バイオヴォルケーノ(大ゾイド博入場特典カード) | ゾイドバトルカード大辞典

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ゾイド第2期に発売していた「ゾイドバトルカードゲーム」のブログです。カードの掲載が終わったのでゾイド全般のブログと化しています。
ゾイドバトルカードゲームを初めて知る方はテーマ別記事→「ルール説明・補足」を見てから各カードを見て頂くといいと思います。


大ゾイド博の入場特典カード、帝国の4番手はゾイドジェネシスよりバイオヴォルケーノ!
バイオゾイドの中では今もなお人気のある1体ですね。

ゾイドカードとしては今回の新規枠でも最も強いとの呼び声高いです。
コストは22Pとやや高めですが格闘800を持ち、格闘寄りのゾイドとしては移動力6+4で移動適正3つ持ちなので移動に窮することがほぼ無いのが大きな特長。
一方で射撃力はコスト比ではあまり芳しくない数字なのですがそれでも400あるためギリギリで炸裂装甲板は剥がせる威力なので地味にありがたい数値です。

帝国ゾイドの格闘枠ということで似たコスト帯ではライガーゼロイクス、ジェノブレイカーとの競合になりそうな存在ですね。


特殊能力は特に「ヘルアーマー」が強力。敵ゾイドからの戦闘ダメージ(攻撃・反撃によるダメージ)を軽減する優秀な効果です。
「バイオ粒子砲」は、威力はかなり高いのですがコストが400も掛かる上に射程は3しかないのでそこまで使い勝手は良くないですが選択肢として持っておいて損は無いですし威力800は魅力的です。
逆にやや気になる点としてはWRが1しか無いので拡張性が低いです。基本スペックは高いのですが専用パイロットもいないためフルカスタムまで考えると意外に火力が伸び悩むかもしれないですね。
WRを増やさなかった場合はスモークディスチャージャーを付けると火力増強がパイロットでしかできないし、火力アップのカスタムを積むと今度は回避力が上がらないため被弾率が上がり、いくらヘルアーマーがあるとはいえダメージの蓄積は痛いのでカスタムはちょっと悩みどころと言えます。
また、ヘルアーマーは「戦闘ダメージ」しか減らせないためイベントカードや爆薬系カードなどで思いがけないダメージを受ける可能性にも地味に注意が必要です。

前述のライガーゼロイクス、ジェノブレイカーと比較すると、
●移動性能・素の格闘能力・防御性能はヴォルケーノが3体の中で最も優秀なので使いやすく奥の手としてバイオ粒子砲も持つ。
●ゼロイクスはランダム性はあるものの高い火力と移動不可を強いる効果が強力な攻撃型の特殊能力を持ちWRが2、専用パイロットもあり。特殊能力の攻撃はイベントカード「受け流し」を恐れずに済むので使い勝手が良い。
●ジェノブレイカーはスペックはヴォルケーノの下位互換ぽいのですが武器破壊の能力が有効な場面もあり、更に専用パイロットのリッツの移動+4が強い。WRも2ある。
という点で差別化が可能です。

ヴォルケーノに乗せるパイロットカードは、まずは専用デッキが前提になりますが格闘に秀でたライン・ホーク。反撃のリスクをメタルクローや再移動加速ブースターで無効化できるならばズイグナー・ファイヤーなどが候補で、どちらも運用に一工夫が必要ではありますがプラス効果の大きさが魅力です。
また、レディ・コーラルを乗せてヘルアーマーの防御を更に高めたりトーマAで射程を伸ばしてバイオ粒子砲を主軸に使ってみるのも面白いですね。
格闘に偏重したゾイドですがその分ハマれば強いので是非みなさん使ってみてください。