ゾイドバトルカード大辞典

ゾイドバトルカード大辞典

ゾイド第2期に発売していた「ゾイドバトルカードゲーム」のブログです。カードの掲載が終わったのでゾイド全般のブログと化しています。
ゾイドバトルカードゲームを初めて知る方はテーマ別記事→「ルール説明・補足」を見てから各カードを見て頂くといいと思います。


大ゾイド博入場特典カードも最後の投稿です。
トリを飾るのはゾイドワイルドよりギルラプター。
ゾイドワイルドのライバル的な立ち位置のゾイドですね。カラーバリエーションが多く指揮官仕様や恐竜博限定のレアボーンカラーもあるゾイドです。

ゾイドカードとしての能力は、S型で格闘型の能力ということでレブラプターに近い能力。
比較すると基礎の格闘能力は劣りますがHPと移動適正で勝るため安定性はアップしている印象です。
逆に気になるのはWRが1しか無く、移動力も4+2と並なため接近前に撃たれる可能性があるのが悩みどころ…と言った印象ですね。
ライバルのワイルドライガーは移動力6なので少々気になります。

特殊能力「デスブラスト」はHPをコストにする代わりに特殊能力での格闘攻撃が可能。格闘700はかなり強力です。
カスタムカードは色々と考えられますが移動力をアップさせデスブラスト以外の選択肢を取れるフレキシブルブースターか大口径衝撃砲、安定性のあるハイブリッドアーマー、スモークディスチャージャー、S型ならではの光学迷彩などが候補ですね。
パイロットカードは最も相性がいいのはHPも火力も上がるイドゥン・エント。他には反撃を受けるリスクを減らせるヨハン・H・シュタウフィンなども候補。
総じて専用パイロット持ちで基礎格闘能力の高いレブラプター、安定性と爆発力を併せ持つギルラプターという感じでの使い分けになりそうです。

大ゾイド博の入場特典カード、帝国の4番手はゾイドジェネシスよりバイオヴォルケーノ!
バイオゾイドの中では今もなお人気のある1体ですね。

ゾイドカードとしては今回の新規枠でも最も強いとの呼び声高いです。
コストは22Pとやや高めですが格闘800を持ち、格闘寄りのゾイドとしては移動力6+4で移動適正3つ持ちなので移動に窮することがほぼ無いのが大きな特長。
一方で射撃力はあまり芳しくない数字となっており、帝国ゾイドの格闘枠ということでライガーゼロイクスとの競合になりそうな存在です。

特殊能力は特に「ヘルアーマー」が強力。敵ゾイドからの攻撃・反撃ダメージ(戦闘ダメージ)を軽減する優秀な効果です。
バイオ粒子砲も威力は高いのですがコストが400も掛かる上に射程は3しかないのでそこまで使い勝手は良くないですね。
また、やや気になる点としてはWRが1しか無いので拡張性が低く素のスペックは高いのですがカスタム・パイロットまで含めると意外に火力が伸びないかも?というところでしょうか。
また、ヘルアーマーも戦闘ダメージしか減らせないためイベントカードや爆薬系カードなどで思いがけないダメージを受ける可能性にも注意が必要です。

パイロットカードは専用デッキが前提になりますが格闘に秀でたライン・ホーク、反撃のリスクをメタルクローや再移動加速ブースターで無効化できるならばズイグナー・ファイヤーなどが候補です。
どちらも運用に一工夫が必要ではありますがプラス効果の大きさが魅力です。
また、レディ・コーラルを乗せてヘルアーマーの防御を更に高めたりトーマAで射程を伸ばしてバイオ粒子砲を主軸に使ってみるのも面白いですね。
かなり格闘に偏重したゾイドですがその分ハマれば強いので是非みなさん使ってみてください。

大ゾイド博、昨日無事に閉幕しましたね。
ものすごい大盛り上がりでゾイドは本当に熱いコンテンツです!

さて、入場特典カードの3枚目は凱龍輝・真。
ゾイドフューザーズのライバルゾイドですね。
劇中では凱龍輝スピード、凱龍輝デストロイも登場。本来は共和国ゾイドなのですが、今回はアニメに大きくスポットが当たったイベントということで主人公とライバルという組み合わせになっている関係上、帝国陣営で収録。
肝心の能力ですが22Pのコストとしては基礎スペックはあまり特筆するほどのモノは無くやや中途半端な印象です。
射撃格闘600/600、射程と移動力が5/5でも全然いいと思うのですが…。しかし地形適正を3つ、WR3を持っているのは貴重な存在で有り難いところ。
特殊能力「集光荷電粒子砲」は荷電粒子砲を特殊能力に持つゾイドへの攻撃力手段となる効果。
しかしながらカードの記述がずいぶんあっさりしていて解釈が難しいです。
そのまま読むなら自ら移動して荷電粒子砲持ちのゾイドへ隣接すれば発動できる能力と読み取れます。
しかしそこまで書かれていないため、相手が移動してきた場合やイベントカードなどで移動させた場合にはその都度その都度発射可能なのか?という疑問が。
もしイベントカードの移動で隣接するたびに撃てるのなら1ターンに何度も攻撃可能で面白いかもしれませんね。
カスタムカードはWR3あるため色々考えられます。基礎スペックが今ひとつなのでスタンダードに火力を強化するか、生存力を高めるカスタムが安定ですが単カスタムも面白いかも。
パイロットは爆発力のあるレイヴンAか回避率を高めるキルシェ・ハルトリーゲルなどが比較的相性が良いと思われます。

大ゾイド博の入場特典カード、帝国の2枚目はゾイド新世紀スラッシュゼロからバーサークフューラーです。
絵柄は箱絵ですが、この絵柄でのカード化は初めてとなります。

カード能力としては過去の配布版と同じになります。コストは22PとM型としては重め、基礎能力は射撃600は射撃型のゾイドとしては標準的ですがコスト比ではさほど高くは無い数字。
射程4と移動4はこのコストとしては平凡な部類に入ります。
総じて高めのコストのわりには基礎能力は物足りない方だと言えるでしょう。

しかしこのカードは特殊能力が強力です。
2種類の荷電粒子砲を特殊能力に持ち、
「拡散荷電粒子砲」は威力600で射程内の全てのゾイドに攻撃。
「集束荷電粒子砲」はジェノ系の物とは違って単体が対象ですが代わりに900と非常に高い威力を誇ります。
しかしリスクとして相手からの反撃命中判定が+2と普通の攻撃と同じ判定で返ってきてしまうので、射程がそこまで長いわけではないこのカードには無視できないデメリットとなります。
実際に対戦で使うのなら如何に反撃されない位置を取れるかが重要となっていきます。

カスタムカード選びは特殊能力を使用して行くことを前提に高機動スラスターとスモークディスチャージャーが定番。
パイロットは射程+3のトーマ・R・シュバルツが最適と言えるでしょう。
荷電粒子砲そのものは非常に優れた特殊能力なので、しっかりと移動力と射程を補えば十分に活躍が見込めるゾイドカードです。

大ゾイド博入場特典カード、後半は帝国軍のカードがランダム配布になっています。
ちなみに最初の土曜日までに無くなったそうです…大盛況ですねえ。
まず1枚目はジェノブレイカー。
絵柄がパッケージ版になっていて能力はブースターパック準拠となっています。
パッケージ絵柄はジェノブレイカーRSがいるので当時勢からするとちょっと目新しさに欠けると言わざるを得ないかも。
能力については配備コスト25PとL型なみの重さが悩みどころ。
格闘性能と移動適正3つ持ちな点は評価できますが移動力は4直進+4なので少し癖があり、射程も3なのでどれだけ接近に持ち込めるかが重要になってきます。
カスタムカードは移動力重視にするか火力重視にするか選択が難しいですが、意外なところで格闘範囲を広げられるメタルクローなんかもおすすめです。

特殊能力は「武器破壊」と「集束荷電粒子砲」。
武器破壊は名前のとおり相手のカスタムカードをトラッシュします。ポイントは命中した後に宣言できるので相手が強力なカスタムカードをつけていればトラッシュ、そうでなければダメージと選べます。二連大型キャノンやビームスマッシャーなどならトラッシュするのもアリですし、複座コクピットシートやWR増設ラッチ、WR複合ラッチなら破壊してしまえばパイロットや追加カスタムも捨てさせることが可能です。
集束荷電粒子砲は2体のゾイドに貫通でダメージを与える(ガードできない)ので威力はありますが如何せん射程が3しか無い上にHPコストもあるので使い所は難しいです。

相性のよいパイロットカードについてはリッツ・ルンシュテッドが移動力+4で最適ですが他にもアイン・ツェルカンプゥやオスカー・ウラニクス、ライン・ホークなども候補に挙げておきたいパイロットですね。


大ゾイド博のカード、共和国のトリを飾るのはワイルドライガー。
令和に復活した第3期ゾイドシリーズ「ゾイドワイルド」の主人公ゾイドですね。
実はこのゲームでS型のライガーは初めてです。

カード能力としてはやはり「S型である」ことが最大の特長。特に光学迷彩が装備できるのは大きな利点です。
他にもハイブリッドアーマーなども候補に上がりますし、特殊能力でHPコストを消費するためそこに頼らず戦えるフレキシブルブースターも好適と言えます。

基本スペックは同じ格闘よりのS型ゾイドということで比較するとレブラプターやスピノサパーに比べると基本の格闘攻撃力は若干下がりますが、移動力が6で移動適正も2つあるのが非常に大きいですね。近付く前に撃破される心配のあるS型において移動力が高いというのはとてもありがたいです。
攻撃力に関しても後述の特殊能力があるので総じてかなりスペックは高いです。

注目の特殊能力は「ワイルドブラスト」。
HPを減らしますが格闘700を叩き出し、「覚醒」は更に800の威力。S型とは思えない破壊力で、もちろん乱用は出来ませんがこの攻撃力は大きな魅力です。

相性の良いパイロットカードは能力発動しやすく爆発力が更に上がるロビー・ショップが最有力。
他には単純にHPの増加が多く継戦能力が上がり特殊能力を撃てる回数の増えるバンA、WRを増やして幅が広がるムンベイA、HPは増えませんが攻撃力アップのロブ・ハーマンなど。
生存率が上がるフィーネやボビー・マックスウェルも候補です。
一方でせっかくライオン型ゾイドの扱いなのですが、そこを活かせる要素があまり無いのは少し惜しいところではありますね。

大ゾイド博入場特典カード、4枚目はゾイドジェネシスの主人公ゾイドのムラサメライガー。

AZ版の発売が決定しており、ゾイド博では現物が展示されその出来栄えの良さが話題でした。


個人的にはカード能力値としては今回の中でも一番使いやすいと思います。

ブレードライガーと比べても更に格闘特化したスペックですがエネルギーシールドがない代わりに移動力7に山森適正と十分な機動力があり移動に困らないのがありがたく、バイオヴォルケーノに対して特攻持ちなのが魅力的。

M型でライガーなのでパイロットにも困らず色々なパターンが考えられます。ルージはいないもののデュー・エルド、レイ・グレック、エクス・プロイト、シニアン・レインなどが好適でしょうか。

カスタムカードについても移動力強化がそこまで要らないため射撃力を補うカスタムや格闘範囲を伸ばせるメタルクロー、防御力を重視してエネルギーシールドなどを装備する余裕があります。

特殊能力もブレードライガーと同じ格闘効果を持ち、更にバイオヴォルケーノへの特攻と十分に使える能力。

18Pはブレードライガー、ケーニッヒウルフ、シールドライガーDCS-J、ストームソーダー、ライガーゼロイエーガーなど激戦区ですがムラサメライガーを選ぶ価値は十分にあります。



大ゾイド博の入場特典カード、3枚目はライガーゼロフェニックスです。

ゾイドフューザーズでRDの最初の愛機。

バトルカードでは初のカード化です。

フューザーズ版キットのパッケージ写真を流用されておりカッコいいです。


カード能力としては22Pと高めのコストの格闘ゾイドに仕上がっています。

格闘700、移動6と高水準な能力値ですが同じコストには移動力と射撃力で上回るブレードライガーABがいます。ただ、地形適正がこちらは山森なので差別化できるところです。

特殊能力「飛翔」は限定的に飛行適正となる能力。「次のターン」というのが解釈が難しいですが次の自分のターンまで、だと思われます。移動力は4+1になりますが奇襲性が高く、水地形や障害物、ゾイドなどを飛び越えて攻め込んだり逃げたり可能なのは面白いですね。

「ダイビングレーザークロー」はライガーゼロのストライクレーザークローの上位互換となる特殊効果で浪漫砲としての魅力十分。

パイロットはRDはバトルカードにいないためビット・クラウド、ナイト・バイケルン、ウィナー・キッドといったライガーゼロに適正のあるパイロットや定番のデュー・エルドなどが挙がります。


注意したいのはバトル的には飛翔の効果を使うと被弾しやすくなる点と、ルール的に現段階では移動力が4+1で固定なのかカスタムなどの能力変化がそこに乗るのか不明なので事前の確認が必要ですね。


大ゾイド博入場特典カード、2枚目はライガーゼロ。

ブレードライガーと双璧を成す人気ゾイドであり、今年になって超合金とAZの2種類で新規販売とその根強い人気ぶりが伺えます。


このカードはブースターパックと全く同じで、絵柄に関してもPSソフト封入バージョンとあまり変わらないためちょっと残念かも?

能力値は16Pのコストの格闘機としてはバランスが良く、同じコストのシールドライガーに比べると移動適正が2つあるのが優れていますね。

特殊能力のストライクレーザークローも運次第ですが大ダメージを期待できます。

しかしライガーゼロの最大の特長はCASでの換装を使った変幻自在の戦法にあります。

このカードを手にして興味が湧いた方は、ぜひCASのライガーゼロのカードも見てほしいところですね。

パイロットカードはビット・クラウドをぜひ乗せてあげましょう!



2023年、大ゾイド博にてまさかのゾイドバトルカードゲーム(風)カードが配布されました!

(風)というのは紙の質感やコーティング加工、裏面などが微妙に異なっているためなのですが見た目のデザインは正真正銘バトルカード!

まさか2023年になって新規カードが増えるとは驚きです。

当ブログでもご紹介していこうと思います。


まず最初はやはりこれでしょう。

ブレードライガー!

ゾイド博ではフォトスポットが設けられるなど令和になっても人気は健在。

40周年ロゴもブレードライガーのデザインですからね。


カードとしての能力値はブースターパックと同じです。

特殊能力の格闘800は使いやすく、エネルギーシールドの能力も嬉しい効果。

一方で山適正しか持たないため地形によっては移動に窮することもあります。

しかしWRが3あるため、ウイングユニットやVTOLノズルといった地形適正を補うカスタムカード、高機動スラスターやフレキシブルブースターといった移動力をアップさせるカスタム、ロングレンジライフルのような射撃力を保管するカードなど色々装備可能。

ただ単に突撃しても強いですが拡張性の高さを活かせると更に違う強さを見せてくれることでしょう。


パイロットカードは移動力が大幅に増えるアーサー・ボーグマン、格闘性能がより一層強力になるデュー・エルド、攻撃範囲に相手がいなくても特殊能力を使えるスティブ・ボーンなどがおすすめです。

何より箱絵のブレードライガーがついにカードになったのは嬉しいかぎり。

ぜひ活躍させてあげましょう!