「なんでこのタイミングで脚出せるんや?!」
これは自分の持っているリズムの外側(=自分が動きにくいタイミング)で相手が動いていることを意味します。
もっというと、自分の持っているリズムを基準として想定した相手の動き予測を外された、とも言えます。
これは仮に自分の方が速く動ける場合でも対処が難しい問題です。
どんなに速く動けても、リズムを刻む「間」が存在するからです。
音楽の世界では「拍」と呼ばれます。
自分が動けない間で動かれていると感じる時、相手に「裏拍」をとられていると言えます。
この観点なしにどれだけ速く動けるようにトレーニングしても、裏拍問題はなかなか解決が難しいと言えます。
今回はそんなお話。
*前回記事まだの方はコチラ。
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個人個人には必ず動き方のクセ(=パターン)が存在します。
何も考えずに、または力強く動いた時に発現する「動き方」です。
いつも左足に体重をかけてから動く、いつも背中を丸くして動く、いつも体幹をガチッと固めてから動く、などです。
これが競技の動きにとってポジティブな場合もネガティブな場合もあるので、一概にパターン=悪ではありません。
ただし、「パターンの固定化」は仮にそれが競技にとってポジティブであっても同じところばかりに負荷をかけることをも意味するため、怪我を防ぐという観点からはネガティブです。
だからパターンは局面に応じて自在に複数を使いこなせるのがベストです。
リズムやテンポも同じ構図で説明できます。
動き方のパターンと同じくしてそれぞれに必ず”心地の良い””動きやすい”リズムやテンポは存在します。
定義次第ではリズムやテンポもパターンに内包されているとも言えます。
何も考えずに動く時、我々はやはりいつも同じようなリズムやテンポを無意識に採用します。
それが競技において高いパフォーマンスの阻害因子になっている場合は、アプローチの対象になります。
前回記事の繰り返しになりますが、もっかい確認です。
スポーツにおけるリズムやテンポを形作るのは、「音」ではありません。
体性感覚です。
筋肉の中にあって筋肉の伸び縮みを感知する筋紡錘というセンサーの作用です。
だから音に合わせて動くトレーニング方法だけでは不十分です。
*もちろん初期はアリです
さてそれを前提にもう一度スポーツにおける3つのリズム・テンポについてまとめます。
1)自分の内的なリズム・テンポ(内的)
2)ボールなどの動きのリズム・テンポ(外的)とそのアジャスト
3)相手のリズム・テンポ(外的)とそのアジャストとずらし
前回は1)について簡単に触れました。
今回は2)と3)について。
2)はイメージしやすいかもしれません。
ボールなどの動きのリズム・テンポを読み取り、それに自分の動きをアジャストする能力です。
この能力に長けている選手は、予測がうまかったり”芯を食った”ボールの操作ができます。
野球の内野手のゴロ捕球や、サッカーのトラップなどに思い切り影響する部分です。
難しいのは3)です。
対人スポーツにおいては、立場によって相手のリズム・テンポに合わせる場合と外す場合のそれぞれが必要になります。
例)自分がディフェンスの場合、オフェンスの動きに合わせる(対応)するなどです。
*ここからは便宜上、リズム・テンポを「リズム」として表現します。
これは相手だけでは成立しません。
[自分のリズム]×[相手のリズム]です。
自分のリズムだけでも相手のリズムだけでもアジャストやずらしは成立しないのです。
優先順位としては、まず自分自身の持っているリズムの読み取り。
相手の動きばかり見ててもあきません。
己を知ること。
己の動きを知ること。
東洋哲学でいう自得です。
己を知ることから全て始まる。
これはリズムやパターンだけでなく、精神面も同じです。
実はバランスボールトレーニングもリズムに効果的。
乗るだけではなく動く系のものに限りますが、、。
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自分が本来持っているリズムを読み取り、いろんなパターンを使いこなせるようになってはじめて相手のリズムに合わせたりずらしたりが可能となります。
とにかく、まずは自分のリズムの読み取りからスタートです。
これにはちゃんと法則があるので、この分野をしっかり理解すると十分に使いこなせるようになります。
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(どちらも仮称です)
4月か5月。
お読みいただきありがとうございました。
全てはパフォーマンスアップのために。
中野 崇
追伸
もちろん、リズムと身体操作は無関係ではありません。
だからリズムが使いこなせても身体操作レベルが低いとパフォーマンスは上がりません。
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