ぼくの秘密日記 -23ページ目

『カッコーの巣の上で』(1975年・米)

『カッコーの巣の上で』DVD
監督:ミロス・フォアマン
CAST:ジャック・ニコルソン
  :ルイーズ・フレッチャー
  :ウィリアム・レッドフィールド
  :ダニー・デビート
  :ウィル・サンプソン
  :クリストファー・ロイド
第48回アカデミー賞主要5部門受賞(作品賞,監督賞,主演男優賞,主演女優賞,脚色賞)作品。
反体制を表現したアメリカンニューシネマの代表作と言われる。
刑務所の農業労働を嫌い、狂気を装い精神病院に移ってきた囚人が、病院で見たものは強制労働よりもひどい現実だった。
当時、精神医学の治療で最先端とされたグループディスカッションを否定し、有効な治療法とされた電気ショックの怖さを世に知らしめた。
凄惨な事件の多い今、この映画で最後に託された希望はどうなったのだろうか。
ラストシーンは、心にしみる。


カーク・ダグラスが舞台劇の権利を買取ってから、息子のマイケル・ダグラスが製作するまで13年の月日がかかったとか。
偶然にも父親のカーク・ダグラスが監督を依頼し、脚本を送る約束をしていたミロス・フォアマンに10数年後に息子のマイケルも監督としてオファーしたという。
マイケルもオファー後にそれを知って驚いたらしい。
結果、マイケルはこの映画の成功で世に認められた。


患者達の乗ったボートが帰港するシーンの群衆に、当時、ジャック・ニコルソンの恋人だったアンジェリカ・ヒューストンがちらっと映っている。(個人評価65点)

『トレーニング デイ』(2001年・米)

『トレーニング デイ』DVD
監督:アントワン・フークワ
CAST:デンゼル・ワシントン
  :イーサン・ホーク
  :スコット・グレン
  :トム・ベレンジャー
ロス市警(LAPD)麻薬捜査課に配属された新米刑事ジェイクの想像を絶する一日を描いたクライム・サスペンス。
デンゼル・ワシントンが今までの善人役からけれんみたっぷりの悪徳刑事アロンゾを演じて、第74回アカデミー最優秀主演男優賞を受賞した。
共演したイーサン・ホークも助演男優賞にノミネートされている。

新米刑事とベテラン刑事の交流を一つの事件を通して描いた映画は数多くあるが、この映画はそこを一捻りする。
ベテラン刑事のモラルなき捜査法に翻弄される新米刑事の理想と現実との狭間での葛藤が主題になっているのだ。

若者を脅して没収した麻薬の吸引を強要し、麻薬ディーラーと酒を飲み、証拠を捏造し、盗んだ金を渡しながらこれでお前も麻薬捜査課の仲間だと言う上司を信じていいのか。

ストーリーは展開が読めずにハラハラした。
多少わかり辛い部分はあるが、一気にクライマックスに持っていく場面展開はなかなか。
車中でのセリフが多いが、合間にエピソードを挟み、飽きさせない工夫も見られる。
ハッピーエンドとは言いづらいラストがちょっと残念で減点した。

ヒップホップ界の大物プロデューサー、Dr.DreがSnoop Dogとチョイ役で出演している。(個人評価68点)

健康診断

本社と同じビルにあるクリニックで健康診断を受けた。

健康診断とは、なんのために受けるのか常々疑問を抱いている。
一番よい結果がでたとしても「異常なし」だ。
後は悪くなる一方なのだ。
悪いところを指摘されるのがなぜありがたいのか。
ワタシは、ダメ出しされて喜ぶほど人間ができていない。
ワタシも気づいていない悪いところがあるならば、ずっと秘密にしておくか、せめてワタシにそっと耳打ちしてくれるような配慮が欲しい。
ましてやワタシの親にも見せたことのない内臓までさらけだす必要があるのだ。
ものすごく恥ずかしい。

やはり、健康診断の必要性は、ワタシにはとても理解できない。

せめて受診したら特典をつけて欲しい。
10回受診したらハワイ旅行に行けるとか、高級フレンチにご招待とかいうのであれば、どんなに体調が悪くても頑張るぞ。


とうとう、診断の時間になった。
昼を抜いて空腹な腹を抱えてクリニックに入る。


優しい看護婦さんから手際よく診察を受ける。
視力、心電図。
次は血液検査だ。

…ちょっとチクッとしますよ~

イタイ。
(>д<)

…。
終わったぁアップ

屁理屈をごねたが注射が終われば健康診断は何も怖くない。

尖端恐怖症で注射が嫌で健康診断を受けたくないとはとても言えない。

真人間への道

ワタシが自社の社長からさえも妖怪人間だと思われていることは、以前報告したとおりだ。

早く人間になりたい。

ワタシはその気持ちを強くした。
友人宅で久しぶりに体重を計ったところ、80kgを超えていることが判明した。
入社当時は65kgだった。


今は当時から考えると始終15kgの重りをぶら下げて歩いている計算になる。
負荷を与えているのにまた太るとは何か矛盾していないか。

もう友人にも、まだ見ぬワタシのワイフにも、メタボリックとは言わせない!!


ワタシは今、毎朝会社に歩いて通っている。
自宅から歩いて駅に行き、電車を降りればまた歩く。
趣味のタクシーは封印した。

都内とは言いながら、西の方で働いているため、トコトコと軽い上り坂を上がった先にオフィスがある。
オフィスの最上階からはグルリと山並みがワイドに広がって見えるくらいなのだ。

通勤途中の住宅街は、区画整理されていて電気は地下を通してあり、電柱もない。
空が広いのと空気が澄んでいるのとでとても気持ちがいい。

最初は下ばかり見てフゥフゥ歩いていたが、最近は周りに目を配る余裕もでてきた。
この通勤を当分続けられれば、ダイエットできるかも。

問題は、坂を登り終わった先のオフィス手前にコンビニがあることだ。
肉まんが食べたくて仕方がない。

非マニュアル人間(その4)

CH番号は自動設定されるらしく、画面に表示される「地域」は"多摩"になっているが、なぜ59チャンネルがNHK総合になったのか?

自動とタダには気をつけようと改めて心に誓う。


気をとりなおしてチャンネル設定をする。

…おかしい。
矢印や数字を押しても、無視されるか、前の画面に戻ってしまう。


10分後、独力は諦めてマニュアルをひく。
苦闘の末に記載箇所を見つけて入力方法の説明文に目が点になった。

リモコンの下部に四色のボタンがあり、ボタンには色の名前が書いてある。
緑色のボタンに『緑』と書いてあるのだが、最初からこのボタンは何に使うのか気になっていた。

チャンネルの番号を替える場合、数字の加算は黄色、減算は緑のボタンを使うことがわかった。
訳がわからない。
マニュアルを書いた人間が、マニュアルを読まない使用者に対して、嫌がらせをしているのか。

なんとかチャンネル設定をしたところで、今日は勘弁することにした。

リモコンのTV用ボタンのメーカー設定変更方法は、どうマニュアルを読んでも書いていないので、また一つリモコンが増えた。


苦闘の結果、録画が今までのビデオテープから、HD DVDに進化したが、代償に衛星放送が観られなくなった。

マニュアルのマニュアルが発売されれば、さぞ売れるに違いない。
非マニュアル人間には、厳しい世の中だ。

非マニュアル人間(その3)

このまま順番通りに読んでも、チャンネルの設定の仕方は200ページくらいまででてこない気がする。
おそらく技術者とデザイナーがマニュアルを作っているのだろうが、肝心な使用者という目線に欠けた説明文だ。


そもそもモジュラージャックがあれば電話線と繋ぐことくらいはワタシもわかる。
『なぜ』電話線に繋ぐ必要があるかが書いていないので、繋がない場合の問題がわからない。

しかし、説明には『電話回線を繋いでください。イーサネット接続を優先に設定してください』としか書いていない。
「いーさ、ネット接続しなくても」とダジャレで強がったが、繋がない不安は残る。


今回のチャンネル設定も10分マニュアルを眺めて、自己解決の手段にでることにした。
うちはマンションがCATVと契約しているが、ワタシはお金の発生する契約は一切加入していない。
地デジも使えるのかさっぱりわからないので、アナログなUHFアンテナに繋いだ。
マニュアルのデジタル回線を使用した番組表ダウンロード前提の説明は役に立たない。

全くアナログ人間が生き辛い世になった。


しばらくリモコンのそれらしいボタンを押し続け、チャンネルの謎が多少わかった。
1から12までのチャンネルは日本語だけは正しく表示される。
しかし、対応したCH番号が出たらめだ。
"1"は"NHK総合"だがなぜか"59"になる。(続く)

非マニュアル人間(その2)

かつては『ミツグくん』『アッシーくん』と並び、女子大生の三大御用達の一角だったのだ。(今では、チビ・ハゲ・デブの一角を占める)


独力の接続は諦めて、やり方を確認すべくマニュアルのビニールを破る。
まずはアンテナとTVとの間に本体を繋ぐ必要があることはワタシも理解している。
ただ、入力端子がいくつもありマニュアルにはそのままの説明しかない。
例えば、接続先"スカパー"は『スカパーのアンテナと接続してください』といった具合だ。
なかなか手強い。


ならばと、今のTVにつながっているDVDビデオデッキを外して、そのままUHFアンテナ端子を使って差し替えてみた。
我ながら名案だ。
DVDを再生する。
写った。

接続はできた。
次は録画だ。
しかし、不思議なことに放送大学とMX TVと通販番組しか映らない。
通販では今はやりのビリーのBOOT CAMPを宣伝している。ちょっと興味をそそられる。
DVDの7日間の集中ダイエットプログラムが今なら5,000引きだ。
このビリーなる人は、50歳を過ぎたおじさんだそうだがホントなのか。


イカン、いかんぜよガーン
現実逃避するところだった。
なぜ普通にチャンネルが設定されないのか。
マニュアルを見たが、正直どこを読めばよいのか全くわからない。

なにしろ『アンテナとTVとの繋ぎ方』が70ページ目に書いてあるマニュアルなのだ。(続く)

非マニュアル人間

マニュアル人間が増えて、アルバイトを指導するにもあらゆる事象についてのマニュアルが必要らしい。
マニュアルがない事象にあたると途端にアルバイトが何もできなくなるのだというのを飲食チェーンの経営者が嘆いていた。



今日は朝から天候も悪いし、自宅で何かゆっくり集中してできることを探した。
いつもは集中してやることと言えば、まず寝ることになるのだが、今日のワタシは違う。
年賀状の一等当選と引換えに自宅に届いていた大きなダンボールを片付けようと思いたった。

思えばこのダンボールが届いたのは1月の終りだった。
普段使わない座敷に置いて、座敷と居間を隔てる襖を閉めていたので、目に入らないことをいいことにずっと放置していた。

このままでは一度も使うことのないまま、朽ち果ててしまう。

中身はHD DVDレコーダーだ。
記録されないのでは何のために産まれてきたのかわからない。(年賀状が一等当選したのは、十分記憶に残った)


という訳で、ダンボールを開封する。
中のダンボールも全て開封して、HD DVDプレーヤーを取り出した。

取り出して、、、
次にどうすればいいのかわからなくなった。

なぜか電話線がある。
背面には端子が山程ついている。
昔はマニュアルなど見なくても、直感で接続できる『ツナグくん』だった。(続く)

友情って

友人宅で、夕食をご馳走になった。
引越し祝いと新年会を兼ねた高校の同級生の集まりだ。

遊びに行った友人宅は、都心の高級住宅地の只中にある。
南向きのリビングの窓はかなり大きく、遠くの高層ビルの灯りが美しい。
インテリアや照明のセンスはシンプルな上に清潔感があり、目を見張った。
しかもなにより静かだ。

実は友人が同棲している彼女は、プロの音楽プロデューサーで室内にスタジオもある。
芸術家にはもってこいの環境だ。


そこに男ばかり三人が押し掛け(男子高だから当たり前だが)、彼女の手料理に舌鼓を打った。
メニューはワタシがリクエストした韓国料理だったが、問題は食事の前の友人二人のツッコミだ。

「お前のお腹、、なんだよそれ。まぢいよ、ちょっと。大丈夫かよ」

水曜日に親知らずを抜いて頬の腫れた友人が更に追い討ちをかける。
「笑っても口が痛いんだよ。あんまり笑わすなよ」
ワタシの腹を指差しての、二人からの容赦ないツッコミだった。

友情って、言葉を飾る必要がないからいいのだが、食べる前にしてはあまりにヒドスギル。

夕食は美味しくしっかりいただいたが、ダイエットについて気持ちを新たにした。


■補足
遅れてきた唯一の既婚者が彼女の顔をみるなり、「相変わらずオウツクシイ」とキメたセリフはワタシも今度是非使おう。

『ティアーズ・オブ・ザ・サン』(2003年・米)

『ティアーズ・オブ・ザ・サン』DVD
監督:アントワン・フークワ
CAST:ブルース・ウィリス
  :モニカ・ベルッチ
  :コール・ハウザー
  :イーモン・ウォーカー
  :トム・スケリット
米海軍特殊部隊SEALSの救出劇。
内戦状態のナイジェリアから、米国籍の女医リーナ・ケンドリックスを救出するために、過去の作戦成功率100%を誇るSEALSのウォーターズ大尉が部下7名と出動する。

一旦は女医だけをヘリでピックアップすることに成功したが、女医の涙と胸(?)と虐殺現場を見た大尉は、命令を無視して女医と共にいた地元民28名を救出するために果敢にもジャングルを抜ける国境越えに挑戦する。

大尉の心変わりの理由や、命令違反後の処罰がどうなったかなどが全く触れられていなかったり、アラは多いが、ドラマチックな曲(巨匠ハンス・ジマー)と迫力あるリアルな映像が感動巨編というに値する映画にした。

敵(イスラム教徒)があまりに残虐で勧善懲悪がわかりやすいのは、米国海軍と国防省全面協力という時節柄の米軍賛歌映画だからだろう。(米の興行成績は低調)

元々は『ダイ・ハード4』用に作られた脚本だったが、この映画の題名となったサブタイトルと共に別の映画にするようにウィリスが働きかけ、『ダイ・ハード4』の出演を条件にOKされた。
ハワイオワフ島での撮影が、アフリカのジャングルに見えるのは、映像のマジックと言える。(個人評価69点)