような説明責任を果たせるだけの理由を必要とした。


しかし、会社から健康診断を受けるように強要されてしまった。
就業規則に反しているらしい。

ワタシはルールとか規則が苦手だ。(プールとかミソカツは好きだ)

ワタシは高校生の頃から自由闊達な人生を歩んできた。
校則が、自学自習、敬愛親和、自治自律、質実剛健しかない高校だ。
冬はパジャマの上に学ランで、夏はTシャツで通っていた。

大学はもっと自由で年の半分も授業は受けなかった。

それが会社に通っても簡単に変わるとはとても思えなかったが、ワタシの人を見る目に間違いはなく、今でも二日酔いとか睡眠不足の場合には無理せず会社を休んでいる。

しかし、解雇の恐れがある今、多少不健康でも診断されざるをえない。
少しでも健康に見せる必要がある。

健康のためだけに、酒量もヘルス覚悟だ。

あれ?
酔ってないと親父ギャグはでない筈だが。

肩書きは重要

今日も本社にいる。

本社にいることが好きになったとか、本社が近くなったとか、本社に住んでいるとかいう訳ではない。

しかし、仕事をしているようには見えないらしい。
同僚にはついさっき「仕事してください!!」と冷たくあしらわれた。

こんな会話だった。
「ちょっとさ、『ママがわたしにしたワガママ』って反対から読んでみてよ」
バタバタ忙しそうなときに話しかけたのがよくなかった。
「バカの相手をする暇はありません」
「でも、ワタシも思いついたときに話さないと忘れちゃうじゃないか」
「リーダーにはワタシが暇そうに見えますか。リーダーも仕事してください」

ワタシは同僚にリーダーと呼ばれている。
ただ、周りの扱いはリーダーに対する態度とはとても思えない。
ひょっとすると"リコーダー"、または"無駄~"、"怠惰~"を聞き間違えているのかもしれない。


気になったので、恐る恐る聞いてみた。
「ぼくってリーダーなんだよね」
「そうみたいですね。まぁ、ぼくらからすると、アホリーダーですけど」
「そうか、よかった」


頭に修飾詞がついていたことはちょっと気になったが、一応リーダーとしては認められているらしい。


これ以上の質問は止めておこう。
少なくともリーダーとして認められていることは確認できた。

驚愕の事実

たいへん驚愕する事実を知った。

この事実を世間に公表するべきかどうか、ワタシは大いに悩んだ。
事実を事実として公表した結果、人を傷つけることもあるからだ。
熟考に熟考を重ね、熟睡し、結論をだした。

あまりに面白過ぎて、ワタシの心に留めておくにはもったいなさすぎる。


同僚のワイフが、ワタシの仕事を営業だと誤解していたらしい。
このワイフとは、同僚と三人で幾度となく一緒に飲み、昨年末には三人で忘年会までした。
確かにワタシは、自分の仕事についてはほとんど語らなかった。
しかし、いくら語らないと言っても毎晩のように夫と飲みに行っていたのに、夫と同じ技術者とは思われていなかったらしい。
夫とは違う人種(職種)と思われていたことに驚愕した。
もう少しワタシのプロフィールを語っておくべきだったのかもしれない。


こんなに正直で、容貌と体格と性格、恥能、いや知能以外に問題がないワタシは、これ以外には特に欠点がない。
強いて欠点をあげると口下手なことくらいだ。
この点からもワタシが営業にむかないことが推測出来る。

また女ごころがわからないことにかけては、定評がある。
とても高級ランジェリーショップの営業になれるとは思えない。

なぜこんなワタシが営業と勘違いされたのかは、かなり不思議だ。

ダイエットの敵

ワタシは、ダイエットの敵を発見した。

昨日は休日出勤した。

休日を利用して社内の管理職を集めたマネジメント会議があった。
マネジメントだけに、マジメに出席した(面白いと思ったが、声にだして言ってみたら、大して面白くない)。

しかし、不思議なことに会議が終わって帰宅すると、出勤前より体重が2キロ増えていた。


会議後、隣の和食料理屋で決起集会が開かれたが、しゃぶしゃぶ食べ放題でドリンクも飲み放題だった。

ワタシは、放題が好きだ。
単体ではそれほど魅力がないが、ひとたび"食べ"とか"飲み"、または"言いたい"とかの枕詞を伴うと突然輝いて見える不思議な言葉だからだ。

その中で『飲み放題』と『食べ放題』が合わせ技で提示されたのだ。
柔道でも『技あり』は二つで合わせて『一本』になるのに、ましてやワタシが飲み放題、食べ放題の合わせ技に対して一本、一皿を遠慮する理由もない。

かくしてワタシのテーブルには最後まで肉とビール瓶が運ばれ続け、しゃぶしゃぶのだしは三回継ぎ足すことになった。


帰宅して冷静に考えると、『放題』に問題があるように思う。
ことがホウダイだけにダイエットにはむキャノンのだ。


…ジョークも苦しいが、腹も相当苦しい。

あっ!!
よく考えたら、キャノンは砲台じゃなく、大砲だったあせる
ガーン

休日の仕事

休日に仕事で出勤している。

やらなければならない仕事が、なぜこんなに多いのか。

どうせ就職するなら、やらなくてもよい仕事か、せめてやるかやらないかを自分で選択できる仕事にすればよかった。



出勤して30分ほど経ったが、まだ資料の作成に着手するにも至っていない。

ただでさえ昨日は資料の督促に怯え、電話がなるたびにドキドキして心が休まる暇もなく、すっかり体調を崩している。
仕事をしても非常に体も頭も、そしてパソコンも調子が悪く、さっきから仕事も手につかないのだ。

ワタシの状態に同情したのか、ワタシのパソコンは電源を入れて10分経ったが、「ウーン」と唸るばかりでログインの画面も立ち上がらない。
いつ壊れても不思議はない音だ。
壊れるのはパソコンかワタシかというくらいの状態にある。
しかし、パソコンが壊れると資料は作れなくなるはずだ。
心配と期待とが複雑な気持にする。
ヤキモキしていても仕方がないので、爪を切っている。

…ザンネ、いや、
幸いながら、ログイン画面が現れた。

せっかくだから、両手の爪を全部切ってから仕事しよう。


…10分後。

足の爪もついでに切って、更に爪切りで切るモノを探したが何も見つからなかった。


仕方ない。

もうやることがないから、仕事でもするか。

ものの記憶(その2)

ワタシは飲み干したお茶のペットボトルを捨てようと思ったのだ。

しかし、両手にペットボトルは持っていなかった。
自席に置いたままだ。

スゴスゴと自席に帰ることになった。


もの忘れの酷さにちょっと落ち込んだが、老化が進めばこれ以上もの忘れが進むのかと思うと、気が軽くなった。
いずれパソコンの使い方、電話の使い方や、ペットボトルの捨て方も失念する日がくるに違いない。
電話が何かさえ忘れる可能性もある。


もの忘れを恐れるのは、中途半端に忘れるからで、思い切ってすべてを忘れてしまえば、なにもなかったことになるのだ。
この際、もの忘れが進むことを悪く言う風習は止めるべきで、『ものの記憶が昇華される』とか美しく表現するのはどうだろうか。


後輩に熱心に自説を説いてみたが、反応が悪い。
詩的感覚がないやつだ。


春だから公園でお花見でもしたい気分だ。
花見をして、みんなつまらないことは忘れよう。

同僚に言いながら帰宅のバスに乗ったら、お客様と一緒になった。

「お疲れさまですビックリマーク資料お願いしますね」
笑顔で挨拶され、それ以上の笑顔を返す。

「ハイ、喜んで!!

…明日は仕事になった。

せめて明日が土曜日で休日だということを、今夜のうちに失念することを切に願う。

ものの記憶

会議から戻ってきたら、自席に付せんが貼ってあった。

お客様から電話だ。

お客様の名前を見て、資料を作らなければならなかったことを思い出した。

資料は作っていたがメールするのを忘れていたかと思ったが、いくら探してもパソコンの中に肝心な資料が見つからない。
よく考えるとどんな資料を作ったかさえ思い出せない。
ここまでくると資料を作ったかどうかも疑わしくなった。
すっかり(うっかりかもしれない)失念していたようだ。


次の会議予定がないか調べたがなにもなかった。

意を決して、仕方なく、お客様に電話を入れた。

「すみません、boke×2です。資料のことですよね」

「シリョウ?…違います。レビューの件です。来週のレビュー可能な日をメールで教えてもらう筈でしたよね。いつになりますか。
あ、それと資料も送ってくれますか」

「…ハイ。」



最近もの忘れがはげしい。
最近といっても、もの忘れをしなかった頃がいつの頃だったかも忘れてしまった。

先日、仕事中にふと思い立って席を立ち、廊下を進んでいたが、エレベーターホールについたその瞬間にふと思い立った内容を失念した。
廊下を進んで老化も進むとは…只のダジャレだ。
幸い自席に戻る途中で、またふと思い立った内容を思い出した。(続く)

労働意欲(その2)

何が原因なのか。

ひとしきり考えながら、買い物に出かけてひとつの答えを得た。
スーパーの店員は元気に働いていた。
若い女性というだけでもなんだか嬉しいが、その店員は応対もハキハキしていてニコニコ元気に働いている。
ハタで見ていてもたいへん気持ちがよい。


ワタシも就職して10数年になるが、仕事への喜びはここ数年感じていなかった。
就職したばかりの頃は、世のため、人のため、この世の悪を倒すための使命に燃えていた。(ただし、本当に就職したばかりの頃にそうだったか、そうだとしてその気持ちが何時間続いたかの記憶は定かでない)

また子供の頃は、大人の世界に足を踏み入れる喜びがあり、その上で大人の仕事に憧れたのだ。


仕事には働く目的が必要なのだ。
ワタシも今の仕事に目的を持たなくてはいけない。
子供の頃の純粋さをどうして失ってしまったのか、我ながら情けない。


意を決してその店員に聞いてみた。
「ワタシの働く喜びになりませんか」
さっきまで喜びに溢れ、輝いていた彼女の目が曇り、こう回答された。
「もう、間に合ってます」


…仕方ない。
いろいろ理由をつけても会社をサボった言い訳にはならないのだ。
明日は会社に行かねば。

人生の目的探しは、その後でもいいか。