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【今週の出走馬】エリザベスタワー、異例のスイートピーSへ

なんかあっという間に日が過ぎていきますね。

また、無観客になってしまったのでGWは在宅観戦です。

 

今週は2頭が出走します。

 

2021/5/1 新潟4レース 3歳未勝利(芝1200m) クインズムーン 津村明秀騎手

 

明日の新潟にはクインズムーンが登場。

新馬戦が7月でありながら、2戦目が1月、3戦目が5月とかなりゆとりのあるローテですが、

この調子でいくともうあと1回しか使えないじゃんというぐらい追い込まれています。

 

前走はスタートからやる気がなかったというレベルの無気力騎乗での惨敗。

タイムランク、メンバーランクともにBという相手の悪い競馬でもありました。

 

そこからかなり時間をかけて調整してきましたし、陣営のトーンはイマイチ上がり切らないとはいえ、

明日ダメだとかなり厳しくなってきます。

ルージュセリーズもなんとか一矢報いて良化してくれましたし、この馬も続いてほしいところです。

 

 

2021/5/2 東京11レース スイートピーステークス(L・芝1800m) エリザベスタワー 石橋脩騎手

 

 

まさか本当にスイートピーステークスを使うとは思いませんでした。

チューリップ賞勝ち馬がスイートピーSってかつてあったのでしょうか。

 

高野先生の意図としては、レースぶりが粗削りであるため、左回りでの競馬でチークピーシーズをつけてしっかり走れるか試したい。

さらに先のことを考えると昨年あまり暑さに強くなかったことから、夏場は休養に充てたいので、

できるだけ早めに使って、北海道などに放牧に出したいという意図のように感じます。

 

確かにタイプ的には2400mというのは難しいと思いますし、桜花賞惨敗からNHKマイルというのも、

全くダメだった場合あまり流れがよろしくないというのはその通りだと思います。

 

真剣にオークスを目指してここに使ってくる陣営には申し訳ないですが、

でもやっぱり出資者なので、勝つところを見たいなあというのが正直なところ。

大舞台に立てないのは複雑ではありますが、改めて力のあるところを見せてほしいです。

キャロットクラブ再募集馬・追加募集馬全頭斬り

再募集

59.ディアマイベイビーの19(モーリス)★★★

 

いきなり悩ましい一頭ですね。

募集時の評価は同じく★3にしていて、繋ぎが柔らかく前捌き特に膝の出し方が良いという評価をしていました。

一方で、逆に馬体には胴が長く緩い面があるので仕上がりがどうかというところが懸念材料。

天秤にかけて3だったのですが、牧場での騎乗状態での歩様は良くも悪くも変わっていません。

 

調教動画ではガーっと行ってしまうような面もちょっと見せつつ、時計自体は素晴らしいものですので、

遅れは取り戻したと判断したいですが、メンタル面に少し難しさを抱えているかもしれません。

瞬発力に秀でたタイプではないものの、うまくいけばピクシーナイトのようにもなりえる馬ではあると思います。

 

 

93.ボージェストの19(エピファネイア)★★★★★

 

エアグルーヴ牝系の中でも王道中の王道でありながら、

エピカメサンデーという当たりパターンのエッセンスを兼ね備えた100点満点の血統馬です。

一方で、この母系は故障とも隣り合わせであったことは事実。

かつてはポルトフィーノの初仔もボーンシストで取り下げ、エアグルーヴの仔には繋ぎが立ちすぎて歩様に支障をきたし取り下げ

と苦い過去があるのも特徴です。

この馬もボーンシストであったことをわざわざ公開してまで募集にかけたことをどう判断するかという点に尽きると思いますが、

あえてこの時期に出したということは、大丈夫という判断があってのものですから、僕は信頼しても良いのではないかという考えです。

 

歩様は返しの良さ、ピッチの速さもありつつ、肩の可動域もしっかり取れています。

最新の動画でもすでにハロン14秒ですし、道中バタつくことなく、集中力も十分感じられます。

今回募集の目玉と言って差し支えないでしょう。

 

 

94.ラフィエスタの19(ドレフォン)★★

 

こちらはウインドインハーヘア母系で、この母系の中でもがっしりした馬が出やすいファミリーです。

ラフィエスタの仔は7世代前のシルク募集馬ラスファジャスが一目惚れするほど良い馬体だったのですが、

かなり間が空いて、その馬と比べるとちょっとすっきりしすぎているかなと思います。

 

この馬には手術歴がないですが、繋ぎの柔軟性がやや乏しく、左前脚に強い外向があるのが懸念材料。

トモの返しは良いですし、血統からもダート向きは明らかですから、

繋ぎのリスクをあまり考慮しないということであれば一考でしょうか。

 

 

95.マリアライトの19(ロードカナロア)★★

 

いきなりオーソクレースを輩出したマリアライトの仔ですが、こちらもボーンシスト手術ということで、追加募集に回ってきました。

ボーンシストそのもののリスクはありますが、それよりも前にちょっとサイズ面での懸念があるかなと思います。

1月生まれですし、キ甲も抜けかかったこの状況でもまだ400kgというのは母系がそうであるとはいえちょっと心配です。

一応、マリアライトやエリスライトも同時期には430kgぐらいありましたので…。

 

今回の募集馬の中では調整がややスローですし、まだフォームも上に抜けるようなところが見られるので、

ちょっと時間がかかりそうかなとは思います。

 

 

96.アブソルートリーの19(ミッキーアイル)★★★★

 

最優先を使用して突っ込んだ兄は無念の取り下げとなってしまいましたが、

この兄によく似た、迫力のある馬体をしています。

容積十分のトモに鋭い返しが特徴ではありますが、横から見るとやや右トモの入りが浅くて、

前からの動画でも左へ左へと流れていくようなところが見られます。

 

調教動画ではやや頭が高く、ふらふらした面も見られますが、このあたりは経験が少ないことも関係していそうですから、

もうちょっと大きく出てくれたらさらに安心できたものの、目を瞑って馬体の良さだけで突っ込む価値はある馬ではないでしょうか。

 

 

97.マニーズオンシャーロットの19(アロゲイト)★★

 

アロゲイトの仔はサンデーで募集されたブレシャライジングの19しかサンプルを知らないのですが、

その馬がすでに600kg近くになっていることから、同じアロゲイトでも全くイメージの違う馬体です。

 

この馬は常識的なサイズでやや脚が長めで足捌きも軽いことから、いかにもダートというイメージではありませんでしたが、

走りを見ると叩きつけるような走法なので、なるほどそれならダートかなと思わせます。

フレームはしっかりしていますが、まだ腰回りを含め筋肉が付ききっていない印象ですし、

現時点での調教の進み具合を考えても早期に行けるという感じがしないので、

そのあたり我慢をして夏を順調に過ごせば変わってくる可能性はあるでしょう。

【先週の結果】ヘアケイリー、3戦目はうまく運ぶも2着

2021/4/25 阪神4レース 3歳未勝利(芝1600m) ヘアケイリー 藤岡佑介騎手 2着

 

遅くなりましたが先週の結果を振り返ります。

先週は1頭のみの出走でヘアケイリーが未勝利戦に挑みメドの立つ2着でした。

 

中2週での出走となりましたが、馬体重の増減はなし。

歩様にさらに軽さが出て、募集時にこの馬に感じていたバネ感がようやく本物になった気がしていました。

サイズ的な懸念のあった馬で、体質的にもどうかというところで、

ここまで良くなるのに時間がかかったところはありましたが、ようやく良くなってきた気がします。

 

レースでは、前走力んだ反省を生かして出していかず中団待機。

ちょっと後ろではありましたが、運よくあまりプレッシャーを受けないポジションで運べました。

 

長い直線に入ると大外から早い段階で射程圏に入れたのですが、

勝ったサンデーレーシングのアンドヴァラナウトのほうが明らかに力が上という形で突き放されてしまいました。

 

上がり34.0で来ていますし、最後の接戦でしっかり2着を取り切ったところは評価したいですね。

ジョッキーも馬の特徴をよく理解してベストの騎乗をしてくれたと思います。

 

課題は急坂でスッと加速できなかったところでしょうか。

もう少し首が沈んで前脚が柔らかく出れば、さらに終いの脚を使ってくれるようになると思います。

 

レース後はしがらきに放牧に出て、優先権の節内で次を予定してくれるとのこと。

ただ、節内ギリギリで使うと牝馬限定の芝マイル戦というのが見当たらないので、

どこに向かうかは課題になりそうです。