「カフェで、寄席で平和語る 9条支持草の根ジワリ」

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2007071102031388.html


 年金や政治資金問題で、憲法改定の問題が希薄となっているように危惧しますが、憲法問題は国民の安全だけでなく、国民の台所も直撃する問題です。選挙を一面的に考えるのではなく、多面的に考えて投票行動を取りたいものです。また、国民の投票権が日本の民主主義を守る唯一の手段であることを肝に銘じて、選良に投票したいものです。


山口実

 

 最近の日本を見ているとマスメディアが報道を自主規制しているように思われます。それで、民主主義が守れるのかと不安になります。

 今回は、アムネスティーインターナショナル日本の「今週のフォーカス」を紹介します。民主主義の根幹は、私達市民が正しい情報を入手し、自分の頭で考え行動することです。 山口実


                         記


……………………………………………………………………………………………
ジャーナリスト・アクション
彼らの武器はペン~報道の自由なしでは人権は守れない
……………………………………………………………………………………………

「自由なメディアが存在する独立した民主国家で、本格的な飢饉が発生した国
は一つもない。」(アマルティア・セン、ノーベル経済学賞受賞の経済学者)

情報は社会の弱い者たちが自分の命を守るために必要な道具です。生きるため
に必要な情報、自分を守るために欠かせない情報が奪い取られ、必要な人に必
要な情報が届かない国や地域があります。
飢餓や災害、紛争など命に関わるような非常事態では、正しい情報を受け取る
ことができること、またこういった非常事態を未然に防ぐための政府の政策に
ついては、投票、批判、抗議などの市民の権利を行使できることが市民を守る
ことに繋がります。

都合の悪い情報を覆い隠し人びとを黙らせるために手段を選ばない国では、
ジャーナリストをさまざまな理由で逮捕したり、場合によっては暗殺したりし
ます。

アムネスティ日本は、今も危機にある彼らを救うアクションを開始しました。
ウェブサイト:人権擁護活動家を救え!
http://www.amnesty.or.jp/modules/wfsection/article.php?articleid=1197

ウェブサイトとともにハガキ付きリーフレットも作成しました。
送料のみ実費で送りますので、送り先とご希望部数をメールにてお知らせくだ
さい。送料については郵便振替用紙を同封しますのでお振込みいただくか、小
額の切手をお送りください。
お申込みメールはジャーナリスト・アクション係(rtaniguchi@amnesty.or.jp
までお願いします。

<フォーム>
■ジャーナリスト・アクションキット(   )部希望
■送り先住所
■氏名
■メールアドレス

□■□ ワン・クリック・アクション ━━━━━━━━━━━━━━━━━

現在、アムネスティでは下記のウェブアクションを展開しています。
ぜひ、ご協力ください。

▽人権擁護活動家を救え!
http://www.amnesty.or.jp/modules/wfsection/article.php?articleid=1197

▽国連の特別手続きを守れ!
http://www.amnesty.or.jp/modules/wfsection/article.php?articleid=1180

▽スーダン・ダルフール/チャド東部危機
http://www.amnesty.or.jp/modules/wfsection/article.php?articleid=503

▽紛争ダイヤモンドアクション
http://www.amnesty.or.jp/modules/wfsection/article.php?articleid=959

▽グアンタナモにNO!
http://www.amnesty.or.jp/modules/wfsection/article.php?articleid=757

「F22Aの情報提供要求 首相、米大統領に」
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/world/20070706/20070706_010.shtml
「専守防衛のたが緩めるな 防衛白書」
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/column/syasetu/20070707/20070707_001.shtml

 保安官助手志願の「ボクちゃん」と本当に私達は行方を共にすべきなのだろうか?防衛費がさらに巨大化すれば、年金どころの騒ぎでなくなります。国民は10兆円、20兆円の防衛費を負担する覚悟が出来ているのでしょうか。
 軍事費を教育費に当てている国々も20を越えています。日本は平和憲法の理想に向かって、再度踏み出す必要があるのではないでしょうか。


山口実

アムネスティ・インターナショナル日本からのe-mailに下記の紹介がありました。特に、谷川俊太郎さん訳の世界人権宣言はとても分りやすいので、ご覧下さい。また、「そこにある問題を見過ごさないこと、無関心にならないことが、今の私たちには必要なのではないでしょうか。」と言うコメントは私達の心の中で繰り返す必要があるのではないでしょうか。 山口実


            記


□■□ 連載:入門「世界人権宣言」第28回 ━━━━━━━━━━━━━━

今号では、世界人権宣言の第28条をご紹介します。

第28条
すべて人は、この宣言に掲げる権利及び自由が完全に実現される社会的及び国際的秩序に対する権利を有する。

今現在、これらの権利を侵害されている人が数多く存在します。自由を奪おうとする国家や権力が存在します。一見権利や自由が存在していると思われる日本であっても、不当な差別や偏見は数多く存在します。そこにある問題を見過ごさないこと、無関心にならないことが、今の私たちには必要なのではないでしょうか。

■世界人権宣言はこちらでもご覧になれます。子どもでも読めるわかりやす
い言葉で書いています(訳:谷川俊太郎)
http://www.amnesty.or.jp/modules/wfsection/article.php?articleid=694

 「ドイツ:風力や太陽光、30年には電力消費量の45%に」
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/afro-ocea/news/20070706k0000m030119000c.html
 日本の国際貢献は米国の海外派兵の肩代わりをすることではありません。
 戦後を脱却し、東西統一を成し遂げ、未来志向でEUをリードしようと言うドイツ。対して日本は閣僚により戦争の蒸し返しのような発言が繰り返され、戦前の体制に戻ってしまうとさえ危惧されています。
 日本も早く戦後を脱却し、環境問題でアジアに貢献し、同時に経済でもアジアをリードする国に回帰することが肝要だと考えます。もちろん日本には、その実力が十分あります。
 そして、その実現に不可欠なのは、和の国日本としての確かな自信とそれに相応しいリーダーです。


山口実

「ヤンキー先生出演の啓発ビデオ、1万本が使用自粛に」
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin2007/news/20070704i214.htm
「与党側が異例の開会拒否 衆院決算行政委が流会」
http://www.asahi.com/politics/update/0704/TKY200707040435.html
 何の為の国会延長だったのでしょう?その為に延びた選挙で失われた私達の税金はいくらになるのでしょう。
 そう言えば、僕がイラクで人質をしていた折、NHKのニュースで聞いた話を思い出しました。「日本政府が中東貢献策として、無理やりサウジアラビアにJALの特別チャーター機(費用は1億円)で送った消防自動車12台(サウジの「左ハンドル、ディーゼル車」に対し、「右ハンドル、ガソリン車」を送った)が、お蔵入りとなった。」と言うニュースを。
 小さな金額も大きな金額も、まず私達の貴重な税金の無駄遣いを止める事から始めなければ、改革など夢のまた夢と考えます。冗談は、もうお止し!


山口実


昨日、日曜洋画劇場の「明日の記憶」を観ました。

http://www.ashitanokioku.jp/  

いろいろと考えさせられる映画でした。  昨日、久しぶりに近所の猫仲間のOさんを見かけたのですが、首にコルセットをしていたので理由を聞くと「頚椎が脊髄を圧迫して、髄液が漏れ全身マヒ寸前で手術を受けた。」との事でした。近くの浜の町病院に入院していて、猫の小次郎君の様子を見に抜け出して来たようでした。外見からは分りませんでしたが、両手の痺れは取れていないとのことでした。  誰でも、明日はどうなるか分りません。今を一生懸命生きることも大切ですが、一方でしっかりとお互いを助け合えるコミュニティーや社会制度の構築が不可欠だと思いました。

 僕が主人公の立場だったら、妻に迷惑をかけないように死んでしまうかも知れません。でも、そんな人を守れる社会を作りたいものですね。 

  渡辺謙さんと樋口可南子さんの演技が、期待以上に秀逸でした。


山口実

「『原爆投下しょうがない』 久間防衛相が講演」をNHKニュースを見て、ただ驚き怒っています。
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2007063001000274.html
 (米国の圧力で前言を翻したとは言え)米国のイラク攻撃を安倍内閣の中で唯一明確に「失敗」と批判した久間氏さえもが、米国に媚を売るリップサービスを行う現内閣は、米国の保安官助手米国益優先内閣と断定して間違いないでしょう。
 政治家が説明責任を果たさなくなって久しいですが、「言葉を尽くす」と言うのは、「リップサービス」や放言とは全く別のものです。 

 久間氏の講演は、言葉を尽くしたのではなくて、放言・暴言と言えるでしょう。私達国民はこんな破廉恥な放言を繰り返す政治家たちを許してはいけません。
 放言は弱い人を傷つけます。そのことを理解しない多くの閣僚の存在は、現内閣の限界と本質を如実に示していると思量します。いや、それとも「良識派」の久間氏がわざと放言したのでしょうか。
 今の日本の諸問題に気がつかない日本国民がいるとしたら本当に悲しいことです。


山口実

P.S.遅ればせながら,毎日イントラクティブに下記の記事が掲載されました。
「久間防衛相:原爆投下に関し『しょうがない』の発言」
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20070701k0000m010052000c.html
願わくば、しっかりした論評を加えて欲しいものです。

昨日は本当に暑かったですね。僕は、半日学内と近隣を歩き回っていたので、ほとんど脱水症状に、熱中症状態。それでなくても、和みのコンサートに熱中しまくっているのに。
 昔ギリシャのお母さんに聞いたことがあります。「どうしてギリシャで猛暑の時にたくさん人が亡くなるのか?と。看護婦さんだったお母さんは「ギリシャやイタリアでは、病院に冷房がないので、お年寄りの患者が病院内の暑さに耐えられなくてなくなる。」のだと。
 日本は冷房があるのは良いのですが、今日感じたのは、屋外はメチャ暑いのに、室内が寒いほど冷やされていることです。音楽好きのクリニックの院長に会いに行った時、小学生の低学年の子供が屋外に座り込んでいたので、「暑いね。」と声をかけたら、その子が予防接種を受けた腕を見せながら「クリニックは寒いので、暖まるために外へ出ている。」と言いました。
 屋内は、過剰に涼しいけれど、結局その為の熱は、屋外に放出されて、更に屋外の気温を上げています。屋内の冷やしすぎは止めて、少しでも温暖化を阻止するよう僕達一人一人が努力したいものです。
 それにしても、暑いなあ!


山口実

週刊ポスト今週号に「有害大国 中国」と言うグラビア記事が掲載され、中国を批判しています。最近マスメディアに同様の報道が多くなされています。

 しかし一方で、国連ハビタットの会議では、日本が産業廃棄物を中国に垂れ流している事実が紹介されていましたし、今日のニュース23でも、日本向けの割り箸用に森林が乱伐採され、竹の割り箸の漂白剤の使用の害に就いても紹介されていました。農産物の生産(農薬や化学肥料の大量使用に因る)も含め、日本向けの物品の生産がブーメラン減少で日本に返ってきている事実も否めないでしょう。  中国が日本の高度成長期と同じ状況であり、また日本もそれを利用しているのであるならば、中国を批判するばかりでなくて、日本が高度成長期に学んだ教訓を生かす時であると考えます。中国人は恩義を大切にします。困っている時に、手を差し伸べれば、その恩義に報いることは日本の美徳となんら変わりはありません。

 対立や非難の対象として中国を利用するのではなく、是々非々で建設的な関係を構築することが、日本が国際社会の中で生き残るKeyです。日本にとって大切なのは、国際社会との共生です。

   このことを私達もう一度省みる必要があるのではないでしょうか。私の知り合いで、マレーシア首相の親族の方が昨年の今頃来日されて言われていました。「10倍の人口を持つ中国は、日本の隣にあって動かすことは出来ない。そうならば対立するのではなくて、共生する方法をお互いに考えることが大切だ。」と。


山口実