Ars.アルセン・アルブは、Phosフォスフォラスと身体的症状は一見、似通っていますが、精神的症状は真反対・真逆のレメディです。
Ars.アルセン・アルブの人は、交通事故を目撃した時に、ああ、事故に遭ったのが自分でなくてよかった、と感じるのに対して、
Phosフォスフォラスの人は、交通事故を目撃した時に、心配のあまり、とっさに車道に駆け出して、事故に遭った人を救おうとする、
と表現されることもあります。
Ars.アルセン・アルブは、自分の不安から自己と非自己を厳しく峻別するレメディですが、
Phosフォスフォラスは、自己と非自己の境目が曖昧で、非常に同情的なレメディです。
最近、「強迫神経症」・「強迫性障害」という言葉をよく耳にしますが、Ars.アルセン・アルブのレメディを必要としていらっしゃる方は、決して少なくありません。
それでは、どのようなレメディなのか、見てまいりましょう。
Ars.アルセン・アルブ
鉱物。砒素。
原子番号３３。周期律表の鉄シリーズ（第４）－第１５ステージ。
レメディは、三酸化二砒素（亜砒素）。無味無臭の猛毒の白色粉末。
元素は、周期律表のどの位置する存在するかによって、さまざまな特性があります
鉄シリーズは、仕事や責務、義務など
15ステージは、あきらめる、失うなど
特に関係の深い部位 （レメディは、全身に関係するものです）
粘膜・精神・呼吸器系・血液・心臓・神経系・脾臓・リンパ組織・筋肉・皮膚・各種臓器
主な精神的特徴
不安感（安全でない感覚）。不安定感（安定していない感覚）。
この世界は、自分を脅かす混沌とした悪意のある危険な場所であると感じている。
そして、自分は無力で傷つきやすく、防衛力がないと感じているので、不安感が強く、危険や混沌を避けること、安全と安定を望む。
心配性で非常に落ち着きがない。
多くの恐怖を持つ。特に健康について。
癌・心臓病・死への恐怖。あらゆる検査を受ける。
微生物も徹底的に排除しようとする。何度も手を洗う。
強迫神経症。
際限のない深刻な不安。
戸締りやガス栓などを何回も確認する。
車で人を轢いてしまったのではないかと、戻って何度も確認する。
悲観的。パニック。
午前１～２時に症状が悪化。
症状を誇張する。
一人ではいられない。信頼できて、助けてくれる人にしがみつく。他人への依存。
混沌を恐れ、不安定さを避けるため、超人的努力によって、すべてをコントロールし秩序を保とうとする。
神経質・几帳面で、物事を完璧にしないと気が済まない。
潔癖症。見事なまでの整理整頓。
外観も完璧に整える。上品で洗練されている。選り好みが激しい。
自己と非自己を極端に峻別する。
利己的で、批判的。気難しく詮索する。
疑い深い。毒を盛られる恐怖。財産を失う恐怖。泥棒・貧乏への不安。
倹約家。ケチ。金銭への執着。所有欲が強い。コレクション癖。
見返りを求める。
慢性の消耗疾患で疲労困憊。鬱状態。回復への絶望。苦悩。
幽霊・自殺・他殺の恐怖や妄想。
主な身体的特徴
ひりひりと灼けるような痛みの感覚(体表は冷えている)。温めると好転。
皮膚が赤く焼けただれるような分泌物（鼻水・汗・下り物等）。
病状とつり合わないほどの疲労困憊・衰弱。体重減少。痩せ。寒がり。
身体を温かく包み、頭だけ新鮮な空気に触れていたい。
癒せない喉の渇き。少量の水を頻回にとる。
消化器系 食中毒 急性胃腸炎 嘔吐・下痢 不快な臭いの下痢 胃炎 肝炎 口内炎 潰瘍 癌
心呼吸器系 喘息 横になる・埃で悪化 窒息を恐れ身体を起こす 前かがみで座る 真夜中以降（午前１～２時）に悪化 泡立つような痰 アレルギー性鼻炎 花粉症 不整脈 心房細動 低血圧 動脈炎 レイノー症
泌尿生殖器系 腎炎 蛋白尿
皮膚 アトピー 湿疹 痒くて血が出るまでかきむしる 焼けつくように乾燥しボロボロになる 帯状疱疹 蕁麻疹（魚介類）
神経系 神経痛 頭痛(周期的) 耳痛
目 瞼の痙攣 目の炎症 結膜炎 角膜炎 虹彩炎 目の周囲が腫れる 熱く刺激性の涙 光線過敏症
不眠症 特に午前１２時～２時に目が覚める 睡眠中も落ち着きがない
風邪・インフルエンザ 拒食症 白血病
酸味・パン・コーヒー・アルコールを好む。
デンプン質・豆類・甘味・脂物を嫌う。
【好転要因】
暖かさ全般 温かい飲食物 動き回る 頭を高くする きちんと座る 仲間 冷たい物を当てる（頭痛時のみ）発汗
【悪化要因】
寒さ全般 冷たい飲食物 アイスクリーム 周期(午前２時・14日・1年等） 横になる 野菜 果物 脂物 飲む 飲酒 感染 煙草 骨の折れる作業 運動 心配事 ストレス
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プール熱
クラシカルホメオパシーのレメディは、
自然治癒力を刺激するだけのものですが、
海外では、正式に医療として認可され、
医療現場で広く用いられています。
副作用がなく安全で、
お子さま、妊婦さま、ご高齢の方まで、
皆さまに安心して服用なさっていただけます。
お薬との併用も可能です。