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姉のマルセリーナ、桜花賞制す

来年の愛馬がデビューへ向け黙々と調教を続ける中、ビッグニュースが飛び込んできました。
昨日行われた、クラシック第一弾桜花賞でグランデッツァの姉マルセリーナが見事優勝。

桜の女王に輝きました。

マルバイユ産駒は総じて評判が良く、募集価格もとにかく破格という馬が多かったのですが、
その期待に見事マルセリーナが応えてくれましたね。

弟のグランデッツァはそのひとつ下になりますが、
父がアグネスタキオンに変わって当然期待される一頭になってきたと言えるでしょう。


社台F代表吉田照哉氏もマルセリーナの優勝についてのインタビューで、
「弟もまた素晴らしい。アグネスタキオンの最高傑作。」とこれ以上ないコメント。
http://www.sanspo.com/keiba/news/110411/kba1104110509012-n2.htm


そんな弟クンですが、動き自体はやはり素晴らしいものを持っているようで、
他馬をスッと突き放す反応の良さはなかなかのものだそうです。

しかし、一方でやや体質の弱さを見せ始めたのは気がかり。
490kgあった馬体が今や466kgと激減してしまっていて、写真でもやや余裕がないように見えます。
そこがタキオンらしい繊細な馬の難しいところですね。
産地馬体検査もどうやら受けそうにないので、じっくりと秋デビューを目指して頑張ってもらいましょう。

またまたまたまた3着

今日の小倉12R日豊特別に出走したマカリオスは4戦連続の3着に惜敗。
長きに渡る小倉開催が終了しようとしている中、毎回善戦を続けてきたマカリオスですが、
結局、勝ち上がるには至りませんでした。

今回は前走との間隔が詰まっていることからあまり強い追い切りはせず、
短期間に2度となる輸送に耐えられるような工夫をされていました。

もう輸送自体も慣れっこと言わんばかりで、パドックに出てきたマカリオスは馬体重も変わらず。
相変わらずの状態をキープしているように見えました。
腹袋がしっかりとしていて、これで太くないのが意外なくらいです。

ただし、今回は震災直後でメンバーの揃った同条件で善戦してきた馬が相手。
特に、開催が1週空いた直後の組はレベルが高く、その中に入るとマカリオスはやや人気を落とさざるを得ず。

スタートでやや寄れたものの、前走と同じように好位の後ろを追走。
ペースが遅く、さらに人気馬が前を占めていたこともあり、マカリオスも早めに仕掛けて上がっていきます。

3コーナーあたりから先頭に並びかけるような積極的な競馬。
とはいえ、コーナーを曲がるときはどうしても外にヨレてしまうのでいちいちロスがありますね。
直線に入って前にいた2頭を捕らえに掛かるといよいよ待望の勝利がちらつきましたが、
間を割ったスマイルタイム、外から伸びてきたシルクエステートの末脚に屈してまたまた3着。

レース後はお決まりの「欲を言えばもう少し決め手が」というコメントが出ましたが、
それがないからこうなってしまっているわけであって…。
なんとか終いにもう一つ決め手があればいいのですが、ないのであれば逃げ戦法なんてのも考えてもらいたい。

立場上なんとか降級前に2勝目を狙ってもらわないと困るというところ。
大好きな小倉が終わっても族戦してくれることを願います。

桜花賞(GⅠ)-予想

レーヴディソールの戦線離脱、地震によるトライアルの延期&中止。
この世代の核を失ったメンバー構成でかつ仕上げの難しい時期の牝馬と来ればもはや何も信じられまい。

ただ、実際にこの世代のレベルは本当に混戦状態なのか?
と、考えると阪神JF2,3着馬は年明け緒戦を順当に結果を出しており、
素質馬ダンスファンタジアも不安定ながら重賞制覇とそこそこ主力級は安定しているように思う。


さて、重要なステップは当然直前のトライアルであるが、
地震の影響でアネモネSが中止、フィリーズR&フラワーCはそれぞれ予定がズレて本番までの期間が短い。
実際、ここまで大きな波乱が起こりにくかったこの世代のレースだが、
予定がズレたフィリーズR&フラワーCはそこそこ伏兵の台頭もあった。
ただでさえ仕上げが難しい3歳牝馬、ここから桜花賞へ仕上げはかなり難しい。

じゃあ、3月のトライアルを使わなかった組のほうが有利なのかというとそうでもなさそう。
クイーンCやエルフィンSからの直行組の成績はどうかと言うとこれも実はあまりよろしくない。

10年アプリコットフィズ クイーンC1着→桜花賞5着(2番人気)
09年ダノンベルベール クイーンC2着→桜花賞8着(3番人気)
09年レッドディザイア エルフィンS1着→桜花賞2着(2番人気)
08年リトルアマポーラ クイーンC1着→桜花賞8着(2番人気)

該当するレースからトライアルでワンクッション挟んでいる馬はしっかり結果を出している馬が多いのに対し、
直前のトライアルを回避した組の有力馬はあまり信頼できないというのが自分の中では漠然としたイメージ。
こういった馬たちが人気をするのは核となる人気馬と直前に対戦していないがために、
決着付けが済んでいない未知の魅力に賭けたくなる気持ちを反映してのものだと思う。


直前の組の中で桜花賞と相性が良いのはチューリップ賞。
今年唯一予定通りの施行条件で行われたレースであるが、肝心の勝ち馬は回避のレーヴディソール。
2着以下は4馬身後ろで1勝馬クラスの馬を交えた大混戦だったこともあり、
今回はノーマークとされている馬も多いように思う。


フィリーズR組

本番へ向けてもっと重要なトライアルのポジションにあっていいと思うのだが、特にここ数年は結果が出ない。
これは施行条件が関係していると思われ、内回り1400m→外回り1600mというローテはただでさえ狙いにくい。
少なくともここまでで結果を出してきている馬でないと本番は苦しいか?
近年の勝ち馬はレジネッタのみ。あのハイペースに乗じた乱桜となったあの年のみ。
ここからのステップで人気したアストンマーチャンも結局沈んでしまっている。

今年のワンツーもそれぞれその前に今回出走する同年代の牝馬に完敗しているだけに…。
そこそこ速い展開とはいえ、ラスト1F12.6はいくらなんでも掛かりすぎだ。



フラワーC組

もともと中2週となる条件であるから、桜花賞に直結するかというとローテ的にも難しい。
キストゥヘヴンの勝った06年のような大混戦のとき以外は基本的に狙いづらい。
昨年のオウケンサクラで痛い目に遭ったがあれはよっぽど前残りの展開を演出したからだろう。

勝ったトレンドハンターはまだ底を見せていないが、逆に初芝の馬に千切られるようでは…。
そこそこ速い展開になったとはいえ、あれで残れる馬が一頭もいなかった。



メンバー構成としてはホエールキャプチャ、マルセリーナのやや間隔を空けた2頭に、
とにかく素質だけなら一級のダンスファンタジア、フラワーC勝ちで底を見せていないトレンドハンター、
この4頭が主力の人気として押し出されている。

展開的にはフォーエバーマークが堂々の逃げ宣言。
マルモセーラ、サクラベルも控えないとしているだけに、人気薄の馬が前を占めて速い流れを演出しそう。
だが、人気馬がそれほど前に行く馬がいないだけに、
勝負所のだいぶ前から仕掛け合いの消耗戦にはならないだろうというのが今年の桜花賞の見解。



◎ライステラス

あまりに人気がなさすぎるの一言。
京王杯を牡馬相手に4着、阪神JFを3着とこのメンバーの中でもかなり高いレベルにあるはず。
特に阪神JFはレーヴディソールに勝つために相当積極的な競馬をしながら、それでも3着に粘った。
前走はレーヴディソールに千切られた挙句、1勝馬に迫られるとやや物足りない内容に見えたかもしれないが、
またまたこれも内を通ってレーヴディソールに勝つために苦しい競馬を選択してのもの。
デキも80%ぐらいとコメントもあったのでああなってしまうのは仕方ないが、
着差以上に3着馬とは力差があるといわんばかりのレース内容だった。

前走と比べてこの中間の内容は大幅に強化されており、先週は坂路を51.9-12.2。
今週も終い12.1の好時計をマークしたように状態面の不安はない。
脚質的にもライバルの先でレースできるのは大きなアドバンテージ。
1番人気ホエールキャプチャとの実力差はオッズほどの開きがあるのだろうか?




○マルセリーナ

愛馬グランフェッテの姉がクラシックに人気を背負って出走。
馬券を抜きにしてひそかに応援したい。

マルセリーナはわずかキャリア3戦だが、とにかくレース内容が素晴らしく素質を買われての2番人気。
わずかキャリア1戦で次走で重賞を勝つレッドディヴィス、オルフェーヴルに続いて3着に入ったシンザン記念の
内容は確かに世代屈指の素質の持ち主であることを十分証明する内容だったと思うが…。

何が問題と言えばこの馬は調子の維持にある。
新馬から馬体を減らし続け、結局戻らなかったことで直前のトライアルを回避しぶっつけとなった。
ただ、この馬の現状を考えると間を空けることは正解であることは間違いなく、
結果的にここへ向けての最終調整もエルフィンSのときとは比べ物にならないほど良化している。

もう一つの課題と言えば体型からおそらく京都がベストであるというところか。
中型の馬体ながら完全にキレで勝負するタイプの馬で、直線が平坦で広いコースのほうが実力を発揮できる。
また、今回はペースが速くなる可能性が高いのもこの馬にとっては未知数。
スタートもうまくないタイプだけに直線までどう流れに乗るかも大きなポイントとなりそう。



▲ホエールキャプチャ

2歳時からオルフェーヴルに勝ち、阪神JFを2着するなど活躍を見せていたホエールキャプチャ。
しかし、前走の勝ち方にはかなり驚かされた。
早々に抜け出してワンサイドゲーム、最後は抑える余裕さえあり実力の違いを見せつけた。

逃げ差し両方できる器用さとここまで3着を外さない堅実さも持ち合わせていることから
押し出されるように1番人気となった。

ただしこの馬マイル戦を3回使っているが持ち時計は1:35.3といたって平凡。
先週レコードの出た速い馬場をどう克服するかはクロフネ産駒の芝コースでは大きな課題になる。

そして、もう一つが間を空けたローテでクイーンCからの直行組は書いた通り人気を裏切っている。
さらにホエールキャプチャに至ってはあれだけ間を空けたにもかかわらず、調教後の馬体重-8kg。
現時点でデビュー以来最低の馬体重だが、これに加えて輸送もあり、状態面はしっかり見極めないと痛い目に遭う。



△ダンスファンタジア

とにかく走るかどうかはやってみないと分からないのがダンスファンタジア。
こういう馬はあまり考えずに素質を評価してヒモに加えておくだけでいい。

目に見える課題は気性面で外枠になってしまった阪神JFは制御不能で自滅してしまった。
ただし、時計の速くなったフェアリーSを圧勝。
マイルの持ち時計トップで、そこそこ前が流れてくれる展開で馬群の中なら折合って脚を溜められる。

美浦の坂路コースでじっくり乗られており、水曜だけでなく金曜も追う藤沢スタイルの最終調整。
レースがスムーズに運べばあっさりも十分あり得る。



△トレンドハンター

この馬はダートで2連勝のあと、芝の前走を快勝してきた。

ストライドの大きい走法でマイルよりもっと長い距離に適性がありそうというのが自分のイメージだが、
初めての芝で後方から突き抜けるという内容はなかなか驚かされるものだった。

また、今回は強行軍になるが、前走が休み明けだったこともあり、お釣は残しているのではという勝手な妄想。
タフな展開になればなるほど、この馬の底力が生きる展開になりそう。

また、岩田騎手は本日4勝。もともと力の要るコースで追えるタイプなので好相性。
今の阪神コースをよく分かっている騎手だと思う。



×デルマドゥルガー

牡馬相手に中山のマイルオープン勝ち、クイーンCでも3着などそこそこの実力はあり。
環境の変化に応じないタフなタイプでもあり、馬群に包まれてもOK。
混戦なら2,3着はあっても良さそうなタイプで少しだけ買ってみたい。



×スピードリッパー

GⅠでファルブラヴ産駒はダンスファンタジアも含めて地雷の可能性が高いが、
この馬は兄にポップロックがいる血統で前走1400mが合っていたと言い難いと密かに思っている。
相手なりのタイプでもあり、混戦なら同じく2,3着があっても…。


◎ライステラス
○マルセリーナ
▲ホエールキャプチャ
△ダンスファンタジア
△トレンドハンター
×デルマドゥルガー
×スピードリッパー

◎軸馬連、三連複流し
◎○▲→◎○▲△△→◎○▲△△××の三連単F