キャロットクラブ募集予定馬全頭斬り2020 51-60
51. ファイナルスコアの19(ハーツクライ)★★
まだ若いですが、すでに結果を出し始めており、楽しみな繁殖牝馬。
近親にチェリーコレクトとシーオブクラスがおり、非常に勢いのあるファミリーの出身です。
馬体は非常に胸が深くややずんぐりとした体型でやや重さを感じます。このあたりをどう判断するかでしょう。
飛節の折れも深く歩様も安定しない面が見られます。血のポテンシャルに賭けるという手もありそうですね。
52. マルティンスタークの19(ロードカナロア)★★★★★
良い馬を多く出しているマルティンスタークの仔ですが、またカナロアで良い馬が出てきましたね。
まだクラブ馬で大当たりの出ている組み合わせではないですが、これは楽しみな存在になるかもしれません。
この馬の良いところは力感あふれる歩様です。
容積十分なトモから力強い返しができていますし、前の捌きも柔らかすぎずにスピーディに捌くことができています。
可動域が十分というわけではないですが、それが短距離で戦う上ではアドバンテージになりそうです。
あとは短距離と宣言されている馬に5,000万というお値段がどうかでしょう。
53. サンビスタの19(ロードカナロア)★★★★
ダートで大活躍を見せたサンビスタの仔がもうユニオンを離れてキャロットに出てくるとは思いませんでした。
スズカマンボ肌というのはデータなしなので難しいですね。
馬体は4月生まれであることを考慮してもちょっと小さめで、背中が短くまとまりがありますし、
歩様も軽快なので芝でこそというタイプに見えます。
ノーザンファームの馬たちに交じってもバランスや歩様などは平均以上のものを持っているものの、
もちろん母系はダートで戦いたいタイプでしょうから、そこがちょっとマッチしないような気がするのでどうでしょうか。
54. シェリールの19(ロードカナロア)★★
大ベテランの母はこれまで中央複数勝利の馬をなんと7頭も輩出した名繁殖牝馬。
しかし、この馬は19歳の仔であり、常識的に考えるとさすがに難しくなってくる年齢です。
2月上旬の生まれということもあって見栄えのする馬体ではありますが、ちょっと繋ぎが立ち気味で硬い歩様のように見えます。
厩舎も相まって人気はするでしょうが、あまり好きなタイプではありませんでした。
55. ジンジャーパンチの19(ロードカナロア)★★
ルージュバックはすでに7世代前とかなりベテランの域にかかってきたルージュバックですが、
ポタジェがもう少しでダービー出走というところまで来ており、まだまだ活力は衰えていません。
馬体は容積十分なトモがストロングポイント、活気にあふれた歩様には好感が持てますが、
右前が派手目の内向であり、また負担のかかりそうな前重心というのが気になる材料です。
56. ギモーヴの19(ドゥラメンテ)★★★
上級条件馬を多数輩出するヒカルアマランサスの仔のなかでも一番と言っていいでしょう。
池添学厩舎所属の牝馬で4勝を挙げるというのはそう簡単にできることではありません。
勝ち鞍だけで言えばモーヴサファイア、メラグラーナに次ぐ3位タイ。
本馬は初仔とは思えぬ力強い馬体と歩きが魅力の一頭です。
やや膝下が長く、不器用そうな面は残りますが、比較的長い距離を中心に活躍できそうな印象です。
膝の出し方がやや硬めで、ドゥラメンテ産駒でもあるので、高野厩舎のハードトレに耐えうるかという検討は必要かと思います。
57. シャムロッカーの19(ドゥラメンテ)★★
これまで4頭がセレクトセールに上場され、なんと平均1億4000万円というとんでもない価格で取引されているシャムロッカーの仔。
牝馬とはいえ、この価格は破格に安いのではないでしょうか。
馬体は牝馬とは思えぬ大きなフレームですでに相当なサイズに成長しており、
さらに馬体が増えていきそうというところが、脚元が危うかった父ドゥラメンテを考慮するとややリスキーに思えます。
大きなフォームで歩けていることから、脚元が持てば長い距離で活躍タイプになるかもしれませんね。
58. リッチダンサーの19(ドゥラメンテ)★★★★
リッチダンサーフリークとしては非常に気になる馬ですね。
アワブラッドとしても楽しみな存在になりそうな血統構成ではありますが、
この馬自身はキンカメ系の父×ネイティブダンサー系の母という相性の悪い組み合わせです。
しかし、兄で出資馬のムーンクエイクはミスプロ系のアドマイヤムーンで結果を出しており、
母系にミスプロを持っていない分、他の繁殖と比べれば可能性がありそうです。
馬体は打って変わって背中の短い安定感のあるもので、
返しも良く前から見たときの右前のミスステップ(2歩目)を除けばスムーズに歩けているように思います。
母が高齢というのはちょっと気がかりですが、まだまだ狙いたい一頭ですね。
59. ディアマイベイビーの19(モーリス)
取下げに着き割愛
60. アビラの19(モーリス)★★
アベレージが高く、特定の種牡馬だけでなく、なんでも一定の結果を出しているアビラ。
今年はモーリスとのカップリングですが、サンデー系以外では初。11年で10頭も産んでいるとは頭が下がります。
丸みのある馬体ながら大きくなりすぎていないので、モーリス産駒の中でもバランスが良く見える点がいいところですが、
もう立ち姿から明らかなように左前に比較して右前の繋ぎの角度が緩いですね。
前から見ても若干内向気味であり、あまりキレイではないですね。
キャロットクラブ募集予定馬全頭斬り2020 41-50
41. グリューヴァインの19(ヘニーヒューズ)★★
コツコツと活躍馬を送り出すマルティンスタークの母系。
ヘニーヒューズ×ゴールドアリュールでいかにもダートを目指しそうな血統背景です。ただ、牝馬か…。
正直動きはあまり惹かれませんでした。捌きは硬いし、外弧歩様気味で、
またトモもやや飛節の折れが浅くそれもまたダート馬としてどうなのという懸念があります。
42. サザンスピードの19(ミッキーアイル)★
早速重賞勝ち馬を輩出したミッキーアイルの仔。
母のサザンスピードはコーフィールドカップの勝ち馬で繁殖価値はかなり高そうですが、ここまで全く結果を出せていません。
馬体は一言で大きすぎ。
しかも、繋ぎが立ち気味で弓脚気味ですし、逞しいわりにトモの容積がちょっと足りないので、あまり強くは推せないですね。
43. ソングバードの19(リアルインパクト)★★★
出資馬ブルーメンブラットの妹。こちらはサンデーで募集されていましたね。
よく覚えています。しかし、母としてはむしろブルーメンブラットより結果を出してきており、侮れない一頭かと思います。
遅生まれということもあり馬体は成長途上。やや前脚に負担がかかる立ち姿になっており、その点も懸念材料です。
良い点はキビキビと歩けていて前進気勢があることです。
比較的短めの距離で結果を出すこの母系であれば特に重視したいポイントです。
44. ロスヴァイセの19(リオンディーズ)★★★
ソニンク母系でアベレージの高い一族ですが、リオンディーズを迎えて新種牡馬でも良い結果が出せるか試されています。
497kgとかなり大柄になっており、逞しさは十分に感じられるのですが、もう少し背中に緊張感があるとなおよかったかなと。
前から見たときの幅や踏込の力強さは十分ですね。
45. リーチングの19(Arrogate)★★★
この馬でまたアロゲートのイメージがつかなくなりました。
サンデーでも同じくアロゲートの仔が募集されていましたが、あちらのほうが超大柄、こちらは小さい。
まだ結果が出ていないだけに、なかなか判断が難しいところがありますね。
パワーより動きの軽さにステータス全振りの歩き方で、この馬がどういう結果が出せるのか予測はかなり難しそうです。
46. キラーグレイシスの19(ディープインパクト)★★★★★
若いうちからまずまずの成績を残しているキラーグレイシス。
母父Blushing Groom系でA.P.Indyも持っていてあまりディープとの相性は良くない組み合わせなのが気になるところです。
しかし、早生まれを差し引いても馬体は素晴らしいですね。
胸の深さトモの大きさともに十分で、繋ぎの角度や脚の太さも理想的です。
歩様はディープ産駒らしく軽やかではありますが、もう少し肩回りの可動域があればさらに高評価できそう。
お値段的にどうかというのはありますが、良い馬であることは間違いありません。
47. ピースアンドウォーの19(ディープインパクト)★★★
世界中が求めているWar Frontの血にディープインパクトとトレンドに合った良血馬。
姉のヴァルキュリアもいきなり勝ち上がっており、繁殖能力は高そうです。
ただし、馬体に目を移すとさすがに小さいですね。
1月生まれで400kgそこそこですから、いくらディープ牝馬とはいえガサがないのがこの先に響きそうです。
動きはスムーズで返しもまずまずですが、ちょっと幼い面もあります。
狙える限りではノーザンのラストディープの可能性がかなり高いだけに悩ましいところです。
48. シンハライトの19(キングカメハメハ)★★★★
兄のセブンサミットは驚異的な管囲のサイズで注目され、新馬戦の大柄モーリスにしては及第点の4着。
父がキングカメハメハに替わり体重が100kg近く少ないコンパクトな馬体になっています。
馬体のバランスが良く、やや背中が短めですが、胸前やトモの筋肉もまずまずといったところ。歩様はスムーズでバネを感じさせます。
1億という値段のキンカメ産駒というのを考えると手を出しづらい1頭ですが、
背中の感じやトモの流し方はローズキングダムの募集時に相当似ている印象で、もしかして?とも思わせますね。
49. フロアクラフトの19(キングカメハメハ)★★★★
良く見せるフロアクラフトの仔は今年もまた好印象。
ピクチャーポーズが未勝利で終わったのはかなりショックで、2番仔のラヴォルタも目途が立っていないのがやや心配です。
ただ、やはりこの馬もグッドルッキング。
全体的なバランスが良く、生まれを考慮してもやや大柄で、トモの容積があって、四肢もしっかり出ています。
キンカメ牝馬で高額なので狙いづらいとは思いますが、
3つ勝てばサンデークロスを持てるキンカメ肌という完璧な血統構成でアワブラッドとして重宝されるでしょう。
50. クルソラの19(ハーツクライ)★★★
ハーツクライと血統の相性がいいブラッシンググルーム系の母ですが、
この馬はちょっと違うようで、ネオユニヴァースとディープインパクトで結果を出して、全兄ラクンパルシータが案外でした。
いずれにしてもクルソラは高齢の域にかかってきて、クルミナル以降なんと5頭連続で未勝利というのはちょっと気になるところですね。
馬体はまだ成長途上で頭が高い造りをしていますが、踏込はなかなか深くてスムーズです。
美浦連発から一気に友道厩舎に入るということになったので、今回は期待されている感じはするのですが…。
キャロットクラブ募集予定馬全頭斬り2020 31-40
31. ペルレンケッテの19(ドレフォン)★★★
母はディープ産駒の4勝馬ですが、ここまで2頭はさっぱりといった内容。
やはり母父ディープの結果が出ていないところはこの馬にも…というところでしょうか。
この馬は父のドレフォンと母父のディープの両方をミックスしたような馬体をしています。
全体的には非常にパワフルでダートでこそな馬体。
特に胸前の発達や脚捌きはダート馬のそれですが、飛節の造りは完全にディープ産駒の軽い切れ味を生み出す直飛です。
これがどっちに出るのか、非常に判断が難しい一頭です。
32. リーチコンセンサスの19(ドレフォン)★★★
一方こちらはドレフォン×フレンチデピュティというダート一本という血統。
しかし、母はフレンチ産駒ながら芝でこそというのが若干ややこしいです。
産駒成績は案外で、ここまでわずかに1勝。年齢的にも上積みは期待しづらい状況になってきました。
馬体は前から見たところの幅のある造りは非常に魅力的です。
踏込も力強く、パワフルな印象がかなり強いですね。
気になるのは膝の硬さ、まあダートならそれほど心配いらないかもしれませんが…。
33. ティンバレスの19(イスラボニータ)★★★
ティンバレスは元出資馬エルマンボの全妹で出資を迷った馬です。
馬格に恵まれてダートで十分戦えそうな雰囲気の通り3勝を挙げました。
本馬は1月生まれという大きなアドバンテージを差し引いたとしてもその母に似て馬格に恵まれ堂々とした立ち振る舞いです。
非常に完成度が高く、キ甲も抜けてきているので、そこまで大きくなる雰囲気はありません。
しかし、立ち写真では左前が弓っぽい感じを見せており、やや負担のかかる構造。
芝も行けるタイプに育ちそうなだけにややリスクは高めかもしれません。
34. エクストラペトルの19(イスラボニータ)★★★★
やや当たりハズレの大きい印象のあるライラックレーン一族。肌がキンカメですから、かなり匂うタイプの繁殖牝馬ですね。
本馬は早生まれのアドバンテージをかなり強く感じる馬体です。
やや背中が弱そうな印象はありますが、シャキシャキした歩様、豊富な筋肉量、踏込も力強いですし、硬いという面も見られません。
両親ともに芝のマイル戦での活躍が目立った馬で、狙いも立てやすそうです。
35. クルージンミジーの19(トゥザワールド)★★
兄のシーニッククルーズは先週デビューし、上り最速で追い込むという内容で4着。
中堅の繁殖牝馬ながら、これといった当たりを出せておらずやや魅力に欠く繁殖牝馬です。
母父Mizzen Mastもクルージンミジーと岡田スタッドのムーニーポンズぐらいしか目立った馬がいないのでややデータに乏しいですね。
馬体は5月生まれということを差し引いても少しトモが甘め、やや直飛気味で、
もしかしたらキレる脚が使えるかもと思わせますが、この母系ではイメ―ジ似合わないですね。
36. ムスタパルタの19(トゥザワールド)★
母母のワンダーレディアンエルからクラブ馬には結果の出ている馬が少なく、
あまり良い印象を持っている人は少ないのではないかと思います。
ただ、ムスタパルタに関しては母父Tapitがいるのでダート血統の種牡馬が来ればと思ったら今回はトゥザワールドなんですよね。
馬体は管囲18.5cmのうえで繋ぎが硬め、かつ弓脚気味ということもあり、ちょっとリスクが高そうに見えます。
脚周りの構造から想像できるように前捌きがかなり硬めですから、私はちょっとあまり良くは見えませんでした。
37. オーマイベイビーの19(クロフネ)★★★
ディープ×クロフネは黄金配合と言われたこともありましたが、この馬はその逆バージョンです。
社台グループに多くないので大物は少ないですが、案外勝ち上がり率も良いし、上級条件で頑張っている馬もいます。
動きに軽さがあって、馬体重の割に軽快さがありますが、逆にクロフネにしては軽すぎる印象あります。
骨の造りは良いと思うのですが、もう少し筋肉量があってもいいのではないでしょうか。
38. フェルミオンの19(ジャスタウェイ)★★★
父が誰でも結果を出してしまうフェルミオンの仔。今年はジャスタウェイとまた難しそうな種牡馬がつきました。
これまで一応サンデー系は避けられてきたのですが、今回はサンデー系をつけられ、さらに3×3クロスのおまけつきです。
馬体はジャスタウェイにしては少し軽めで動きにもスムーズさがあります。
やや脚長で不器用そうではありますが、重さがない点でジャスタウェイらしくないように思います。
39. ロザリンドの19(スクリーンヒーロー)★★★
Roberto×Robertoどころかクロス多すぎなカップリングで、かなり攻めた配合と言っていいでしょう。
兄のオーソリティは★6をつけて高評価をしたのですが、あの馬は誰にでも良く見えた馬で、
こちらはやや評価が分かれるところでしょうか。
黒光りして馬体のバランスも良く見えるのでパッと見は良いのですが、やや飛節の折れが深くスッとキレるタイプには見えません。
かつてデルタブルースなどはああいう飛節でも走ったのですが、あまり率は良くない気がします。
40. ピンクアリエスの19(トーセンラー)★★★★
元出資馬スピリタスのいる古くはシンコーファームさんゆかりのピンクタートル母系。
この母系は昔から当たりハズレが大きい印象です。
その中においては、ピンクアリエスは繁殖牝馬として着実にステップアップしているように思います。
さて、馬体はトーセンラーの特徴が色濃く出ているように思います、
背中が長くてキビキビした歩様で歩けていますし、毛ヅヤもピカピカで健康面に不安はありません。(スピリタスとえらい違いだ)
これは安いラインではかなり人気しそうですね。