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こんにちは。
まさのぶです。
僕は子供の頃より、怖いもの好きでした。
僕の子供の頃の1960年代は、夏になると、昼に心霊特集番組がテレビで放送されていました。
夜中には、四谷怪談や番長皿屋敷などのお化けの映画が、放送されていたので、それらを見るのが楽しみでした。
話の数は少ないので、同じ話の繰り返しですが、風物詩として、その恐怖感が楽しく思えました。
もちろん、子供であっても、それを現実のものとして、とらえる事は、ありませんでした。
車の免許を取りたてのころは、例にもれず、悪友たちと、幽霊が出るという噂のトンネルや廃墟など、いわゆる心霊スポットへ探検に行きました。
僕は岐阜出身なのですが・・・
☆
夜中に岐阜にある大規模なお墓へ、悪友同士4人で車で行った時の事です。
僕が運転していました。
突然、遠くから
「キャーーー!」
と大声で叫ぶ女性の声が、頭の中に聞こえました。
僕は、自分の頭の中で響いた声だと理解していたので、空耳と確信し、怖くはありませんでした。
幽霊に会うために心霊スポットに行っているわけですが、そもそも、内心では幽霊の存在は信じていなくて、自分が幽霊に遭遇することを想定していない為、多少の心霊現象は気になりません。
ところが、女性の叫び声を聞いたと同時に後ろの座席にいた親友のS君が、
「あべ!! 帰った方が良いぞ」
と、言ったので、それが急に怖くなり、焦る気持ちを抑えて、何も無かったように、さっさと帰る事にしました。
その時は怖くて聞けなかったのですが・・・
落ち着いてから、S君に
「なぜ、あの時、帰ろうといったのか?」
と、尋ねると・・・
僕と同じく
「女性の叫び声を聞いたから」
という事でした。
☆親友との不思議な縁
その親友のS君は、お父さんが予知能力を持つ超能力者であり、その予知能力が認められて、宣教師としての高い位を与えられている人でした。
親友も、また、幽霊を見る事があるようでした。
ちなみに、その親友は高校の入学時に、たまたま隣の席だった事がきっかけで、毎日、一緒にいるぐらい仲良くなったのです。
彼は、中学時代、岐阜県代表(県で一人)の健康優良児として表彰を受けていました。
また、織田信長の義父である斎藤道三で有名な岐阜の中心地である伊奈波中学校の生徒会長であり、さらに裏の番長として、表も裏も実権を握っていました。
僕の子供の頃は、今のように子供が少なくなく、中学の全生徒が1000人を超えていたので、そこで、生徒会長に選ばれるのは大変なことだったのです。
昔は、戦後の高度成長期であり、子供に勢いがあり、子供の夢も社会的地位を求めていて、受験戦争という言葉もできたぐらいです。
みんなが不安定な社会のサバイバルを生き残る事が必死で、身近に、登校拒否や引きこもりのような子供はいませんでした。
いつの時代にもイジメはありますが、昔は、イジメられっ子にも根性があったのかもしれません。
その点、僕は、勉強ダメ、運動ダメ、給食嫌いの、全部ダメの3拍子で、なぜS君と親友になったかが不思議です。
ちなみにですが、昔は、今のように給食が美味しいわけではなくて、アレルギーや好き嫌いも認められていなくて、完全に食べるまで許されなかったり、給食が拷問になる例もあり、食べるふりをして、机や鞄に隠すような事をする子供も結構いました。
今から思えば、彼と僕の間の霊的な繋がりが強く、必然的に高校のとなりの席になったのかもしれません。
また、S君のお母さんの弟が警察の幹部で、お父さんの弟がヤクザの組長だったと思います。
S君は、両極端の立場のおじさん同士は、立場が違っても不思議と仲が良いと話していました。
ある時、S君の母が交通事故関係で、若い男性から因縁をつけられ、おどされるという事件がありました。
その若い男性は、弱そうなおばさんを脅して、金銭を巻き上げようと考えたのだと思います。
しかし、その男性は、単なるおばさんではなく、その背後のヤクザと、警察と、おまけに霊界までを敵にまわす事になったわけです。
さっそく、ヤクザの組長が出向いて、その若い男性をS君の家に呼び出し、話をつけていました。
僕は、その場面は遠くから見ていましたが、その後、どうなったかはわかりません。
ある意味、心霊体験より恐怖です。
今と違い、昔は暴力団であるヤクザが、社会で幅を利かせていて、暴力が通用していました。
☆ 霊視の練習
話は、お墓の探検に戻ります。
僕は、心霊体験などは、映画やテレビの中の作り話で、自分が体験する可能は無いと思っていたわけです。
実際、このときも僕とS君の2人だけが、女性の叫び声を同時に聞いたのであり、他の2人は聞こえなかったわけです。
しかも、僕もS君も、その声が現実のものではないという事を理解していたわけです。
僕は、現在、数百体の怨霊を除霊し、天に送るような超能力者ですが、
「肉眼で幽霊を見たり、実際の耳で幽霊の声を聞く事はありません」。
「すべては、頭の中のイメージとして、姿を見たり、声を聞いたりしている」わけです。
結果的には、肉眼からの感覚の視界と、霊感による幽霊のイメージが重なるので、肉眼で見ている感覚になる場合もあります。
しかし、幽霊は、目を閉じていても、暗闇でも見えると言う所が違います。
「それは、単なる妄想ではないか?」
と思われると思います。
もちろん、僕自身も妄想ではないかと思うわけです。
事実、前述の心霊体験でも僕自身は「幻聴である」と最初は確信したわけです。
したがって、初心者のころは、霊能力者の先生と一緒に、同じクライアント(相談者)を霊視し、同じものが見えているかを練習するわけです。
もちろん、100%同じものを見る事ができます。
また、除霊の前に悪霊が憑依した経緯であるクライアントの現実的な体験を霊視します。
その時の絶望や怒りや恨みなどの思いに、吸い寄せられ、悪霊が憑依するわけです。
その過去の体験を霊視し、説明すると、ほぼ100%当てる事ができます。
ほぼ100%の”ほぼ”というのは、その時は、思い出せなくて、後になって、「そうだった」と、過去の体験を思い出す事もあるからです。
過去の体験を霊視で当てる事で僕の能力が証明され、いわゆるラポールである信頼関係ができます。
信頼関係であるラポールができると、さらに深く霊視ができるようになり、好循環となります。
☆霊視、透視のコツ
今まで、お話した通り、霊視や透視という能力は、頭の中のイメージとして浮かび上がります。
よって、頭の中のイメージが、
単なる妄想なのか?
霊的な情報なのか?
を見極める必要があります。
妄想というのは、自分の要望や予想や常識や知識などの自分の考えに関係があります。
だから、あれこれと頭を使って、考えたり、予想をしたりしていれば、頭の中は、妄想でいっぱいになります。
霊視や透視とは、思考を停止し、「無」になった時、自分の考えとは、全く関係のないものが、浮かんできたとき。
それが、霊視であり透視の結果です。
まずは、予想などの考えを停止し、霊視または透視すべき対象に集中するという練習が必要です。
霊能力者や超能力者は、こういった事が、自然とできている人です。
また、初対面の人を霊視するときは、本人に名前を3回言ってもらうのですが、その他は、生年月日だけを聴き、他の情報は無い方が、正確な霊視ができます。
本人に名前を3回言ってもらうのは、ガイド(守護霊)に霊視の許可を得るための儀式となります。
よって、本人の許可がない他人を霊視することは、できません。
つまり、最初は、名前と生年月日だけを聞いて、霊視をする訳です。
最初から、多くの情報があると、予想などの考えが働いてしまい、霊視ができなくなる可能性があるからです。
逆に言うと、最初から多くの質問をしてくる霊能者は信頼できない可能性が高くなります。
☆ 霊界修行
また、人は誰でも、睡眠中に幽体離脱をして霊界に帰り、霊界修行をしているといわれています。
ほとんどの場合、霊界修行での記憶は、ありません。
しかし、自分の不安や体験、知識等と、全く関係のないストーリー性や意味がある想像を超える夢というのは、霊界修行の記憶である可能性があります。
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★★★ FIN ★★★