
監督:柴田剛
出演:住田雅清、とりいまり、堀田直蔵、白井純子、福永年久
2004年/日本
映画が始まってから、一時も、目を離せなかった。
映像に圧倒され続けた。
椅子に背もたれがあるから、なんとかここに居られるだけで、
なかったら、何かに掴まっていないと、
後ろに、押しやられてしまうんじゃないかと思うほど、
映像の力が、強かった。
他の観客の気配も忘れてしまう。
自分が、一体、今何をしているのかも分からない。
ただただ、スクリーンから、目を離す勇気が持てない。
音楽の大音量も相まって、
映画の何かについて考えるとか、
話の何かを考えるとか、
そんなことも、全くできない。
ただ、目の前に差し迫ってくる、
光を追うだけ。
技術的な面白さだけでは、きっとない。
迫りくる映画そのものの、エネルギーがスゴい。
そして、最後の最後まで。
身体障害者だとか、殺人者だとか、
そんなことはもうどうでもよくなってくる。
ここにあるのは、
住田雅清という男の話。
なぜ、これほどの映画が、
身体障害者が殺人者という内容の為に、
上映されなかったのか。
勝手な自己規制は、
物事の本質を見ようとしないことの裏返し。
この監督、とてつもなくスゴい。
この映画をつくったということだけで、
私の中では、天才。
明日、デビュー作「NN891102」を観に行こう。








