キャロットクラブ全頭斬り2021 1-10
1.ナスケンアイリスの20(ロードカナロア)★★★★
繁殖実績十分の母にロードカナロアですが、父の印象が色濃く出たスプリンター体型です。
馬体重はそれほどあるわけではないですが、肩や腰回りの筋肉が十分ついており、
背中が短く、あまりノーザンファームの募集馬にいないタイプの馬ですね。
歩様もパワフルで鋭いですし、活発な感じがしていいですね。
気になる点はかなり首が短いところと繋ぎが少し緩いところでしょうか。
2.コケレールの20(ロードカナロア)★★★
かなりベテランの域にかかってきたコケレールの仔ですが、ここまでの繁殖成績が期待ほどではなく、
カナロアの牡馬と考えれば相対的に高額ではないものの、ちょっと割高に感じてしまいます。
フレームがしっかりとしていて、完成度はなかなか良さそうではありますが、
前肢の捌きがややイマイチで馬体のイメージより短い距離になりそうです。
大きく割引する点はないですが、大物感という意味ではイマイチではあります。
3.ラドラーダの20(ロードカナロア)★★
ダービー馬の妹。一時期は飛ぶ鳥を落とす勢いで連続して活躍馬を輩出していましたが、
ここに来て思った程の大物が出てきていないのがちょっと気になるところです。
早生まれで骨格や肉はしっかりついているように見えますが、しっかりとした筋肉という感じではなく、
それほど運動量があるというイメージはありません。
人気や値段は相変わらず高いということを考えると、あまり積極的には狙いづらいかなというのが感想です。
4.シーザリオの20(ロードカナロア)★★★★
いよいよシーザリオのラストクロップ。
これまで3番仔、6番仔、9番仔と3の倍数でGⅠ馬を輩出してきて、今回が最後にして12番仔となります。
まだまだ筋肉量が乏しく成長途上ではありますが、非常にキレイな背中をしていて、
前後ともに可動域が十分取れた柔らかい歩様を見せています。
もう少しトモに容積があると良いかなというのと、前から見たときに脚が真っすぐ出るとさらに安心できるかなとは
思いますが、このお値段は納得ですね。
5.アドマイヤリードの20(ロードカナロア)★★
ヴィクトリアマイルを勝ったアドマイヤリードの初仔になります。
母自身が小柄だったうえに初仔なので、まずサイズがしっかり取れているかが心配になるところですが、
これぐらいで収まってくれればなんとかなりそうです。
ただ、この馬は右前脚がオフセットっぽい感じで、膝を境に角度がかなり違っているように見えます。
須貝厩舎でGⅠ制覇のあと、宮田厩舎での募集というのも、ちょっと不安かなと思いますね。
6.クルージンミジーの20(ハーツクライ)★★
3勝馬はフジノタカネだけでちょっと繁殖成績には不安が残り、あまり目立ったものがありませんが、
一番相性の良いハーツクライを迎えて上昇に期待がかかります。
また、ハーツクライ×Cozzeneには頭数が少ないながらも今年の天皇賞春に出走したゴーストや
中央で4勝のシャドウウィザードなどがおり相性はまずまずです。
ただし、この馬も馬体には癖があり、かなりの胴長でありながら、脚が短く、全体的なバランスがイマイチです。
見栄えの良かったシーニッククルーズもかなり追わせる馬なので、ズブイ馬になる可能性が高いかなと思います。
7.マイハッピーフェイスの20(ハーツクライ)★★★
母は2018年に導入されて、日本ではこの馬が2頭目。
コンドコマンドと同じTiz Wonderfulの肌の重賞勝ち馬で日本への高い適性が期待されます。
胸が深くサイズもしっかり取れているので、芦毛ながら非常に見栄えがするものの、
曲飛気味でもありトモにイマイチ力がなく、少し粘りを欠いているように見えます。
4月生まれでサンプルが少ないので、今後トモに力が付いてくるようなら、化ける可能性は秘めていると思います。
8.ローガンサファイアの20(エピファネイア)★★★
今年の白百合Sを勝ったセファーラジエルを輩出して、相変わらずハイアベレージのダークサファイアの一族。
ここまでの産駒2頭が未勝利と思ったような結果は出ていませんが、エピファネイアの牡馬で3番仔と走り頃ではあります。
兄姉と比較してサイズが取れており、箱型でしっかりしたバランスと胸の深さやトモの容積などはまずまず良さそうです。
ただし、前肢の出が少し硬く、可動域が取れていないので、少しせかせかした歩きのような印象があります。
この辺りがグイっと入るようになるとさらに良くなりそうです。
9.バウンスシャッセの20(エピファネイア)★★★★
リッチダンサーの牝系でもかなりムチッとしたパワータイプの馬体に出ていたバウンスシャッセの仔にしては胴の伸びがあり、
すらっとした馬体で母には似ていません。
トモの容積は少し小さいですが、それ以外のバランスは素晴らしく、また歩様からも長い距離でも行けそうな柔らかさを感じさせるので、
芝の中距離以上で楽しみな存在になりそうです。
キ甲が抜けていない状態ですでに中サイズ以上になっているので、
ビッグサイズになることや仕上がりに時間がかかるリスクは少しあるのではないでしょうか。
10.プルメリアスターの20(エピファネイア)★★★
リリサイド牝系の2頭目。サイズ面では小さかった姉同様、少し足りないように思います。
体高や胸囲の感じは悪くないので、ちょっと背中が短くてコンパクトなものなので、それほど大きくはならず、
距離の面でも限界があるタイプになるかもしれません。
小柄なりの良いところもあって、踏込の鋭さは十分あります。キビキビとした動きには好感が持てますね。
キャロットクラブ出資実績を振り返る2021
2003年産
×24.スルーミーナウの03(サンデーサイレンス)=レストレスハート、未勝利
○27.トキタヒーチの03(アグネスタキオン)=ランザローテ、6勝(OP)
―――プロキオンS(GⅢ)、羅生門S(1600万)、香嵐渓特別(1000万)
サマーチャンピオン(GⅢ)2着
○32.ビワビーナスの03(ブライアンズタイム)=アンテヴォルテ、1勝(500万)
○40.マイワイルドフラワーの03(アドマイヤベガ)=ブルーメンブラット、8勝(OP)
―――マイルチャンピオンシップ(GⅠ)、府中牝馬S(GⅢ)、オーロC(OP)、白秋S(1600万)、斑鳩S(1600万)、大倉山特別(1000万)、矢車賞(500万)、
ヴィクトリアマイル(GⅠ)3着、阪神牝馬S(GⅡ)2着、5着、阪神C(GⅡ)3着、フラワーC(GⅢ)3着、京都牝馬S(GⅢ)4着
2004年産
×10.レッドヴェルベッドの04(スペシャルウィーク)=レッドベリル、未勝利
○21.ピノシェットの04(ダンスインザダーク)=ペルラート、未勝利
○33.フィールドサンデーの04(クロフネ)=ベンティスカ、3勝(1000万)
○35.ビワビーナスの04(フレンチデピュティ)=メルクーリオ、未出走
→後期○45.ハリウッドレビューの04(タニノギムレット)=ティルフィング、2勝(1000万)
2005年産
×48.アドマイヤサンデーの05(ジャングルポケット)=トールポピー、3勝(OP)
―――オークス(GⅠ)、阪神ジュベナイルF(GⅠ)、チューリップ賞(GⅢ)2着
○53.ハリウッドレビューの05(アドマイヤベガ)=グリフィス、2勝(1000万)
―――クローバー賞(OP)2着、コスモス賞(OP)3着
○54.ピノシェットの05(タニノギムレット)=スピリタス、5勝(OP)
―――湘南S(1600万)、甲東特別(1000万)、摩周湖特別(1000万)、石狩特別(500万)、米子S(OP)2着、都大路S(OP)2着、NST賞(OP)2着、関屋記念(GⅢ)3着、京成杯AH(GⅢ)3着、福島TVオープン(OP)3着、小倉日経オープン(OP)2着、同3着
2006年産
○55.ハルーワソングの06(フジキセキ)=フェストシュピール、1勝(500万)
×66.ウインフィオーレの06(ジャングルポケット)=ペルシステンテ、未勝利
○74.フーラクサの06(Falbrav)=エスプリヌーヴォー、未勝利
○77.マイワイルドフラワーの06(トワイニング)=アンプレヴー、1勝(500万)
2007年産
×51.マミーズジュエリーの07(スペシャルウィーク)=ルチルクォーツ、未勝利
○56.ソニンクの07(スペシャルウィーク)=ライツェント、未勝利
○58.ステラファンタジーの07(ネオユニヴァース)、未出走
○70.スキッフルの07(デュランダル)=フラガラッハ、8勝(OP) 2013サマーマイル王
―――中京記念(GⅢ)連覇、米子S(OP)、紅葉S(1600万)、道頓堀S(1600万)、阪神C(GⅡ)3着、阪急杯(GⅢ)3着、鳴尾記念(GⅢ)3着、オールカマー(GⅡ)4着、京成杯(GⅢ)4着、アーリントンC(GⅢ)5着、日経賞(GⅡ)5着
→追加出資○19.リアリーハッピーの07(クロフネ)=リアルアヴェニュー、3勝(1000万)
2008年産(希望順位)
○66.トキオタヒーチの08(ゼンノロブロイ)=スカラブレイ、2勝(1000万)
―――ききょうS(OP)2着
×56.グリーティングスの08(ネオユニヴァース)=ベストリガーズ、3勝(1000万)
○46.ネオンデライトの08(ディープインパクト)=ヴェルデライト、1勝(1000万)
○45.タニノミラージュの08(ディープインパクト)=ファタモルガーナ、4勝(OP)
―――信濃川特別(1000万)、陣馬特別(1000万)、ステイヤーズS(GⅡ)2着(2回)、ダイヤモンドS(GⅢ)2着、目黒記念(GⅡ)3着、新潟記念(GⅢ)3着
2009年産(1頭最優先)
○66.トキオタヒーチの09(ハーツクライ)=マルケサス(最優先)、3勝(1600万)
○06.シーズアンの09(ディープインパクト)=エポキシ、未勝利
○18.カツラドライバーの09(フジキセキ)=エースドライバー、未勝利
2010年産(1頭最優先、母馬優先出資制度)
○52.ブルーメンブラットの10(シンボリクリスエス)=オレアリア(母馬優先)、2勝(500万)
○06.ティエッチマンボの10(ウォーエンブレム)=エルマンボ(最優先)、5勝(OP)
―――丹沢S(1600万)
2011年産(1頭最優先、母馬優先出資制度)
○48.ブルーメンブラットの11(チチカステナンゴ)=クリーブラット(母馬優先)、1勝(500万)
○41.フォーシンズの11(ディープインパクト)=エーデルグランツ(最優先)、1勝(500万)
2012年産(1頭最優先、母馬優先出資制度)
×46.リッチダンサーの12(キングカメハメハ)=メリーモナーク(最優先)、1勝(500万)障害1勝(OP)
○04.エレガントマナーの12(キングカメハメハ)=リーガルプレゼンス、2勝
×62.シンハリーズの12(ゼンノロブロイ)=アダムスブリッジ、2勝(1600万)
―――若駒S(OP)
→1.5次○43.シェルズレイの12(ディープインパクト)=シャイニングレイ、4勝(OP)
―――ホープフルS(GⅡ)、CBC賞(GⅢ)、安土城S(OP)
2013年産(1頭最優先×1、母馬優先出資制度)
○48.ブルーメンブラットの13(ハービンジャー)=クラシックリディア(母馬優先)、1勝
○30.リッチダンサーの13(アドマイヤムーン)=ムーンクエイク(最優先)、6勝(OP)
―――京王杯SC(GⅡ)、長岡京S(1600万)、甲東特別(1000万)、葉山特別(1000万)
2014年産(1頭最優先、母馬優先出資制度)
○79.ブルーメンブラットの14(エンパイアメーカー)=ヴィルデローゼ(母馬優先)、3勝
○40.パーシステントリーの14(ディープインパクト)=ステッドファスト(最優先)、未勝利
○69.ウエストコーストの14(ダノンシャンティ)=スティーマーレーン、1勝
2015年産(1頭最優先、母馬優先出資制度)
○47.ブルーメンブラットの15(キングカメハメハ)=ブルーメンクローネ(母馬優先)、中央2勝(3勝クラス)
○09.リッチダンサーの15(ハーツクライ)=フラットレー(最優先)、1勝
○71.フェリスタスの15(トーセンホマレボシ)=オノリス、2勝
2016年産(1頭最優先、母馬優先出資制度)
○39.ライツェントの16(エンパイアメーカー)=シャルマント(母馬優先)、未出走引退
○56.アブソルートリーの16(ダイワメジャー)=未出走引退(最優先)
×42.スカイディーバの16(ディープインパクト)=スピッツァー、未勝利
2017年産(1頭最優先、母馬優先出資制度)
×11.フロアクラフトの17(ロードカナロア)=ピクチャーポーズ(最優先)、未勝利
×14.クルソラの17(ハーツクライ)=ラクンパルシータ、未勝利
×18.フェルミオンの17(エピファネイア)=フェルミスフィア、2勝、アネモネS3着
○22.フォルテピアノの17(オルフェーヴル)=アコルドエール、2勝
○54.パッシフローラの17(ロードカナロア)=エアリーフローラ、1勝
×68.ピュアブリーゼの17(ブラックタイド)=ルヴァン、1勝
→1.5次 ○01.レインデートの17(ディープインパクト)=ブレッシングレイン、1勝
2018年産(1頭最優先、母馬優先出資制度)
×08.ディアデラノビアの18(ロードカナロア)=ディオスバリエンテ(最優先)、1勝
―――プリンシパルS(L)2着
×15.ケイティーズハートの18(エピファネイア)=エフフォーリア、4勝
―――皐月賞(GⅠ)優勝、共同通信杯(GⅢ)優勝、日本ダービー(GⅠ)2着
○22.ブルーメンブラットの18(モーリス)=ブルメンダール(母馬優先)、1勝
×58.ケルシャンスの18(ドゥラメンテ)=ケルボヌール、未出走
→1.5次 ○43.ヴィアンローズの18(ディープインパクト)=シュヴァリエローズ、2勝(OP)
―――萩ステークス(L)優勝、ホープフルS(GⅠ)5着、新潟2歳ステークス(GⅢ)5着、ラジオNIKKEI賞(GⅢ)5着
2019年産(1頭最優先、母馬優先出資制度)
○07.ルージュバックの19(ロードカナロア)=ブラーバック(最優先)、新馬
×10.ヒストリックスターの19(ドゥラメンテ)=ライリッズ、新馬
×12.シェルズレイの19(ドゥラメンテ)=レイフル、新馬
×18.クレオールの19(エピファネイア)=エスペラント、新馬
○20.ブルーメンブラットの19(エピファネイア)=フォラブリューテ(母優先)、1勝
×23.エールデュレーヴの19(ハービンジャー)=スプレッドアウト、新馬
×52.マルティンスタークの19(ロードカナロア)=アルトシュタット、1勝
×56.ギモーヴの19(ドゥラメンテ)=スモア、新馬
×73.ワナダンスの19(キタサンブラック)=コルティーナ、未勝利
×87.タリサの19(Shalaa)=ダグザ、未勝利
遅くないか!忘れたんだろな!これは間違いなく忘れてたわ!
ということで振り返り日記もかなり長くなりました。
今年の3歳世代は5頭の名前を書いて3頭がブラックタイプ。
だったにもかかわらず、エフフォーリアとディオスバリエンテ(バツ1)を外して、きっちりこの2頭にしこたま走られてしまいました。
昨年も母馬優先とバツ2の最優先だけであと全部爆死ですからね。
今年は母優先なし&バツなしの地獄の中で馬選びを行っています。
【先週の結果】ジオグリフ、4馬身差圧勝で札幌2歳ステークスを制覇!
2021/9/4 札幌11レース 札幌2歳ステークス(GⅢ・芝1800m) ジオグリフ C.ルメール騎手 優勝
個人的に相性の良い札幌2歳ステークス。
単勝2.1倍の支持を受けたジオグリフがやってくれました。
パドックでは馬体重はわずかに増えていたものの、馬体は明らかに締まっていました。
馬体重の発表があった時には、緒戦が緩かった分増えていたのは案外だったのですが、
成長しながら締まっていたのかなと思います。
むしろ気になったのはメンタル面でイレ込むというまではありませんでしたが、
時折小走りになったり、緒戦のパドックには見られなかったところだったので心配したものの、
結果からすれば走ることに対して馬体・精神面ともに整ったという感じだったのでしょう。
返し馬は落ち着きを取り戻しマイペースにゆっくりおろしていくことができました。
この辺りから3倍付近だったオッズが急激に一本被りになってきて、負けてはいけない雰囲気が漂ってきました。
放馬の事故があり、仕切り直しとなったスタート。
実はゲートが空く前から内の牝馬を見て立ち上がったりするような幼い面を見せていました。
そして結果的に出遅れ。トーセンヴァンノに寄られてはいますが、そんなこと関係なくジオグリフが遅かったですね。
一番人気馬の出遅れによって場内はどよめきが起こりました。
正直私もかなり焦りましたが、騎手と馬はここから非常に冷静はレース運びで我々の度肝を抜いてくれました。
シンガリで2コーナーを曲がった後、徐々に前とのポジションを詰めていきます。
あまり息を入れることができないことを承知でゆっくりと一頭ずつパスしていくと、
3コーナーで先頭から4馬身ぐらいの射程圏内に入れました。
しかし、ここまでかなりの脚を使っているはず…。追って伸びるのか不安ではありましたが、
直線に向いた時の手応えで心配は杞憂に終わることを確信。
後ろに映るライバルたちは次々と小さくなっていく一方。
ルメール騎手は後方を振り返る余裕で見事突き抜けてくれました。
レース後のコメントからも直線に向いた時点で勝てると思ったなど、景気の良いコメントが聞かれました。
このレースぶりも出遅れて捲らざるを得ない時点で、それほど上手とは言えない競馬ではあったので、
GⅠで戦うには持てる能力を最大限発揮して勝ち切る競馬ができるようにならねばなりません。
喉鳴りを含め課題をしっかりクリアできれば、もっと大舞台でも輝けるはずです。
ちなみにこの札幌2歳ステークス。
これまで2011年のグランデッツァ、2014年のブライトエンブレムで挑んでともに優勝。
今年のジオグリフと合わせてなんと3戦3勝となりました。
こんな相性の良いレースもあるもんなんですね。







