ブレーキの抜き方 ③
ブレーキの抜き方 ② で、お話したように、
ブレーキのリリースは、ちょっと難しいテクニックですが、
この中には、たくさん、タイムが隠れていますので、
ぜひトライしてみてください。
ただ、効きが強いパッド、
要するにリリースコントロール性が悪いパッドでは、
いくらドライバーが、絶妙なコントロールにより、
ブレーキをリリースしても、
思いどおりに、ブレーキは緩んできません・・・。
田中の感覚では、このように効きの強いパッドでは、
イメージ的に、リリースの前半はブレーキが緩まず、
半分ぐらい踏力をリリースすると、
あるポイントから一気に効きが緩みます。
こうなると、ドライバーは、
精度の高いリリースコントロールができません。
特に、ブレーキング中は、
減速G も、振動もありますので、
ただでさえ、コントロールは難しい状況です。
なのに、うまくブレーキが抜けないのは、
ドライバーとしてのコントロール能力の問題だって
思っている人、かなりいると思います。
やっぱ、ドラテクは正しい道具を使わないと、
なかなか向上しないものです。
以上、ブレーキの抜き方でした!
REV SPEED DVD のお話
今月から、雑誌 REV SPEED に、
DVD が付いてますよね。
で、先月、本庄サーキットで行った、
取材の映像が出ています。
我らが、TM-SQUARE のデモカーを
”大井さん” が乗って、コメントするんですが、
ブレーキの効きで、
「ソフトなタッチで、μが立ち上がってくる!」
と、コメントしていただきました。
か、しかし、
それは、キャリパーが開いていたからです・・・・・。
田中なら、「あっ、ちょっとブレーキが効きすぎますね」
って、言っちゃいますが、
大井さんは、優しいですね。
本庄サーキットでは、
F 08H
R 86A~89R
で、バッチリとマッチングが出てますのでご安心を!
しかし、田中の話の映像に出ていた”スーパー”(字幕ね)
見ました?????????????
あんまりですよね・・・・・・。
ブレーキの抜き方 ②
では今回は、
岡山国際の2コーナー、ウイリアムズコーナーでの
ブレーキの抜き方を解説します。
このコーナーは、1コーナーを2~3速でクリアし、
短いストレートで加速して、進入しますので、
スピード的には、120km/h~150km/h レベル。
(車種により異なります)
そこから、軽い減速をして、
コーナーに入るのですが、ここのブレーキングは、
ホント難しい・・・。
このコーナーは、「減速して曲がる」 といった
コーナーではなく、
「減速しながら曲がる」 もしくは、
「曲がり始めてから減速する」 といった
タイプのコーナーだからです。
よって、ギリギリまでブレーキを我慢して、
コーナーに飛び込むと、
人間の感覚として、どうしても、強くブレーキを
踏んでしまいます。
でも、この状態で、少しでもブレーキを強く踏むと、
クルマが前荷重となり、
カンタンにオーバーステアとなってしまいます。
ですから、このコーナーでは、
レイトブレーキによって、コーナーに飛び込んでも、
ブレーキはやさしく踏まなければなりません。
ここは、本能(自己防衛本能)との戦いです。
そのかわり、やさしいブレーキであれば、
長く踏んでもまいません。
おまけに、やさしいブレーキングが、長い時間続けば、
長い時間、絶妙のフロント荷重をキープすることができます。
ここは、アンダーステアの出やすいコーナーだけに、
メリットは、絶大です。
これを、ロガーで見てみると、
黒ライン スピード
赤ライン アクセル開度
青ライン ブレーキ踏力
と、なります。
かなり長い時間、青ラインのブレーキ踏力が、
低い圧力で、推移しているのがわかりますよね。
岡山国際の、ウイリアムズコーナーで、
よく言われることは、
「ブレーキランプが、コーナーの奥まで点いているヤツが速い」
ということになります。
そうです、ブレーキを抜くときは、未練たっぷりに、
抜くことが、何よりものポイントです。
でも、これを可能にするためには、
コーナーの進入で、スピードが必要となるんですね~。
ブレーキペダルから足が離れるポイントが、
いつもの場所から、
2メートルでも、3メートルでも奥に移動すれば、
アンダーステアも減少し、ラップタイムは、
必ず短縮することができます。
このように、ブレーキの戻し方は、
かなり奥が深く、ラップタイムに直結する、
とっても重要なポイントとなるのです。
