ドラテクマニア 田中ミノルの 公式ブログ -55ページ目

ブレーキの抜き方 ①

今回からは「ブレーキの抜き方」 のお話を。



ブレーキを踏むときのポイントは、


以前にお伝えしたとおり、


”一気に最大踏力まで” が基本となります。


そして、ブレーキを抜くときは、


”タラタラと未練たらしく” が基本となるのです。



特に、「曲がるためのブレーキング」 では、


アクセルを踏む寸前まで、


ブレーキは残っていた方が、


アンダーステアを出さず、


ハイスピードでコーナーを曲がるには有効となります。



このとき、勘違いしてはいけないのが、


手前で十分減速ができているのに、


いつまでもブレーキを踏んでいる

ということではありません。



あくまでも、コーナーの中までブレーキを残し続けないと、


コーナーを曲がるにあたり、


十分に減速ができないという


状況を作ることがポイントです。



そうです、このテクニックは、


ある程度、スピードを持ってコーナーに入らないことには、


実践が不可能だということです。



たとえば、明らかにオーバースピードで、


コーナーに進入したときって、


ステアリングを切らなければならないことから、


強い力でブレーキも踏めず、


「腫れ物に触るようなブレーキ」 になりますよね。


あの状態を意識的に作るような感じです。



しかし、


いきなりオーバースピード気味に、飛び込め! 


って言われても、大きなリスクがありますので、


最初は、通常のブレーキングポイントから減速を開始し、


ほんの少しブレーキペダルを踏む力を


通常より弱めます。



そうすると、ステアリングを切り出すタイミングでの


スピードが、ほんの数km/h 上がりますので、


その状態で、ブレーキを残すトレーニングを


するのが良いと、田中は思います。



そして、このステアリングを切り出すスピードに


順応できてから、少しずつブレーキングポイントを


詰めていけば、安全にそして効率的に、


コーナーへの進入スピードが上げられるってわけです。




では、次回は、


岡山国際の2コーナー、ウイリアムズコーナーの


走り方を例に解説します。


ヒール&トゥ ができない? ③

では、今回は、今ひとつのヒール&トゥ のお話です。



では、グラフを見てください。



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これは、前回と同じコーナーですが、


レッド ライン のブレーキ踏力が、


明らかに、「ギクシャク」 していますよね?



こうなると、エンジン回転も、


等間隔のグラフとはなりません。


(もちろん、誰かは言えません・・・)




でもね、このグラフだけを見ると、


さぞかし、クルマも、「ギクシャク」 してるように


思えますが、じつは、クルマとしては


これでも非常に安定しています。



なぜなら、この車輌は、


ある程度、踏力が必要なブレーキパッドを


使用しているからです。




要するに、ある程度、


ブレーキ踏力が、ヒール&トゥ により変化しても、


全体から見ると、


半分になったり、倍になったりするほどではないので、


精度としては高くなくても、


クルマが「ギクシャク」 するレベルまでには、ならないのです。



どうです?


ブレーキパッドの効きって、大切でしょ??




適正なブレーキ踏力について、より詳しくは こちら  をどーぞ。





ヒール&トゥ ができない? ②

ヒール&トゥ の精度には、


ブレーキパッド摩材の特性が大きく関与していること、


理解いただけたでしょうか?



今回は、ヒール&トゥ の話を


もう少し突っ込んで、


ロガーで確認しながら、行いたいと思います。



まず、上手な ヒール&トゥ から。




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各ラインの詳細は、



ピンク ライン   スピード


ブルー ライン   エンジン回転


レッド ライン   ブレーキ踏力


ブッラク ライン  アクセル開度 (上が全開)



となります。



まず、下の方にある、


ブッラク ライン と、レッド ライン の


アクセルとブレーキの解説を少し。




ストレートを全開で来て、アクセルをOFFに


したと同時に、ブレーキ踏力が立ち上がります。



そして、そのあと、


ブレーキを踏みながら、アクセルが


ほんの少しだけ、計4回、開いています。



そう、これが、


ヒール&トゥ の正体です。




ブルー ライン のエンジン回転を


見ればわかるように、


アクセルに”アオリ”を入れた直後に、


シフトダウンをしますので、


エンジンブレーキにより回転が上がっています。



そして、そのとき、


レッド ライン のブレーキ踏力は変化していません。



このドライバーは、なかなか上手いですね!


(誰かは言えませんが・・・、もしかして、現役F1ドライバーかも!!




次回は、今ひとつのヒール&トゥ をお伝えします。