アメリカ市民権取得について2024年版 (前編)
アメリカグリーンカード(永住権)取得から在住5年たつとアメリカ市民権を取得が可能になる。永住権と市民権のデメリット・メリットを考えどちらかで悩む人も多いのでは?いずれにしても市民権の手続きの方法を知っておくことで在米5年以上の人は、「市民権」か「永住権」かの判断材料が増える。政権が変われば、方針も変わると思われるこの手続き。知っておいて損はないと思うのでこれから市民権を取る友人たちのために---グリーンカード(永住権)から市民権を取得する手続きをまとめた。手続きの流れ最短で4ヶ月以内(2024年現在)で全ての流れが終わる。普通に健全な永住権を持つ人は移民弁護士を使う必要性は全く感じられない。 アプリケーションを申請(オンライン) バイオメトリック インタビュー(テスト) 宣誓式1. アプリケーションを申請まずは永住権取得後在米5年以上(婚姻の場合は3年)などの取得権利があることを確認して USCISサイトから申請を行う。・渡航歴・結婚歴・子供の状況・現状のステータス・職業等について基本情報を入力し、最後に手続きのための費用700ドルぐらいを払うすでに持っている自分の情報を入れるだけなので1時間ぐらいの時間を確保。必要な情報が手元にない場合でも、途中で保存もできるので、とにかく進める。渡航歴などはパスポートスタンプと睨めっこなので意外と根気がいる。この時に日本に帰る時や海外に行った時にスタンプをもらうことを怠っていなくてよかったと実感。2.バイオメトリック(申請から2週間ぐらい) USCISサイトから登録したメールアドレスにバイオメトリックのインタビューがスケジュールされた連絡が来る。指紋取得や生年月日等の基本情報を確認するだけ。テストはないので安心して臨む。市民権テストのブックレットをもらいレビューするように言われる。3. インタビュー(申請から2ヶ月後ぐらい) USCISサイトからインタビューの場所と日程の知らせを受け取る。必ず郵送もされてくるが実感としては2・3週間のラグがあるのでサイトポータルの知らせをちゃんと確認する方が確実。市民権テストの準備簡単な質問ばかりで正解率6割で合格なので、もらった本を勉強すれば確実に合格できる。こちらのサイトが役に立ったので本を見なくてもこれで準備すれば良い。インタビュー前の10日前ぐらいにこのサイトを見て100個の質問を全て答えられるように準備した。実際には6個の質問に全て答えられたらその時点でテストは終了。記憶さえしておけばとてもシンプルなテスト。2024 U.S. Citizenship Official USCIS 100 Civics Questions 2008 version BY GROUPIn order to pass the US Naturalization interview, you need to pass the Civics test. Today, I'm going to go over the USCIS official 100 civics questions by GR...www.youtube.com場所と時間を必ず確認バイオメトリックの場所とは違うので思い込んではいけない。しっかりとアドレスを確認し当日の時間配分をしておかないと時間通りにつけないことがある。私の場合はビルに入るまでに30分ほどかかった。ちなみにこのビルでインタビュー。入り口はこの裏側に長蛇の列が並んでいるので、そこを物おじせずにガードに予約の紙を見せてセキュリティに進む手続きがある。インタビューインタビューオフィサーの英語も移民の怪しい発音でかなり聞き取りづらかったが、普通の面接と考えてリラックスして対応するアメリカでの生活をしている人ならば全く問題ない。Civicテストだけでなく、現在の仕事や家族のことなど事細かに聞かれたり、犯罪歴・犯罪組織への関与など日常生活についても根掘り葉掘り聞かれる。英語の読み書きもテストがあるが小学生レベルなので、誰でもパスする。宣誓式の日程確認宣誓式の日程について都合を聞かれる。旅行や出張も考慮してくれたのが嬉しかった。ただ、オフィサーも「メモ書きしておくけど、見ないこと多いのよね」あ、わかります。アメリカってそう言うとこですよね。4. 宣誓式(3ヶ月から4ヶ月)宣誓式に出れなかった場合宣誓式日程の知らせがインタビューから1週間ぐらいで届く。案の定、インタビューで「避けてほしい」と言った日程にガチ当たっていた。変更を依頼する電話番号が書いてあるわけでもなく、「来れない場合は書面にて連絡しろ」と書いてあるだけ。この国の郵便事情を知っている限りそんな頼りないものにこんな大事なことは任せられない。どうするか?私のとった方法は2つの方法で連絡をすること。宣誓式に出られなかったことを理由にもう一度申請をし直すことを言いかねない政府だから。大変申し訳ないが、「出席できない日があるか?」と親切に聞いてくれたオフィサーがいるにも関わらずその情報が吸い上げられず宣誓式を設定してくる事務の乱雑な扱いがわかっているだけに。何を言い出すかわかったものではない。裁判になった時に勝てる証拠を残すのは自分を守るため。日程変更依頼方法 USCISサイトからメッセージを送り書類をアップロードする 書面で同じ書類をUSPS(郵便局)で送付して追跡依頼をかけるアップロード方式を取ることにより書類の送付をしたタイムスタンプ記録が残るからだ。近所の友達で同じように市民権を申請し、宣誓式のスケジュールが合わなかった人が、郵送で変更依頼を送ったが当日まで、政府から連絡が来なかった。そのために前日に自分の国に帰る飛行機を変更して飛行機のキャンセル代金を払ってなんとか宣誓式に行ったという話を聞いた。郵送という手段に頼ると受け取ったことが即座にわからないのでヤキモキすることになる。結果、オンラインでメッセージを送り保険をかけたことが功を奏した。私は連絡が郵送では宣誓式まで連絡が来なかったがオンラインで受理したことの連絡をもらっていた。そのため安心して宣誓式をスキップ!必勝法!裁判になった時でも勝てる書類の作り方!は知りたい方にだけこっそりまたお伝えします。日程変更の知らせなかなか日程変更の知らせが来ないので、「二度目の旅行に重なったらどうしよう?」という不安材料を抱えながらも辛抱強く待つこと2ヶ月ほど。忘れた頃にメールボックスに「USCISがメッセージを送りました!」というタイトルの連絡が。恐る恐る開けると新たな日程と時間指定が。前編はここまで次は宣誓式の当日について!ステップとしては。宣誓式を終えてパスポートを申請してもらうまで!ただしパスポート取得に時間がかかると問題なのでそこが注意点かなと思っています。後編もお楽しみに!