ヒール&トゥ ができない?
サーキット走行の代表的なテクニックと言えば、
やっぱ、ヒール&トゥ ですよね。
サーキットビギナーには、
このヒール&トゥ の壁がまず立ちはだかるわけです。
もちろん、サーキットビギナーに限らず、
カタチとしてはできていても、
実際の効力を伴っていないドライバーも
かなりいると思われます。
そして、みんな、やり方は、知ってると思います。
しかし、ブレーキを踏みながらアクセルを”アオル”
ことが、なかなかできない? ってことですよね。
この、”アオリ”で、ブレーキの踏力が変化し、
クルマが「ギクシャク」 するのが、
典型的な、失敗のパターンです。
でもね、ヒール&トゥ を成功させる、
一番の近道は、ブレーキの摩材なんです。
たとえば、自分の最大踏力の20%ぐらいの力で、
ブレーキペダルを踏んだときにロックするような
効きの強いブレーキパッドでは、
さほど強い力でブレーキは踏めません。
この状態で、”G” や、振動の多い車内で、
それも、カカトが、浮いた状況で、アクセルを”アオル” と、
プロのレーシングドライバーが運転しても、
ブレーキ踏力は、微妙に変化してしまい、
例の「ギクシャク」 となってしまうのです。
そうです、サーキットビギナーが、
悪戦苦闘している、ヒール&トゥ は、
テクニックの問題ではなく、ブレーキ特性による部分が、
かなりあると、田中は思うのです。
だって、田中が走行会で、
みなさんのクルマに乗ったとき、
ブレーキが効き過ぎて、
ヒール&トゥ ができないクルマって、かなりありましたよ!
やっぱ、どんなスポーツでも同じですが、
ビギナーがトレーニングするときは、
絶対に適正な道具を使わないと、
進歩を遅れさせるだけです。
「自分はまだ、テクニックが・・・」 といって、
間違った道具で一生懸命練習している人、
マジで多いと思いますよ。
テクニック向上を目指すなら、
絶対の絶対に、適正な道具です。
曲がったゴルフクラブで、いくら練習しても、
何の意味もないように、
練習するなら、適正な道具が一番近道です。
明日は、本庄サーキットで、イベントです!
明日は、埼玉県の本庄サーキットで、
スイフト ファンクラブ ミーティング のイベントです。
噂によると、40台オーバーのスイフトが終結し、
タイムアタックを行うのです。
もちろん、我々も、
TM-SQUARE のデモカーを持ち込み、
全開でタイムアタックを行いたいと思います。
使用摩材は、
フロント08H リア86A です。
キャリパーも新品だし、
気温さえ上がらなければ、
そこそこのタイムが出そうです。
明日は、終日、本庄サーキットにいますので、
近くの方は、いや、関東圏の方は、
ドライブがてら、ぜひ遊びに来てください!
ドラテクのこと、パッドの適合のこと、スイフトのこと
な~んでも、解説しますので!!
ちなみに、イベント告知は、
TM-SQUARE のWEBで!
ブレーキの踏み方 ⑥
スピードにより、同じ踏力でも、μ が
違ってくるという話、理解してもらえましたか?
じつは、このスピードに対しての μ 変化には、
ほとんどのドライバーは対応することができます。
成功率は95%レベルでしょうか?
しかし、変化するものが、もうひとつ加われば、
ほとんどのドライバーは、
変化に対応することができなくなってしまうのです。
たとえばですが、踏力に対して、
ブレーキの効きが加速的に立ち上げるような、
ピーキーなブレーキ特性では、
まったくもって、ドライバーがブレーキを絶妙に
コントロールすることは、不可能です。
下のグラフを見て下さい。
ブレーキパッドがどのような効きを示すかを
グラフ化したものです。
そうです、これにより、
ブレーキパッドの特性(キャラクターが)が
わかるのです。
もちろん、理想は、踏力のラインと同じように、
効きが立ち上がるのが、BEST です。
そして、特に 「D」 のような特性を持っている
ブレーキパッドは、最悪です。
こうなると、いくらドライバーが、
スピードにより、少しずつ変化する制動力を
コントロールしようとしても、
ブレーキの効きが途中で大きく変化し、
コントロールができなくなってしまいます。
でもね、この 「D」 タイプを
サーキットで使っている人、すごく多いと
田中は思います。
そして、そんなドライバーに限って、
うまく走れないのは、自分のドラテクが
まだまだだと、思ってるんですね~。
正直、このタイプのブレーキパッドでは、
レーシングドライバーが乗っても、
限界ではコントロールできないと、
思います。 いや、断言します!
自信を持って、初期の踏力を立ち上げるためにも、
ブレーキパッド摩材のキャラクターは、
とっても重要です。
やっぱり、ドラテクを磨くなら、
適正な道具で練習しないと、
いつまでたっても、ゴールにはたどり着かないのです。

