キャロットクラブ全頭斬り2021 31-40
31.クローバーリーフの20(キンシャサノキセキ)★★★
初仔と2頭目に2勝馬を輩出しましたが、ここ最近は未勝利を連発。
キンシャサノキセキを迎えたことで短距離のダートに絞ることができそうで、迷いなく使っていくことができそうです。
4月生まれながら水準以上のサイズに成長しており、かなりパワフルな造り。特に肩回りの筋肉が目立ちますね。
ただし、歩様はやや不安定。原因は立ち繋ぎで歩かせても沈まないといったところでしょうか。
ダートを使っていくとすればそれほど脚元に気を使いすぎるにも良くないかもしれないとはいえ、
キンシャサノキセキ産駒もあまり健康ではないので。
32.パルティトゥーラの20(サトノクラウン)★★★
他のクラブでも高い評価をしたサトノクラウン産駒がいたのですが、総じて筋肉質で見栄えがする馬が多いです。
母系のフォルテピアノは安定感のある繁殖成績でその中でも3勝を挙げたのはパルティトゥーラだけ。
マンハッタンカフェの肌になったことで、背中にゆとりのある造りになり、非常にバランスが良く見えます。
ただし、歩様には少し癖があるようで、両前の繋ぎが外向なのでさらに目立ちますが、かなりの外孤歩様です。
成長とともにもう少し外向が解消してくれば改善する可能性もありそうです。
33.マルティンスタークの20(ジャスタウェイ)★★
活躍馬連発のマルティンスタークの仔。ジャスタウェイの牝馬に出たことでかなり価格も下がったように思います。
厩舎がバラバラではありますが、小島茂之厩舎というのはかなり意外ですね。
馬体は右前がかなり内に刺さり気味の造りの危うい構造です。
大柄で踏込は横から見ると問題ないように見えるのですが、
後ろから見ると飛節が揺れているように見えてあまりパワーがないのかなと思います。
34.ポロンナルワの20(ダイワメジャー)★★★★
仔出しに安定感があるポロンナルワの仔。
まさかガルフォートが未勝利で終わるとは思いませんでしたが、
パワータイプの種牡馬とのカップリングで結果が出ていることから、あまり評価を下げる必要はないと思います。
体高がちょっと低くて、実の詰まった馬体というイメージで測尺を見なければダイワメジャーらしい馬体です。
キ甲が抜けていないまだまだ成長が期待できそうですから、完成すれば非常に見栄えのする馬体になりそうです。
動きもなかなか良くて力強くてピッチが速いです。脚周りも頑健ですし、この先の成長が楽しみな一頭ですね。
35.ビットレートの20(ヘニーヒューズ)★★★
小西厩舎でヘニーヒューズのメス馬といかにも人気しなさそうなプロフィールです。
スペシャルウィーク肌ではありますが、母も勝ち鞍は1200m~1400mですから、かなりの短距離特化型の血統になります。
馬体は全体的なバランスはマイル以下ということを考えると理想的なフレームです。
しかし、体重が示す通りやや成長が足りず、このままいくと小柄なままデビューとなる可能性が高いかもしれません。
脚捌きははっきり言って硬いのですが、ここまでスプリンターに特化していると仕方がないところ。
普通はマイナスですが、短距離馬と思えばそれほど気にしなくていいと思います。
36.カイゼリンの20(リオンディーズ)★★★
ブロードアピール牝系ですがカイゼリンの仔は総じてスピード不足になっていて、
リオンディーズとのカップリングでもその懸念は払しょくできていません。
まだキ甲が抜けておらず腰の位置がやや高い状態ではありますが、
前肢の可動域はしっかりと取れて柔らかく歩くことができています。
ただ、繋ぎがかなり硬いところだけが懸念材料。リオンディーズもあまり脚元が丈夫ではないのでどうでしょうか。
37.ユールフェストの20(オルフェーヴル)★★
産駒の勝ち上がり率が高く堅実に頑張ってくれるユールフェストの産駒。
More Than Readyはあまり日本では相性が良くないですが、ユールフェストは問題なさそうですね。
馬体は右前膝の被りがかなり気になります。管囲がかなり細く、脚元にはちょっと不安が付きまといそうです。
トモの入りは良いですが、前捌きも硬いので現時点ではちょっと狙いづらい印象です。
38.レオパルディナの20(サトノアラジン)★★★
かなりの早熟タイプであったレオパルディナに晩成タイプのサトノアラジンをカップリング。
母系にあまり勢いがなく、やや狙いづらいですね。
馬体は父に似て胴伸びが良くスムーズな歩様。
トモの容積がやや足りないところはありますが、全体的なバランスを損なっていないので、
サトノアラジン産駒はこれぐらいでいいかもしれません。
ちょっと皮膚がごつごつしており、健康面はどうかなという気もします。
39.アールブリュットの20(ブラックタイド)★★★
キャロットでおなじみのイグジビットワンの牝系。
この牝系は基本的に筋肉質でバランスが良く見せる馬が多いので、チェックするときは騙されないようにしないといけないです。
馬体は膝下が長く、トモの容積が大きいので、動きのダイナミックさが目立ちます。
毛ヅヤも良さが目立ちこの馬を単体で見ると悪くないですね。
ブラックタイドの牝馬がイマイチ結果を出せていないので、そこをどう考えるかというのも必要じゃないでしょうか。
40.スーブレットの20(マジェスティックウォリアー)★★★
シルク募集馬のスーブレットの初仔。
マジェスティックウォリアーの仔ですし、ダート一本の血統ですから、サイズが大きく出てくれたのが良かったですね。
とにかく筋肉量が豊富で、トモにL字のラインがうっすらと浮かぶほど強烈なものを持っています。
懸念は繋ぎがかなり短いので、動きの硬さに繋がっているところ。
血統的な条件は問題なさそうですが、やや短すぎるのはリスクが高いかなと思います。
キャロットクラブ全頭斬り2021 21-30
21.エクストラペトルの20(リアルスティール)★★★★
初仔のロータスペトルも出来は良く、イスラボニータ産駒でありながら新馬戦で1番人気に支持されました。
馬体はその兄に似たところもあるように思います。
早生まれのアドバンテージもあるのでしょうが、全体的なバランスに優れ、胸がかなり深くてマイル寄りのパワーを感じます。
トモの容積、背中の緊張感も良さそうですね。
ただし、繋ぎが立ち気味であることが唯一の懸念材料。
やや脚捌きに影響して少し硬くなっている感じがするので、脚元のリスクは少し高めかもしれませんね。
22.マイティースルーの20(リアルスティール)★★★
産駒は重賞勝ち馬のパッシングスルーやさらなる上積みが期待できそうなスルーセブンシーズなど、非常の活力があります。
比較的大型の馬が多いマイティースルーの仔ですが、その中でも規格外に大きいですね。
背中が短めでキ甲の抜け具合も良い分、ここからさらに成長するという雰囲気はありませんので、
同じぐらいの体重で競馬ができるかなと思います。
躍動感のある動きも出来ていますし、繋ぎの柔軟性もあります。
ただ、父のリアルスティールのイメージには全然ないんですよね。それをどう捉えるかで評価が変わってくる馬だと思います。
23.ワシントンレガシーの20(リアルスティール)★★★★
フローリッドコードの牝系の中でも一番新しい血統がこのワシントンレガシー。
現役時代に3勝していますし、サンデークロスもしやすい良い繁殖牝馬になりそうです。
初仔ではありますが、牝馬としてはほぼ平均的なところまでサイズは来ていますし、馬体の厚みもしっかりありながらも、
リアルスティール産駒らしい胴伸びの良さを感じさせます。歩様も前後ともに可動域がしっかりと取れています。
こちらの懸念はほんのわずかに弓っぽさを感じさせる前脚。
現時点で上体が重くなりすぎる可能性は低いと思うので、それほど気にしすぎなくてもいいかもしれません。
24.ロスヴァイセの20(キタサンブラック)★★★★
キタサンブラック×シンボリクリスエスという一見長距離寄りの配合ではありますが、
母はダートの1400mで3勝を挙げたようにスピードがないわけではありません。
体高があり、膝下が長めの造りであったとしても踏込がしっかりしているので、かなり見栄えがしますね。
足りないところはトモの容積、特に脛あたりの部分がちょっと足りない感じがします。
これはシンボリクリスエス系の良くないパターンで、切れ味というのは期待できないと思います。
脚を長く使うキタサンブラックの見立てでいくということであれば十分狙えるでしょう。
25.シンハディーパの20(キタサンブラック)★★★★
シンハリーズ一族ながらサンデーRの募集馬だった母は1勝止まりだったものの、
母としては3歳世代のサンデーアーサーが2.9億円で取引されるなど、シンハリーズ一族として十分評価をされてきました。
DMMのシンハリングなどを見ても繁殖牝馬としての資質は高そうです。
馬体はキタサンブラック産駒にしてはちょっと小さいかなというのが第一印象。
各パーツの容積も平均レベルではありますが、小さい分動きの軽さはかなり目立ちます。膝の捌きや返しなどが素晴らしいですね。
ここまでのキタサンブラック産駒の勝ち方を見ているとスタミナや持続力を生かして走るタイプなので、
この馬体がマッチしているとは言い難い部分をどう取るかでしょう。
26.ヒカルアモーレの20(サトノダイヤモンド)★★
シュペルミエールが菊花賞まで行ったように、当たりを引ければかなりのところまで行けそうなヒカルアモーレの仔ですが、
母が高齢になってきて、2016年産以降は未勝利と未出走を繰り返しています。
4月中旬の生まれでありながら平均以上のサイズに成長した馬体は、
父サトノダイヤモンドの特徴をよくとらえたスレンダーな馬体をしています。
しかしながら、皮膚にごつごつした痕がありますし、前肢の捌きが父のイメージよりも硬めな印象です。
右前が若干内向しているようにも見られますし、少し脚元リスクはありそうだなと思います。
27.エンシェントヒルの20(サトノダイヤモンド)★★★★
エンシェントヒルの10番仔。もうかなりベテランの域なのですが、コルコバード、リカビトスという当たりが出ている一方、
残りの馬は中央で一勝もできていないという非常に極端な繁殖牝馬です。
サトノダイヤモンドとのカップリングですが、父がステイヤー寄りでもあるので、
ダートや短距離といった少し体を締めてくれる馬とのカップリングは向いていると思います。
この馬は狙い通りで背中も長すぎず、胸が深くしっかりとした造りです。
歩様は柔らかいということはないのですが、キビキビと歩けており運動神経も悪くなさそうですね。
四肢の連動性も悪くなく、距離に限界はありそうですがマイルぐらいで楽しめそうです。
28.アドマイヤアロマの20(ハービンジャー)★★★
ハービンジャー産駒の初仔。ではありますが、母アドマイヤアロマが31戦も使っての初仔ということもあり、
ちょっと様子見したいかなというのが正直なところです。
馬体はハービンジャーらしいがっちりとしたもので、胸が深くてトモの容積も十分あります。
トモが薄くてやや緩さを感じさせますが、募集時こんなんでも変わってくるのがハービンジャーの良いところでもあるので、
成長を待てるならといったところでしょうか。
29.フェルミオンの20(ハービンジャー)★★★
ハービンジャー×アグネスタキオンはなんと85頭もいる超メジャーなカップリング。
ニシノデイジーやワセダインブルーという当たりも出てはいますが、アベレージがそれほど高いというわけではありません。
母フェルミオンからはフェルミスフィアをはじめ、7頭中5頭が募集価格を回収する超お得繁殖牝馬です。
馬体はトモの容積、肩回りの筋肉などハービンジャー産駒らしい良さがあるものの、
脚捌きが硬く、特に繋ぎが沈まないように見えます。タキオン肌だけにもうちょっと沈むと安心できますね。
30.ココファンタジアの20(ルーラーシップ)★★★
ルーラーシップ×ステイゴールドはここまでなかなか結果が出ていないカップリング。
長めの距離ばかり使っている馬が多いので、スピード不足の懸念がどうしてもあるのでしょうか。
ココファンタジアは1200m、1400mで特別勝ちを決めてきた馬なので、問題ないかもしれません。
脚元は右前が若干内気味、左前が若干外気味という不安定さはあるものの、胸の深さやトモの容積は十分です。
まだ背中が甘く緩さを感じさせるので、仕上がりには時間がかかりそうではありますが、初仔だからマイナスというイメージはありません。
キャロットクラブ全頭斬り2021 11-20
11.モアザンセイクリッドの20(ドゥラメンテ)★★★★★
あまり結果の出ていないMore Than Readyの肌で本馬は4番仔。
兄や姉も中央での実績には乏しく、血の勢いとしては協調材料に欠くのが現状です。
しかし、ドゥラメンテの特徴を良く反映させた馬体は、細身ながらも付くべきところにしっかりと筋肉が付き、
鋭い踏込で歩くことができています。
ドゥラメンテ産駒はキャロットの3歳馬で骨折する馬が頻発しており、脚元には細心の注意を払いたいです。
この馬は前捌きがちょっと硬めですが、脚元は正確で上体が軽い分リスクは低い方かなと思います。
12.ステファニーズキトゥンの20(ドゥラメンテ)★★★
サンデーで連続募集のかかっていたステファニーズキトゥンの仔ですが、
2頭連続で前評判ほどの活躍を見せることができておらず、キャロットに流れてきました。
馬体は首から背中~尻にかけてのラインが美しく、募集時に高い評価を得てきた姉たちにも劣らない骨格をしています。
しかし、繋ぎがかなり立ち気味でここが父のドゥラメンテを悪い意味でも引き継いでしまっているように、
脚元の不安は付きまとうように思います。
13.ブリガアルタの20(モーリス)★★★★
曾祖母メインスルーから続く牝系からはクラブ馬も多く募集されてきましたが、ブリガドーンはオーナーズが多いイメージですね。
ブリガドーンの中ではブリガアルタが筆頭格ではありますが、祖母のブリガドーンの仔は地方OWで募集が掛かっており、
相対的にこの募集価格はかなり強気のように見えます。
モーリス×コンデュイットなのでいかにも決め手に欠く印象は否めませんが、
馬体はモーリスの特徴をよく反映したパワフルな馬体に見えます。
肩回りが発達しトモの容積、筋肉量ともに十分。踏込の硬さも許容範囲ですし、見た目に問題がある点は見られません。
14.ルージュバックの20(モーリス)★★
クラシックロードを駆け抜け、安定した成績を披露したルージュバックの2番仔。
昨年の募集馬ブラーバックは大人気でしたが、鶏跛になってしまい大幅にデビューが遅れそうです。
本馬は父がモーリスに替り、牡馬に出たことでかなりがっちりした体つきに出てきました。
胸周りの筋肉やトモの容積は十分で、良いところを引き継いだ感じの馬体です。
しかし、そのイメージのわりに脚が細く、この血統で19.1cmしか管囲がありません。
前肢の可動域がやや狭く、硬そうに歩くところもちょっと気になりますね。
15.ケイティーズハートの20(モーリス)★★★★★
今年の皐月賞馬エフフォーリアの弟です。エフフォーリアも★5で高い評価をしたのですが、
この馬もまた少しベクトルは違うものの、良いものを持っているように思います。
兄同様募集時から大柄で、背中の収縮性が良く、前後ともに可動域が抜群でかなり柔らかく歩くことができています。
カタログの写真では、左前脚が弓脚気味に見えますが、動画ではそんなところはなく、
歩様の動画で一番負担がかかるところでも、変な動きをしているようなことはありません。
モーリスにエピファネイアほどの爆発力はないと思っているので、クラシックの主役級とは思いませんが、
これもまたかなりいい線行きそうな印象です。
16.シュピッツェの20(モーリス)★★
何の脈絡もなく現れる突然の社台ファーム生産馬。過去10年、10頭で3勝止まりと
キャロットに来るからアベレージが高くなるわけでもなく、わざわざここで買う必要性もあまり感じません。
馬体も極端に生まれが遅いわけでもないのに、サイズは全く厳しくて、また力感に乏しい歩様でもあります。
トモの入りが甘く、頭も高くなってしまっているようです。
また、目の回りがかなり黒ずんでいるように、体調面もあまり良くないように見えますね。
17.エンジェルフォールの20(ドレフォン)★★★★★
母はGⅠ馬2頭輩出のジャングルポケット×アドマイヤサンデーの血統でしたが、
育成段階とデビュー戦後でなんと3度も膝を骨折したという脚元の弱さがありました。
未勝利引退だけにアワブラッドには出てきませんでしたが、7頭目にしてついにキャロットで募集が掛かりました。
4月下旬生まれだけにまだ完成度や筋肉量という意味ではイマイチではありますが、骨格から見てもバランスが良く、
この先さらに良くなりそうな雰囲気を感じる馬ですね。
19年度産駒は募集が掛かりませんでしたが、ドレフォンを付けていましたし、
連続で新種牡馬を付けるのは珍しいと思うので、何らかの意図があるのかもしれません。
18.バイラオーラの20(ドレフォン)★★
バイラオーラの仔はここまで全部クラブ募集ではあるものの、思ったほどの結果を出せていません。
募集時にかなり見栄えがする馬が多かったので、ちょっと案外だなという印象です。
それと比較しても1月生まれですからもうちょっとサイズが取れていたり、しっかり歩けているといいですね。
すでに箱型の馬体でこれから大幅に変わってくる伸びしろもそれほどでもないかなという印象です。
19.メジロシャレードの20(ドレフォン)★★★★★
キャロットで募集されたヴァントシルムは1億円を稼ぎましたが、これが唯一のキャロット募集馬。
この馬も含めて市場取引馬ばかりではありますが、ヴァントシルムを除くと思った程の活躍馬は出ていません。
母系の特徴を出すドレフォンの仔でこの馬も母父のマンハッタンカフェをよく反映した背中が長めで、
胸が深いとにかく完成度の高い馬体をしています。
大柄ではあるものの、大味ではなく、前後の可動域がしっかりしていて、筋肉量が豊富でも硬さを感じないのが良いところでしょう。
トモの繋ぎがやや緩そうに見えますが返しが鋭いというのは同じ父のジオグリフと同じ特徴ではないでしょうか。
20.プンタステラの20(リアルスティール)★★
6番仔ですが、なんと6年連続。全部サンデー系を付けられています。兄姉の特徴としては、とにかく仕上がりが遅いような感じです。
4頭で中央2勝というのもちょっと物足りないですし、稼ぎ頭であったイル―シヴゴールドも未勝利を勝てず地方出戻りです。
背中の緊張感がやや足りず、トモの容積もちょっと足りないというのがどうかなあという感じ。
前の可動域もそんなにないですし、馬体重ほどしっかりした印象もないので、大きな弱点があるわけではないですが狙いづらいです。