皆さま、お元気にお過ごしでしょうか。ボボコです。
この夏学期はESLの授業を教えていない私ですが、
その代わりにESLの先生に授業をすることになりました。
要するに先生のトレーニング/ワークショップです。
例えば、良いテストの作り方とか
グループワークの仕方とか
そんなところです。
明日はその第一回目
そういうの久々なので、何か緊張します。
でもすごく楽しみ。
皆(Pさん含む)2時間いい子でいてね。
さて、本日は前回の続き、同僚Pさんのお話し。
ちょっと手強そうだなと最初から警戒していたPさんに
何だか良く思われていない気がする。そんなお話し。
働き始めの頃はあまりPさんとは接点はなかった。
でも、Pさんの存在のことを良く心得ていたのは
単にミーティングでのインパクトが強かったからというわけではなく、
私がレベル3の授業を教えていたから。
うちのESLプログラムには英語のクラスがレベル0からレベル4まであるのだが
レベル3が大学英語の基本を学ぶのに
最も大事なレベルとされている。
そしてものすごい早いペースで結構の量のことを教えるので、
パスするのが最も難しいレベル。
教えるのも最も難しく大変なレベルと思われている。
当時、レベル3を教えられる教員の数が少なく、
ライティングを専門にしている私は
その経験から真っ先にレベル3のライティングを教えることになったわけ。
こりゃ大変だ。何だこれ、目茶目茶だよ、
どう考えても。
周りのアドバイスの基、最初はカリキュラムに忠実に
ライティングの授業を教えてみたけど
真っ先に思ったね、私。
色々と納得のいかないことが盛り沢山。
このカリキュラム考えた人達、
ライティングの専門ではないことはすぐに分かった。
そもそもうちのライティングの授業は
アメリカの大学に通用するライティングを教えることが目的なわけだから
そこら辺の繋がりを考えながら教えていかないといけない。
でも何か教えても役に立たなそうなことを沢山教えているという印象が強かった。
あと基盤となっている理論らしきものがやたらと古い。
何よりも量が膨大。
学生に書かせる宿題の量も多いし、
テストの量も多いし、
網羅しないといけない内容も多い。
教える側も学生側もとにかく大変なレベルである。
そのうち慣れることも確かにあるのだが、
もう何年も教えている教員でも随分と大変そうにしていて
いつも残業していて、やはり週末も仕事しているようで
私にはそういうのはもう絶対にやらないと決めているので、
これはこのままでは行けないとすぐに思った。
エッセーや課題やテストの点数の付け方も納得がいかない。
最初の学期から、私はブーブー言っていたように思う。
一体、これ誰がどうやってこう決めたのか、
私は知りたかった。
はい
ええ
それが
Pさんだったという分かりやすいお話。
Pさんは現在レベル4の先生である。
でも、私が働き始める割と最近までレベル3の先生だったようで、
レベル3は私のベイビー
と今でも良く言っている。
つまり彼女が作って育てた大切なレベルということ。
でも、もう私もそろそろ引退
次の世代のあなた達に譲って
今度はあなた達に大切に育てて貰いたいわ
そんなようなことを言って
ちょうど新入りの私が参加したのを機に
彼女はレベル3への関与はほとんどしない宣言をしたのである。
割と早いうちにそのことを知った私なので、
ブーブー文句は彼女には言わないように気を付けてはいたつもり。
でも、繊細な彼女には何かは伝わってただろうなとは思う。
一度彼女にレベル3どうかと聞かれたことがある。
「慣れるのに大変で。。。」と、具体的なことを言うのは控えながら
大雑把に感想を述べたが、
「大変でしょ、○○だし、○○もしないといけないし。
ごめんね。それ皆私のせいなのよ。私が作ったカリキュラムだから。」
と言ってきたPさん。
ここで、
「いえいえ、そんな。いいカリキュラムですよ。」
くらいの返事で終わらせておけば良かったのだ。
きっと彼女もそれを期待していたのだろう。
ついつい私は、
「○○とかはもうやらなくてもいいかもしれませんね。」
というような本音を言ってしまい。。。
まぁ、それで私は何か思うことがあるということは
察知しただろう。
彼女は私に言い返すことなく
「そうよね。これからはそうやって色々とあなた達が見直して行くといいわよ。」
と大人なお返事をしていたと思うけれど、
あそこでちょっと彼女を傷つけてしまったような気がする。
そしてPさんには控えめだったが、
他のレベル3の先生にはブーブー言ってた私。
で、その他の先生も私と大体同意見を持っていた。
しかし
自分達はライティングが専門というわけではないから
何となく変だなと思っていたけれど、
学術的な根拠はなくて。。。
上司に意見を言ってみたら「まぁ、もうちょっと待って様子を見ろ。」と言われて。
でもBoBokoにそう言ってもらえるとああ、やっぱり変だよね、これって。
私たちも思ってて。。。
でもPさんが育てあげたこのカリキュラムだから。。。
でもそろそろ変えてもいいような気も。。。
BoBokoも加わったことだし。。。
要するに
あまりPさんに逆らったことをしちゃいけない、
どうしましょう、
という雰囲気に溢れていた。
まぁ、私も日本人だからその気持ちは分からないでもない。
それにしてもこういうところがニューヨークの同僚とは大違い。
皆んな、気が弱いというか優しいというか。
いや、優しいんだよね。
でも、ここは強くならないと。
どう見ても明らかにおかしいものは変えていかないと。
このままだったらあなた達も私も壊れてしまう。
レベル3が本当に嫌になってしまう。
教えることにも疲れてしまう。
少しずつでもいいから変えていかないと。
私が登場したことで
彼女たちも後押しをされた気分になり、
そこからレベル3がすこーしずつすこーしずつ
さりげなーーーーーーーく
変わっていったのである。
まずは出来るだけPさんに分からない程度に。
勿論、
バレるんですねー。
まぁ、バレても全然私は良かったんですよねー。
でもやっぱり何か彼女の私へのアタリが強くなってくるのです。
仕方がないか。
続きます。